二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- [inzm]grotesque daisy[参照200突破]
- 日時: 2012/08/28 12:53
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね
〝影踏ンダ〟
人が一人消えた
また一人消えた
またまた一人消えた
一人 一人 ヒトリ また一人———————————————
囲う輪を崩していくの
最後に残った君も
一抜ケタ———————————————
*
夏という事なので何かグロか何かを書いてみたいと思います。
ええ、ちゃんと別小説は進めますから。ハイ。ええ。…うん。
※
・スプラッター表現?ありかも…。良く分からない表現が多い
・駄文です。此処重要ですッ!
・荒らし・中傷駄目絶対。
・同世代(無印・go) ※但し、『音無』、『円堂』は別
・キャラ崩壊
・基本は天馬視点 ※他のキャラ視点になる事もある
——————————自由は何処へ 己を繋ぐ赤い紐(クサリ)から何時出遣る 汝の刃で私の首ごと断ち切っておくれ
♯犠牲者
>>01
♯第一夜『病棟・トラウマ編』
>>02、>>03、>>04、>>06、>>07、>>08、>>09、>>10、>>13、>>14、>>15、>>16、>>17、>>18、>>20、>>21、>>22、>>23、>>24
>>25
- letter[伊莉寿様] ( No.12 )
- 日時: 2012/08/17 09:17
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
こんな駄文を読んでくれて有難う御座います!
いえいえ、私は駄文しか書けませんし凄くは無いです…
ハイッ、勿論更新頑張りますねッ!
それではコメント有難う御座いましたぁッ!
- a title[支え] ( No.13 )
- 日時: 2012/08/17 10:41
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
『はぁッ、はぁッ…』
辿り着けば其処は床の間で、普段あんまり使われていないのか壺や掛軸が煤を被っている。せめて掃除位して欲しかったな。
まあでも、此処なら誰にも見つからず聞かれずに話す事が出来るってワケだ。
倉間先輩の方に視線を向ければ若干青筋を立てていて今にもブチ切れそうだ。怖い…。
「…んで、どうしてあんなモノを天馬が持ってんだよ」
「ッ、」
俺にとって見られたくないモノを倉間先輩に見られてしまったんだ。
今更逃げても、言い訳しても無駄だし。
「実は俺——————————————————————————————
キ*ガイかもしれないんです」
「…はぁッ?!」
拍子抜けた表情を先輩は浮かべるけど、本当の事なんだ。だって俺、精神安定剤を大量に服用しちゃうほどヤバイからさぁ。
夢のヤブ医者の言う通りキ*ガイだ…って認めちゃったよ俺。今まで夢の中で散々否定し続けてきたクセに今更何言ってるんだか。
まぁそれはさておき、俺は今までの経緯を倉間先輩に話した。勿論其の話は省略。だって一々説明するの面倒臭いし。そうでしょ?
「うーん…」
あーホラ、倉間先輩ったら必死に考える素振りを見せちゃったよ。
こちとら懸命に分かりやすいように頭の中を整理して説明してるのに。
ヤバイ。もう誰も信じられなくなりそう。人間不信になりそう。マジでキ*ガイになって先輩を絞殺しそうだ。でもここは抑えながら理性を保とう。
「そうゆう精神的問題になった事ねぇけどさ」
「?」
「でもさ、辛いなら辛いで俺や半田、狩屋達に頼れよ。辛いなら辛いで泣いてせがめよ。…出来る事はやってやるからさ」
「先輩ッ、」
「それに、御前は異常なんかじゃねぇ。俺達と同じ正常だ。
もし誰かが御前をキ*ガイ呼ばわりしたら、俺が正してやる。正常だという事を証明してやる!」
全てを先輩に打ち明けて良かった。自分から頼れせがめと、心の支えになってくれる先輩に。そのうち精神安定剤は必要なくなるかもしれない。皆と同じ正常の人間に戻れるかもしれないという希望の種が心に芽吹いた。
「ッくら、ま、せん、ぱぁ…!」
「俺を信じろ。だから泣くな」
「俺ッ、寂しかったッ…!クラスの皆から偏見持たれてッ!俺ッ異常だから友達一人も作れなかったぁッ…!
だから寂しさを埋めようとして俺ッ…!サッカー部に入った…!だけど怖かったッ!クラスの皆と同じ様に差別されるのがッ!虐められるのが怖かったぁ…!!!」
「辛かったんだな。怖かったんだな。孤独だったんだな…」
倉間先輩の両手が俺の頬を包む。温かい。体温とかそういうのではない。心の温かさだ。この人に触られると壊れた精神が癒えていく気がする。
*
another title/[君の温もりを求めていたんだ]
- a title[呪音] ( No.14 )
- 日時: 2012/08/17 12:13
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
倉間先輩に宥められながら皆のトコロに戻った。
当然半田先輩達は慌てて如何した?や何があったんだ。とか聞かれた。けど倉間先輩は平然とした態度で別にィ。と言い放った。
どういう事なんだと言わんばかりに首を傾げる半田先輩ですけど、そんな顔しても駄目ですよ。
コレは倉間先輩と俺だけの…、二人きりの秘密なんですから。ね。
ふと半田先輩の手が俺の肩に触れた刹那—————
「う〝ぐぇあぁッ…!!?」
「天馬ッ??!」
急激な吐き気と目眩が俺を襲って来、其の場で嘔吐した。
何で?
倉間先輩が触れた時は何も起こらなかった筈なんだけど。半田先輩や成神、狩屋が触れば益々吐き気に襲われる。
止めて、止めてよ。そんなに触られたら俺、嘔吐が止まらないよォ…。
聴こえない筈の砂嵐の音が脳内にザーザー騒いで、視界は薄くぼやけてくる。
そのまま吐き続け、ついに俺の意識はプツンッと切れ、気絶した。
「ッ、ん…。此処、は…」
気が付けば布団の上。そうか、俺、嘔吐で気絶しちゃったんだっけ…。
太陽、成神、狩屋、部員全員俺の周りに集まっていた。
神童先輩なんか今でも泣きそうな顔で俺を見詰めている。南沢先輩なんか俺の隣で添い寝している。あ、起きた。
「天馬ッ!天馬ぁ…!」
「神童先輩…」
「大丈夫天馬ッ?!どこか痛いところ無い?!」
「太陽ッ、」
また俺は皆に迷惑掛けた。俺は自分を恨んだ。不完全な心を持ったから。俺が完全だったら皆に迷惑なんか掛けなかっただろうに。
倉間先輩は俺の頬を優しく撫でる。嗚呼、この人だけは…。
「俺が天馬の傍につく。 だから御前等は先に食事を済ませてこいよ。俺は後で食べるから」
分かった。とゾロゾロ部屋を退室して行く太陽達。
神童先輩と南沢先輩だけは違った。どこが違ったか。
確かに太陽達に続いて退室をした。しかし倉間先輩の事を一瞬だけ見た瞳に光が無かった。あれは一体何の意味を表しているだろうか。
倉間先輩の表情を伺えば、少量の冷や汗を流し目を細めている。それはまるで何かを悟った様なものだった。
俺と倉間先輩の二人きりになったところで俺は精神安定剤を飲んだ。
*
another title/[心配が狂気に変わる時]
- a title[紐(ジュバク)] ( No.15 )
- 日時: 2012/08/17 17:21
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
「じゃあ、本当に俺が居なくても大丈夫なんだな」
「ハイッ、先輩の御陰で何とか精神も治まりましたし」
「分かった。 だが、ちょっとでも異常を感じたら直ぐに呼べよ」
お休み。何時もは見せない柔らかな微笑を浮かべ倉間先輩は退室した。
大丈夫。夢の順番はもう把握出来てるし、いざという時に先輩のとこに行けば良いんだから。
安心感を感じて俺はゆっくりと目を閉じた。
「あ、れ…?」
可笑しい。何時もだったら暗い空間の中なのに今回は違う。真っ暗じゃない、藍色に明るんでいる。
とりあえず歩いてみるが、何時もと異なった空間の中を彷徨えば彷徨うほど藍色から藍鼠へ、藍鼠からアイボリーへ、どんどん明るんでいき、最終的に真っ白く染まっていった。
今まで同じ夢を見続けてきたから変に、良く分からなく感じる。もう少し先を進んでみれば床に人影の様なアッシュグレイの物体?が揺ら揺らと陽炎みたいに揺れていた。
気になったので駆けつけてみたら其処には意外な人物が俺に背を向けた状態で佇んでいた。
其の人物とは—————
「倉間先輩ッ?!! 如何して、此処、に…」
『ッ、何だ。御前か…』
振り向いた倉間先輩。だが、倉間先輩の目は虚ろで醜悪な人間に向けられている様なものだった。
「倉間せんぱッ『なぁ天馬、』———ッ?!!」
『御前さぁ、自分が正常だって思ってるのか?』
「ッ、何、を…」
『御前がそう思ってても此方から見りゃキ*ガイだっつーの』
「そん、なぁ…」
臆する俺を見て倉間先輩はカラカラと笑う。
『あと御前、現実でもう一人の〝俺〟に諭されたんだってなぁ』
「…。」
『もう一人の〝俺〟を信じちまったんだってなぁ。 御前、騙されてるぜ?』
「違うッ…!」
『違くないさ。 現実の俺(アイツ)の言った事は只の〝飾り〟だ。
…人間は平気で嘘を付く生き物。飾った言葉で相手を欺く。 『善』だって其の一つ。所詮人間は私利私欲の塊って事さ』
「違うッ!!違う違う違うッ…!!!!! 現実の先輩(アナタ)は俺の事を想って…!」
落ち着け俺。これは夢なんだ。現実じゃない。たかが夢の中で何ムキになってるんだ。
そう自分自身に言い聞かせても上手く感情の制御が出来ない。
何時の間にか倉間先輩は俺の背後に回りこんでいた。そして優しく両手で俺の首を掴んだ。指の感触は人間の指と思えないほどザラザラしていて鮫肌と連想させた。
段々と倉間先輩の指が俺の首に食い込み、そして遂にブチブチィッ!と生々しい音を立てて中に食い込んだ。
「う〝あ〝ぁぁぁああああぁぁああ〝ぁぁぁぁぁああああッ!!!!!」
食い込んだ其処から生暖かく鉄臭い何かが俺のジャージの中に入り込んでいく。
倉間先輩は面白そうにズブズブと掻き回し中を抉る。
走る激痛に耐え、力尽くで倉間先輩の指を離れさせようと先輩の腕に手をかけたが、相手の力に及ばなかった。
倉間先輩は耳元でこう囁いた。
『御前は狂気の子として生まれてきたんだ。 現実を受け止めたらどうだ?』
「嫌、だぁ…! 俺は…、俺は正常だぁあぁぁぁあああぁぁぁぁぁああ!!!!!」
『受け入れないと益々苦しくなるだけだ。 狂気に身を委ねてみろよ。スッゲー楽になるぜッ!なぁ!なぁ?!』
やっぱり俺は正常になれないのかな。直そうとしても結局狂気が打ち勝っちゃうのかな。
如何しよう如何しよう助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
———『助ケロ』
*
another title/[呪縛から解き放てない哀れな子供]
- a title[君の声]〝倉間side〟 ( No.16 )
- 日時: 2012/08/17 18:31
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
俺が部屋に戻ってから数時間経つ。夜の9:00だったのが気付けば10:00ピッタシだ。時間が経つのって早いモンだな。
…しかし、天馬を一人部屋に残して来た事が引っ掛かる。大丈夫だろうか。
天馬の精神が治まったとしても何時また起こるか分からない。このまま放っておけば再び嘔吐するかもしれない。最悪、発狂してしまうかもしれない。
まぁ要するに、他の病動揺このまま放置しておけば状態は更に悪くなるって事だ。薬を服用しても効き目の期間が短いからな。
こうしてはいられない。一刻も早く天馬の傍に居てやらねば。
寝ている奴等を起こさないようそっと襖を開け天馬の部屋に向かった。
天馬の部屋まであと少し。待ってろよ天馬、あと少しでッ…!
「う〝ああぁぁぁあ〝ぁぁあ〝あ〝あ〝ぁぁぁあぁぁぁああああぁぁあッ!!!!!」
目的地間近のところで天馬の悲鳴が聴こえて来た。遅かったかッ…。
もう歩いていられるかッ!と勢いよく襖を開ければ天馬が自分自身の首を締め付け悶えていた。
「天馬ァッ…!!!」
慌てて手を離させれば天馬は暴れるのを止める。
「大丈夫かよッ?!オイッ!」
「…ッ?!!」
手を差し伸べようとすると大袈裟にビクつき思い切り弾かれた。
「てん、ま…?」
「来るなぁッ! どうせ御前も私利私欲の為に俺に優しくしたんだろ?!!来るなッ、来るなぁ…!!!!!!!!!!」
さっきまでの反応と全く違う。一体何が起きたんだ?薬か?薬の所為なのか?
「天馬、落ち着けって…!」
「偽善者のクセして来ないでよォ…」
やっぱり天馬の傍に居るべきだった。
確かに俺は天馬の言う通り、偽善者かもしれない。
…何だよ。結局何もしてやれなかったじゃんかよ。何が俺を信じろだよッ!出来ない約束なんかすんなよ!
今更悔いたって、自分を恨んだって、天馬は発狂したままだ。だからといってこのままにして良い筈が無い!
天馬を宥めようとしたら—————
「如何したんだッ! …天馬ッ?!大丈夫かッ!」
神童が入ってきた。しかも佐田と南沢さんも連れて。
嫌なタイミングに来られた。どう言い訳すれば良いのかすぐさま思いつかなかった。
神童は光無い瞳で俺をキッと睨み、腕を掴まれ
「佐田。南沢さん。 天馬の事、宜しく御願いします。但し天馬に触れないよう十分気を付けて下さい」
声も何時もと異なっている声で神童は言い放ち、俺を廊下へと連れ出した。
まさか、神童がここまでキレるとはな。
*
another title/[何も出来なかった事を悔やみ続ける]
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