二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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[inzm]grotesque daisy[参照200突破]
日時: 2012/08/28 12:53
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね

〝影踏ンダ〟










人が一人消えた



また一人消えた



またまた一人消えた



一人 一人 ヒトリ また一人———————————————



囲う輪を崩していくの



最後に残った君も






























一抜ケタ———————————————




夏という事なので何かグロか何かを書いてみたいと思います。
ええ、ちゃんと別小説は進めますから。ハイ。ええ。…うん。




・スプラッター表現?ありかも…。良く分からない表現が多い
・駄文です。此処重要ですッ!
・荒らし・中傷駄目絶対。
・同世代(無印・go) ※但し、『音無』、『円堂』は別
・キャラ崩壊
・基本は天馬視点 ※他のキャラ視点になる事もある






























——————————自由は何処へ 己を繋ぐ赤い紐(クサリ)から何時出遣る 汝の刃で私の首ごと断ち切っておくれ




















♯犠牲者
>>01
♯第一夜『病棟・トラウマ編』
>>02>>03>>04>>06>>07>>08>>09>>10>>13>>14>>15>>16>>17>>18>>20>>21>>22>>23>>24
>>25

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the character ( No.1 )
日時: 2012/08/17 13:05
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね

・松風天馬
・南沢篤志
・神童拓人
・風丸一郎太
・霧野蘭丸
・青山俊介
・半田真一
・雨宮太陽
・成神健也
・狩屋マサキ
・源田幸次郎
・佐田土佐丸
・倉間典人



a postscript/後に増加される可能性有、かもしれない

a title[prologue〜歪み・鏡・狂い〜] ( No.2 )
日時: 2012/08/15 10:41
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね

人間とは〝不完全な生物〟である



『不安』や『恐怖』に頭を抱え、怯え、生きている



其れを逃れる為、薬物に手を出し『快楽』、『幸せ』を求め過ぎたあまり挙句、欠陥人形として壊れた人生を歩み続けなくてはならない



中には正義感の強い人間だっているが其れは間違い



『悪』を裁くと宣言する割には、罪の無い者まで殺戮し続け、『罪を裁くもの(ジャッジ)』という名の殺人鬼と成り果てる



結局『正義』というモノは、この世界には存在しないのだ



仮に『正義』があったとしても、それは『私利私欲』の為としか思われない



…話がそれてしまった様なので、本題に戻ろうか



『不安』、『恐怖』だけではなく、『退屈』を抱えているものだっている



退屈凌ぎに殺人鬼の真似やサバイバルゲームと思い込んで沢山の人を殺したり



ちょっとした軽はずみで放火や自殺を犯したりする者もいる



改めて、いや、何度でも言おう。人間とは〝不完全な生物〟である



この世界に『正常』や『正義』等プラスな感情は存在しないのだ



あるのは『恐怖』等のマイナスの感情だけ



狂気により蝕まれ、生まれ、育まれた。それが人間




another title/[子供は廃れた醜悪な大人共の背中を見て狂気の子として育つ]

a title[サイケデリック・ホスピタル] ( No.3 )
日時: 2012/08/15 18:19
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←

まただ。
また俺は〝其処〟に居る。これで何度目だろうか。
目が覚めれば声を出しても己の耳に届く事無く、自分の手足・空間さえ見えない真っ暗闇の空間に必ずいるのだ。
宛ても意味も無く只彷徨彷徨い続ければ突然の鮮明な光が俺の目を眩ます。
フラッシュバックで行き着く場所は——————————



「———…ま。『松風天馬』。 病名『キ*ガイ』。 状態は『異常』、ね」

フラッシュバックで必ず行き着く場所は〝精神科〟。
壁や床、机や椅子が真っ白くて、周りにあるものは俺のカルテと怪しく光る液体の入った注射器のみ。
オマケに、非現実なのに鼻を突くような薬品と鉄の臭いがする。嗅ぐだけでも吐き気を促すところだが何度も〝見ている〟ので少し慣れている。
慣れる事って恐ろしいな。

「せんせ、い…」
「手を尽くさないとならない異常さですからねぇ。 入院期間は100年掛かるでしょう」
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だイヤだイヤいやだイヤダイヤダイやダイヤダイヤだ嫌だ——————————」
「—————黙れ植物野郎。 御前みたいな廃人なんかに与えられた安楽の地なんて無いんだよォッ! 廃人は大人しく此処で指をしゃぶってなァッ!」

〝廃人はテメェの方だろうが下衆野郎…〟
なんて口に出したいが思い通りに開き動かない。
見飽きたヤブ医者の浮かべる笑みを只只見詰めることしか出来ない。
夢の中で上手くいかない事ってよくあるもんね。
またフラッシュバック現象が起こり漸く糞野郎とオサラバ出来たが、安心するのはまだ早い。
何故なら次に辿り着いた場所は——————————



「それでは、松風天馬様のイカれた脳内の手術を始めましょう」

手術室だからだ。
何時の間にか束縛着に変わっていて、更に足掻けないようベルトでしっかり固定され、頭にはロボトミー用の器具『頭部穿孔』が装着されている。
ちょっとここでロボトミーの説明を教えておこうかな。
何て言ったら良いのか分からないけど、簡単に言えば頭に穴を開けて手術する事だよ。

「ハッ、この餓鬼スッゲー怯えてやがる。 滑稽な面してんなぁ」
「あッ、あぁああ……………あぁッ…」
「残念だったなぁ。叫んでも誰も来ないぜぇ? そんじゃ手術イッキまぁーす」
「ッヒィ…!?」

ハンドルがキュルキュル回ると同時に頭部穿孔の尖った針が真下へ降下してくる。

「たすけッ、助けてよォ…!」

針が後頭部と接触した瞬間、またフラッシュバックが起こる。
何度同じモノを見てもパターンさえ分かれば少し安心出来るよねって、ロボトミーでビビッてた俺が言う台詞じゃないけどさ。



場所は保護室。
束縛着がつけられたままなので上手く動けないが扉が開いていたので何とか頑張って其の場から脱出する。
今度は人が全く居ないので難なく突破出来る。
あと少し。あとちょっと。全力疾走すればもう出口。
根暗な病室、ムカつくヤブ医者、そしてキンキンに冷え切った石灰タイルともオサラバだ。
白く光る出口に飛び込めば——————————



「———着いた」

あっと言う間に俺の家。
太陽の光が俺の腹に照りつけ、外から聞こえる鳥の鳴声。
また新しい一日を過ごし、またあの陰気臭い夢を見る事になるだろう。




another title/[悪夢なんてよくあることさ]

a title[一日の始まりは] ( No.4 )
日時: 2012/08/17 09:48
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←

「うぐぇあ〝ぁッ!!!!!」

朝起きた途端、急に激しい吐き気が襲って来たので、口を押さえ急いでトイレに駆け込み便器に向かって嘔吐した。
嘔吐物の中に少し血液が混ざり込んでいた。
俺があの夢を見た後、必ず物凄く激しい吐き気が襲ってくる。毎回起こる事だから気にしない。



因みに、俺が初めてあの夢を見たのは随分前。
雷門中学に入学し、初めて友達が出来、数日の頃からだった。まぁ、友達といってもサッカー部員だけどね。
それで、初めて夢を見た後起きた途端吐き気に襲われたときは一時期如何しようかと大慌てした事もあった。
精神科に行き、先生から日常や学校についての質問を尋ねられたが俺は正直に答えた。じゃないとこの患者は精神的に異常だ、なんて思われちゃうからね。
診断結果は只の〝ストレス〟。少しでも気分を和らげれるようにと一週間分の薬を出してくれた。勿論、ありがたく頂戴したよ。
服用してみたものの、効力が出ないまま結局立て続けにあの夢を見ちゃってね。
それでも俺は今でも精神安定剤を服用し続けているよ。
何時か効力が発揮されるかもしれないからね。



そんなこんなで登校中。
憎たらしいほど太陽の光がギラギラと俺限定なのか照りつけ、リア充共のイチャイチャノイズが耳に障る。
俺はそんな登校の朝が嫌いだ。ホント苛々するなぁ。
暫く歩き続けていれば見覚えのある人物が此方に気付いたのか走ってきた。

「おう、天馬!」
「おはよう御座います、半田先輩!」

人物の正体はサッカー部に所属する一つ上の『半田真一』先輩。
MF同士青山先輩と三人でパス練やドリブルなんかの特訓をするんだけど…、何時も半田先輩にくっ付いている青山先輩が見当たらない。今日は休みなのかなぁ?
すると、微かな声が遠くから聞こえてきた。

「はッ、半田ぁッ!置いて行くなよぉ…」
「アッハハッ、悪い悪い。 でも、青山もちゃんと着いて行かなかったからイケないんだぞ?」
「ッ、御免…」

微かな声の主は青山先輩のモノだった。
どうでも良いけど、青山先輩と半田先輩は実は小学校が同じなんだって。

「それじゃあ俺は先に部室行ってますから」
「おうッ、そんじゃ行くか青山」
「おッ、置いて行くなよ…?絶対だぞ?」
「ハイハイ、分かってますって」




another title/[友情は精神の御薬]

a title[此方雷門サッカー部です] ( No.6 )
日時: 2012/08/16 16:27
名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
参照: 花って英語に直すとカッコいいよね←

サッカー棟の更衣室。
覗いてみれば霧野先輩や風丸先輩、神童先輩はもうとっくに訪れ着替え終わっていた。

「おはよう御座いますッ!」
「おはよう天馬」
「おうッ」

風丸先輩と霧野先輩は俺に挨拶をすると早速練習をしにグラウンドに向かって行った。
見計らっていたのか神童先輩は熱でもあるのかと思わせる位顔を赤らめながら此方に近付いて来る。ちょっと心配だなぁ…。

「おはよう御座います神童先輩。 顔真っ赤ですけど熱でもあるんですか?」
「あッ、あぁ…///大丈夫だ…///」

ぎこちない口調で俺の方を強く掴んできた。

「きょッ、今日は俺と練習しないか…?///」
「神童先輩、今日〝は〟じゃなくて今日〝も〟でしょう?」

神童先輩は毎回毎回自分と練習しようと頼んで来る。
この前俺が風丸先輩と練習したくて声を掛けようとしたら神童先輩に遮られて結局神童先輩とマンツーマンで練習したし、逆に南沢先輩が俺を誘ってくれても神童先輩が割り込んで来たので神童先輩と二人で練習する事に。もしかして、練習相手が居ないとか?
そういえば同じことの繰り返しで気付いたんだけど。俺と話す時の神童先輩の瞳と他の先輩方と話す時の瞳の色が少し違う気がするんだよね。
神童先輩の瞳の色は紅緋色なんだけど、俺と話すときは鮮明になって他と話す時は薄暗くなってるんだ。
特に、南沢先輩と話す時の神童先輩の瞳の色が元の色と分からないくらい漆黒に染まるんだ。神童先輩、他の方々と仲が悪いんじゃないのかな。
えッ?何でそんな細かい部分を知ってるかって?いやぁ、俺に聞かれてもなぁ…。

「て〜んまッ♪」

(一人)解説してたら後ろから急な重みを感じた。
ちょっと嗅いだだけで咽返る香水の様な匂いにエロティカルなテノールボイスに定評のある人物は一人しかいない。その人物こそ———

「なんだ。南沢先輩じゃないですか。何か俺に用事でも」
「なんだとは何だ。折角練習に誘ってやろうと思ってたのに」
「日常茶番事じゃないですか」
「ま、結局神童クンに邪魔されて御前と一度も練習した事ないけどな」
「南沢さん。いい加減天馬から離れてください。天馬が汚れます」
「フザけんな。 そういう御前だって天馬を護るって言っておいて結局は横取りするんだろチビ」
「南沢さん。ちょっと面貸して下さい。サイドワインダーの餌食にしてあげますから」

また何時もの喧嘩が始まっちゃったよ…。
いい加減仲直りして欲しいんだけどなぁ。
やれやれと呆れていると天馬ぁー!と遠くのほうから声が聞こえた。

「てっんまッ♪一緒に練習どう?」
「あーうん、良いよ。 向こうで練習しよっか」
「わぁーい♪ 行こ行こ!」
「成神も誘おうね」

俺の親友の太陽に手を引かれ空いている場所へ向かった。
そういえば今更だけど何時もならここで話しかけてくる神童先輩が忽然と居なくなっていた。何かあったのだろうか。



初の南沢先輩と練習の真っ最中、遠くから神童先輩の声がグラウンドに、俺達の耳に響いた。何かありそうだと察した俺は先輩達の後に着いて行った。




another title/[チャンスがあれば付け入る事が出来る]


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