二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- [inzm]grotesque daisy[参照200突破]
- 日時: 2012/08/28 12:53
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね
〝影踏ンダ〟
人が一人消えた
また一人消えた
またまた一人消えた
一人 一人 ヒトリ また一人———————————————
囲う輪を崩していくの
最後に残った君も
一抜ケタ———————————————
*
夏という事なので何かグロか何かを書いてみたいと思います。
ええ、ちゃんと別小説は進めますから。ハイ。ええ。…うん。
※
・スプラッター表現?ありかも…。良く分からない表現が多い
・駄文です。此処重要ですッ!
・荒らし・中傷駄目絶対。
・同世代(無印・go) ※但し、『音無』、『円堂』は別
・キャラ崩壊
・基本は天馬視点 ※他のキャラ視点になる事もある
——————————自由は何処へ 己を繋ぐ赤い紐(クサリ)から何時出遣る 汝の刃で私の首ごと断ち切っておくれ
♯犠牲者
>>01
♯第一夜『病棟・トラウマ編』
>>02、>>03、>>04、>>06、>>07、>>08、>>09、>>10、>>13、>>14、>>15、>>16、>>17、>>18、>>20、>>21、>>22、>>23、>>24
>>25
- a title[合宿の御知らせです] ( No.7 )
- 日時: 2012/08/16 12:50
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
神童先輩はベンチに置いてあるファイルの中からサッカー部員全員分あるB3位の用紙をそれぞれ手渡した。
「音無先生からの知らせだ。明日から夏休み最終日まで合宿を実施する」
明日からって事は…
嗚呼そうか、もう七月の中旬で今日は終業式の日なんだ。すっかり忘れてたよ。明日から夏休みかぁ…。
でも宿題とか如何すれば良いんだろうか。最終日まで合宿だから進められる暇が無いんじゃ…
「神童先輩ッ!夏休みの課題を進める時間はありますかッ?」
「あぁ、勿論ある。 ちゃんと音無先生と相談して計画を立てておいたから心置き無くサッカーに集中できる」
「正に文武両道ですね!」
神童先輩の柔らかな微笑みに少し安心した。
これで安心して進められる!って思ったんだけど課題内容は〝数学〟と〝現代文〟なんだよなぁ…。現代と数学の二つだけだからラッキーかと思いきや、目眩・頭痛がするほど難しいんだよ、うん。
それだったらあの夢でも見たほうがマシだよ。…またあのキ*ガイヤブ医者と対面しなきゃいけないけど。
*
another title/[必需品の安定剤を持っていこう]
- a title[さらば稲妻町] ( No.8 )
- 日時: 2012/08/16 16:34
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
翌日。
前日に用意しておいた必需品(と言ってもユニフォームや水、スパイクなんだけど)をもう一度確認する。最後に合宿分の精神安定剤が入ってるかどうか確認。うん、大丈夫。ちゃんと入っている。
秋姉行って来まぁす!と何時も通り元気良く行って来ますを言ってから玄関を飛び出した。当然、親友のサスケ(飼い犬)にもちゃんと言っておいたよ。
プリントの指示に従って稲妻駅に向かえば既にメンバーは集まっていた。コレは完全に遅刻だ…。時計を見れば集合時間の9:00過ぎてるし…。
苦笑いで出迎えてくれるけど神童先輩だけは微笑んでいた。先輩達に迷惑掛けちゃったな。
「す、スミマセンッ…!初日なのに…」
「気にするな。怒ってないから」
「サッカー馬鹿は寝坊が得意なようだな」
「南沢先輩…」
「まぁ、何時も授業に遅刻する天馬君だからねぇ。天馬君が寝坊しないのは奇跡だと思うよ」
「狩屋の言う通りだなッ」
「狩屋ぁ〜…!しかも倉間先輩まで…。 もぅ、成神まで笑い堪えないでよォ…!」
俺が集合場所に着いたと同時に遠くから鈍い音が響いた。キャラバンだった。
どうやらコレに乗って宿舎に向かうようだ。
「古株さん、今日は宜しく御願いしますッ!」
「此方こそ。 それじゃあ出発するぞ。シートベルトをつけ忘れないようになッ!」
稲妻駅がみるみるうちに遠くなっていく。
先輩方も狩屋も輝も成神も、稲妻町を見詰めている。
そりゃそうだよね。今日から最終日まで此処とオサラバするんだもん。見るなら今のうちだし。たっぷり見ておかないとね。
*
another title/[見納めだから一目でも見詰めていたいんだ]
- a title[着いた先は] ( No.9 )
- 日時: 2012/08/16 16:08
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
キャラバンに乗ってから数時間経つ。
景色を見ても無機質な高速道路でツマラナイ。線路は続くよ何処までもってね。
この前買ってもらったばかりのiphoneで確認すれば午後の3:30。もう御昼時間が過ぎている頃だ。
確かに暫く乗り続けていたら御腹がグゥグゥ鳴るし、殆どのメンバーなんて夢の世界に行っちゃってるし。目的地に着くのにどれだけ時間が掛かるんだ。顧問の音無先生と円堂監督に文句言いたいよ。
仕方なく古株さんに、あとどれ位掛かるのか聞く為に、俺の隣側で眠る南沢先輩を押し退けて何とか自力で運転席へ向かった。
「古株さん。 あとどれ位ですか?」
「あと少しだ。 あと2時間半もすれば高速道路を出、山道を1時間走れば目的地の宿舎に着くぞい」
「そんなにですか」
嗚呼、聞くんじゃなかった。
ていうか何だよ。あと2時間半もすれば高速道路を通り抜けるって。何があと少しだよ。凄い時間掛かるじゃん。
仕方ない、頑張って課題でもやりますか。と鞄の中身を漁ったが見つからなかった。
…そういえばあの時、〝課題は宿舎でやればいいや〟と生活用具用の鞄の中に入れちゃったんだっけ。しかも其の鞄はキャラバンのトランクの中…。
思い出した時点で絶望のどん底に突き落とされた感覚がし、俺は何もやる事が無いままキャラバンの中で虚しく過ごしたのだった。
気付けば辺りは薄暗くなっていて、メンバーの顔が認識しづらい。
そして目の前に建っているのは、
「此処が俺達の宿舎だ」
想像していたモノとは違い、木の壁は穴とカビだらけ。オマケに煤被りで屋根や窓には蜘蛛の巣が張り巡らされたオンボロ宿舎だった。
周りの反応を見れば神童以外幻滅していた。目は魚の様に死んでいて、顔は青白い。
そりゃそうだよ。こんなジメジメしていて幽霊でも出そうなくらい不気味な宿舎で暫く過ごすんだから。
俺達生きて帰れるのだろうか。と一瞬思ってしまった。
*
another title/[恐怖は何時訪れるか予測できない]
- a title[昔乍らのコケシと囲炉裏] ( No.10 )
- 日時: 2012/08/17 09:11
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←
渋々中に入るが、何と見た目と反対に中は凄く綺麗だ。囲炉裏や材料切る時に必要な出刃や菜切りなんかの包丁が用意されてる。オマケに座敷は広いし人数分の布団まで敷かれてある。
コレは有難い。幻滅してホントに御免なさい。
騒いでいると扉がゆっくりと開く音がしたと思えば、一人の老婆が入室してきた。
季節は夏だし今は夜だし、驚くのも当たり前だよね。もしかしたらあの人、山姥かもしれないし
「貴方方が雷門という名門サッカー部の部員さんですね? 初めまして、私は名乗るほどの者ではありませんが、とりあえず『千歳』と呼んで頂きたい。
こんな寂しい山奥に態々御越し頂き感謝感激雨霰です。短いですが、何か用が御座いましたら申し付け下さい」
「いえ、此方こそ。宜しく御願いします」
「まぁまぁ、凛々しく大人びた男の子だこと。何も無い襤褸屋敷ですがどうぞゆっくりしていって下さいね」
使用人の千歳さんはそう言い残して出て行った。優しそうな人だったなぁ。
明日の特訓は何時もの練習とは異なり凄くハードだって神童先輩が言ってた。だから今から準備しておかなくちゃ明日の特訓で怪我しちゃった時対応出来なくなるからね。
それに、〝備えあれば憂いなし〟っていう諺があるし。
「何やってんだよ。 明日の準備でもしてんのか?まめな一年だなぁ」
「あ、倉間先輩。 そうでもしないと出遅れちゃいますよ。一人だけベンチ入りされたくないですし」
「成る程な」
「倉間先輩こそ何してるんですか。 半田先輩達とウノやってたんじゃないんですか?」
「抜けてきた。 流石に同じ遊びを立て続けにやってたら飽きんだろ?」
「あー、そうですよねー」
「…ところで天馬」
「ハイ?何でしょうか」
「その白い紙袋は何だ」
何かに気付いたのか倉間先輩は俺の鞄の中を漁り、小さな紙袋を取り出した。俺は其れに視線を向け目を見開く。
他人には見られたくなかった。だってその袋は——————————
「…?! 何だコレ!精神安定剤だあ?!」
「ッぁ、———」
見られてしまってはもう何も言えない。
言い訳すら出来ない。
「御前ッ、どっか悪ィのかッ!」
「倉間先輩ッ、—————」
ここで驚かれても困るので、慌てて倉間先輩の腕を強く掴んで人気の無いところを目指して一目散に走った。
痛いから離せと言われても離さない。
だって、先輩は知ってはいけない事を知ってしまったから。
*
another title/[知ってはいけない事を知ってしまうのは恐ろしい事なんだ]
- Re: [inzm]grotesque daisy ( No.11 )
- 日時: 2012/08/16 23:17
- 名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)
ええと、初めまして!
神文に魅せられました駄作者伊莉寿と申します!
すごいですね!もう続きが楽しみで楽しみでしかたないです!!
更新楽しみにしてますっ♪
それでは失礼しました!
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