二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜
日時: 2010/04/02 11:14
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

プロローグ

果てしなく続くのは、醒めない真っ赤なユメ———

でも、そこには赤以外、痛みしかない。

目の前にある光を捕まえようとしても、すぐにそれは消え、私から逃げてしまう。

だけど、ある日、青いものが視界を横切った。

布・・・?服・・・?

軍服。

その言葉が、頭のなかに閃いた。

そして、口から洩れたのは、

「助けて・・・軍人さん。」

だった。そして、わたしは何かを握りしめ、再びつぶやいた。

「金の人・・・金髪に、金の目の人に会わなきゃ・・・」

やがて、黒が訪れた。

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Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.39 )
日時: 2010/04/06 16:37
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

書類にはエドワード・エルリック31歳とある。

「いえそいつ11。弟は10ですぜ」

黙り込んでしまう。

「まあ、会うだけあってみればいいじゃないですか」





けれど、家は留守だった。憲兵は裏に行った。

部屋を歩き回って、探す。

一つのドアを開け———わたしは、息をのんだ。

そこには、巨大な錬成陣と、大量の乾いた血が———

中尉が凝天の声を上げる。

「裏にもいません」

ロイ「どこだ!」

わたしは叫ぶ。

ロイ「エルリック兄弟とやらはどこにいる!!」

「はぁ・・・多分ロックベルさんちかと」





わたしはロックベルさんのうちに入る。

ピナコ「いきなりなんだい!!」

中尉が事情を説明している間、わたしは兄弟を見つけた。

車いすに乗り、片腕片足がない少年と、それを押す巨大な鎧。

車いすの少年の目には・・・何も映っていなかった。

彼の家で、写真を見た。その瞳は、生き生きしていた。

けれど、今は・・・濁った、死人の目だ・・・

ロイ「君の家に行ったぞ!!なんだあれは!!何をした!?」

襟首を掴んで、わたしは怒鳴る。すると少年はうつ向き、かすかに震えだした。泣いているのか、それとも・・・

すると、鎧がわたしの腕に手を置き、あまりに幼い声で言った。

アル「ごめんなさい・・・許してください。ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

鎧のせいで見えない。彼もまた、泣いているのだろうか。

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.40 )
日時: 2010/04/06 17:54
名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: /dA6IieT)
参照: 名前変えました!!もと杏里ですヨロ(`・ω・´)スク!

やっぱり、ジーンって来る・・。

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.41 )
日時: 2010/04/07 18:41
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

ジーンっとですか・・・

ありがとう!!オーイオイオイオイ

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.42 )
日時: 2010/04/07 18:42
名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: /dA6IieT)
参照: 名前変えました!!もと杏里ですヨロ(`・ω・´)スク!

うん!!マジじーんって来る!!

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.43 )
日時: 2010/04/11 17:41
名前: まな (ID: .jBkwSyl)

うう・・・「人をなかせる小説」をめざすわたしには、うれしすぎることばだよ!!


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