二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

*イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 ついに完結!!
日時: 2013/04/02 21:36
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

作者の志保です。
初めて小説を書くわけではありませんが限りなく駄文です。
それを承知の上でお読みください!

※注意事項↓
Ⅰ更新がかたつむり並みに遅いです!許せない人は右上の×ボタンを押してください。
Ⅱパクリ・荒らしはご遠慮してください。
Ⅲこの世のものとも思えないくらい駄文です。「それでも読んでやる!」という海のように 心の広い方、見てやってください。
ⅣもうすでにイナGOは始まってますがこの作者は「初代がいいんだ!」派です。なので初 代のイナイレでのトリップです。
Ⅴ「は?初代?遅!」な方、ご遠慮ください。

以上の事が守れる心の広い方はどうぞ見てやってください。
(基本荒らしなどは無視するんで。)


【第1章 Un miracle】


●オリキャラ >>1

○第1話〜第30話>>281

●第31話〜最終話>>285

○Epilogue>>230


【第2章 Un reencounter】

●オリキャラ・追加>>234,>>428

○Prologue>>237

●第1話〜第30話>>438

第31話「何この子、超可愛い」>>432
第32話「交渉」>>437
第33話「一致」>>441
第34話「疑問が疑問を呼ぶ」>>446
第35話「蘇る」>>460
第36話「育つもんだね」>>463
第37話「痛み」>>464
第38話「冗談きついです」>>471
第39話「嘘=真実」>>472
第40話「失いすぎた少女」>>473

最終話 [HAPPY] >>482,>>483
最終話 [BAD] >>490,>>491,>>493

○Epilogue >>495


●ご挨拶 >>496


*番外編*
蘭花中学《校則》>>22
バトン小説>>159
Ⅰ 「鹿公園に行くまでの道のり」>>51
Ⅱ 「せっかくなので…」>>73
Ⅲ 「2人の出会い」>>197,>>200,>>203
Ⅳ 「夏と言ったら…」>>216,>>217,>>218
Ⅴ 「殺戮兵器」>>266
Ⅵ 「残ったmemory」>>282
Ⅶ 「記憶」 沙羅ver.>>361 朱音ver.>>362
Ⅷ 「1+1=2=1」>>393,>>394
Ⅸ 「季節外れまくってますが」>>419
Ⅹ 「お正月スペシャル」>>421,>>424


*短編*

【Memory which remains 〜一度だけの奇跡〜】
>>326,>>333,>>339,>>345,>>348,>>351,>>355,>>356
【後悔】
>>372
【Photograph】
>>380
【変わらぬ空の下で】
>>415


○ 。お客様 。○

風風 sama
火矢 八重 sama
茉莉 sama
水蓮寺雨音  sama
おかゆ sama
ルカ(のるか)sama
みく sama
愛弓 sama
るい sama
カゲロウ(元:イナズマ[改]) sama
のむのむのむね sama
なーさん sama
ゆりかん sama
ツなーツつウツゑソス sama
ARISA  sama
音愛羽(奈流羽) sama
ミク sama
みたま sama
南闇 暗羅 sama
雪華結晶 sama
蓮 sama

あ、話が突拍子もない感じです。
ではスタート!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100



Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.280 )
日時: 2012/08/22 22:31
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第13話「亀裂」

風「しょっ…」

朱「ストレッチしてる風丸さんhsh((殴」

沙「自重するのを強くお勧めしまーす。」

危ないよーここに危ない人がいるよー
風丸君お得意の足の速さで逃げて—

朱「…ねぇ本気で聞くけどさ。」

沙「何さあらたまって。」

どっこらせ。ドリンクの容器だけでも重いのにこれにスポーツドリンクが入っていたとは到底思えん。

沙「空の容器持って行くんだけど。」

朱「逃げるなよ。」

その場所だけ雰囲気が凍りついた。

朱「そうやってさっきも言い逃れたよな。何隠してんだ?いい加減言えよ。」

中学時代当初の人格がやってきました。
(番外編の【2人の出会い】編の朱音ちゃんです。)

沙「…じゃあ逆に聞くが何故知りたい。」

沈黙がその場を制すのは時間の問題だ。

秋「と、とりあえずその話題は置いときましょう?;沙羅ちゃんは容器をキッチンまでお願い。ついでに洗ってもらえるかしら?朱音ちゃんは選手達のストレッチを手伝ってくれる?」

別れて私はキッチンへと向かった。





明らかに沙羅は何かを隠してる。
それは多分とても重要な事。

不「フッ…偉そうによぉ。」

円「不動!!」

いつのまに…無意識水道の方まで歩いてきたのかな。

不「まともにパスもできないお前がいたんじゃ俺達は10人で戦うことになるんだよ。」

円「止めろ不動。飛鷹は代表選もカタール戦でも頑張ってたじゃないか。」

不「ハッ…このままじゃ飛鷹の所為で負けるぜぇ?」

飛「………」

不「!!…なんだよその眼は。」

歩み寄って今にも殴り掛りそうな不動。

円「よせ2r「うるせぇな。」み、三枝?」

不「あぁ?てめぇマネージャーの癖に…」

何でだろう、おかしいね。

朱「耳障りなんだよ…だいたい自分がベンチにいるからってフィールドで戦ってる仲間に八つ当たりすんな!!見苦しいんだよ!!」

もともと気性が荒いってのは自覚してるけど、流石に言いすぎたってのもよく分かった。
言葉って恐ろしいね。
一回言った言葉ってもう取り返せない。

円「三枝も止めろ!!」

不「チッ…」

スタスタスタ——…

朱「…ごめん。」

居心地が悪い。
何なんだよ…






キュッ   キュッ

沙「…あの対応は間違い…だったか。」

あいつはいつも質問で返してやると言葉に詰まる。
けど「何で知りたい?」は酷かったか…

こっちに来てから本当に変わっていない。
仲間思いで…力になりたいという思いで会話する。
なかなか嘘がつけない奴だった。














【たとえその性格の所為で辛い思いを味わっても変わらなかった】

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.281 )
日時: 2012/08/23 22:22
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

【第1章 Un miracle】

第1話「いつも通りの日常…?」>>2
第2話「うん、どうしよう」>>5              
第3話「修羅場」>>8                    
第4話「幸せ…//」>>12                 
第5話「帰る家が無い」>>15               
第6話「金持ちの金銭感覚」>>18
第7話「所詮ゲームの中だけ」>>21
第8話「ほのぼの」>>25
第9話「驚異の朝」>>26
第10話「鈍感ちゃんの威力は半端ない」>>27
第11話「軽い理事長」>>31
第12話「どこまで人脈が…」>>34
第13話「無駄に多いよなぁ…」>>36
第14話「頭かち割ってやろうか?」>>37
第15話「後悔先に立たず!」>>41
第16話「やっとの出番だね変z…」>>46
第17話「策略家塔子ちゃん」>>47
第18話「ソフトクリーム君登場」>>54
第19話「意外と悠長」>>58
第20話「つるピカルンルン」>>63
第21話「シスコン君は不調です」>>67
第22話「チューリップ離脱」>>79
第23話「馬鹿正直円堂さん」>>80
第24話「離れる球根」>>81
第25話「出会いのための—…」>>84
第26話「熊殺し」>>85
第27話「ピンクのじゃがいも」>>91
第28話「まぁ暇なんで…?」>>94
第29話「一食食べるのに命がけ…」>>98
第30話「その勇気だけは認める」>>103

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.282 )
日時: 2012/08/24 20:41
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第6回 番外編「残ったmemory」

「はい、これで体育の授業は終わります。」

教師の掛け声とともに教室に戻り始める生徒。
2学年の只今行われているのは陸上競技にある【持久走】。

【持久走】
絶対的なスピードや瞬発力などよりも持久力、戦略などが要求される。
比較的レース展開は穏やかであるのが特徴。
短距離は同走者のペースによって走りが変わることはあまりないが持久走では常に同走者との駆け引きが行われる。

「今回もやっぱり夕闇さんが一番だろうなぁ」

「夕闇を超えられる奴なんているのか?;」

周りから聞こえる噂。

私が向こうの世界での存在が消えたと同様にこちらの世界でも【三枝朱音】の存在が消えた。
故に今まであいつが化け物並みに残してきた記録などはすべてない。

沙「…張り合いねぇな…」

いつも隣で馬鹿みたいに笑っている、校庭を駆け回っていた茶色の髪がとても懐かしく感じる。

去年まではあいつとどちらが先にゴールすることができるか競ったのが鮮明に蘇る。

先程説明した【持久走】とは随分異なっていた。

戦略?とりあえず走ったな。
比較的レース展開は穏やか?どっちもせめぎ合いで殆ど短距離の展開と同じだったぞ。

今頃あいつは何をしているのだろうか。

あいつも物足りなさを感じているかな。
心のどこかで切に願っているけどそんな事はない。

今のあいつに私はいない。
私はこんなにも色濃く覚えているのに。


パカッ

未だ消せていないあいつのアドレスと番号。

カチカチ

沙「……………」

『プツッ…この電話は現在使われていないか電源が入っていないため—…』

帰ってくる音は無機質な機械音だけ。

カチッ   カチッ

とりあえずアドレスとか番号は消せなさそうなので他の物から消してくか。

沙「そーいや、あいつとはあんまり写真とか撮ってなかったっけ。」

探すだけ電力の無駄か?;












カ…チ











沙「なっつかし…」

1枚だけ。たったの1枚。
けどかけがえのない1枚。

沙「これも消せないかなww」

カチカチカチ


              『待ち受け画面に設定しまた。』





























少し不釣り合いな人の山をバックに思いっきり笑って映っている黒い髪の長い少女と茶色の髪を肩まで伸ばしている少女の写真。

確かに彼女達が過ごしていた時間はあった。











たった1枚に記された記憶。

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.283 )
日時: 2012/08/27 22:13
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第14話「揺れる心」


辺りが暗くなり星が輝きだした中、グラウンドに響く不釣り合いなボールの音。

緑「ハァ…ハァ…」

皆力をつけている…このままじゃ…

緑「クッ…ダッ!!」

赤いコーンをDFに見立てひたすらドリブルで避けてはシュート。
ガンッ
惜しくもボールはゴールポストに当たり土の上へと転がる。

緑「くそっ…もう一回だ!!」

一人、不安と恐れを抱いて潰れそうになる己を磨く者がいる…
決して今回イナズマジャパンメンバーに選ばれたからといってこのままこのチームにいれるわけではないのだ。


円「新必殺技?」

鬼「皆も世界のレベルを実感しただろう?風丸、お前が代表紅白戦で綱海を抜こうとした時の事を覚えているか?」

これから日本が世界に立ち向かうに当たって各自の能力が必要となってくる。
勿論日々の練習で確実に上がっていると言えるが勝利への鍵となる『必殺技』は別物だ。

円「…あ、あれか!!一瞬風がブワッとなって…」

円堂守はお得意の擬音語で説明する。

風「ハッ……」

綱海を抜かすと共に偶然起きた出来事。
その偶然が『必殺技』として芽を出すのは少なくない。

綱「覚えてるぜ、すげー風だった。」

鬼「その風にさらなる磨きをかければ強力な必殺技になるはずだ。」

足の速さが特徴の風丸一郎太はそれを生かしたプレーをする。

鬼「久遠監督に言って自主練習をできるようにする。」

風「分かった。その必殺技を完成させればいいんだな。」

決意を固めた瞳で頷く。この時の彼はとても頼もしい。

鬼「あぁ、吹雪と土方は連携技を習得してもらう。」
それは攻撃の幅を広げる戦略。
安定したボディーバランスと力を持った土方。
そしてスピードを持つ吹雪が合わせれば…イナズマジャパンの司令塔としての考えだ。

緑「…………」
けれど、彼も気付かなかった。






【一人の選手が今にも折れることを…けど、それは少し先の事。】

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.284 )
日時: 2012/08/28 19:16
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第15話「不審、それは確信への道」

立「タイミングが合いませんね。」

眼「まぁ、そう簡単ではないでしょう。」

違う人間同士が息を合わせるのは強い信頼関係、そしてお互いを理解していないとできない事。
まだ会って間もない彼らに果たしてできるかどうか…

鬼「よし!!後の事は3人にまかせて俺達も練習に入るぞ。」

「「「はいっ!!」」」

元気よく選手達は掛け声と共にグラウンドへと入る。



春「あの〜練習中にごめんね。少しお兄ちゃんに話しときたくて…」

マネージャーであると共に俺の妹でもある音無春奈が呼びかける。
彼女は早々練習中の選手に声をかけるなどといった集中を乱すようなことはしない。
それが一番練習に害を及ぼすと理解しているからだ。

鬼「どうした。」

その彼女が練習中に声をかけたのだ。
何かよからぬ事が起きたのであろう。

春「朱音さんと沙羅さんの事なんだけど…実は——…」

              ☆

鬼「分かった。俺からも聞いておく。」

マネージャー同士の抗争…程大袈裟ではないもののこれからこのチームを支えるにあたってこれは見逃せない事だ。少々信じ難いことだったが。

いつも飄々としている三枝が彼女に向けて放った質問。
【何隠してんだ?】
確かに前から夕闇は謎に包まれていた。
けれど俺は…彼女の事を見た時どこか懐かしい雰囲気があったのをよく覚えている。
初対面のはずなのに…
ここら辺もしっかりと確かめた方がいいのかもしれない。今後の為にも…




ガタッ

重さはどれ位あるのだろう…
全員分のドリンクを運び終わりこれから休憩となる。
すでにストレッチを始めている選手がおり空になっていく箱を少し放心状態のまま見つめていた。

鬼「夕闇、少しいいか?」

そういった鬼道の瞳には信頼と…疑いの色がうつっていた。


沙「何だ?なぜわざわざ人気のない所まで来る必要があるんだ。」

マネージャーの仕事に関する事ならばあの場でもいいはずだ。
それにまだ入ったばかりの私より秋や、春奈の方がいい。
場所が物語っているのはそのどれでもないということだ。

鬼「お前は何者だ。」

ゴーグルの奥に潜んでいる赤い瞳がこちらを見つめる。
これは…名前とか性別を言ったりしたら殺されるパターンか?

沙「…最初に自己紹介したけど。」

名前を忘れるとは随分礼儀知らずな人だな。
それでも鬼道家の者かー?すいません、ふざけてごめんなさい。

鬼「そうではない。お前はどこか…俺達とは違う場所にいる感覚がある。」

…生まれたところが別次元ですけどね。
違う場所…ねぇ。

沙「何が知りたい。はっきりしてくれないか?」

こいつは朱音じゃないからそう簡単に黙るわけもないんだなこれが。
待ってましたと言わんばかりに口元が怪しく歪みましたよ鬼道さん。
昔に戻ってますよー!!

鬼「【何隠している?】」

!?それ…その質問は。

鬼「聞き覚えがあるんじゃないか?」

沙「春奈ちゃんか…」

それは確かにあの時朱音が私に放った質問。
何を隠している?
そんなのありすぎて…どれを言えばいいか分からないな。

鬼「で?どうなんだ?」

上手い事避けられるのかな。
ていうか人いないな…円堂あたりがいれば何とかなるんだが。

沙「なぜ知りたい?」

…これ朱音にも言ったわ。

鬼「お前が仲間だからだ。仲間の事を知りたいと思うのは当然のことだろう?」

沙「仲間、ねぇ…なら私より選手を気に掛けな。司令塔さん♪」

鬼「?どういう…」

ピ————!!

沙「休憩時間終了だよ?残念でしたww」

いやもうまじ久遠監督感謝。

鬼「それは…隠している事があると受け取っていいのか?」

クス…

沙「君ならどっちを望む?」

スタスタスタ——…



鬼「食えない奴だ…」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100



この掲示板は過去ログ化されています。