二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊
- 日時: 2009/12/05 18:39
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: 3Sm8JE22)
こんにちはぁ! クリックしたら、戻らずに小説を覗いてみて下さい! それでおもしろくなかったら、「戻る」を押してもらって構いません^^
ちなみに、ポケモンを知らない方でもポケモンを人間と思ってくれれば読めると思います。これば、ポケモンの話というより感動系な話なので。ポケモンを知らなくても、「戻る」を押さずに少しは覗いてくださいね^^
元霜歌です。あまりにも小説が消えるので、名前を変えました^^;
改めまして、亜璃歌(ありか)です。
何度消えても、頑張ってコピーするので皆さん応援よろしくお願いします♪
本題に入りますが、ポケモンダンジョンは主人公とパートナーの友情が命!! そこらへんをうまく表現できたらいいなーと思います。あらかじめ言っておきますが、これはポケダン(探検隊)沿いの話ですvすべて沿ってるわけではありません。
ミーシャ&ミニリュウ「みなさん、ぜひドキドキしたりしんみりしたり、感動したり、心をたくさん働かせてください!」
ポケモンダンジョンは、私が騙されたり泣かされたりしたりしたすっごくいいゲームなので、皆さんが感動できるような小説にできるように頑張ります!
ミーシャ&ミニリュウ「応援よろしくお願いします♪」
小説がいくら消されても、この小説は地の底から這い上がって復活するんだから! コンピュータよ、かかってきなさい!
〜ポケモン不思議のダンジョン 探検隊のテーマ曲〜
http://www.youtube.com/watch?v=Neila0J3L0E
Memory1 必然の出会い Memory2 ギルドの丘
>>1-3 >>7-12
Memory3 キセキの探検隊 Memory4 光のささやき
>>13-17 >>23-26 >>32 >>40-41 >>45 >>46
☆作者の心のささやき☆
名前を変えてから結局3回消えましたよ;もう、どうしちゃったんでしょう。疲れるなあ。もう笑うしかないですね。あはは。あはははははははは。あはははは。あははは・・・はは・・・。
☆大事な大事なお客様☆
・ミニモネさん ・レッドさん ・サジタリアスさん ・美弥さん ・大庭さん ・黒魔ちゃん
・べっかさん ・ツナいちさん ・ルビーさん ・キョウさん ・瑠留さん
—いつもコメントありがとうございます^^そして、これからもよろしくお願いしますb
コメントはしていないけど、クリックしてくれている人もありがとうございます^^
※↑に自分の名前が載ってない! っていう人は言って下さい^^;ただちに載せます。
- Re: ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊 ☆again☆ ( No.6 )
- 日時: 2009/12/02 17:21
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: xhJ6l4BS)
>>5
コメントありがとうございます^^
レッドさんのことは、いつも見てますよ^^
- Re: ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/02 17:27
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: xhJ6l4BS)
Memory2 ギルドの丘
私たちは海岸を離れると、しばらく歩いた。ミニリュウはこの世界に住んでいるだけあって、色々とこの地域の事は詳しいらしい。ギルドに向かう途中に、色々と話してくれた。
「あ、分かれ道じゃない?」
話していたから気づかなかったが、いつも間にか広い交差点に出た。ミニリュウは看板を見て、私に説明する。
「この交差点をまっすぐ行けば、ギルドがある丘に行けるよ。右に行けば、冒険に行けるけど、それは後で説明するね。で、左に行けば“トレジャータウン”」
「トレジャータウン?」
聞いたこともない名前に私は反射的に問い返した。
ミニリュウは笑って説明する。
「ポケモンたちが色々なお店を開いている広場だよ。銀行や商店、倉庫……みたいに、色々なお店があるんだ。そして、ポケモンたちの広場でもあるの」
「へえー」
私は言いながら、人間の世界で言う市場みたいな物なのかなって思った。結構楽しそうだ。
「じゃあ、ギルドに行こう」
ミニリュウは言うと、まっすぐ進み、丘を登り始めた。私もすぐに後を追う。
人間の姿なら、こんな丘なんてラクショウだけど、足の短いメリープだから大変だ。
やっと汗を拭って上ると、木で作られた可愛らしい門があった。
いかにもポケモンが作ったことを表しているシンプルな門だ。けれど、それなりに花が飾ってあったり、「ギルド」という文字まで刻まれている。
「わあー!」
門をくぐると、私は思わず歓声を上げた。
丘は、レンゲやラベンダーなどの美しい色とりどりの花でいっぱいだ。その花々が、風に揺らされてザワザワと音を立てている。
そして、さまざまなポケモンの絵が描かれたテントがいくつもはってある。キマワリやドゴーム、ビッパにヘイガニ、チリーンにグレッグル……。
それらのポケモンの絵が描かれたテントでは、そのポケモンが生活していると考えられる。
ディグダやダグトリオが生活しているような穴まであった。
そして、一番この丘で大きく、立派なテント……。プクリンとぺラップの描かれたテントだ。テントの入り口には木にランプが吊るされ、旗まで掲げられていた。
旗には、許可証と同じプクリンの絵が描かれている。
丘の中心には、さまざまな探検隊の格好をしたポケモンたちが話に夢中になっている。
「ここは……」
私は呆然とあたりを見た。ポケモンは、自分たちでこんな物を作り上げたんだ……。すごい。
「ここは……。ギルドの広場だよ。さあ、あの一番大きいテントへ行こう」
緊張した声でミニリュウが言った。私たちは、並んで歩き出す。
周囲で話していたポケモンたちが、いっせいにこちらを向いた。
「あの子たち、可愛いですわー。キャー!」
「何しに来たんでゲスかねー」
「ヘイヘイ! 何か親方様にお願いでもしに来たんじゃねーのか」
……などと、さまざまな話し声が聞こえてくる。私は体に力を入れすぎないように慎重に歩いた。体に少しでも力を入れすぎると、電気を放ってしまうから、気をつけなければならない。
私たちはチョコチョコした足取りで、一番大きいテントの前へ立った。
〜つづく〜
- Re: ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/02 17:27
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: xhJ6l4BS)
「ミニリュウ、この大きなテントは何か特別なの?」
私は周囲のポケモンたちの視線を気にしながら、ミニリュウに聞いた。ミニリュウも、緊張しているのか焦点の定まらない目で答える。
「うん。なんたって、このギルドの丘で一番大きいテントだからね。このテントには、親方様のプクリンと、その一番弟子のぺラップがいるんだ」
「ふうん。じゃあ、この目の前にある落とし穴みたいな網は何?」
足元にある穴を指差して私は言った。
プクリンたちのテントの入り口の前には、ポケモンが一匹は入れるくらいの大きな穴がある。きちんと網が張ってあって、乗っても落ちないようになっているけど、何か怪しい。まさかとは思うけど、私たちを落として捕まえる気じゃないのかな……。
「これは……、何ていうか、見張り番がいない代わりにあるものかな。この網に乗ると、地下にいるポケモンが乗ったポケモンの足形を見るんだ。そして、許可証を求めてくる……。じゃあ、私がさきに乗るね」
ミニリュウは息を吐くと、ストンと網の上に乗った。不意に地下から声が聞こえてくる。ミニリュウがビクッと肩を震わせる。
「これは、ミニリュウの足型! ミニリュウの足型! 何の用? 何の用?」
「わっ、私、探検隊になりたくて……」
勇気を振り絞ってミニリュウが言う。また、地下から声が聞こえた。
「わかった。まず、そばにもう一匹いるポケモンも網に乗れ」
私の事を言っているみたいだ。しかも、私はポケモン扱いされているらしい。姿がポケモンだから、仕方が無いのか……。
「ミーシャ、網に乗れって」
ミニリュウが私を振り返って言った。仕方なしに私も網に乗る。一人で網に乗っているのが怖かったのか、ミニリュウは、私がそばにくると安心したように一息ついた。
「この足型は……。えっと、メリープ? ……ま、いっか。足型はメリープ! 足型はメリープ!」
「おい! 何がま、いっか、だよ。全然よくないぞ!」
地下で何やらもめているらしい。しばらくもめ事は続いたようだが、私たちが困っていると声が聞こえた。
「すまなかったな。探検隊になりたいんだって? なら、許可証を網の隙間から落としてほしい」
「うん。わかった」
ミニリュウは答えると、許可証を網の隙間に押し込むように落とした。コトン……と、石の許可証が落ちた音がし、すぐさま声が飛んでくる。
「許可証確認! 許可証確認! 入っていいぞ!」
ようやくテントに入れるようになって、私たちはほっとした。入るだけでも、これだけ大変なんて、よほどプクリンという親方は厳しいのだろうか……。
「ミーシャ、入ろうよ」
ミニリュウが急ぐように言う。私はごくりと喉を鳴らすと、テントにするリと入った。
〜つづく〜
- Re: ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/05 18:53
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: 3Sm8JE22)
「うーん。やっぱり、見かけは大きくても中は狭いね」
私はテントの中に入ったとたん、騙されたような気になった。やはり、所詮テントの中。見かけから、強いポケモンがたくさんテントの中にいて、よほど広いものかと思っていたから、なおさら騙されたような気分になる。
「た、確かに狭いけど……。でも、よく見て。ここは、このテントの玄関みたいな物らしいよ。だってほら、地下に穴が続いているもの」
ミニリュウが宥めるようにゆっくりと言う。私はその言葉に誘われて、じっと地面を見つめた。テントの狭さだけに気を取られて、足元の方に目が行かなかったが確かに地下深くに穴が続いている。そして、きちんと穴から地下へ降りれるように、木の梯子まで穴の奥へ続いていた。
「じゃあ、このテントはギルドの丘での県庁所在地みたいな物だね」
私はポケモンたちの文化に感心しながら言った。聞いたこともない言葉を私が言ったので、ミニリュウは首を傾げる。
「県庁所在地?」
「ううん、何でもない。さっ、降りてみよう。私がさきに梯子を降りるね」
言いながら、恐る恐る梯子に足をかける。まったく、ポケモンになるならもうちょっとマシなポケモンがよかった、と思う。例えば、伝説や幻のポケモンになっていたら、すっごくよかったのに。まあ、そんな都合のいい話はないと思うが。梯子を降りる時も、この足の短さは不便だ。
ミニリュウは、くねくねした体をうまく梯子に巻きつけて降りれるから、うらやましい。
「よいしょっと」
梯子を降りると、そこはもう別世界だった。
地下なのに、そこは広い。そして、さまざまなポケモンたちが、探検の身支度をしている。また、大きな掲示板が二つあって、それを眺めているポケモンもいた。
「さっき、探検隊になりたいと言って来たのは、おまえたちだな?」
賑わう中、声が聞こえた。ビクッとして、私たちはきょろきょろする。見ると、偉そうに胸を張っているぺラップがいた。顔が音符の形をしている鳥ポケモンだ。翼の色は驚くほどカラフルで、オウムに似ている。
「あ、こんにちはっ」
ミニリュウが緊張して何も言わないので、私が挨拶をした。人間の世界で、挨拶は嫌というほど言わされてきたから慣れている。
「私は情報屋のぺラップだ♪ そして、親方様の一番弟子。おまえたちの先輩ってことだ。よく覚えておきな」
やけにテンションの高いポケモンだ。機嫌がいいらしく、ニコニコしている。
「あの、私たち、探検隊になりたいんだけど……平気、かな?」
ようやくミニリュウが小さく声を出した。ぺラップがやけに驚いた表情になる。
「えっ! 本当に? おお、いまどきそんな子がいたとは……。ギルドの修行が嫌で、脱走するやつもいるのに……」
「そ、そんなに厳しいの?」
「い、いやいやいやいやっ! そんなに厳しいことはしないさ。さ、そうと決まったら、親方様の所へ行こう。さあ、私についておいで♪」
ぺラップは不意にあわてて羽を激しくバタバタすると、すたすたと歩き出した。あわてた時に羽をばたつかせるのは癖らしい。
私たちは顔を見合わせながらも、ぺラップの後へついていった。ぺラップって、なんだか怪しいやつだなあ。
〜つづく〜
- Re: ポケモン不思議のダンジョン 昼*夜の探検隊 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/05 18:54
- 名前: 亜璃歌♪ ◆P2rg3ouW6M (ID: 3Sm8JE22)
ぺラップは、もう一回梯子を降り、地下二階まで来た。まったく、何階まで地下があるのって思ったら二階までだったみたい。
地下一階は、大きな掲示板があったりポケモンたちが身支度をする場だったが、地下二階はガラーンとしている。あまりポケモンはいないし、目立つ物といえば二つくらいだ。
一つは大きな穴だ。穴の奥には太い木の蔓が続いていて、蔓をつたって降りれるようになっている。この蔓は梯子代わりになっているらしい。穴があるから、地下三階まであるのかと思って降りようとすると、ぺラップにさっそく怒鳴られた。この穴は地下へ行くものではなく、テントの入り口にあった、網のかかった穴に続いていてその穴から網の上に乗ったポケモンの足型を見極める、とのことらしい。
二つは、やけに大きく豪華な扉。木で出来ていて淵は黄色、他は赤で塗られた扉には、「ノックをしてから入ってね。じゃないと、ビックリしちゃうから」という文字が雑に刻まれている。
ぺラップは、その扉の前まで来ると、こちらをクルリと振り返った。
「ここが親方様のお部屋だ。いいかい、変なまねするんじゃないよ。……親方様ー、ぺラップです♪ 入りますね」
ぺラップは言うと、くちばしでコンコンと扉を叩いた。ノックのつもりらしいけれど、手ではなくくちばしでやるのを見て、私は思わずぷっと笑う。
すると、ぺラップがキッとこっちをにらんだ。私とミニリュウは「ひっ!」と声をあげる。
「静かにおし!」
言った後は、コロッと態度を変えて扉を開けて、親方様の部屋に入る。なんという二重人格……。
私たちも、引っ張られるようにして部屋に入る。
部屋には大量の大きなりんご“セカイイチ”が置かれ、二つのロウソクがプクリンを挟むように置かれていた。プクリンはピンク色のウサギの体をしている。ロウソクの火がプクリンの体をオレンジに染める。プクリンの顔をよく見ようと目をこらすと、プクリンは後ろを向いていた。
「あのー、プクリン……さん?」
ぺラップもプクリンも何も言わないので、ミニリュウが探るように言った。すると、プクリンがくるりんっと振り返る。
そして……。
「やあ♪ ぼく、プクリン。このギルドの親方だよ。君たちは、ここに何をしに来たの?」
「え……。あの、その……」
親方様と言うからものすごくおっかない人かと思ったら、まるで小さなお子様みたいなポケモンだ。
想像していたのと違いすぎて、私もミニリュウも声がでない。そんな私たちを見て、ぺラップがささやいた。
「おい、親方様の質問に答えな」
そう言われて、やっと目が覚めた。ミニリュウは、まだ驚いているらしく、プクリンをじっと見たまま何も言わないので私が言う。
「私たち、探検隊になりたいんです」
「オッケー。じゃあ、探検隊として登録するから、チーム名を教えてくれないかな?」
「チーム名……」
これはさすがに私一人では決められない。探検隊をいっしょにやっていくのはミニリュウだから、ミニリュウの意見も取り入れないとだ。
「ミニリュウ。探検隊のチーム名は、どうする?」
私が話しかけると、今まで寝ていたかのようにミニリュウがはっと目を覚ました。そして、うーんと悩む。
「チーム名とかは考えていなかったよ。だけど、キセキを起こすような……すごい探検隊になりたいなあ」
キセキ……? キセキを起こす探検隊……。
「キセキ」とくれば、もうチーム名は決まったようなものだ。
「あの、『キセキーズ』でいいですか?」
ビー玉のようなクリンクリンの丸いプクリンの目を、私はじっと見つめる。プクリンはうなずいた。
「うん、いい名前だよ。本当にキセキを起こせるような探検隊になれるように頑張ってね♪ じゃあ、ぺラップ。ギルドのメンバーを連れてきて」
ぺラップに命令する。なぜかがっくりとうなだれながら、ぺラップは部屋から出て行った。
〜つづく〜
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