二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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少年陰陽師パラレル現代版★短編集【完結】
日時: 2012/08/26 11:27
名前: 羽月 (ID: nOUiEPDW)

はじめまして!!
羽月リリと言います。
少年陰陽師のパラレル現代版を書いていきます。
基本的に、短編を書いていこうと思っています。
第一作目なので、ダメダメだと思いますが、よろしくお願いします!
・原作とイメージ違う
・キャラ崩壊
・誤字脱字がある
・更新遅い
・駄文
以上の5つのことがおkな方はどうぞ。
荒らし・チェンメは帰ってください。

皆様のお陰で、無事、完結することが出来ました!
ありがとうございました!



☆★コメをくださったお客様★☆
・ルリ朱雀様
・音羽様



☆★鑑定をしてくださった方★☆
・棋理様>>45



☆★目次★☆

其の壱★甘いケーキを食い尽くせ
>>03 >>04 >>05 >>06 >>08 >>09 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15 >>18 >>19 >>20 >>21

其の弐★長い補習を終わらせろ
>>29 >>30 >>31 >>32 >>33 >>34 >>36 >>42 >>47 >>48 >>49

其の参★彼女の笑顔を取り戻せ
>>58 >>61 >>62 >>63 >>66 >>68 >>72 >>75 >>78 >>79 >>80

最終章★
>>94 >>101 >>102 >>108 >>109 >>113 >>124 >>129 >>130 >>131 >>136 >>140 >>143 >>146 >>147


おまけ
・君のために——。>>24
・優しく、切ない、夕焼け色>>52


参照200突破記念
・とある一日。《天一・朱雀編》>>25

参照300突破記念
・昔からの光景>>38

参照400突破記念
・今日の俺はついていない>>56

参照500突破記念
・子どもの日>>73

参照600突破記念
・あれを貰った勾陣は>>86

参照670突破記念
・もっくんの一人言>>92

参照700突破記念
・金環日食>>97

参照800突破記念
・紅蓮と晴明>>106

参照900突破記念
・物の怪には聞かれたくない、昌浩の車之輔への相談>>111

参照1000突破小説
・祈りと願い>>117
・リクエスト小説(六合×風音)>>121

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Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.138 )
日時: 2012/08/20 19:53
名前: 羽月リリ ◆PaaSYgVvtw (ID: eahZ4LLD)
参照: http:/

>>137 音羽様

じゃあ、音羽って呼ばせてもらうね!
私のことは羽月でもリリでも何とでも読んでくださいww

あと少しで完結。
他の小説に力注ぎたいしな。
まぁ、もう少しの間、頑張ります!

本編でも昌浩君、成長しちゃったね(´・ω・`)
幼い昌浩君が好きだった羽月にとって、少し悲しい…。
でも、必ず人は成長していくしね!

では(^^)ノシ

Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.139 )
日時: 2012/08/20 22:23
名前: 羽月リリ ◆PaaSYgVvtw (ID: uyKWZpxa)
参照: 完結まで一気にいきます。多分ww

「……彰子、大丈夫?」
 妖怪が消滅したのを見届けてから、昌浩が彰子の前にしゃがみ、目線を合わせた。
「えぇ、大丈夫」
 怪我をしていないか確かめると、倒れた時に少し擦りむいただけで、他は特に怪我をしていなかった。妖怪が現れた時に、激痛が走ったが、あれは昌浩が妖怪を退治すると同時に消え去った。
「……良かった——」
 ほっと安堵の溜め息を吐く昌浩を見た彰子は小さく微笑んだ。
 その様子を、二人の邪魔にならない程度の場所で見ていた物の怪は小さく呟いた。
「いやぁ、仲が良いねぇ」
 隣に立っている六合が黙然と頷いた。
「まったく、見てるこっちが恥ずかしい——」
 物の怪は目を見開いて、長い耳をそよがせた。半瞬遅れて、六合も異変に気が付いた。
 妖の気配だ。
「昌浩——っ!?」
 物の怪が二人の側へ駆け寄ろうとした瞬間、大きな黒い影が横切った。それは、昌浩と彰子の方へ向かっていく。
「彰子、危ない——!!」
 迫りくる妖怪に気が付いた昌浩が、彰子の身体を押しのけた。それまで、彰子がいたところに——彰子の首があったところに、妖の鋭い爪が物凄い速さで空を切り裂いた。
「妖怪——っ!!」
 昌浩は素早く移動する妖怪を睨んだ。
「——っ…」
 右手の人差し指と中指を立て刀印を作るが、これでは動きが早く、術が当たらない。
 物の怪姿から本性の騰蛇へと変化した紅蓮が、妖怪に向けてその炎を放とうとした。
「紅蓮、駄目だ!」
 しかし、昌浩の鋭い声がそれを止めた。
「何故だ!?」
 突き出した右手に炎を宿らせた紅蓮が、金色の瞳で昌浩を睨む。
「炎を放ったら、木に燃え移って山火事になるだろ!」
 確かに、ここは山の中で、辺りは木が生い茂っている。すぐに燃え広がることになるだろう。
「——ちっ」
 舌打ちを打った紅蓮が、右手を下ろす。
 それを見た妖怪は、再び昌浩と彰子に向かってきた。
「……、禁!!」
 昌浩が彰子を腕に抱いたまま、結界を張る。急に止まることが出来ずに結界に体当たりした妖怪は、しかしすぐに体制を立て直し、続いて紅蓮へ向かって走り出す。
 いつの間にかその手に緋炎の槍を持った紅蓮は、それを薙ぎ払った。
 妖怪の身体が軽く吹っ飛んだ。地面に叩き付けられたが、ゆっくりと立ち上がり、紅蓮を睨み付けた。
 よくよく見てみると、狼のような姿をしている。だが、爪は異様な程に大きく鋭く伸びているし、全身に闇を纏っている。そして、瞳は赤く、ぎらぎらと光っている。それを見ると、やはり普通の狼とは全く違う、紛れも無い妖だ。
 紅蓮もその妖怪を睨む。
 昌浩は、念のために結界を張ったまま、六合の様子を伺った。見ると、六合も同じ妖怪と対峙しているところだった。
「……二匹もいるのか——」
 ぎりっと歯噛みをする昌浩。その時、昌浩の耳に小さな声が聞こえた。
「……ごめん。私のせいで、こんな——」
「彰…子——?」
 驚いた昌浩が彰子を見詰める。
「私が、こんなところに来たから——」
「馬鹿。彰子は悪くないよ」
 彰子を見詰めたまま、昌浩が優しく言う。
「どうせ、俺が倒すことになってたんだよ。だって、妖怪を退治するのが、俺の——陰陽師の仕事だから」
「……そっか」
 彰子は目を閉じた。その時に、すうっと涙が頬を伝った。
「そうね。ありがとう、昌浩」

Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.140 )
日時: 2012/08/21 09:47
名前: 羽月リリ ◆PaaSYgVvtw (ID: eahZ4LLD)

 紅蓮は、妖怪と睨み合っていた。
 妖怪はいつ襲いにかかるか計っているようだった。紅蓮は緋炎の槍を軽く振った。
「来るならとっとと来い」
 すると、妖怪は牙を剥いて紅蓮へ向かって走り出す。
 紅蓮は、緋炎の槍を一文字に切り裂いた。妖怪の身体が吹っ飛んだが、すぐさま体制を立て直し、再び紅蓮に向かっていく。
「紅蓮、後ろ!!」
 昌浩の声が聞こえた。
 後ろから妖怪が来るのが感じられた。しかし、前からも妖怪が迫ってきている。
 その時。
「騰蛇、お前も弱くなったなぁ」
 溜め息混じりの声。
 強い神気を感じ、紅蓮は口端を上げた。そして、緋炎の槍を薙ぎ払う。
「ふざけんなよ!」
 妖怪の身体が吹っ飛ぶ。それは木の幹にぶつかり、動かなくなった。
 それを確認してから、紅蓮は後ろを振り返った。ちょうど勾陣が妖怪の首元を筆架叉で両断したところだった。
「……勾。俺はなぁ、炎が使えないから——」
「そんなのただの言い訳だ。私は言い訳など聞きたくもないな」
 勾陣は紅蓮、の言葉を遮って言い、筆架叉を一振りし、再び構える。
「騰蛇、この妖が辺りに沢山いる」
「……馬路かよ」
 そう言う紅蓮も薄々気が付いていた。辺りには狼のような妖怪がこちらを睨んでいる。
「……やるしか無い、ってか」
 仕方が無いと言うように嘆息を吐き、緋炎の槍を強く握り締めた。
「行くぞ、騰蛇」
「あぁ」
 その言葉を合図に、紅蓮と勾陣は妖怪を叩き潰し始めた。

Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.141 )
日時: 2012/08/21 21:19
名前: ルリ朱雀& (ID: J/cl5oqb)


紅蓮と勾陣の共同戦線!!!
 勾陣のアネゴかっこいい!!!!
 彰子も無事で良かった…。
 昌浩、うらやましいなぁ…。
 続き、楽しみにしています。

Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.142 )
日時: 2012/08/22 11:16
名前: 羽月リリ ◆PaaSYgVvtw (ID: iQZhz91g)
参照: http:/

>>141 ルリ

久しぶり!
コメントありがとう(*´∀`*)

紅蓮と勾陣、かっこいいよね。
原作読んでて、自分もこの二人の共同戦線書きたい、って思って。
やっと書けましたww

続きも楽しみにしててね(^^)ノシ


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