二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 大神 小さき村から始まる大きな物語
- 日時: 2010/01/30 09:19
- 名前: 夢幻双 ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: イエアと呼ぶのはやめてw
—挨拶—
はじめまして。
夢幻想と申します。
これからよろしくおねがいします。
まぁ、とりあえずは『大神』というゲームをもとにした小説です。
知らない人はぜひ買ってください。
ちなみに2010年にDS版が発売されます。(価格未定)
ぜひ買ってください。感動しますよw
では、なるべく知らない方(多いと思う)にも分かるようにしますので
どうぞ生暖かい目で見守ってください^^;
—〜—
注意
・のんびり更新です。
・カオスです。
・荒しは原則無視方向で
・ネタバレします。
・この時点で危険を感じたらプラウザの戻るを押してくださいw
ではどうぞ。
あ、そうそう多分分からない用語があると思います。
そのときは何なりとお申し付けください。
一応用語解説を設けておきますのでそちらを見てからで。
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/24 20:10
- 名前: 夢幻双 ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: メリークリスマス^^
>>キョウさん
おお、よかった大神知っている人がいて^^
アマテラス・画龍・水郷のファンですw
更新は明日からするつもりです。
では、コメントありがとうございました!!
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/25 11:04
- 名前: 夢幻双 ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: メリークリスマス^^
中心的な登場人物
大神 天照 光明
百年前、ヤマタノオロチとの戦いに勝利するが、
傷ついて実体を失う。
神木村の守護神像の姿を借りて現世に復活し、
少しずつ力を取り戻しながら
世界に命を蘇らせる旅にでる。
(アマテラスは『筆しらべ』という力を使い、様々な冒険をおこなう。
『筆しらべ』とは、世界を絵のように切り取り、筆を走らせることで様々な奇跡を起こすことが出来る力。
アマテラスにしか扱えない森羅万象を操る力は、まさに「神の力」)
さすらいの絵師 イッスン
旅絵師として全國行脚をしている小さな妖精。
住み着いた神木村では、口の悪いイタズラ者で
通っている。アマテラスの筆調べを盗むべく、
強引に旅の道連れになる。
木精 サクヤ姫
神木村を見守るご神木
「コノハナさま」に宿る精霊。
突然、世界を襲った災厄から村を守り、
復活の儀をおこなってアマテラスを
現世に呼び戻し、世界を救うことを託す。
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/25 11:06
- 名前: 夢幻双 ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: (・ω・)夢想卿はもっとさきじゃぁぁ←
プロローグ
むかしむかし、
ある神さまの伝説が語り継がれていました。
その神さまは「大神(おおかみ)」と呼ばれる立派な神さまで、
風のように野を駆け、命の営みを静かに見守ったと言い伝えられ、
人々に崇め奉られていました。
ところがある夜、大神様のご加護を受け、平和なときが流れて
いた世界に、恐ろしい災厄が襲い掛かりました。
はるか昔に封印されたと伝えられる「ヤマタノオロチ」が蘇り、
草や樹、動物、人間、命もつあらゆるものが、
そして太陽さえもがあっという間に一呑みにされてしまい、
世界は闇の中に閉じ込められてしまったのです。
そんな中、ただ一つ災厄をまぬがれた村がありました。
「神木村」と呼ばれるその村は、
巨大な木に宿った精霊「木精サクヤ姫」の力一杯の加護によって、
世界を襲った災厄から、かろうじて守られたのでした。
「サクヤ姫」はあまりの災厄の大きさに嘆き、
古の盟約に従い、ある神さまの復活の儀を行いました。
すると、村の守護神である「大神像」に命が宿り、
呪われた大地を照らす天つ日と共に、
伝説の大神「アマテラス」が降臨したのです。
アマテラスはすべての命を救うために
災厄を振り祓う旅を始めるのでした。
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.5 )
- 日時: 2010/01/27 18:35
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: 妄想率299%の夢幻です。通称夢幻・イエアですw
夢幻双ですw
ごめんなさい、全然更新してなくってw
今からしますw
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.6 )
- 日時: 2010/01/28 19:46
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: 妄想率299%の夢幻です。通称夢幻・イエアですw
第一話
誰も知らない昔話の続き 前
昔々、あるところに「神木村」という名の小さな村があったとさ。
そこは美しい桜の木々にかこまれその一本一本を神様の木として祭る静かな村じゃった。
……じゃが、この神木村にはひとつの悲しい風習があった。
古い祠にすむ怪物『ヤマタノオロチ』を静めるため、毎年祭りの夜に若い娘を生け贄としてささげていたのじゃ。
山ほどもある大きな体に丸太のような八本のクビ……。
血のように赤い眼は、見るだけでのろわれるといわれ……。
……誰一人としてこの怪物に逆らうものは居らんかった……。
その生け贄の祭りが近づくと決まって村はずれに現れる一匹の白い狼がおった。
『白野威(シラヌイ)』と名づけられた雪のように白い狼は
山や森に向かう村人を遠巻きに付回したり_
皆が寝静まった夜に村の中を歩き回ったりするので_
生け贄を品定めとするヤマタノオロチの使いとして気味悪がられとった_
村人の中にはその白野威を追い払おうとするものもおり
『イザナギ』という剣士は自慢の剣術で何度も挑んだのじゃが……。
白野威は風のように素早く傷一つ付けることすら出来んかった。
そして、忌まわしい祭りの夜がやってきた。
生け贄を召し取る合図の白羽の矢が……
天を貫き村のある家の屋根に突き立てられる。
……ソレは『イザナミ』という神木村一美しい娘の家じゃった。
イザナミにひそかな思いを寄せていた剣士イザナギはそれに怒り……。
今年こそヤマタノオロチを退治すると決心を固め_
イザナミの身代わりとなってオロチのすむ祠に向かうのじゃった。
*
冥府へ続くかのような暗闇をたたえたオロチの根城【十六夜の祠】
イザナギがその祠の前に立つと……
めを真っ赤に光らせた八本のクビが舌なめずりをしながら現れた。
何年も生け贄を召し取って生き続ける怪物ヤマタノオロチじゃ。
イザナギははじかれたように飛び出し、オロチにとびかかった……。
月明かりも乏しい中、必死に剣をくり出すイザナギ。
しかし、鋼のようなオロチの体には傷一つつけることすらできない。
*
やがてイザナギは万策つき……
がっくりとひざを突いてしまった。
絶体絶命のそのときじゃ。
一匹の獣がイザナギをかばうように躍り出て、オロチの前に立ちはだかった。
闇の中でうっすら光を帯びた白いからだ。
それは、神木村のハズレに住み着いていた、あの白野威じゃ。
白野威がオロチに牙を向いて飛び掛ると……。
オロチも八本のクビをもたげてくらいつく。
二匹の人ならぬものはもつれ合うように猛然と争い始めた。
じゃが、その戦いはなんとも不思議な光景じゃった。
オロチが白野威に向かって火をはくと、突風が吹いてこれを押し返し……。
オロチの鋭い牙が白野威に襲い掛かると、突然大木が生えてこれをさえぎった。
不思議な力に守られてオロチと互角に戦う白野威。
じゃが、これでもおろちの力にはかなわない。
白野威は全身に傷を負い、白い毛並みは真っ赤に染まっていった。
白野威は疲れ果て、立っているのがやっとじゃった。
オロチの牙がふらつく白野威を追い詰める。
それでも白野威は背を向けず……。
最後の力を振り絞り……天に向かって遠吠えをした。
すると、空を覆った暗雲がたちまちきえうせ……。
月明かりを浴びたイザナギの剣が金色にかがやきはじめたのじゃ。
それまで岩陰で機会を狙っていたイザナギは、剣に導かれるように立ち上がった。
そして、傷だらけの両手に最後の力を振り絞ると……。
オロチに向かって猛然と飛び掛っていったのじゃ。
イザナギの手の中で、踊るように翻る金色の剣。
そのまばゆいヒカリが煌くたびにオロチのクビは次々と宙に舞い、ついにこの怪物は自らの血だまりの上に崩れ落ちた。
長年村人を苦しめた元凶が最期を迎えた瞬間じゃった。
戦いが終わったコロにはあたりはすっかり白んでおった。
白野威はオロチの毒が全身にまわり、息も絶え絶えじゃったが、イザナギはそんな白野威を抱きかかえ、村人のまつ神木村へと帰っていった。
*
村へつくころには白野威はもう自ら動くことすら出来なんだ。
村人たちが見守る中、村の長老が優しく頭をなでてやると……。
白野威はソレに答えるように小さくワンとなき、
そして、眠るように事切れたのじゃった。
こうして神木村にやっと平穏な日々が訪れた。
村人達は、白野威の立派な働きをたたえ……。
村の静かな場所に社を立て、そこに白野威の像をまつった。
そうしてイザナギの振るった剣を【月呼】と名づけ、十六夜の祠に供えて、イツまでも平和を祈り続けたという。
永遠に変わらぬ平穏な日々を____
ところが物語はここでは終わらん。
実はこのお話には誰も知らない続きがあるのじゃ。
白野威とイザナギの活躍から百年の月日が過ぎた頃じゃった。
それはアッというまの出来事で、村人は誰一人気づかなんだそうだ。
*後に続くw*
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