二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスター/Wedge
- 日時: 2011/11/28 22:28
- 名前: 空護 (ID: ff/SEmxn)
「…ダイケンキ、『ハイドロポンプ』」
名前:篠森かんな (しのもり——)
年齢:14歳
性格:寂しがりや/無邪気
詳細:のんびりと世界を旅する放浪者。実力はかなり高く、リーグにも挑戦している。
手持ちは6匹を軽く超え、服の至る所にボールを隠し持っているがバトルの時は必ず6匹に絞って戦う。
ポケモン達からは絶大な信頼を置かれている。
ポケモン達の声を聞き取ることができる他、心に直接語りかける事もできる。
実は喧嘩が強い。機嫌が悪いときは絡んじゃダメ。
気配には敏感なのに恋には超鈍感。
イメージの花はスノーフレーク。
大人しく見えるが結構口が悪い。
髪の色は躑躅色と牡丹色のグラデーション、瞳の色は藤紫。
髪はショートで、モミアゲが胸まである。
終始寝不足なのか普段眠い連呼している。
服装は基本着物。紫色の着物が多い。
時折袴ルックだが、着物の時は必ず肩掛けをしている。
設定増えて行きます
- Re: ポケットモンスター/Wedge ( No.9 )
- 日時: 2011/12/03 21:07
- 名前: 空護 (ID: ff/SEmxn)
たぶんこの一言で千年生きられる気がする←
- Re: ポケットモンスター/Wedge ( No.10 )
- 日時: 2011/12/03 21:30
- 名前: 空護 (ID: ff/SEmxn)
研究所へ子供が連れて行かれて丸一日。
ランスは研究所へと足を運んだ。
何故か子供が気になった。
「………誰かの情が、移ったんですかね」
帽子を深く被りなおし、子供が閉じ込められているという部屋へと向かう。
そして、放り込まれている子供を見て、ランスは我が目を疑った。
すると背後に、研究員の一人がいるのに気付く。
研究員は、口を開いた。
「…少しばかり複雑な実験をさせてもらった。
我々が長年行ってきた人間にポケモンのDNAを入れる実験だ。
…蒼黒いミュウの血と青いセレビィの血に、虹色の羽と銀色の羽を混ぜたオリジナルだ。
普通DNAは入れれば姿が完全に変わってしまうのが成功の証だが…」
「…失敗、ですか」
「あぁ。目の色が変わっていない…しかもこの子供は虹彩異色症でね。
左右目の色が違う…左目が蒼、右目が紅だったよ」
二人は子供に視線を向けた。
床に広がった、シルクのような艶やかな白い髪。
陶器のような白皙の肌。触れれば折れてしまいそうな華奢な身体。
整った顔立ちはまるで精巧な人形のようで、心を奪い去るほど。
裾の広がった、子供が立てば明らかに引き摺る程の丈の黒いドレスは子供の白い肌に映えていた。
服から覗く胸の膨らみは、少しその服にはきつそうだった。
子供が『少女』だと十分に分かる姿だ。
「失敗作は『捨てる』……今日中にこの失敗作をシロガネ山山頂へ捨てて来い、ランス」
「…かしこまりました」
まるで少女を物のように言い放つ研究員。
ランスは部下を呼ぶと彼女を鎖に繋いで檻に閉じ込め、それを持ってシロガネ山へと向かった。
降り積もる雪の中。
深く深く降り積もった雪の中に、檻を投げる。
檻の隙間から雪が入り、少女の身体は少し埋まった。
「…………恨まないでくださいね」
「…ランス様?」
ボソリと呟いた独り言を、部下は聞き返した。
ランスは檻から視線を外すと、
「いえ、何でもありませんよ」
と、それだけ言って、去っていった。
- Re: ポケットモンスター/Wedge ( No.11 )
- 日時: 2011/12/04 12:05
- 名前: 空護 (ID: ff/SEmxn)
シロガネ山山頂。
そこは誰もが知るバトルスポットであった。
しかしあまりに強いポケモンが多く生息するため、認められたトレーナー以外立ち入り禁止となっている。
「………ピカチュウ、どうしたの」
そこに篭り挑戦者を待ち続けている少年、レッド。
今は早朝で普段はまだ爆睡時間だが、相方のピカチュウがそわそわしているのが目に止まり、目が覚める。
ロケット団壊滅作戦で最前線に立ち、一番修羅場を潜ってきたピカチュウのあまりの落ち着きのなさに不審を抱く。
とうとうピカチュウも怯えるほどの強豪トレーナーが来たのか。
「…………リザードン達も、何かあったのか…?シロガネ山に」
腰のボールラックに装着されている相棒達のボールも、カタカタと落ち着きなく揺れている。
何かがおかしい。何かが。
ピィカ、と急にピカチュウが外に飛び出した。
昨日はあいにくの大吹雪だったが、今はやんでいる。
しかしあまりにも寒い。
寒いのが嫌いなピカチュウが自分から外に飛び出すなんて珍しい。
レッドも半袖のまま、ピカチュウに続いて外に飛び出した。
「…っ、ピカチュウ、速い…」
どれくらい走っただろうか。
ピカチュウが急ぐあまり、ピカチュウを見失ってしまう。
すると遠くで、ピカチュウの叫びが聞こえた。
声を頼りに腰辺りまで積もる雪を蹴飛ばし、進む。
暫く進めば黄色い尻尾が見えて、更に速度を速めた。
ようやく追いついて、そこで見たのは、ライオン一匹入れられるくらいの檻だった。
「………?檻…これがどうしたの……………!」
人だ。
人が閉じ込められている。
大吹雪の中捨てられたのだろう、身体は半分以上雪に埋もれてしまっている。
檻の鎖に繋がれている姿は痛々しい。
「…ピカチュウ、『アイアンテール』で檻を壊して。できれば鎖ごと」
ピッカ!と元気よく返事をすると、尻尾を檻の鉄格子に叩きつける。
見事に砕け散った檻から、埋もれていた人を出した。
年齢的にレッドよりは年下だろう。まだ幼い子供だというのに。
レッドはすぐさま洞窟に戻ろうと考えたが、洞窟内もかなり寒かった事を思い出す。
洞窟内では危険も伴う。
レッドは素早くボールラックからリザードンのボールを取り出し、リザードンをだした。
「……リザードン、マサラまで飛んで」
緊急事態だ、と付け足せばリザードンも事の重大さが理解できたらしく、首を曲げて乗るように指示した。
レッドも少女を抱き上げてリザードンに乗せ、ピカチュウを肩に乗せると自分もリザードンにまたがり、シロガネ山から飛び立った。
- Re: ポケットモンスター/Wedge ( No.12 )
- 日時: 2011/12/04 13:52
- 名前: 空護 (ID: ff/SEmxn)
「………!リザードン、降下」
マサラの地が見えてきたところで、リザードンを着地させる。
素早くリザードンをボールに戻し、自分の家に駆け込んだ。
「レッド!?どうしたのよこんな朝早く…あら、どうしたのよその子」
「シロガネ山山頂で捨てられてた…この子お風呂に入れて、俺は毛布取ってくる」
母親に少女をできるだけ優しく渡す。
あまりに冷えた少女の身体に顔を青くした母親は、頷いて風呂場へと駆け込んだ。
毛布を取ったレッドはそれを抱えたまま家を出て、隣の幼馴染の家へ突撃する。
朝ごはん中だった幼馴染とその姉は突然の来訪者に目を丸くした。
「、グリーン、緊急事態だから家来て」
「え、ちょ、レッドお前いつ下山したんだよ!?つか何で毛布持って…」
「…ナナミさんグリーン借ります」
「ええ、いってらっしゃい。何かあったら呼んでね」
本人に了承を得ず姉だけに了承を得て、半ば引き摺るようにグリーンを引っ張っていく。
いつもよりも数倍強引なレッドに戸惑うグリーン。
されるがままレッドに家に引きずり込まれ、途端目についたのはレッドが保護した少女だった。
「…レッドの彼女か?」
「違う。保護した」
レッドは即座に否定する。
何だつまらん、とグリーンは呟いた。
するとグリーンは、いつもいる『彼』がいないことに気付く。
「あれ、ファイアはどこにいった?」
「ファイアなら今イッシュにいるよ。暫く帰らないらしい」
「またか」
彼の放浪癖は未だ治らないらしい。
やっと治ったかと思ったのに、とグリーンは頭を抱えたくなった。
「…で、俺になんか用でも?」
「タンバの薬がほしいんだけど」
「あぁ、そいつに飲ませんのか」
コクリ、とレッドは頷く。
グリーンは溜息をつくとウエストポーチから薬を取り出す。
それをレッドに手渡した。
「んじゃ、お大事に」
そう言うとグリーンはひらひらと手を振って出て行った。
- Re: ポケットモンスター/Wedge ( No.13 )
- 日時: 2011/12/04 20:29
- 名前: ピアニッシモpp (ID: ow35RpaO)
おお、レッドたち登場!
レッド達はゲーム設定?
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