二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆
- 日時: 2010/08/19 15:54
- 名前: しずく (ID: V12Zkaox)
え〜、皆さん、お久しぶりです。
初めての人は初めまして。しずくです。
今回は、「萌えっ娘もんすたぁ」というすなわちポケモンを擬人化したポケモン、萌えもんというゲームがあるんですけどね、今回はそれを小説化させます。
萌えもんは具体的に言うとかわいい(w
ちなみに俺の嫁はチルタリスです。かわいい&珍しいパンチラです。見せパンですwむおおおお!!!(氏
はい、まぁおふざけはここらへんにしといて、はいでは、楽しんで読んで、焦らずにゆっくりと読んで、理解してもらえれば幸いかと思いますので、応援のほうもよろしくおねがいしま〜す。
ではでは〜、更新は遅い時も早い時もありますが結果が良ければすべてよし。はい。
- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.8 )
- 日時: 2010/09/04 11:52
- 名前: しずく (ID: 6w.ezElv)
第三話らへん「もっと熱くなれよおぉぉぉぉ(ry!」
1
感動の第一回戦目は終わり、その後も大会は順調に進んでいった。
決勝戦。
その大会で優勝者を決める勝っても負けても今回はこれで終わり!さぁ、どちらが勝つのだろうか!?
ちなみに、新海 彼方は五回戦で負けてしまった。結構いい戦いってたのになぁ。
「さぁ、いよいよ決勝戦だ!と、その前に、少し休憩を入れます。息抜きも大事ですので。トイレに行きたい、何か買いたいという人がいれば今のうちに!!休憩は少ししかありませんので!」
『休憩。決勝戦開始まであと十分』
休憩時間のお知らせのアナウンスが知らせると、観客はバッと一斉に立ち上がりこの広い部屋から出て行く。
やっぱ大会の目玉とも言えるんだから途中でトイレに行きたくなったら萎えるもんなぁ。
俺も行ってこようかな。
「アブソル。俺トイレ行ってくるから待っててくれ」
「わかった」
アブソル一人を残しトイレに行く。
アブソル一人でも大丈夫だろう。萌えもんだし。
それに今はトイレが大渋滞。急がなきゃ!
『決勝戦開始まであと五分』
休憩も残り半分をきる。それでもトイレの方はいっこうに進む気配がない。
別に今どうしても行きたいわけじゃないから戻ってもいいけどそれだとせっかくここまで並んだんだからなぁ。
『決勝戦開始まであと二分』
やばい!もう休憩が終わる!これはもう、戻るしかない!!
俺はトイレをあきらめ、長い行列から出て自分の座席に戻る。
他の人たちも考えが同じなのか、後ろの人も行列から出て急いで座席に戻ろうとしている。
それでもトイレに行きたい人はいる。
今走っている人たちの中に腹を抑えてる人も見かける。
「あ、遅かったね」
「ああ、そりゃ決勝戦前だからね。大渋滞だよ」
「ははっ。まぁ仕方ないね」
「ところでお前はいかなくていいの?」
「うん。女性の方は男性よりも混むからね」
「ああ、確かに。ていうか、萌えもんもトイレ行くのか?」
「そりゃ行くに決まってんじゃん!」
「そうかそうか」
アブソルが顔を赤らめる。
『決勝戦開始まであと十秒』
「ほら!もう始まるよ!」
はずかしいのか、もうすぐはじまるからなのか、顔をスタジアムの方に思いっきり向ける。
さすがにここまでいくと観客の人たちも焦って座席に戻る。
こんだけ多いとさすがに間に合わない人もいるだろう。気の毒に。
決勝戦は一秒から終わりまで見てたいよな。
『ピーーーーー』
ここで長いホイッスルが鳴り始める。休憩終わりの合図だ。
「さぁ!ついに決勝戦の開幕だぁぁぁ!!」
さっきまで走り疲れて元気が無かった人たちが一斉に歓声をあげる。
「数々の戦いを乗り越え、今、この地に降り立つ二人!さぁ、選手入場だぁ!!!」
二つの左右対称の門から二人の決勝戦で戦う二人がすごい気迫で入って来る。
すごい。後ろにゴゴゴゴの文字が見えるぜ。見えてないけど。
「さぁ、まずは選手からの紹介だ!」
審判がバッと右のほうに右手を差し出し、選手紹介を始める。
「こちらは『天道 薫』選手!圧倒的な強さを見せつけここまで勝ち上がってきた歴戦は数知れない!!」
『天道 薫』。
こいつは今までの戦いで見てきたが、バンギラス使いの強者。可愛い表情を見せつけるが、その外見とは裏腹にパワーは圧倒的だ。
ゆたか
「そしてこちらは『赤西 豊可』選手だぁぁ!!今までで出場した大会は数知れず!パートナーとの相性は抜群!!まさに最強だぁ!!」
『赤西 豊可』。こいつはテレビで見たことがある。
たしか、フローゼル使いだ。そのフローゼルは強すぎて多くの大会で瞬殺してきたやつだ。
しかも今回は相手がバンギラス。フローゼルの方が有利だ。
「さぁ!選手紹介も終えたところで早速始めようか!!準備はいいかな!?」
互いにこくっと頭を軽く縦に振る。
「よぉし!では決勝戦、開始だぁぁぁぁ!!!」
- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.9 )
- 日時: 2010/09/04 11:59
- 名前: しずく (ID: 6w.ezElv)
2
互いにスタジアムにボールを投げ、萌えもんを呼び出す。
天道は思っての通りバンギラスで赤西もフローゼルだった。
バンギラス。攻撃と防御が高い萌えもん。しかも特性:『すなおこし』で相手にじわじわとダメージを与える。それに対しバンギラスはすなあらしはくらわない。誰でも使いたい萌えもんの中の一匹に入るだろう。
フローゼル。攻撃と素早さが高いが、特防が少ないのが弱点。
水の波動など必ず先制できるアクアジェットなどやっかいな技ばかり覚える紅一点のクール萌えもん。
だがそんなフローゼルでもスタジアムはすなあらし。不利なのは変わりない。
この戦いでフローゼルの戦法がわかるわけだ。
「まずはこっちからだ!いけバンギラス!!地震だ!!」
「お〜っと初手からいきなりの大技!フローゼル、耐えれるか!?」
「ふ。愚問だな。フローゼル、飛べ」
「わかってるさ」
フローゼルは地震がくる前に上にとび地震を避ける。
「そしてそこから波乗りだ!」
ここで秘伝マシンの波乗り。必中で威力は高め。これがバンギラスに当たればひとたまりもない。
「そしてそのまま雨乞いだ!」
「お〜っと、波乗り状態で雨乞いだぁ!!これは水タイプの技の威力が上がり、バンギラスが当たれば瀕死になる確率は大きい!!さらに特性:『すいすい』でスピードアップだぁ!!!」
「くらえ!」
波乗りがバンギラスに向かって急接近する。だが、攻撃はこれだけではなかった。
「避けろバンギラス!!」
慌てて避ける指示をだす天道。それに従い後ろに下がるバンギラス。
「そこですかさずアクアジェット!!」
「なんと!まさかのアクアジェット!!必ず先制攻撃ができるアクアジェットで・・・バンギラスにヒット!そして仰け反りしたところで波乗りがヒットォォォォォ!!!」
なんて組み合わせだ!?特性の『すいすい』を生かしての神速とも言えるアクアジェットで攻撃し、その間に波乗りがバンギラスを巻き込む。そして万が一フローゼルに当たったとしても水タイプで効果はいまひとつ!すごい。これが実力を組み合わせた結果か!
「どうだ。豊可とずっと考えて生まれたこのコンボ。いくらバンギラスといえども効果は抜群。終わりだろう」
フローゼルと豊可の勝ちは確定した。だれもがそう思った。
だが。
バンギラスは、立っていた。
「なに!?」
大きな傷は負ってるも、まだいけそうな表情だ。
「よし!さすが俺のバンギラスだ!」
「ここまで来たんだもん。絶対に勝たなくちゃ!!」
「次はこっちだ!いくぞバンギラス!」
「はい!」
・・・
「いっけぇ!波乗りだぁぁぁぁ!!!!」
「なんだと!?!?」
「なんと!バンギラス、波乗りだぁぁぁ!!」
すごい。バンギラスも覚えれるのか。でもこれが当たってもあまりくらわない。急所狙いか?それとも・・・。
「そして降りろバンギラス!!」
ここで波に乗っていたバンギラスが波の後ろに飛び降りる。
「あれでいくぞ!」
「はい!」
「いっけぇぇぇぇぇ!!!!!」
フローゼルと豊可は余裕の表情だった。それもそのはず。フローゼルにとって有利なタイプの技がくるんだからな。わざわざかわさなくてもいいんだ。
すると突然、波が真っ二つに割れ消えていった。
その原因は、破壊光線だった。
『!?』
「いっけぇぇぇぇぇ!!!」
フローゼルに向かって光速で近づく破壊光線。
これにもフローゼルと豊可は油断し、動く暇さえなかった。
そして破壊光線がフローゼルにヒット!
「フローゼルーーーーーーーーーー!!!!!!!」
- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.10 )
- 日時: 2010/09/04 13:13
- 名前: しずく (ID: 6w.ezElv)
3
破壊光線はフローゼルに直撃し、激しい爆風が観客席の奥にも届いた。
フローゼルの持ち主である豊可はめいいっぱいフローゼルのことを叫びながらごくっと唾を飲み込んだ。
砂煙が舞い、天道のほうにも舞う。
この後、砂煙は十分後に完全に晴れた。
フローゼルは・・・・立っていた。
「フローゼル!」
「くっ!不覚だ!こんなものに当たるとは・・・!」
「なんとフローゼル!立っていたぁぁぁぁ!!重い傷は負っているも、まだ余裕の表情を見せている〜〜〜〜!!!」
「・・・フローゼル、行けるか?」
「なにを当たり前な事を聞いている。オレがいけないとでも思っているのか?」
「へっ。まさか」
「なら行くぞ。あいつはかなりのダメージがくらっているはずだ。一気に攻めるぞ」
「あれでいくのか?」
「ああ。もうこれしかないからな」
「わかったぜ。行くぞ、フローゼル!!」
何か策があるのか、豊可とフローゼルの表情が自信満々の余裕の様だった。
「なにかくる!気をつけろバンギラス!!」
「はい!」
バンギラスと天道は唾を飲み込む。なにがきてもいいようにしっかりと構えをとるバンギラス。冷や汗がだくだくだ。
「フローゼル!波乗りだ!!」
だが、フローゼルは普通の波乗りをしてきた。たぶん、バンギラスは破壊光線の反動で動けないだろう。
・・
「そして吹雪だぁぁ!!」
波乗りから降り、技マシンで覚えさせたらしい『吹雪』を右手から放つフローゼル。
だが、その吹雪はバンギラスに当てるわけではなく、前にある波に当てた。
その影響で波は隅々まで凍り付き、動かなくなった。
どうして動かなくしたんだ?
「おぉぉっとなぜか波を凍らせた!なにをするつもりなのだろうかぁぁ!!?」
「そしてアクアジェットで波を粉々に砕け!!」
フローゼルは両手から大量の水を出し、体全体にかけるようにする。
水は地面に染みることなくフローゼルの体にまとわりついていた。
そしてそのまま波に向かって突進していき、無数の結晶のように砕く。
その砕いた氷が全てバンギラスに向かってとんでいく。
だがその氷はバンギラスに当たることなく、バンギラスの周辺に突き刺さった。
これにも豊可とバンギラスは意味がわからなかった。
そのあとなにをするんだ!?
「ここからだ。行け、フローゼル!!アクアジェット!!」
そしてまたアクアジェットを発動する。
「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
フローゼルはバンギラスに向かってアクアジェットで突撃する。
だが、そのアクアジェットはそのままバンギラスには向かっていなかった。
向かい先はなんと、さっき地面に固定させた無数の氷だった。
その氷は小さいものではなく、結構大きかった。
しかも、数が覆すような数だからその氷が隙間をつくらず氷の床のようになっていた。
フローゼルはアクアジェットを発動したままその氷の床に向かっていたのだ。
「なんとフローゼルまさかの氷に向かう!これでいったいなにが始まるんだぁぁぁぁ!?!?!?」
フローゼルは腹を下にし、氷の上をまるでフィギュアスケートのようになめらかに滑っていった。
しかもその氷の床は波のように滑らかになっており、フローゼルが少し体をくいっとさせると、その方向に滑るようになっている。
砕いただけなのにすごいな。
そして最終地点には、氷の床がバンギラスの方に向いている。
これでバンギラスに直撃させるつもりなのか?
「当てろフローゼル!!」
予感的中。それにバンギラスは理解できていなかったのか、フローゼルの攻撃がまともに命中した。
「うああ!!」
「バンギラス!!」
しかもフローゼルの攻撃はこれだけではなかったんだ。
アクアジェットがバンギラスに当たると、フローゼルはバンギラスの頭上まで上がり、もう一度氷の床に乗った。
そしてそれを繰り返し繰り返しでバンギラスに当てていく。
効果抜群の攻撃を連続でくらったらバンギラスでもひとたまりもない。
「これで終わりだ!!」
これで最後の攻撃にするのか、フローゼルは「おぉぉぉぉぉ!!!」と声を張り巡らして攻撃を当てた。
その衝撃でバンギラスは氷を砕きながらとんでいく。
「バンギラス!!!!」
天道がバンギラスがとんでいった方向に向かって走る。
「う・・・うぅ・・・」
「大丈夫かバンギラス!!」
「・・・ごめん・・・マス・・ター・・・」
「もういい。戻れバンギラス」
そう言い、バンギラスをボールの中へと戻していく。
ということは。
「しょ、勝者、赤西 豊可選手だぁぁぁぁぁぁ!!!!!今年のレンオウドーム公式全国大会の優勝者は赤西 豊可選手に決定〜〜〜!!!」
勝者が決まり、今までにない以上の歓声がわき上がる。
「良い勝負だったぜ。天道 薫」
「俺もだ赤西 豊可」
そして互いに握手をする。
それと同時に俺たちも大きな拍手を迎えた。
「どうだったか?アブソル」
「うん。とっても勉強になったよ!!」
- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.11 )
- 日時: 2010/09/20 16:45
- 名前: しずく (ID: 6w.ezElv)
第四話らへん「orz」
今年の大会は赤西 豊可が優勝を迎え、無事に終わった。
この大会で色々と学んだ。
感動。喜び。悲しさ。コンボ。
俺がやっても絶対に思いつかないことも学んだ。
これを参考にしてアブソルを強くする!
と、大会からの帰り、アブソルと大会のことで喋っていると、コンクリートの壁際にぐったりと倒れてる人を見つけた。
場まで駆けつける。
これは・・・萌えもん・・・?
「だ、大丈夫か!?」
「大丈夫!?」
萌えもんらしき人に声をかけると、「ん・・・」と声をあげる。どうやら気づいたらしい。
「・・・あなたは、だれ・・・?」
そりゃそうだ。いきなり見知らぬ人に声をかけられたんだからな。
「お前、ここにぐったりと倒れてたんだぞ!!それにこの傷、どうしたんだ?」
「・・・そ・・うだ・・・」
すると、その萌えもんは何か思い出したように立ち上がる。
「お、おい!!」
「心配してくれてありがとう。私はニカ。じゃぁ」
自分のことを名乗ると、左腕を抑えながらゆっくりと歩いて行くニカ。ちなみに、こいつはチルタリス。
ツインテールで水色の髪の毛。
「て、そんなこと言ってる場合じゃないんだよ!!おい!無理するな!」
「そうだよ!何があったかは知らないけど、まずは回復しよ!?」
「・・・」
ニカが立ち止まる。考え事をしているのだろうか。
するとニカはゆっくりと後ろに振り向いた。
「・・・」
そして無言のままこっちに近づいてくる。
「・・・」
「ん?」
「回復」
「へ?」
「回復」
「あ、ああ。回復ね!今してあげるよ!」
唐突だったからちょっと焦ったよ。わかりにくいなぁ。
そうも思いながらバッグから回復の薬を出す。
そしてニカに薬をつける。
薬をにっていくと、みるみる怪我が治り、最終的には何事もなかったかのようになる。
これ、すごいな。
これ、母さんが買ってきたんだけど。
『これでどんな怪我も一瞬で治る!!これ以上にすごいものなどない!!ぜひ本店へ!! レンオウ第三地方薬屋フレンドリィショップ お問い合わせは・・・」
と書いてある。いつかいってみよ。
「ありがとう。おかげで元気になったよ」
「それはなにより」
「そういえば、なんであんなところで倒れてたの?」
俺も疑問に思っていたことを聞き出すアブソル。忘れてたぜ。
「・・・さっきのことなんだけど」
俺とアブソルはニカの話をまじめに聞く。
「ボクは野生で持ち主もいないんだけど、森ばっかでもつまらないから人里に来てみたの。そうしたら後ろからいきなり『竜の波動』をくらって、後ろに振り向くとモンスターボールを投げられて中に入っちゃったの。でも、嫌だったからすぐに出た。それで走って逃げてたらさっきの攻撃の痛みがきて力がでなくなって、それでも走って、もう歩けないほどになったからここで休憩してたの」
「・・・そうだったのか」
ひどいな。いきなり攻撃をするなんて。俺だったら一声かけるのに。
『そこのお嬢ちゃん!一緒にどうだい?』みたいな感じで。
「もう追ってきてはないみたいだね」
アブソルが辺りを確認する。そのような人は見当たらない。
でも、これでニカをまた森に戻しても暇なだけ。どうしたらいいか。
あ、そうだ。
「なぁニカ。俺たちのところにこないか?」
「え?」
「お前、森に返っても暇だろ?だからさ。俺たちのことにいれば楽しくなるぜ」
「・・・」
俺の提案に考え込むニカ。
「それいいね!私たちのところに来なよ。楽しいよ!御飯もおいしいし!」
「な?いいだろ?俺たち、お前を放っておけないんだ」
「・・・」
(私があの人のところに行けば、危険もなにも無くなる。だったら・・・)
「わかった」
「よっしゃ!そうと決まれば早速モンスターボールに・・・」
モンスターボールを投げてニカを捕まえようとしたが。
モンスターボールが無い・・・。
「ちょっと待ってて。モンスターボール買って来る!!」
「やれやれ・・・」
呆れた顔をするアブソル。
「ごめんね?あんなやつで」
「ううん。優しい人だね」
「まぁそういう一面もあるけどさ」
「ソルちゃんはあの人のところに来てどれぐらい?」
「ソルちゃん?・・・あぁ、私のことか。ん〜と、半年ぐらいかな?」
「へぇ。そうなんだ」
「最初会ったときは曲がり角の曲がったところでぶつかって出会ったんだよ」
「あはは。変な出会い方」
「でしょ?」
「そういえば、あの人の名前はなんて言うの?」
「立華 準って言うの」
「準・・・か」
「うん」
「優しそうな名前だね」
「そう?」
「お〜い!買ってきたぞ〜!」
「あ、帰ってきたみたい」
「お前ら、何話してたんだ?」
「べぇつにぃ」
「な」
なんだよ。教えてくれてもいいじゃないか。
「っと。よし、ニカ。いくぞ」
「うん」
ニカは逃げるそぶりも何もせず立っている。
うおりゃぁぁぁ!!
モンスターボールのスイッチがニカのでこにこつんと当たり、ニカを入れる。
モンスターボールは三回揺れればゲットとなる。
1。
2。
3。
「よっしゃぁ!!」
「やったね準!!」
「ああ!!」
ニカゲットだぜ!!
「さぁ、出てこいニカ!!」
スイッチを押してボールを投げると赤い光線とともにニカの姿が現れる。
「よろしくね、準」
「おう!」
あれ?今こいつ、俺の名前を・・・。あぁ、アブソルか。
「よぉし。俺の家に招待だ!!」
- 萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.12 )
- 日時: 2010/09/25 09:45
- 名前: しずく (ID: M4UdAK/d)
第五話らへん「リア充爆発」
1
ニカをゲットして早一週間。
ニカを母さんに見せたとき、母さんはアブソルをゲットした時と同じような表情を浮かべていた。
ニカも家族に加わってだいぶ賑やかになってきたと思う。
「ニカちゃんの空き部屋が無いから準とアブソルちゃんと同じ部屋で寝てね〜」
とニヤニヤしながら言った。何か企んでるな。
俺がいくら思春期だからってそんなことをするわけがないじゃないか。
---俺は風呂に深くつかいながら考えていた。
「俺・・・高校生になったら一人暮らししよっかな。アブソルとニカがいるから一人暮らしじゃないんだけど・・・」
一人暮らし。
だから家事も全部俺がやらないといけない。そりゃアブソルたちにも手伝ってもらうときはあるだろうけど。
でも、高校生になってから一人暮らしする人も多いよな。
だから母さんも許してくれるんじゃないだろうか。
相談してみよ。
風呂から上がって、アブソルとニカが風呂に入った。
俺はその間に母さんが居るリビングに向かう。
母さんはソファに深く腰かけ、煙草を吸いながらお笑い番組を見て爆笑していた。
「母さん。ちょっと相談あるんだけど」
「え?なに?」
さっきまでテレビを見ていた母さんは、俺に呼びかけられ、テレビを消し、こっちを向いた。
「ふぅん。なるほどねぇ。いいんじゃない?」
「え?いいの?」
「うん。だって高校生になって一人暮らしをする人が多いし、それにアブソルちゃんとニカちゃんも居るから寂しくもないし」
「そ、そんな簡単でいいの?」
「いいわよ。でも、気をつけなさいよ。ま、あと四ヶ月もあるんだけど」
「ってことは・・・」
「あと四ヶ月はこの家で頑張ってもらうわよ」
や、やったぁぁぁ!!!
念願の一人暮らし(萌えもん二人つき)ができるぞ〜〜!!!
「母さん!ありがとう!!」
「どういたしまして」
母さんに礼を言うと、母さんはまた煙草を吸い始め、テレビをつける。
こうして俺は一人暮らし(萌えもん二人)ができるようになったんだ!
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