二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- けんぷファー。 オリジナル小説
- 日時: 2011/09/25 17:51
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
こんにちは、空音さくらと申します。
けんぷファーに近頃ハマってきたので、『ちょっとオリ小書こうかな?』
なんて、宜しくお願いします。
登場人物、
※白のけんぷファーは居ないことになっています。
すみません、
※それと、けんぷファーがはめている腕輪。これには宝石がついていて、それを奪うため戦う、という設定になっています。ちなみに、宝石を取ると死にます。
※白のけんぷファーのかわりに、黒と黄色があります。
木下さくら(きのした さくら)
黒のけんぷファー
柚蜜柑 (ゆず みかん)
黒のけんぷファー
野上結城(のがみ ゆうき)
黄のけんぷファー
遠野凛(とおの りん)
黄のけんぷファー
オリではないキャラは、主に。
瀬能ナツル
美嶋紅音
三郷雫
佐倉楓
近藤水琴
となっています。
- 私のオリジナル用語 ( No.4 )
- 日時: 2011/09/29 19:06
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
◆宝石◆
それぞれ、腕輪に宝石がはめられている。
宝石の色は、ひとりひとり違う。
われたり、奪われると死ぬ。
基本的にはこの"宝石"を奪い合う。
宝石を5つあつめると願いがかなう。
元々自分がもっている宝石を"主石"
二個目を"二石"
三個目を"中石"
四個目を"四石"
五個目を"後石"と呼ぶ。
- №4 学園 ( No.5 )
- 日時: 2011/09/25 19:57
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
「—んにゃあ。」
眠たい、とにかく瞼が重い。
ここは学園の1-2、現在HR中。
ガラッ
ドアを少し勢いをつけて開け、すたすたすた。と速足で女の子が歩いてくる。瞬間的に黒板に向かい、チョークをとって、名前を書き始める。
【柚 蜜柑】
「ゆず、みかんです。」
少し大きな声で、自己紹介。
あたしが指摘したからか、黒板でも、"柚"と"蜜柑"を別々に書いて、自己紹介のときも、"柚"と"蜜柑"を間合いをあけて言っていた。
『ゆずみかん?変な名前。』
『美味しそうな名前〜っ。』
『どっちが名前?』
いきなりクラスがざわつく。みかんちゃんが聞いたら怒りそうなことばかりいうクラスメイト。
「じゃあ、柚さんはあそこで。」
「はい」
—え?
蜜柑ちゃんが指さされた場所は、あたしの隣。
おかしくない?
同じ黒のけんぷファーが同じクラスでしかも隣。どれだけ偶然?
「よろしくね」
ちょっと笑って蜜柑ちゃんがあいさつしてくる。
「あ、うん。」
まっまあ、都合いいっちゃあ、都合いいけど。
—長休み、
「柚さんって、どこから転校してきたの?」
「真っ黒な髪だね、ちっとも茶色はいってない。」
「真っ白な肌だね〜」
ざわざわ、あたしの隣は騒ぐさわぐ。
「……えっと、あたし図書室にいくからちょっと。」
蜜柑ちゃんが、席を立つ。
すると視線で、『一緒に来て』と言われる。
「…………」
あたしも無言で立って、図書室へ向かう。
蜜柑ちゃんも、あたしの後ろをついてくる。あ、そっか。蜜柑ちゃん転校初日だから場所わかんないのか。
「せっかくだから、案内しよっか?」
「ううん、いい。今日は図書室の場所だけ教えて。」
「蜜柑ちゃんって、本とかいっぱい読むの?」
「ううん、小説とか無理。」
「え」
意外だ。
「漫画とかは好きだけどね。」
「まあじでえーっ!?」
その瞬間、蜜柑ちゃんは『ぷっ』あたしは『あっ』と言った。
しまった……!!会ってばかりのこの前であたしお得意の変顔を…!!
「ぷっ、……あはははは!!」
「………ほッ」
またしても変顔をしてみる。
「あはははは!!!」
蜜柑ちゃんは大きな声で笑った。
こんなにおっきい声で笑うんだ……意外だ。もっとおとなしい感じかと……。
「あ。じゃあなんで図書室に?」
「話すときは、いつも図書室でしよ」
「いいよ」
これから楽しくなりそう。
ちょっとわくわくしていたあたしでした。
- №5 6人のけんぷファー ( No.6 )
- 日時: 2011/09/26 17:55
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
実はあたし、特技があったりする。
"情報収集"それがあたしの特技。結構役にたったりする。
だから、あたしは新聞部に入ってたりしていた。これで取材の時に、けんぷファーが誰かわかる。いい仕事。前までは、こういう情報収集が得意なあたしに一部の人が"データベース"と呼んでいた。
「…………ふーん、」
にやにやにや。
ちょっと笑いがとまらない。まさか、−まさか有名な美少女のうち二人がけんぷファーだったなんて。驚きだ。早速蜜柑ちゃんに報告しなきゃ!!
「三大美女?なにそれ」
「えっ!?知らないの!?」
「だからあたしいけめんにしか興味ないんだもーん」
「…………。」
「で?」
「ええと、青色は、瀬能ナツル。って子と、三郷雫。それと、この人は三大美女じゃないんだけど、一年の転校生の近藤水琴ってこも。」
「…………えっ?三郷雫っていうと、…生徒会長?」
「そう、」
「まじで—ッ!?」
「おっきい声出しすぎ、」
耳をおさえる。
「ごめんごめん〜」
情報収集を近頃活発にしているさくらちゃんでーす☆
さてさて、今日も情報収集—っと。二組と三組は昨日終わったから今回は四組か。四組といったら、瀬能ナツル!
「おじゃましまーす」
「お、さくらじゃん」
「データ収集にきたのぉ?」
「遊びに来ただけだよ。」
嘘だけど。
「瀬能さんいる?」
「へっ、おれ、…あたしだけど」
綺麗な声が聞こえてくる。振り向くとやっぱり美人な人!
ええと、なんていおう?
「……あの、新聞取るんですけど、ちょっと質問させてください」
「え?こないだされたんですけ……っ」
「いいからいいから!!」
強引に腕を引っ張ると—。
「ぃ、いやがってるじゃないですか!!」
「あ、紅音ちゃんっ」
「え、えっと……。」
「ちょっとナツルさんと話しがあるので、すみませんっ!!!」
メガネをかけたカチューシャ女の子は、ナツルさんの手を引っ張って、どこかへいってしまった。—その時、
「あ」
紅音と呼ばれたその人の腕に、青色の腕輪が見えた。
—あの子もけんぷファーか。
紅音、っていってたよね。…………あかね、紅音、…美嶋さんか。
放課後、
「—というわけ、つまりこの学園には蜜柑ちゃんとあたしを除くと4人いるってことだね。」
「あたしの釘刺しオラウータンが言ってたんだけど、けんぷファーは一か所に集まる傾向があるから、こういうのもおかしくないんだって」
「ふーん、」
そういうことか。
こつ、こつ、こつ。
廊下で足音が聞こえる。
「ふえー、あ。今日さ一緒に遊ばない?」
「いいよ〜」
足音が近づく、
ドアが開いていて、長い黒髪が見える。
「?」
「—貴方達も、けんぷファーね。」
「「!!!?」」
聞き覚えのある声が教室に響く、その瞬間。
だああんっ、
「…………おしいわね」
ぎりぎりのところで攻撃をかわせた。
会長は鎖でつないである短剣2つを両手にしている。
「はじまるわよ」
- №6 戦い ( No.7 )
- 日時: 2011/09/29 19:07
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
「私一人じゃ不利ね、—近藤さん」
「はあ〜い☆ 」
「……まさかもう一人いたなんて!!」
ひょっこり現れた小柄な少女。彼女が近藤さん…!!
「………変身しなさい。」
「へーんしん♪ 」
近藤さんが変身する、—あたしたちも!!
四人が変身完了。
「二刀拳銃ね、」
「魔法も手ごわそうだね」
二人とも剣か—。これならこっちが有利かも!!
「さくらちゃんは初心者だから、…ちょっと難しいかも」
「あ」
そっか……っ。
「いくわよ」
「おっけー!」
二人が足を踏み出す。
「ぅ………!!!」
目の前に短剣がせまる、すかさず避ける。
「………ぇい!!」
だんっだだだだんっ!!
5、6発撃つ。そのうち3発避けられ残りは剣ではじかれる。
「速い……!」
どぉおっ!とすごい速さで水の玉が飛んでゆく、(水の玉を今度から水玉と呼ぼう!)向かうところは—近藤さんのところか。ひょいっ、と軽い体を近藤さんが動かす。
「手ごわい……!!」
「きゃぁっ」
会長(三郷さん)の鎖があたしの腕に絡みつく、これじゃあ身動きがとれない……!!
「—っ!!」
だあぁあっ。蜜柑ちゃんが、またまたすごい勢いの水玉を会緒に5つも放った。1つだけ、とても大きなものがあったけど、あとは少し小さい。
「…………しまっ」
会長があせって鎖を離す、それでも上下左右に投げられた水玉を交わすのは至難の業。足に見事あたり、会長は尻もちをついてしまう。
「いまだよ!!」
あたしが銃を会長に向けた瞬間—。
「きゃああっ!!?」
蜜柑ちゃんの悲鳴、後ろを向くと、蜜柑ちゃんは血を流して片膝をついていた、いや、片膝をついてしゃがんだ形をいったほうがいいだろうか?もはや戦える状態ではない、蜜柑ちゃんはすぐに倒れてしまった。しまった……!!会長ばかりに気を取られてるせいで……!!
「えへへ〜っ、いっちょあがり!!」
「助かったわ」
近藤さんが、血のついた日本刀を肩に乗せ、会長に喋りかける。制服は返り血をあびている。会長は、水玉があたった左足を押えながら、ゆっくりと起き上がる。
「…終わりにしましょ、でも残念だわ。もっと楽しめると思ったのに」
「………っ。」
すると、
「さくらちゃ……っ!!」
ゆっくりと蜜柑ちゃんが起き上がる。起き上がる、という形ではないかもしれない。倒れる前の形のように、片膝をつき、しゃがみこんだかんじ。……まずいっ!!隙を作っちゃいけない。
だだだだっん。
「よっ、と。」
「………っ!!」
冷汗をにぎりながら、引き金を弾き続ける。
お互い位置を変えながら、じっと相手を見て、攻撃を交わす。
撃つ弾は避けられ、はじかれる。
だだだだっ!!だだだだだっ!!
あたしは銃を何度も撃った。かちゃ、とマガジンを入れる。—これは、ハンドガン。一つ十五発まで入れられる、それが二つだから交互に撃てば30発。もうかなり撃った。
だだだだんっ、
「しつこい!!」
だんっ、と近藤さんが飛びかかってくる。
顔のまん前に日本刀のはがくる。
「んっ……く……!!」
「…………!!!」
蜜柑ちゃんは—?
見ると、蜜柑ちゃんは会長と戦っている。ちら、とこちらを見るとすかさず水玉を撃ってきた。流石の近藤さんもこれはかわせない、バスケットボールサイズの水玉はどんどん形を崩し、近藤さんに直撃する。
「きゃあぁっ!!?」
近藤さんが壁に撃ちつけられる。
「……近藤さん!!」
「いまだ!!」
「しまっ—。」
会長に水玉を撃ちこむ蜜柑ちゃん。会長がガードする。ばしゃっ、と水が弾ける。ゆかに水が落ちる。
「……と」
あたしが倒れた近藤さんを押さえつける。
「…………私達の負けね、」
- №7 宝石 ( No.8 )
- 日時: 2011/09/29 19:10
- 名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)
蜜柑ちゃんが、会長に水玉を撃つ。会長が、ばたりと倒れる。
「ふ、う—。」
「すごかったね、さくらちゃん。本当にはじめて?」
「うん」
「……はあ、……宝石、とればいいんだよね。」
「五つ集めると願いが叶うらしいよ。」
「早く五つ集めたいね」
「うん」
あたしは近藤さんのところへいく、制服の長そでをめくると、腕輪があった。そこには、黄色の宝石がついていた。
「じゃあ、はずすね」
あたしが、気を失った近藤さんの宝石を外す。
かちゃ、
そう音をたてて、腕輪から宝石が外れる。—その瞬間、
サ—ッ、
「「!!!!?」」
近藤さんが消える、—そうじゃない、近藤さんが逃げるために消えたわけじゃない。本当に消えたんだ。粒子みたいに空に—。
「………な、ん……で?」
「………どういうこと!!!?」
あたしは大きな声で叫ぶ、宝石をぽろ、とおとしてあたしは崩れ落ちる。
「—貴方達、知らなかったの……?そうね、メッセンジャーは教えてくれないもの—。私達も最初は驚いたわ」
会長が腕輪のついている腕をめくって、腕輪を見せてきた。そこには宝石が二個ついていた。
「—驚いたわ、………宝石をとったら、私達死ぬんだもの」
「そ、……んな」
「けんぷファーじゃなくて普通の人間に戻るとか、そういうのじゃないの!!?」
「………そんな生易しいものなら、私だって苦労しないわよ」
「ひどいっ…ひどいよっ……ぅう、」
「私の宝石は二つだけど、主石と二石があって、主石を取ると二石も私と一緒に消えるわ、逆に二石をとっても主席は消えないけど、結局両方とると消えるんだもの。貴方達も、二つほしいでしょ?」
「………。」
「さあ取りなさい、−私の負けよ。」
あたしたちは、人を殺すの—?
「いい」
「…………そんな生ぬるい考えしてると、死ぬわよ?」
「……っ!!!」
宝石を置いて、あたしは走った。
そんな!!宝石に、………そんな秘密があったなんて…!!それでも、そ
れでも戦わなくちゃならないの?—嫌っ、けんぷファーなんてやめたい!!
おそろしい、怖い。
いや、—死ぬのも、殺すのも!!
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