二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- inzmGO 永遠の眠り姫、
- 日時: 2012/09/28 20:42
- 名前: 永夢 雪華 (ID: oN6CkR3P)
最果ての孤島、通称【神の楽園・ゴッドエデン】の北端。
“I need you. Help me...”
吹き荒れる雪、吹雪。
轟く雷鳴、稲妻。
渦巻く風、竜巻。
時間流が止まってしまったかのような牢城で———姫君は嘆いた。
“誰か、わたしを助けてください・・・。”
はじめまして、舞雪(まゆ)といいます。
とにかく「目指すはシリアス!!」なので・・・ひたすらシリアスを突き進みたいと思います。
メインはイナGO、背景はとある王国です(#^.^#)
I want friends...//
*お客様*
颯さん
とにかく神な御方です(#^.^#)
書かれている小説は『夢中結愛信仰歌』や『カタストロフィーは永遠に、』など。
結祈ちゃんと奏始くんはとにかくかっこよすぎるのでバレンタインチョコをあげたいくらいです☆←
さくらさん
こんな駄文を神文と言ってくださった優しい御方です(^^♪
書かれている小説は『アリスと兎の逃避行』などなど。
期待に応えられるよう頑張りたいと思います!(^^)!
奈流羽さん
舞雪の最初のお友達!!
書いている小説は映像の方で『イナイレ〜memory〜』や『キミがスキ・・・[inzm]』など。
羽流ちゃん可愛すぎるんですよ〜、どうぞ見に行ってみてください!!
もずくさん
舞雪の駄文を大好きだなんて言って下さる良い御方です(^^♪
書かれている小説は映像の方で『【稲妻/GO長編集*完結あり】』などなど。
あーもう吹雪くんg((黙
輝闇 優梨さん
舞雪と文通もしている、画才が半端無いお友達!!
書かれている小説は・・・いっぱいありすぎてわからない(笑
シュウくんが大好きなそうです、はい←
冬ノ華 神ノ音さん
神童くんが大好きなお友達です(^.^)
書かれている小説は映像の方で『イナGO 強くありたい・・・』。
三人称が綺麗すぎて凄いです!
風風さん
応援のメッセージをわざわざくださったお方です(>.<)
もう嬉しすぎる・・・。
________________________
オリキャラ and 公式キャラ紹介 >>1 >>36 >>2
イメージソング >>14
柄風教えてくれバトン『星空に込めた願いは』 >>28
*目次*
結末からのSTART >>3
真紅に染まる最後の楽園 >>6
何処までも華麗で何処までも皮肉 >>9
Episode0:Story of the eternity sleeping beauty.“永遠の眠り姫の物語”
(1)紅と碧の遊戯 >>11
(2)輪廻探偵は己を問う >>16
(3)戦いの軌跡など只の紙切れ同然 >>22
(4)来訪者有り、 >>23
(5)戯言を吐く異常者 >>24
(6)出揃った駒の奏者 >>31
(7)事の顛末は神にしか知りえない >>37
(8)今更スタート、ゲームマスターによる開始宣言 >>46
(9)少女は世界を捨てた >>53
>>57
Episode2:Addition and multiplication of the heart to believe.“信じる心の和と積は”
(1)本末転倒な太陽 >>58
(2)理想郷は失敗でした >>59
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- 永遠の眠り姫...... 2 ( No.58 )
- 日時: 2012/06/27 17:09
- 名前: 舞雪 (ID: 6kwRIGzI)
(1)本末転倒な太陽
「あの〜・・・そろそろ帰っちゃ駄目ですかね〜・・・?」
「駄目だ」
窓から見える虚ろ気な空。
王宮内もそんな灰色の気候に侵されたよう。
まあもっとも、“あ、やっぱり?”とばかりに舌を出す少年には雨も雷も隣に立つ青年も、視界に入っていなかったようだが。
———王宮の一階、平常時には人で溢れかえる決して狭くは無い空間。
だが二、三日前からは台風が近づいている為人気の欠片もない。
受付の役割を果たせていない女性は退屈そうに時間を持て余しているとひと目でわかる。
なんだこの有様は。
お世辞にも綺麗とは言いがたい銀色の髪をガサガサとやりながら白鳥真翔は王国の行く末を危ぶむ、
「・・・ねー真翔さん。なんでちょっと道を間違えたくらいでこんな説教されなきゃなんないんですか?」
と同時に少年の未来を想像してただでさえ酷い頭痛を更に悪化させる。
「馬鹿かおまえは、耳が腐るくらいに言われなかったのか、聖帝の部屋には近づくなって!!」
「なんでですか」
「なんでじゃない」
「———だって真翔さんフツーに入ってくじゃない。休憩時間とか」
少年の言葉の余韻を雨の音が打ち消す。
脳内を嫌というほど稼動させた答えを、青年は漠然と受け入れるしかなかった。
「ちょ、どこ行くんですか真翔さん! ・・・ってか俺逃げてもいいんですか」
可哀想に、少年の呼びかけは虚しく宙に消えて。
- 永遠の眠り姫、 (進行方向不明中!) ( No.59 )
- 日時: 2012/07/01 13:47
- 名前: 舞雪 (ID: 6kwRIGzI)
(2)理想郷は失敗でした
( なんて言えばいいのかな、今なら信じられるかもしれない )
悪魔にでさえ助けを乞うほどに俺は心から腐りきっていた。
*
「———魔法が見える輩、か・・・それは面白い」
「何が面白いんだよ、そんな奴がそこらへんに居たら俺は消されてしまうんだぞ!? 違うか!?」
立ったまま必死に言及する真翔に対し、椅子に頬杖をつき真顔で彼を観察する豪炎寺修也。
二人の真上で七色のステンドガラスが鈍く輝く。
沈黙はしばらく続き、先にそれを破ったのは———真翔の攻撃的な視線に耐えかねた聖帝のほうだった。
「・・・おまえにはつくづく呆れさせられる」
大きく溜め息をついて姿勢を正す。小さな硝子テーブルに伸ばした手に掴んだグラスの中で、氷の音が季節外れの涼やかさを醸し出した。
「おまえだけじゃない、この国もそうだ。俺は俺の理想郷を創り出そうとしたが失敗だった。・・・やっぱり千宮路が正しかったのか?」
誰に言っている風でもなかった。
グラスを持ったままふいに立ち上がり歩き出した豪炎寺から目を逸らすように、真翔は俯く。
「大人という種族は常に自分の利益のことしかあたまにない。子供の頃の理想でさえ追い求めない」
彼が部屋の中央まで来たとき。
大理石の床に描かれた紋章から波打つように光が溢れ、其の他の光が一瞬にして失われた。
異変に気づき顔を上げた真翔が、今現在、魔法が発動されていたことを解ったのは、少女の姿が形作られた後。
「そのとおり、大人は信じられません———実に正論ですね、」
ひざまづいた形のままにこと微笑んだ少女はゆっくりと起立し敬礼した。
腰紐につけられた可愛らしい彼女には似合わない短剣がカシャと鳴り響く。
「相原沙耶、ここに」
「・・・よく戻ってこれたな。円堂を取り逃がしたというのに?」
「黙っていただけますか真翔さん」
凛とした声が真翔を抑え付ける。
その会話ともいえぬ会話が面白かったのか、豪炎寺は懐かしげに笑みを浮かべた。
あからさまにムスッとした様子で沙耶は続ける。
「真翔さんが言うように円堂守の確保には失敗しましたが、第一の事件の犯行現場は掴めました。聖なる森です」
そのムスッとした様子とはまた別に、ぎゅっと握り締められた拳。
爪は傍から見ていても痛々しい程に掌に食い込んでいた。
やはりそうか、と眉根を寄せる聖帝。
瞼を閉じ、次に開けるとき、彼の口から命が下される。
“仰せのままに”———敬愛する人の目をしかと見つめながら沙耶は自分に言い聞かせるように呟いた。
「霧野とともに聖なる森へ行け。そして、ここ一連の事件の犯人を捜してこい」
- Re: <inzmGO> 永遠の眠り姫、 (進行方向不明中!) ( No.60 )
- 日時: 2012/07/01 13:58
- 名前: 風風 (ID: evp0hpRa)
初めましてッですかね?はい。
遅くなりましたが、返信50のキリ番おめでとうございます!!
これを、期にコメをさせていただきました。
自分本当にシリアス大好きですッ!!!
シリアスの小説があるのなら、私はどこまでm((ry
これからも、応援していますッ!!
- *コメ返し* ( No.61 )
- 日時: 2012/07/02 13:01
- 名前: 舞雪 (ID: 6kwRIGzI)
>>風風さん
はじめましてですねっ! こんにちは!
わぁ〜ありがとうございます☆
なんか嬉しいですね・・・っ。
返信50のキリ番ってのがよくわからないんですが・・・???
・・・まあいいや←
コメントありがとうございました、風風さんの小説も見に行ってみますね(^^♪
- Re: <inzmGO> 永遠の眠り姫、 (進行方向不明中!) ( No.62 )
- 日時: 2012/07/02 15:27
- 名前: 風風 (ID: 7ZyC4zhZ)
あ、えっと...
スレッドの数が50を超えて
きりがよい(丁度いい)
って感じですw
簡単にいえば、>>50を超えたってことでしょうか?
まあ、そんな感じです!説明下手でスミマセンッ!
これからも頑張ってくださいねッ!
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