二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- けんぷファー。 オリジナル小説
- 日時: 2011/09/25 17:51
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
こんにちは、空音さくらと申します。
けんぷファーに近頃ハマってきたので、『ちょっとオリ小書こうかな?』
なんて、宜しくお願いします。
登場人物、
※白のけんぷファーは居ないことになっています。
すみません、
※それと、けんぷファーがはめている腕輪。これには宝石がついていて、それを奪うため戦う、という設定になっています。ちなみに、宝石を取ると死にます。
※白のけんぷファーのかわりに、黒と黄色があります。
木下さくら(きのした さくら)
黒のけんぷファー
柚蜜柑 (ゆず みかん)
黒のけんぷファー
野上結城(のがみ ゆうき)
黄のけんぷファー
遠野凛(とおの りん)
黄のけんぷファー
オリではないキャラは、主に。
瀬能ナツル
美嶋紅音
三郷雫
佐倉楓
近藤水琴
となっています。
- №8 青のけんぷファー ( No.9 )
- 日時: 2011/09/26 19:45
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
「………っ!!」
あたしは、近藤さんを殺してしまった。
どうしよう。
—次の日、
よほど学校を休みたい気分だったけど、学校に行った。一年等にいくと—。
『近藤さん、転校したらしいよ』
『え〜っ?こないだ転校してきたばっかりじゃん!』
『しかもどこにいったか知らされてないし。』
—ごめん、
ごめんね近藤さん…っ。あたし、知らなくて!!
その日の昼休み、放送がかかった。
≪ 二年一組の柚蜜柑さん、木下さくらさん。会長室に来てください。繰り返します—… ≫
「「…………、」」
あたしと蜜柑ちゃんは、顔を見合わせると立ちあがった。
ゆっくりと会長室のドアを開ける。
「いらっしゃい、—木下さんと柚さんよね?」
「はい」「………。」
「—改めて、生徒会長の三郷雫よ。」
「………昨日は、すみま」
あたしが謝りかけた時、
「いいえ、これは戦い。謝ることはないわ、」
会長が言葉をさえぎる。
「—一時休戦、ということでいいかしら。私の"赤"は一人しかいないわけだし。」
「わかりました」「いいよ」
「—じゃあ、」
会長が一歩踏み出した時。
「—待って下さい、会長。」
あたしは喋りかけた。
「—雫でいいわ、」
「……雫、ちゃん。」
「なにかしら?」
「青のけんぷファーのこと、知ってる?」
「……………。」
雫ちゃんは、しばらく黙って。
「—この学園にはいるわ、」
「それは知ってるよ」
「………大丈夫、」
「え?」
—次の日、
「……………もう戦えないよ」
あたしは重い口を開いた。
「—しょうがないよ、戦わなきゃ。」
少し低いトーンで蜜柑ちゃんはつぶやくように言う。
「……………、」
ここは図書室、長休みなのできている。
「よお、てめぇらが黒のけんぷファーか?」
「…………!!!!」
「誰?」
「—かれかの?」
「「ちがう!」」
「誰?」
青髪の男の人は苦虫を噛みつぶしたような顔で無言。そして、変身した。
「「ぅ………」」
んだと!
瀬能ナツルさんじゃあないか!!
「「おかまだったのか!!」」
「ちがーう!!」
涙目で叫ぶ瀬能さん。
「………ごっちゃごちゃごちゃうっせえ!!」
銃音と共に響く声。
「アタシは美嶋紅音!こっちは瀬能ナツル、わかったらさっさと変身しろ!!」
「えええっ!?み、美嶋さんっ!?」
だあんっ、
銃弾が足元に撃ちこまれる。
「ひぃっ!?」
美嶋さんも銃か!!
「ぅ、変身する—。」
蜜柑ちゃんが変身する、あたしも—。
「……戦うのか?」
瀬能さんが小声で美嶋さんに問いかける。
「…たりめぇだ!!さっさとはじめてさっさと終わらせるぞ!」
「ぉ、おう…。」
「お前もアタシと同じ銃か、名前は?」
「木下、……さくら、」
「そっちは?」
「柚蜜柑」
「ふーん、覚えといてやるよっ!」
赤髪を揺らして、美嶋さんは銃を撃つ。
すかさずあたしも銃を撃つ。
だだだだだっ!!だだだだ!!
「二丁拳銃だと有利だな……!!」
「………蜜柑ちゃん、こっちはあたしに任せて!!」
「え?あ、うん。」
「…………柚蜜柑」
「ゆずみかんちゃん?ええと、名字は?」
「…………柚、……蜜柑」
「へっ、あ。う、……。」
「能力はなに?」
「つ、つぁぅばーとかいう…」
「—あたしも、」
蜜柑ちゃんが、水玉を瀬能さんに投げる。
「ひぃっ!!!?」
瀬能さんがあわてて避け、火の玉を投げる。
「………火か!!」
火と水、いいコンビだ。
水玉や火の玉が飛び交う中、銃弾も飛び交う。図書室はもはや危険状態。でも、あたしたち以外誰もいない。
だだだだ、と美嶋さんが駆けてくる。相手は銃を構えて、どんどん接近してくる。あたしは銃を構えた、瞬間—。
「とぉっ」
美嶋さんは滑り込みをしてきた、……くっ!!
「…しまっ」
「隙ありっ!!」
だだんっ、足に銃弾があたる。激しい痛み。血が出る。
「っ……!!」
痛みに耐えきれず、そのまま大勢を崩すあたし。蜜柑ちゃんのほうに目をやる。あっちはあっちで戦闘が繰り広げられている。蜜柑ちゃんは、昨日の怪我もある。無理は出来ない。
「…………さくらちゃん!!」
蜜柑ちゃんが、こちらに気がついたようであたしの名を呼ぶ。
「大丈夫、」
—勝たなきゃ。
- Re: けんぷファー。 オリジナル小説 ( No.10 )
- 日時: 2011/09/26 19:49
- 名前: そら. ◆.UAIP8bSDA (ID: VTUqeMcj)
- 参照: http://profile.ameba.jp/pikorino1/
さくらー!
私だよ、分かる?
「奏」か「ヨッシー」で分かるはず←
名前変えたんだよね、(
けんぷファーよく知らないけど応援してまs(
んじゃあそういうことでノ
- №9 黄のけんぷファー ( No.11 )
- 日時: 2011/09/28 17:00
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
「はあっ……はぁっ……!!」
「—けっ、………終わりだな。」
「……………。」
蜜柑ちゃんは、やっぱり昨日の痛みや疲れが残っていて、かなりの力がいる戦闘は無理だったよう。あたしも—頑張らなきゃならなかったのに、銃弾が足にあたてしまいアウト。
「「—っ」」
もう観念しなくちゃ、
あたしたち二人に、ふと昨日の近藤さんが頭をよぎる。
消えた人間、—何処へいったんだろう?
きっと暗闇だ、深い深い、底の深い真っ暗な闇に消えたんだ。
あたしたちも、今からその暗闇に行くのかな?
「………」
ぐっ、とあたしを押えている美嶋さんの手の力が加わる。
「やっほ〜っ、キミたちが青と赤のけんぷファー?」
声が聞こえた、その声の方向を見ると—。
金髪で茶色の目をした、背の高い綺麗な女の子だった。
「誰だテメェ!!」
「質問に答えてよ、—キミたちが赤と青のけんぷファー?」
「……あたしと黒髪のメガネの子が黒、赤髪と青髪の子が青。」
「ええぇ〜?ふーん、黒なんてあるんだ、いろんな色があるんだね」
「テメェは誰だってきいてんだよ!!」
「荒々しくてこわ〜い。でも教えてあげる、ボクは野上結城。黄色のけんぷファーだよ。」
「………黄色、だと?」
「そうだよーんっ。ついでに黄色はもう一人いるよん★」
「…………遠野凛」
出てきたのは、綺麗な空色の髪をした、包帯だらけの小柄な女の子。
「…………ちっ、おい相棒!引き上げるぞ。」
「えっ?いいのか?……。」
図書室はもうぼろぼろ、
美嶋さんたちは引き上げていこうとした—。その時、
「そうはいかないよ★」
するっ、と美嶋さんと瀬能くんの足に巻きつくなわ。
「なんだ—っ!?」
「ぅおっ……」
瀬能君が転ぶ、
「ぉっおい!」
きゅっ、となわがきつくなって、
「ぅあっ」
美嶋さんも転ぶ、
これでみんな起き上がれない状態、
あたしも蜜柑ちゃんも倒れてる。
………この人たちは、一体?
「………ちっくしょ、ンだよっ。」
「なんなんだ?けんぷファーは青と赤しかないんじゃないのか…?」
瀬能君と美嶋さんが起き上がろうとしたその時、
「逃がさないっていうコト★」
「………私もけんぷファーのことは知らない。」
ガッ。と瀬能君と美嶋さんの上に二人がのしかかる。
「あっ、キミたち……黒のけんぷファーだっけ?—今度たっぷり遊んであげるからさっ!今日は帰っていいよ?ぼろぼろだしね」
「………!!」
あたしと蜜柑ちゃんは、そう言われても起き上がれなかった。
「………ボクらが用のあるのは今日はキミたち」
「どういうことだ!?」
「そのままの意味だよぉ〜ッ。ボクたちは叶えたい夢がある、だから死んでもらうしかない、—今日はキミたちに死んでもらう、ってことだね☆」
- №10野上結城 ( No.12 )
- 日時: 2011/09/29 20:34
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
「………ぁははっ。やっと、やっと願いが叶っちゃうよ」
「まだ戦ってもねェのに強気だな、……。」
「当たり前だよ。ボクと凛のコンビは最強だもん★」
「……なんの武器なんだ?」
「ボクは、これ。」
取り出したのは、—長く、大きな、戦闘のアニメに出てきそうなごつい剣。あんなほっそりとした子がよく持てるな—。
「それでぇ、凛のは—。」
「…………これ、」
遠野さんが少しかかげるようにあげたのは、−狙撃銃!?
「でしょ?苦しむのがいやなら、戦わず、すぐ宝石をよこしてくれればいいよっ!」
「………なめんな!!いくぞ相棒っ」
「お、おう…。」
あたしは、重い体を起こした。足からは大量の血が漏れている。
あたしは、制服を破くと、足に巻いて止血した。
蜜柑ちゃんのところへ行き、肩を貸す。
「……さくらちゃ…」
すごく疲れている。
戦いのまきぞいを喰らうと大変なので、図書館の二階へ行く。
遠野さんも、二階で狙撃銃を持って、二人を狙っていた。
ここも安全とは言えないな—。
そう思って、あたしは蜜柑ちゃんと棚の後ろに隠れた。
「大丈夫?」
呼びかけても、返事はない。
あたしも疲れているので、いったんここで休んだ方がよさそうだ。
—。
「確かに強そうだが、こっちは両方飛び道具、そっちは片方剣、片方は飛び道具だけど、両方攻撃を器用にかわせねーだろ?こっちが有利に決まってんだろっ!」
「………甘いなあ」
ざッ、と一瞬で美嶋さんの背後に現れる野上さん。
「んなっ—!?」
だあっ。
瀬能君が、炎を出し、それを野上さんが軽々と避ける。
「あんな重たそうな武器をもってあんな軽々とっ……!」
瀬能君が驚いていると—。
「…………。」
ダダダダダダダダッ。
すごい勢いで遠野さんが銃を連射する。
「ぅおっ!!?」
瀬能君がすれすれで避ける。
「てめぇはそっちにぶりっこをやってろ!こっちは銃同士でやるっ」
「わかった」
「……いってくれるね、ボクのどこかぶりっこだって?」
「全部だよっ!」
瀬能君が野上さんに炎を続けざまに打ち込む。
だあああっ、
さっさっさっ。
あんな重たい武器をもって、野上さんはテレポートばかりする。
「……速いっ!」
あれはあたしなんかが戦ったら一瞬でやられてしまうだろう。
「隙ありっ」
「しま—っ!」
野上さんがごつい剣を振り上げる。
瀬能君が反射的に炎を出すが、—振り下ろす剣の風で一瞬で消える。
「くそっ」
ダンッ
「…………え?」
がらんっ。大きな音をたて、大剣が落ちる。
野上さんを撃ったのはもちろん美嶋さん。でも、彼女は遠野さんとの戦いに集中しなければ、自分が撃たれたかもしれない。だがらみんなが意外だった。しかも、野上さんが剣を振り上げてから数秒の出来事なのに—。美嶋さんの瞬発力がすごすぎる。
「……ボク、……が、このくらいでっ…」
だだだだっ、だだだんっ、
「「—っ、」」
美嶋さんが、野上さんをさらに撃った。そして、それで隙が出来た美嶋さんを遠野さんが撃った。倒れる二人。
「……畜生、……ナツル!あとは任せたぞ…っ、」
「………ボクは、まだ戦える…っ!!」
大剣をたて、野上さんは立ちあがった。
「—貴方は、今では戦いの邪魔」
一瞬、銃音が聞こえたと思ったら、野上さんは倒れた。
「てめぇ……仲間を殺したのかっ?」
「—殺してない、気を失ってもらっただけ。」
だああっ、
炎が遠野さんに迫る。
「………………。」
さっ、狙撃銃を持って、遠野さんが素早く避ける。そして、狙撃銃を持ったまま、二階から降りる。階段を使わず、飛び降りる。という感じだ。
「—私は、どうしても叶いたい願いがある。」
「?」
「貴方はない?」
「俺は—とくに、ないけど…。」
瀬能君が苦虫をかみつぶしたような顔をする。
「宝石について、知っている?」
「………とったら死ぬんだろ?」
「貴方の宝石は何個ある?」
「二個……」
「それは、主石と二石。……主石を取れば、二石と体は消える。二石を取れば、—主石も体も消えない。」
「………知ってる、それが、どうしたんだ?」
「私は貴方を殺せる。貴方は、死にたい?−貴方は、仲間を気づ付けたい?」
「………俺は、」
「嫌なら、二石を渡して。二石をとっても主石は消えない。なぜかというと、他の人からとったものだから—。だから、私に渡して、そうすれば仲間も気づ付けない。約束する。だから渡して。」
「……………、」
しばらく考え、瀬能君は顔をあげた。
「わかっ」
「ぉい……っやめろ…っ!!だまされるなよ…」
「—たぶん、こいつは嘘はついてないと思う。だから俺は、—。」
「はやく、」
かちっ、
と瀬能君が宝石を外し、遠野さんに投げる。
「ありがとう。」
見ると、遠野さんの腕輪には3つの宝石。新しくはめれば、4つになった。
「……後、少し。」
遠野さんは、自分より大きい野上さんを背負って消えた。
「……なんなんだよ、あいつ」
- №11 同盟 ( No.13 )
- 日時: 2011/09/29 20:52
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
数週間後、
蜜柑ちゃんもあたしも、回復した頃。
「………黄色のけんぷファーは手ごわいですっ。……それで、提案なんですけど……」
「俺達と一緒に組まないか?」
「—わたしもお願いするわ、」
「会長!?」
「—残念だけど、赤は一人だしね」
赤、青、黒は一時休戦となった。
「—かっ、会長、」
あたしは、近藤さんのことを謝ろうとした。
「なに?近藤さんのことなら、もう何も言わないで。あれは過ぎたことよ。けんぷファーの使命。—それと、雫でいいわ。」
「俺も、ナツルでいいよ。」
「えっ!?ナツルさん…いきなり呼び捨てなんてっ、まさか木下さんのことが好きなんじゃ……(ふるるっ)わ、私も呼び捨てでいいですっ!!」
「じゃあ、あたしも呼び捨てでいいです。」
「あたしも〜」
みんなと少し慣れ合えたきがした。
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