二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】
- 日時: 2010/07/19 14:58
- 名前: ターフ (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
どうも、初めての人は初めまして。
知っている人はこんにちは。
ターフと言います。
あまりにも戦国BASARAが好きになってしまい、このような始末になりましたがコメをくれる人は幸いです;
どれ位いけるか分かりませんが、応援してくれる皆様は応援をくれたら嬉しいです。(^−^:)
まずは主人公設定から。
主人公設定
名前「神楽 葵」(かぐら あおい)
性別「女」(いつもは男装している)
性格「あまり戦が好きでない、冷静、時々良いやつに笑顔を見せる、少し無口」
容姿「結構髪が長い(真田みたいな感じ)、瞳の色はきれいな紫」
その他「幼い頃(幼名は奏牙)、真田との約束の記憶がないが、伊達政宗の従妹であり、元親や慶次・佐助とは幼馴染。方向音痴のため、すぐ見えなくなる。一人自称は「僕」で異名は「奥州の白虎」である。」
武器「青龍扇(せいりゅうおうぎ)&2本の十字槍」
サンプルボイス:
「・・・・政宗?」
「僕は奥州の白虎・・・・神楽葵だ」
「僕は・・・・何かを失ったんだ・・・・」
「・・・・ありがとう」
☆只今のターフ☆
1.小説にいる[ ](製作して無くても)
2.雑談などに今いる[ ]
3.デジタルでキャラを書いている[ ]
4.今、用事でいない[○]
5.今、勉強中なのでいない[ ]
6.今、お休み中♪(お休み前)[ ]
★〜設定・歌詞など掲示板〜★
主人公設定 >>0
忍設定 >>6 ←修正しました;
☆「オマケ」の主人公紹介★ >>163
☆「トリップ少女設定」☆ >>584
織田軍・新キャラ設定 >>791
予告 >>31
「流セイ」の歌詞 >>48
葵ちゃんのイメージソング♪(ソフィアsに書いてもらいました!!) >>220
★アンケート☆>>444
「ソラのハテ」の歌詞 >>504
「誓い〜No My Past〜」の歌詞 >>765
☆〜お知らせ掲示板〜☆
★お知らせ★ >>57
☆お知らせ2☆←重大発表!! >>81
☆お知らせ3☆ >>87
★お知らせ4★ >>159
☆お知らせ5☆←主人公の絵を描いてもらいました!! >>183
☆お知らせ6☆←ツカサ君を描いてもらいました!! >>226
★お知らせ7★←「オマケ劇場」の主人公を描いてもらいました! >>418
☆お知らせ8☆←重大発表2!! >>426
☆お知らせ9☆ >>502
★お知らせ10★ >>508
☆お知らせ11☆←祝★1000の絵を聖架から描いてくれました! >>529
☆お知らせ12☆ >>561
★お知らせ13★←葵ちゃん&ツカサ君を描いてもらいました! >>572
☆お知らせ14☆←咲ちゃんを描いてもらいました!(初☆デジタル絵!) >>627
☆お知らせ15☆←デジタルで葵ちゃんを僕が描いてみた!(終了!)>>651
★お知らせ16★←デジタル第二弾!今回は咲ちゃん!(終了!2)>>663
☆お知らせ17☆←デジタル第三弾!今回は幸村!(終了!3)>>729
☆お知らせ18☆←重大発表3!!>>732
★お知らせ19★←重大発表4!!>>737
☆お知らせ20☆←デジタル第4弾!今回は政宗!(終了!4)>>761
☆お知らせ21☆←重大発表5!!>>767
★お知らせ22★←「BASARAラジオッティ」出演者募集!!>>773
☆お知らせ23☆←大重大発表!!>>778
☆お知らせ24☆←重大発表6!!>>812
★お知らせ25★←デジタル第5弾!今回はお祝いの絵で佐助!>>815
☆お知らせ26☆←ブログ始めたよ☆>>835
☆お知らせ27☆←影斗を書いてもらいました☆(久しぶりのアナログ〜♪)
★お知らせ28←重大×100発表!!>>864
気休め企画・「BASARAラジオッティ」
♪第一回目 ゲスト:ターフ(OWO) >>34
♪第二回目 ゲスト:伊達政宗(●nー) >>39
♪第三回目 ゲスト:神楽葵(O-O) >>45
♪番外編?!&予告☆ 特別ゲスト:ターフ(OWO) >>52
♪第4回目 ゲスト:真田幸村(>o<) >>66
♪第5回目 ゲスト:オカn(殴☆ 猿飛佐助&片倉小十郎(^言^)・(=q=) >>93
♪第6回目 ゲスト:上杉謙信&武田信玄(^u^)・(ーuー) >>175
♪第7回目 司会:かすが(&ターフ) ゲスト:風神ツカサ (ー口ー怒)・(OWO)・(ー言ー) >>195
♪第8回目 ゲスト:神楽葵 (OuO)>>477
♪第9回目 ゲスト:前田慶次 (・△<)/>>585
♪祝☆第10回目 ゲスト:神楽葵&真田幸村 (OuO) (>△<)/>>719
♪第11回目 ゲスト:長曾我部元親 (・w●)>>792
♪番外編2 ゲスト:不破彩葉&紅冷嘉 (>、<☆)(・A・)
♪番外編3 ゲスト:早瀬希里 (^0^)
☆番外編ミッション掲示板☆
☆番外編1 〜梵天丸の好きな人〜 >>569
☆番外編2 〜空の約束〜 >>576
☆番外編3 〜幼き忍〜 >>583
☆番外編4 〜アニキと鬼が島〜 >>621
☆番外編5 〜もし、葵が武田軍の武将だったら…〜 >>636
☆番外編6 〜団子と桜と…〜 >>751
☆番外編7 〜米沢城を探索です!〜>>760
☆番外編8 〜関係〜>>789
☆特別番外編1(葵が白虎になる前のエピソード編) 【製作中】
第一章 〜雪と白虎、出会う〜>>768
第二章 〜忘れた笑顔〜>>771
第三章 〜心の動き〜>>830
第四章 〜衝撃〜
終章 〜弔いの華、白虎の牙となる〜
★本編小説掲示板☆
☆其の壱風 「奥州の白虎」>>1
★其の弐林 「忍と若い奴」>>7
☆其の参火 「方向音痴知らずの兄」>>12
★其の四山 「今宵は宴、今宵は記憶の渦」>>13
☆其の五日 「幼馴染の名」>>18 ←※佐助視点(?)
★其の六進 「この夜は満月なり」>>22←小十郎視点
☆其の七月 「伊達軍の対応備え」>>24
★其の八歩 「こちらの作戦」>>25
☆其の九文 「忍の約束」>>28
★其の十武 「異名の名を聞き急用なり」>>29
☆其の壱拾壱両 「夢の声は運命を示す」>>35 ←葵・真田の夢話
★其の壱拾弐道 「嫉妬」>>36 ←伊達視点
☆其の壱拾参竜 「雨の涙」>>37
★其の壱拾四頭 「驚きの弧月」>>43
☆其の壱拾五蛇 「消えかけた一部」>>44
★其の壱拾六尾 「記憶喪失?」>>53
☆其の壱拾七百 「昨日の出来事に」>>55
★其の壱拾八花 「朝の会話」>>63
☆其の壱拾九繚 「織田軍の情報」>>67
★其の弐拾乱 「四国の鬼と中国地方の日輪の申し子」>>68
☆其の弐拾壱一 「近くの存在」>>69
★其の弐拾弐致 「修行は厳しいものなり」>>70
☆其の弐拾参団 「織田信長」>>73
★其の弐拾四結 「朝露と忍」>>76
☆其の弐拾五百 「川中島前の会話」>>86
★其の弐拾六戦 「川中島、運命の始まり」>>96
☆其の弐拾七錬 「夢はこの後何を語る・・・?」>>97
★其の弐拾八磨 「渡り合う双方」>>98
☆其の弐拾九唯 「甲斐の若虎、参る!」>>118
★其の参拾我 「勝者は奥州の白虎か・・・?」>>121
☆其の参拾壱独 「分からない勝敗」>>138
★其の参拾弐尊 「砂浜で・・・」>>149
☆其の参拾参異 「伊達軍、川中島近し」>>152
★其の参拾四口 「答え」>>155
☆其の参拾五同 「激しい合戦、忍の戦い」+「オマケ劇場1」>>164
★其の参拾六音 「気配に気付き、変装」>>165
☆其の参拾七一 「弓兵に混じって参上」>>167
★其の参拾八期 「竜の右目と上杉の忍」>>168
☆其の参拾九一 「甲斐と越後」+「オマケ劇場2」>>169
★其の四拾会 「傷と隙」>>176
☆其の四拾壱獅 「微妙な幻覚」>>177
★其の四拾弐子 「分からない自分」>>186
☆其の四拾参奮 「三軍の撤退予告」>>187
★其の四拾四迅 「森の先・・・」>>188
☆其の四拾五無 「謝罪」>>189
★其の四拾六我 「夢と弁丸」>>190
☆其の四拾七夢 「三日後の目覚め」>>194
★其の四拾八中 「気付くモノ」>>198 ←伊達視点
☆其の四拾九正 「内緒な話」>>199
★其の五拾真 「武士の傷」>>205
☆其の五拾壱正 「謎の声の正体」>>214
★其の五拾弐銘 「知らせざる少しの過去」>>223 ←ツカサ視点
☆其の五拾参一 「ツカサの姉」>>224 ←ツカサ視点
★其の五拾四刀 「安心の笑顔」>>228
☆其の五拾五両 「くしゃみは悪い事の予感」>>249
★其の五拾六断 「連合軍」>>280
☆其の五拾七春 「様子」>>292
★其の五拾八夏 「今川と北条倒し作戦」>>294
☆其の五拾九秋 「軍議、始まる」>>297
★其の六拾冬 「甲斐も動き出す…」>>304
☆其の六拾壱森 「ツカサ、旅に出る」>>316
★其の六拾弐羅 「遅刻のワケ」+「オマケ劇場3」>>327
☆其の六拾参万 「誘拐実行」>>336
★其の六拾四象 「笑顔の戻り」>>363
☆其の六拾五一 「噂と…」>>364
★其の六拾六部 「暇な休養」>>365
☆其の六拾七始 「気になる事」+「オマケ劇場4」>>366
★其の六拾八終 「白虎、誘拐される」>>374
☆其の六拾九奇 「あの“名前”は…」>>384
★其の七拾想 「牢屋」>>387
☆其の七拾壱天 「朝の事件」>>390
★其の七拾弐外 「腹の音」>>391
☆其の七拾参玉 「最北端のおにぎり」>>396
★其の七拾四石 「絞り込んだ真犯人」>>398
☆其の七拾五混 「軽いシュミレーション」>>416
★其の七拾六合 「満月」>>429
☆其の七拾七波 「団子と無言」>>431
★其の七拾八乱 「寒気と気付いたモノ」>>442
☆其の七拾九万 「加賀の友達」>>449
★其の八拾丈 「文」>>454
☆其の八拾壱豪 「もしの話」>>464
★其の八拾弐華 「伊達と武田の今川・北条攻め」>>469
☆其の八拾参絢 「同じ名前のツカサ」>>471
★其の八拾四爛 「光秀vs忍」>>472
☆其の八拾五花 「戸惑い」>>478
★其の八拾六鳥 「忍と友達」>>501
☆其の八拾七風 「戦い、始まり」>>503
★其の八拾八月 「武田軍止め」>>506
☆其の八拾九力 「運命の焦り」>>512
★其の九拾戦 「奇襲」>>513
☆其の九拾壱奮 「伊達の奇襲に今川の慌て」+「オマケ劇場5」>>514
★其の九拾弐闘 「追いつく幸村」>>520
☆其の九拾参断 「小太郎の助け」>>521
★其の九拾四崖 「謎の声の懐かしさ」>>522
☆其の九拾五絶 「馬に乗り、小田原城去る」>>533
★其の九拾六壁 「偽者まぎれ」>>540
☆其の九拾七九 「織田の軍勢近し」>>543
★其の九拾八分 「葵、政宗を追う」>>548
☆其の九拾九九 「霧の先は・・・」>>551
★其の壱百厘 「怖気と間に合い」>>556
☆其の壱百壱質 「魔王の存在」>>575
★其の壱百弐実 「思い出す“何か”」>>577
☆其の壱百参剛 「謎の声の悪趣味、葵の強さ、政宗の拒絶」>>578
★其の壱百四健 「月に誓う…〜記憶を追い続けて〜」>>581
☆其の壱百五泰 「トリップ」>>586
★其の壱百六然 「山賊返し」>>587
☆其の壱百七自 「住み込み」>>614
★其の壱百八若 「好きだった椿」>>620
☆其の壱百九古 「またもやお腹が・・・」+「オマケ劇場6」>>622
★其の壱百壱拾今 「朝の幸せ」>>628
☆其の壱百壱拾壱東 「武器マニア」>>642
★其の壱百壱拾弐西 「葵の凄さ?」>>643
☆其の壱百壱拾参平 「この世界の流れ」>>658
★其の壱百壱拾四成 「言葉の意味」>>659
☆其の壱百壱拾五維 「連合軍話、危ない気配」>>662
★其の壱百壱拾六新 「武器の強度」>>687
☆其の壱百壱拾七一 「記憶は酷いもの」>>688
★其の壱百壱拾八騎 「被る言葉は優しい言葉」>>691
☆其の壱百壱拾九当 「織田信長の妻、濃姫」>>696
★其の壱百弐拾千 「西海の鬼、どうなる?」+「オマケ劇場7」>>700
☆其の壱百弐拾壱百 「ツカサ参戦」>>716
★其の壱百弐拾弐発 「一瞬奥義」>>718
☆其の壱百弐拾参百 「良い情報と言葉の意味」>>738
★其の壱百弐拾四中 「教える日」>>742
☆其の壱百弐拾五東 「従兄妹ではなく実の妹」>>743
★其の壱百弐拾六西 「兄妹は似たもの同士」>>744
☆其の壱百弐拾七南 「花の葵の髪飾り」>>747
★其の壱百弐拾八北 「一日女装はいかが?」>>759
☆其の壱百弐拾九天 「兄の承諾」>>766
★其の壱百参拾空 「その日の夜」>>786
☆其の壱百参拾壱海 「不吉な者」>>790
★其の壱百参拾弐闊 「心配、手紙、接触」+「オマケ劇場8」>>808
☆其の壱百参拾参浅 「デス・サイズVS白虎」>>816
★其の壱百参拾四学 「倒れない忍、夏の初め」>>817
☆其の壱百参拾五非 「白虎、危なかし」>>820
★其の壱百参拾六才 「竹中半兵衛」>>823
☆其の壱百参拾七猪 「迎え」>>840
★其の壱百参拾八突 「開門」>>842
☆其の壱百参拾九猛 「突然の事」>>843
★其の壱百四拾進 「手始め」>>846
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- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.187 )
- 日時: 2010/03/17 17:27
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
行き成り倒れた葵に幸村は駆け寄る。
「葵殿!!お気を確かにするでござる!!」
「・・・うぅ・・・!!い・・・たいっ!・・・!」
手を頭に抱えて、葵は呻るだけ。
幸村はただ心配するのもいけないと思い、ざわついている伊達軍に大声で言う。
「すまぬが、そなた達の葵殿が頭が痛いと苦しんでおる!!誰か、片倉殿か伊達殿に葵殿のことをお伝えてくれないでござるか!!!」
更にざわついた伊達軍だが、すぐさま数名ほどが川中島へと走っていく。
それを見た幸村はまず自分の鉢巻を取り、かなり多く出血している横腹に巻く。
「しっかりするでござる葵殿!」
幸村は励ますように言うが、当の本人の葵には届かない。
ただただ、その場で呻いては痛みにやられているだけ。
それでも、幸村は励ましていた・・・・———。
★****★
「そろそろ、俺も終わりにしよっかな〜♪」
ふふふ・・・とツカサは喜んでいるような笑いをし、宙返りをする。
「チィ・・・・」
小十郎は少し押されてあまり攻撃のペースが作れない。
「片倉さん、あんたは凄く強かったけど・・・じゃあね♪」
「くっ・・・・!!」
ツカサはそう言って小十郎との間を詰めて刀を振ろうとした時・・・・・・———。
ピクン・・・・・・———。
ツカサは何かに反応し、刀を止めた。
小十郎は少し驚いたが、何かを感じ取った。
「・・・・何かしたか、上杉の忍」
「う〜ん、早過ぎるぜ・・・・」
カシャンとツカサは刀を納めて、考えるような素振りをする。
「・・・・?」
「やっぱり——織田軍の勢力は早過ぎるな〜」
「——!!、織田・・・軍だ、と?」
小十郎の顔が少し青ざめた。
織田・・・・それは南蛮の種子島「鉄砲」や第六天魔王と恐れられている「織田信長」率いる名前だった・・・———。
小十郎はツカサが何か知っているのではと思い、少し問う様に言った。
「織田軍がいつ来るか分かるか、上杉の忍・・・?」
「ん?あぁ、そっか。小十郎さんも主が心配なんだね。いいよ、教えてあげる」
さっきまでの楽しんでいた口調とは少し違ったのに小十郎は少し気付いたが、止めておく。
「俺の予知的には、三軍が今撤退すれば間に合うよ。
ただ・・・・あんたのとこのある武将がやばいね」
「・・・・武将?政宗様がか?」
「いんや、確か・・・「奥州の白虎」だね」
「——葵様が!!」
小十郎は異名を聞いてすぐに、馬に乗って行った。
ツカサはその姿を見て苦笑した後、上杉謙信の元へ走っていった・・・・・———。
☆****☆
「HA!奥州筆頭をなめんなよ!!」
政宗は信玄と謙信の間を突き進む。
かなり時間が経つのに、三者は息切れもせず受け返したり仕掛けたりとしていた。
「奥州の小童が!わしと謙信の戦いの中に入れるもんじゃないわ!!」
信玄は自分の斧を政宗の頭めがけて振り落とす。
「よっと・・・・!」
早々政宗はやられるわけが無い為、すぐさま避けた後また仕掛けようとするのだが・・・・・・———。
「その勝負待った!」
「「「!!!!」」」
行き成り戦いの中に出てきた者に反射的に止まる。
謙信は少し驚いていたが、すぐさま普通の顔に戻る。
「おや、ツカサですか」
「すまないね謙信や甲斐の虎、奥州の筆頭さん」
ツカサは謝った後、静かに言う。
「今、織田軍がこの川中島に進軍中の事で言いに来た」
「む!あの尾張の・・・!!」
「Waht?!織田・・・・だと?」
驚いている顔をする二者。
「それで、どうすれば良いと・・・?」
「はい。今からでも間に合うから・・・・——三軍の撤退を申し上げます」
ツカサは静かに言うが、少しイラだった気配も伺えるような言葉を言った。
政宗は少し惜しく思っていたが、刀を下げる。
信玄はすぐさま撤退の命令を出した。
その間、政宗の前にツカサが来た。
「・・・?、何の用だ」
「ある情報だ。片倉さんが先に行ったが、「奥州の白虎」は今、怪我などしているらしい」
政宗はその言葉を聞いてあまり無い形相の顔をする。
「・・・・片倉さんが行ったから大丈夫だろう。だが、お前はここから部下と立ち去れよ」
ツカサはそう告げた後、主である謙信の後に付いて行った・・・・・・———。
其の四拾参奮 三軍の撤退予告
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.188 )
- 日時: 2010/03/18 08:21
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「やっべぇな・・・・;」
佐助はトン、トンと木々の幹の上を飛ぶ。
さっきまでは、上杉の忍であるかすがと戦っていたのだが、織田軍が来た為一時中断したのだ。
しかも草の者から聞くと「三軍撤退命令」が出たらしい・・・・。
まぁ、あの第六天魔王の行き成りの登場じゃあね・・・・・・・;———。
佐助は武田の大将である武田信玄の所に向かっているわけではなく、自分の主である真田幸村の所に向かっている。
確かに大将の所に行かなきゃならないが、行かなくても撤退している為、撤退命令が届かない主の所に行かなくちゃ行けない。
「・・・・旦那、死んでないよな?」
一瞬の不安・・・・・———。
確かに佐助は忍としてちゃんとこなしているが、大切な主を失ってしまったらもうどうしようもない・・・・・・。
だが、実は佐助はそう思っているのではなく佐助の主である幸村は目の前を見ないため、早死にするタイプであるからである。
そう思って飛んでいると・・・・・・———。
ドドドドドド・・・・・・———。
「ん?・・・・馬の足音?」
下の道を見て呟くと・・・・・・———。
小十郎が乗った馬が通り過ぎたのを見た。
「!、片倉の旦那!!」
とっさに佐助は小十郎に叫ぶ。
小十郎は聞こえたのか少しキョロキョロする。
「こっちこっち!」
小十郎の馬が走っている隣に佐助は移動し言う。
「テメェは・・・・真田の!!」
「どうやらお互い忙しい身のようだからね」
「・・・・あぁ。・・・葵様、どうかご無事で・・!!」
佐助は一瞬呟いた台詞を聞いて一瞬固まる。
・・・・“葵”・・・?———。
それは聞いたことのある名前であり、幼馴染の・・・・・・・———。
呟いた名前について聞こうとしたが、すぐに森が抜けるので佐助は何も言わなかった・・・・・・・———。
其の四拾四迅 森の先・・・
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.189 )
- 日時: 2010/03/18 14:11
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「葵様!!!」
倒れていた葵に小十郎は目をやる。
佐助は近くにいた幸村の所へ駆け寄った。
「旦那、大丈夫かい?!」
「佐助!!どうして戻ってきたのだ!!」
佐助は三軍の撤退命令の事を全て話すと、幸村の顔は少し青くなった。
「なっ・・・!!織田軍が迫っているでござるか・・!」
「早くしたほうが良いよ、旦那!!この子もかなりやばい状況だ・・・!!」
葵の様子を見て佐助はそう言った。
「葵様っ!!」
小十郎は葵の元へ近づいて傷口の様子などを見た。
少しこわばった顔をしたが、幸村に向く。
「か・・・・片倉殿・・・。すまぬ!某が・・・・某が・・・葵殿を傷つけてしまったでござる・・・!!」
小十郎に向かって幸村は深く頭を下げた。
「・・・いいや、真田の原因じゃねぇ。この俺の原因だ・・・。まず・・・ありがとな、真田。傷が少し深いが、とっさに鉢巻を巻いてくれて」
「——!!・・・・片倉殿」
幸村は頭を上げた。
小十郎はすぐさま葵を馬に乗せ、深く礼をし葵が率いていた部隊と一緒に政宗の部隊へと向かった・・・・———。
「旦那;あ・・・歩ける?」
「うむ、大丈夫でござる。心配かけたな、佐助」
さっきまでは痛みが激しかったが、自然と痛みが治まってきた。
葵殿・・・・・もしや・・・・———。
ふとそう思って、自分の部隊も大将である武田信玄の部隊と合流しようと馬を走らせた・・・・・・———。
其の四拾五無 謝罪
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.190 )
- 日時: 2010/03/18 14:33
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
暗い・・・・・暗いよ・・・・・・———。
葵は暗い闇の中で少し呟く・・・・・・・———。
頭がくらくらしてどこにいるかも分からない・・・・・・———。
ここは・・・・・どこ・・・・?———。
そう呟いた時・・・・・———。
——“お姉ちゃん、どうしたの?”——
幼く小さな男の子が、葵に話しかけてきた・・・・・・———。
——“お腹痛いの?”——
大丈夫・・・・・多分・・・・・———。
葵はそうやって言葉を返す・・・・・・———。
幼く小さな男の子はニコッと笑う・・・・———。
ふと、葵はあることを聞いてみた・・・・・———。
君の・・・・・名前は・・・・・?———。
——“僕?僕は・・・・・弁丸!!”——
・・・・・・!!、弁丸・・・君・・・?——。
そう言うと、コクンと頷いた・・・・・———。
そうした後、弁丸はすくっと立って向かいに走る・・・・・・・———。
待って・・・!!・・・どこ行くの・・・・?———。
——“お姉ちゃん、今僕ね・・・・友達を待たせてるんだ”——
そう言うだけで、葵の前から消えていった・・・・・・———。
葵はその子を追いかけたかった・・・・・———。
でも、足がなかなか動かない・・・・・・———。
明るい・・・・・・・・———。
葵はすぐに光に包まれ、目の前が白くなった・・・・・・・———。
其の四拾六我 夢と弁丸
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.191 )
- 日時: 2010/03/18 14:57
- 名前: まっこ (ID: DOGZrvXb)
ターフs来ましたよ!
なんとなく感動((泣
葵どうなるの!?
きゃーきゃー!!!!
(↑興奮)
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