二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!!
- 日時: 2012/05/23 19:37
- 名前: 勇騎那 (ID: P8fkdnbW)
愛に溺れるつもりはない
落とされるつもりもない
落とされるより、落としたい
恋人たちをいじってからかうのは好き
それよりも、サッカーのほうが楽しい
おれの弟たちとサッカーするほうが楽しい
言っておくが…
お前の目、正常に網膜働いているのか?
だよな
そうだったなら———ないもんな?
〜アフロディ様のようなお客様〜
火燐様
風風様
きぃ@亜沓様
レッド様
こんな駄文しか書けない私のスレにコメを……!!
ありがとうございます(深礼×1000
- Re: イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!! ( No.24 )
- 日時: 2012/05/20 21:41
- 名前: 勇騎那 (ID: rc8CMmgA)
次の日の部活で、御筝は練習に集中こそしていたものの、プレーにキレがなかった。
「御筝!!」
円堂が怒気を上げた。
「集中できないならフィールドから出ろ!!」
「……はい」
すんなりと御筝はフィールドを出てベンチに座った。
そんなに素直にベンチに戻るとは思っていなかった円堂は慌てふためいた。
「どうした?どこか具合が悪いのか?」
「いいえ。気がかりなことがあって、集中できていませんでした」
気がかりなこと……?
疑問に思った円堂と春奈はそれが何かを問いただした。
帰ってきたのは思いもよらないことだった。
「もしかしたら、雷門の中にシードがいるかもしれないんです」
練習をしていた雷門イレブンが動かなくなった。
「え!?本当なの!?」
「確かではありません。その可能性があるということです」
それと、
御筝は円堂たちに構わず続けた。
「次の対戦校、新雲学園の選手のことですが、おれに匹敵するプレイヤーがいます。そのプレイヤーは、"10年に一度の天才"と呼ばれ、たぐいまれなるサッカーセンスを持っている」
今まで、表舞台に出てきていない選手です。
皆が皆、御筝の話に食い入っていた。
「そしておれは、数日前まで新雲学園の生徒だったからこのことを知っている」
御筝はまつ毛の長い赤い目を伏せた。
数秒ほど目をつぶって、また開いた。
嫌味なほど様になっている。
「気を付けてください」
勝利の女神—ヴァルキュリア—は堕天使—ルシフェル—をどうするかわからない。
——————
ホーリーロード準決勝が行われるデザートスタジアム。
名前の通り、砂のフィールドだ。
「スターティングメンバーを発表する。FW、倉間、剣城」
「「はい!!」」
「MF、松風、神童、速水、浜野、御筝」
「「「「「はい!!」」」」」
「DF、狩屋、霧野、天城」
「「「はい!!」」」
「以上」
試合開始のホイッスルが鳴るまでにはまだ時間がある。
皆、それまで柔軟をしたりして、来るべき時に備えていた。
御筝も個人で軽いストレッチを始めた。
「御筝姉」
「何だ?天馬」
「御筝姉は、何で雷門に来たの?」
天馬は思ったことを口にしただけなのだが、御筝は勝負の時の情念の炎が舞い踊る眼をした。
「おれは、仲間たちの背中しか見たことがない。
一度、真正面からぶつかりあいたかった。
それだけだ」
「そっか」
天馬はふと、新雲学園のベンチを見た。
「え………」
そこには見覚えのあるタイヨウのようにオレンジの髪をした少年が新雲の群青のユニフォームを着てチームメイトと話していた。
- Re: イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!! ( No.25 )
- 日時: 2012/05/23 19:27
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
こんばんは、レッドです!
先ほど、私の小説に来てくれてありがとう!!
ダンボール戦機が好きなので、凄くハマりました。
これからも遊びに行くので、よろしくね!!
- Re: イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!! ( No.26 )
- 日時: 2012/05/23 19:34
- 名前: 勇騎那 (ID: P8fkdnbW)
レッドs>
おう!!また来て下さい!!
あたしもダンボール戦機で書こうかな……?
続く気がしないけど
コメありがとうございます!!
- Re: イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!! ( No.27 )
- 日時: 2012/05/23 19:42
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
おう、ここで書いてるのかなって思ってさ。
また遊びに来てね。
私も楽しみにしてるよ♪
- Re: イナゴ-ロマンチスト・サディスト(コメ下さい!! ( No.28 )
- 日時: 2012/05/24 22:34
- 名前: 勇騎那 (ID: Tz3Xhr4z)
「太陽…」
天馬に太陽と呼ばれた少年は振り返りざまに天馬の名を呼ぶ。
「やあ。天馬」
「君、サッカーしちゃいけないんじゃ…」
「聞いちゃったんだ……。そうだよ。僕の体はサッカーみたいな激しいスポーツには耐えられない。
でもね、サッカーが好きなんだ!」
サッカーが好き
偽りのないその気持ちに、自らの誇りを持って太陽は言った。
「だから隠れて練習をした。上手くなっていくのがうれしかった。でも、病気が悪化して医者にサッカーを止められてしまったんだ……。そんな時見たんだ、雷門のサッカーを。君のプレーを。僕の中にサッカーへの想いがあふれて、もう止めることが出来なかった!!僕は雷門に勝つ!!勝って優勝するんだ……!!」
「させるかよ」
御筝が天馬の背後から太陽に近づいて行った。
「そんなこと、おれが許すと思うな雨宮(本当はアホ宮って呼びたいところだけどな)」
御筝は太陽に対して挑戦的に笑った。
太陽もそんな御筝に同じ顔で返した。
「久しぶりだね、御筝(顔の割に名前はかわいいよね)」
「病気だってなんだって克服しろよ?そうじゃないと楽しくない」
「言われなくてもそうするよ。御筝の方こそおれに負けたりしないようにね?」
御筝は鼻であざ笑った。
美男がやると嫌味以外の何でもない。
「おれがお前に負けるなんて、世界中の海水が干上がってもあり得ないことだな」
「すぐにそんなこと言えなくしてあげるよ」
太陽と御筝は笑っていた。
始終気味が悪いほど笑っていた。
「(太陽と御筝姉って仲悪いんだね……)」
この二人の関係が垣間見えたシーンだった。
天馬は誰に言われずともそう察した。
もうすぐ、試合開始のホイッスルが鳴り響く。
「殺りあおうぜ?雨宮」
「潰し合おうよ、御筝」
周囲が近寄れぬ黒い空気を流していた2人だった。
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