二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢中結愛信仰歌 【inzm】
- 日時: 2012/09/10 17:29
- 名前: 天音 (ID: lqUtiDzA)
すこし、わすれものをしたんだ。
「……わたしはだぁれだ?」
あぁ、よかった。
またきみにあえたんだね、
@
*Plans*
天音→颯
▼ First
こんにちは、颯です。
クリックありがとうございます。
イナズマイレブンの二次を書かせて頂いております、ばっちり駄文ですあしからず。
東方、ボカロ、が好きなただの馬鹿でございます。
▼ Attention
1 荒らしその他迷惑行為はお控えください。
2 パクる価値なんて皆無です、色々勿体無い。
3 駄文です。世界一駄文です。
4 オリキャラ出ます。
5 グロい表現もあります、閲覧は自己責任で。
「むちゅうゆうあいしんこうか」とよみます。
▼ Contents
オリジナルキャラクター
【神原結祈】>>01
【天咲奏始】>>01
【花園永恋】
【落妖誓許】
【流戯】
【晩里実告】>>86
【グローリア・ウェルディ】
【エディータ・クレイモア】
【神坂祈守】
【光明寺透空】
<序章> “紅葉色オーバキュア”
(あぁ、見つけてしまった。君の軌跡と面影を。)
>>6 -00- 色落とす紅葉と朝方の脱力感
>>10 -01- 踏みしめた紅葉と偶然、必然の確率
<始章> “鉛色プレリュード”
(ぐちゃぐちゃだ。そのまま消えてしまえばいいのに。)
>>14 - - 鉛のように重い戯れ言を紡ぎ
<第一章> “空色エチュード”
(信じたくないから、絵空事を見る練習をするの。)
>>17 -01- 嗚呼、素晴らしき悪循環
>>18 -02- お騒がせ姫と不機嫌騎士と
>>28 -03- 幸福論と否的幸福論の比率
>>42 -04- もう少しの平穏、あと少しの———
>>45 -05- 暇を持て余した少年少女の思想
>>52 -06- 魔女へと馳せたる死刑宣告
>>60 -07- 時の巡りと現致の奇想
>>67 -08- スケープゴートと盤上遊戯曲
>>70 -09- 女神に告げたる死刑宣告
>>71 -10- それは何時かの彼女の消失
>>72 -11- 神の秘めたる最後の私兵
>>75 episode-00
(絵空事すらも切り捨てるくせに?)
<第二章> “影色セレナーデ”
(嫌、来ないで。僕は君を愛せないから、僕は僕しか見れないから、)
>>76 -01- 空色スタビライザーは役割を果たさず
>>77 -02- ある刹那主義者、嵐の前の静けさ
>>83 -03- カウントダウンは終わりを告げて
>>86 -04- 戦闘開始を告げたのはモノクロの英雄
>>88 -05- 運命を理不尽と称した愚者の行方は
>>91 -06- First_Contact. 〜歌姫と奏者〜
>>92 -07- 巡り巡って、消え去って、逢って
>>94 -08- くる、くる、まわる。
>>95 episode-01
(自分が誰だかも知らないくせに?)
<第三章> “混色ファンタジア”
(このまま眠ってしまえたら、ずっとずっと楽になるのに。)
<第四章> “闇色ソナタ”
(重なり連なるのは虚実だけだなんて、知りたくなかった、)
<第五章> “夜色カンタータ”
(歌う、唄う、謳う。それでも届かなくて、傷つけて、)
<第六章> “光色シンフォニー”
(信じてみようか、少しだけ暖かい気持ちになってたんだ。)
<最終章> “空色コンチェルト”
(最後はみんな空の下、勿論君と僕だって永遠に続く空の下。)
<結章> “愛色カンタービレ”
(愛とか恋とか。そういうのってあんまり分からないんだけどさ、)
>>
To be next “夢色オーバキュア”
(真昼の街の中、どこにも居ないはずの“君”の影を見たんだ。)
番外編 『夢奏少女狂騒曲』
>>63 「予告①」
番外編 『貴方に空を、私に枷を、』
>>80 「予告①」
>>81 「episode_00 アイタボスと壊れた懐中時計」
>>96 「episode_01 てんしがしんだ、あくまがないた、」
▼ S,S
<南雲×結祈/バレンタイン>
「……仕方ないでしょ?君、英語わかんないだろうし。」
(照れ隠しですよ、えぇ、そうですよっ!?)
《言の葉に込めたの、真昼の月を》 >>33
<南沢+流戯/卒業短編>
「なんか、やっぱり、寂しい……かも?」
(別れなんて笑顔と希望で包み込めばいいじゃないか)
《さよならのダイアローグ》 >>64
■柄風教えてくれバトン■
「いつからこんな紙みたいな薄っいメンタルになったんだかねぇ!!」
(だって彼が見つからないから)
《“ Lost-last,Lost-love ”》 >>54
▼ Guest
→Dr.クロさん
→姫佳
→蒼炎
→夜桜
→漆黒
→永夢 雪華
→奈流羽さん
→ドロップ
◇
姫佳→ {-inzm-双子姫シリーズ/公式沿いオリジナル}
ラティアちゃんがクーデレで可愛いんです。俺の嫁なんでs((((←
双子姫がただひたすら最強です。
(追記)
え?いつ殺されるか分からないから、嫁はやめとけって?
ラティアちゃんに殺される。……そんなの俺得じゃないですか/// ((←
蒼炎→ {-inzm&index- 積み木の心理/コラボ}
{今以上、これ以上、-inzm-/魔法物語}
白夜君の不幸体質が大好きです。真希ちゃんマジドSですでもそれがいい。
年下なのに発想力凄いよね。
夜桜→ {-inzm- 心に灯る星シリーズ/公式沿いオリジナル}
{-inzm- そこに空があるから/魔法物語}
オリキャラ様がみんな可愛いという。
順位なんて着けられないが強いて言うなら、そらちゃんは俺のお嫁さん((
漆黒→ {-inzm- 時空夢想。/魔法物語}
{-inzm- 書房シエロステラート/小説集}
時空姉妹と十夜さんがカッコいいんです。描写丁寧で羨ましい憧れる。
マジ月影格好いい、東方でも話があうのよ!!
永夢 雪華→ {-inzm- 永遠の眠り姫/ファンタジー}
{-inzm- 未来への黄金夢想曲/公式沿いオリジナル}
とりあえず描写が美しい、文が綺麗、哀零ちゃんに惚れた。
雪華の描く文章に憧れていますが足元にすら届かないという事実。
ドロップ→ {-inzm-銀色の歌姫シリーズ/公式沿いオリジナル}
{-inzm-緋色の空、紅色の月/魔法物語}
和奏ちゃんのクーデレは破壊力抜群なんです異論なんて認めない((
文が綺麗で丁寧で台詞がかっこよくて私好みなんですよね。
もう、みんなのオリキャラ様は全員俺の嫁でもいいですk((結祈「よくないよね、うん。」
2012.1.28
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- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.67 )
- 日時: 2012/03/17 19:05
- 名前: 天音 (ID: cSw9GUzL)
−08−
「ったく……あの馬鹿、何処行ったんだ。」
捜索を開始してから早二十分。
生徒会同士の会議が終った今、本来なら学校に連絡を入れ、家に帰宅できている筈なのだ。だかしかし、面倒な連れのせいで家に帰ることはおろか慣れない他校から出ることも不可能。
まぁ、なんとも不憫なことである。
「せっかく俺が仕事終らせてやったのに、帰るときまで行方不明とか嫌がらせかよ。」
本当何処までも嫌な奴、と内心吐いた悪態。
鮮やか過ぎる空が不愉快過ぎて少し歪んだ顔。
赤い目に映るのは見知らぬ校舎に生徒、極稀に教職員や用務員。
探している姿は一向に見つからず、どんどん膨らんでいくストレス。
「「あぁもう!!」」
自然と声に出たのは自分、奏始の行き場のない怒りと苛立ちだけ。
しかし、聞こえた音は自身のアルトと、
「起きて下さいよッ!!」
聞きなれない甲高いソプラノ。
*
『だから、あの子は巻き込むべきじゃない。あの子は、流戯は……危険すぎる。』
「……へぇ、永恋がそこまで言うならそうかもなァ?」
場所は変わって、とある花園。
片耳から響く電子音混じりの声に顔を綻ばせた少年が一人。
『アンタ、知ってるでしょう?この“ゲーム”には裏がありすぎる、多くの情が交わりすぎてる。……あの子には重いってこともね。』
その言葉に気だるそうに世界を移していた緑が見開かれる。まるで“驚いた”とでも言うように。
しかし電話線が伝えるのは音声のみ、その行為が相手に伝わることは無い。
「そりゃあ、知ってるさ。なんだって、オレが教えたんだぜ?」
腰掛けた花壇がカタリと音を立て、足蹴にした花達は抵抗することなく地面に頭を垂れ、ゆらりとなびいた黒髪は小さく宙を彷徨い、彼の肩に落ちる。
小さく息を吸った音が携帯の向こう側から漏れ、相手の焦りが垣間見えたところで彼は雄弁に語る。
さながら幸せな物語を読み聞かせるように。
「なぁ永恋、オレはな?戯者の無知、開催者の意図、観戦者の私情に天使の欲望、悪魔の采配、もっと言ったら堕落者の末路も敗者の運命も全部知ってるぜ?」
顔に広がる黒い笑顔、返事など聞かず強制的に切った通話、力強く踏み潰した花は儚げに宙を舞う。
( 喜劇の裏を知る道化師と、悲劇を望まない女神 )
「そりゃあ当然、この“ゲーム”に————
————“勝者”なんて枠がないこともな……!!」
(墜ち切った天使のなんと哀れなことか、)
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.68 )
- 日時: 2012/03/19 13:43
- 名前: 雪華 (ID: Ea7Lk.2w)
おじゃましまーす!
誓許くん・・・だよね? めっちゃかっこいいことを仰っているのは(#^.^#)
ああもう天音のオリキャラさまは皆神々しいです。
それに比べて・・・(イラッ
哀零「そもそも神さまと比べるところから間違ってるんだよ。」
真翔「右に同じ。天地の差があることくらい、重々承知してんだろぉ?」
そうだね、性格似てるかもしれない。
絡ませたら面白い・・・か!
どうぞどうぞズタボロにしてやってくれ((
沙耶はイナGOですよ(^^♪
哀零たちと沙耶をどっちも主人公にするために取り入れた超無茶苦茶な世界観が腹立たしいw
ミステリーとかどっか逝けよー!!
真翔「おまえの空想に就きあわされている俺たちの気持ちも考えろよな。俺は一体、何人k((黙」
ネタバレは禁止だ!←
ではでは失礼致します。
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.69 )
- 日時: 2012/03/21 16:42
- 名前: 天音 (ID: cSw9GUzL)
>>68
雪華
結祈「うわぁ凄いね、あの下等生物のこと覚えてるなんて。」
奏始「嫌なもんだな、あの下等生物と関わらないといけないなんて。」
誓許「とりま、オレの扱いに全く心がこもってない件について。」
かっこいい?……冗談でも笑えないよ、雪華。
でも誓許はこの物語において、結構なキーマン。所謂黒まk((
結祈「あ、下等生物がこんなところにも。」
神々しい?……冗談でも以下略。
それは雪華のことでしょうが、お姉さんはしっているんだからね!!((
結祈「お前が姉さんとか自殺しろって言ってるようなものじゃないか。」
奏始「所謂死刑宣告。」
死刑宣告とか酷いだろうが。
そしてズタボロになるのは結祈らの役目だ異論も反論も異議も文句も嫌味も訂正も認めない。((ドヤァ
結祈「とりあえず死んで来い。話はそれからだ。」
奏始「え、ちょ、」
@
イナGOか……。
つかミステリーどっか逝けよってww
結祈「天音がどっか逝けよ〜うざいよ〜死ねよ〜」
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.70 )
- 日時: 2012/03/28 19:24
- 名前: 天音 (ID: cSw9GUzL)
-09-
それは優しい堕落者に捧ぐ、最初で最期の鎮魂歌。
「……ありがと、さよなら、良き夢を。」
*
「……もう、良い加減にしてよ!煩いんだよ君!!」
自分のアルトと重なったソプラノに次いで聞こえたのは、毎日毎日聞いている、
「……やっと見つけた。」
探し人の怒鳴り声。 
声のする方向は自身の右手前方、数メートル。石畳に沿って植えられた木々の裏側からだった。
垣根に邪魔され姿を見ることはできないが、時折ひょこひょこと見え隠れする紫銀の髪には見覚えがある。
「僕はね、君のことなんか知らないの!迷子だかなんだか知らないけど、自分でなんとかしてよ!!」
勿論、親切心と言う親切心が自身の従兄弟に欠片も無いこともしっかりと身に染みているのだ。
その為、心に浮かぶ呆れと零れるため息とは相対に自然と体は動き、
「……って、偉そうに言うなら自分で自分の仕事しろ。」
「うえっ!?奏始ぃ!?」
「だ、誰ですか!?」
がさ、と枝を掻き分け会話に割り込むのに、そう時間はかからなかった。
『なぁ永恋、オレはな?戯者の無知、開催者の意図、観戦者の私情に天使の欲望、悪魔の采配、もっと言ったら堕落者の末路も敗者の運命も全部知ってるぜ?』
「!?」
小さな電話から聞こえたのは見知った少年の声、しかしそれはさながら死刑宣告のようで。
ボクも電話する!、と足元にまとわりつく銀色の少年をいなしながら、必死に脳内で言葉を解析する。
そして、彼女は気付くのだ。
“戯者の無知、開催者の意図、観戦者の私情に天使の欲望、悪魔の采配、堕落者の末路、敗者の運命”
途切れた通信には目もくれず、
“全部知ってるぜ?”
彼が告げた言葉の裏側に。
「“勝者”は……何処?」
手中から滑り落ちた携帯は、重力に逆らうことなく地に音を生んだ。
(道化師の狂気、それはさながら死刑宣告のようで。)
- Re: 夢中結愛信仰歌 【inzm】 ( No.71 )
- 日時: 2012/03/23 16:58
- 名前: 颯(元、天音) (ID: HSCcXZKf)
- 参照: 解明してみた。
-10-
「よっ、と。」
がさがさと枝を掻き分け、垣根の隙間から身体を滑り込ませる。
そして制服の至るところにまとわりついた木の葉やらを払い落とし、一息。
「も……死ねよぉ。」
「嫌だよ。」
やはり眠っていたのか、浮ついた声で理不尽な暴言を吐く馬鹿の頭を小突き、はっきりと拒否宣言。
それが気に入らなかったのか、ふいっと明後日の方向を向いた従兄弟を横目に、赤い双璧が写したのは見知らぬ顔の少女。
紺色のボブヘアーに同色の瞳、頭に乗せた可愛らしい赤い眼鏡。そして、見たことの無い制服からして此処の生徒で無いことは明確。
いきなりの第三者の登場に目を丸くする彼女は言葉が浮かばないのか、地に揚げられた魚の如くぱくぱくと口を開閉するのみ。
本当なら結祈を引っ張り帰路に着きたいところだが染み付いた良心がそれをゆるさず、
「……あの、どうかしましたか?」
自然と口が動いた。
他人に気を掛け過ぎだ、と自身でも思いはするが、これが性なのだから仕方がない。
一度手放したものが帰ってくるとは限らないのだから。
気が付けば、目の前でしどろもどろになる少女に無意識に他人の面影を重ねる自分が其処に居て。
(それは哀れな奏者の愚行、あれは何時かの聖女の消失)
ざわり、色鮮やかな花弁が舞う。
「あらあら、随分と楽しそうな御様子で。」
「当たり前だろ?こんな大掛かりなゲーム、楽しくない訳がない!」
狂ったように、けらけらと声を挙げる誓許。
そんな彼の隣に怪しく揺らぐ二つの金色。特徴的な編みかたを施した髪は、毛先に連れて白くなっていく黒髪。
「悪趣味、と言いたいところですけどそれは私も変わりませんから言えませんね。」
「……幾千年も生きて、色々と見て来たアンタだ。実際何とも思ってねぇだろ?“グロリア”。」
ククッと小さく笑う誓許に、グロリアと呼ばれた黒い少女は肯定の意を示す。
そして、
「私の場合、悪趣味と言いましょうか……こんなことをしたりするのも好きですよ?」
すく、と立ち上がり何を思ったのか、片手でゆるりと宙を凪ぐ。
「鮮やかな花も素敵ですが、
“花の死体”も中々に美しいのをご存知ですか?」
刹那、視界を彩ったのは文字通りに色を無くした、枯れ果てた花園。
「……本当、アンタは恐ろしいや。」
肩の横に両手を挙げ、そう零して見せる誓許。
ふんわりと微笑みを返したグロリアの手中では黒く色を変えた花がぐしゃりと音を立てていた。
「恐ろしいのは私ではありませんよ。本当に恐ろしいのは貴方のところの“聖女”様ですよ?」
(それは余りにも無惨で、余りにも美しい。)
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