二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中
- 日時: 2013/04/05 18:58
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: NgMW1bGr)
クリック有難うございます。
こうして参照が増えていくのもこのスレッドを見てくれる皆様のおかげです。
【作者の自己紹介】
どうもヽ(^o^)丿
小説☆カキコに日々ハマりつつある雷人です。
僕は現在『FAIRY TAIL』に夢中です。
アニメでしか見てないので漫画の方はよく分かりませんが宜しくお願いします。
「他の漫画はどうした!?」と思う方も居ると思いますが、勿論の事ながら当然好きです。
ってな訳で改めましてこれから宜しくお願いします。
【新着情報】〜新着アリ!〜
・4/5「スレッド編集の更新致しました。また、参照が13900越えです。真に有難うございます。」
☆☆主な登場人物《Wikipedia参照》☆☆
——妖精の尻尾——
(オリキャラ等は三年の月日の歳を取っているが何故だかナツ達、原作登場人物は歳を取っていない。)
・ナツ・ドラグニル
性別「男」 魔法「火の滅竜魔法」
詳細「主人公。「火竜(サラマンダー)」の異名を持つ。年齢不詳で、右肩に赤の紋章がある。好きなものは火、嫌いなものは乗り物。
桜色の髪と鱗模様のマフラーが特徴の青年。幼い頃に火竜・イグニールに育てられた過去を持ち、マフラーはイグニールからの大切な贈り物である(そのため、常にマフラーを巻いている)。」
・ルーシィ・ハートフィリア
性別「女」 魔法「星霊魔法」
詳細「ヒロイン。17歳で、右手にピンクの紋章がある。好きなものは本・星霊、嫌いなものは父。
星霊魔導士で、鍵を使い異世界の星霊を呼び出すことができる。星霊を思いやる気持ちは強く、星霊王や敵が所持していた星霊の心にも影響を与えている。」
・ハッピー
性別「男」 魔法「翼(エーラ)」
詳細「6歳で、背中に紋章がある。好きなものは魚、嫌いなものは犬(プルーは平気)。身長は48.6cm。人間語を話す青猫。一人称は「オイラ」で、口癖は「あい」「あいさ」。」
・グレイ・フルバスター
性別「男」 魔法「氷の造形魔法」
詳細「18歳で、右胸に青の紋章がある。好きなものは面白い事、嫌いなものはナツ。
氷の造形魔導士で「妖精の尻尾」の中でも上位の実力者。また勘が鋭く、敵の思惑や、エルザの幼少の頃のトラウマから来る複雑な感情に誰よりも逸早く気づいたが、ジュビアに好意をもたれていることには気づいていない。」
・エルザ・スカーレット
性別「女」 魔法「騎士(ザ・ナイト)」
詳細「「妖精女王(ティターニア)」の異名を持つ(命名者は不明)。19歳で、左腕に青の紋章がある。好きなものは武具・鎧、嫌いなものは悪。好きな食べ物はチーズケーキとスフレ。
鎧は、全部で100種類以上装備しており本人も把握してないとのこと。「妖精の尻尾」の中でも数少ない、S級の仕事を請け負うことのできるS級魔導士。」
・ウェンディ・マーベル
性別「女」 魔法「天の滅竜魔法」
詳細「「天空の巫女」「天竜」の異名を持つ。12歳で、右腕に紋章がある。好きなものはシャルル、嫌いなものは梅干し。
元は「化猫の宿」の一員。幼い頃、グランディーネが消えたことで路頭に迷っていたところをジェラール(ミストガン)に助けられ、しばらく共に旅をした後「化猫の宿」に預けられた。」
・シャルル
性別「女」 魔法「翼(エーラ)」
詳細「6歳。好きなものはダージリンティー、嫌いなものはオスネコ。
ハッピーと同じく人間語が喋れるメスの白い猫。ウェンディがタマゴから孵し、共に「化猫の宿」に所属していた。勝気な性格。」
——オリキャラ——
・ライク・デスティニー
性別「男」 魔法「雷の滅竜魔法、覚醒滅竜魔法【雷】」
詳細「異名〝黒夜叉〟と呼ばれる元ギルド潰し。現在は〝妖精の尻尾〟の代表的チーム(ナツ等)の一員。年齢は18歳→21歳。両親を共に事故と病で亡くし、その後に雷竜と出逢った。ギルド潰しを職に就けて居た事も有り、ギルドの事については色々と知って居る。」
・シェルト
性別「男」 魔法「武器変形魔法&翼(エーラ)」
詳細「ギルド潰しで知り合ったライクと同行を共にする猫。年齢は6歳→9歳。黄色い毛並みで頭脳派な猫。ただ、武器へ変形して戦いをこなす事も得意。」
◆******ストーリー******◆
第146話「終焉の戦」>>274
第147話「政府のギルド〝天空の四皇神〟」>>279
第148話「百年の激震王」>>289
第149話「幻羅の雷帝《ディアブル・サンダラ》」>>295
第150話「深海の魚人族とシャーク族」>>296
第151話「魚人族の称号」>>304
第152話「竜刃のゼオンVS魚神のギラフ」
【前篇】>>317 【中篇】>>318 【後篇】>>319
第153話「死の部屋《デスルーム》」>>324
第154話「竜虎のガグVSグレイ&ウェンディ」>>325
第155話「勝負するは時間のみ」>>326
第156話「過去の恩人」>>327
第157話「雷竜の過去!!!暗闇と戦う一人の少年」
【前篇SP】>>328 【後篇SP】>>329
第158話「裏切りの恩人!!!絆の戦、始動!!!」>>334
第159話「魔力吸収の妖刀」>>340
第160話「仲間奪戦《デスマッチ》始動開始」>>341
第161話「豪炎は諸刃をも喰らう!!!解禁、新・滅竜奥義!!!」>>342
第162話「消滅する芸場《サーカス》」>>347
第163話「本当の真実」>>356
第164話「幻影物語、始動」>>361
第165話「〝凍結街〟に出現する青年」>>362
第166話「強大な諸刃は鬼へ天罰を喰わす」>>363
第167話「変身魔法を使う子犬」>>366
第168話「修行の地〝バルザーク〟に君臨する雷竜」>>368
第169話「傷の数だけ〝戦の証明〟になる」>>369
第170話「黒夜叉VS脱獄の死刑囚!!!伝説に勝つ魔導士」
【前篇】>>370 【後篇】>>371
第171話「物語の完結は三年後・・・・」>>372
第172話「彼等は三年ぶりに集結する」>>375
第173話「魔界計画と黒組織」
【前篇】>>376 【中篇】>>377 【後篇】>>381
第174話「突撃大作戦!!!我がギルドは己で護れ!!!」>>383
第175話「戦いの火蓋は幕を開ける!!!」>>384
第176話「六英雄」
【前篇】>>386 【後篇】>>387
第177話「CHANGE UP」>>388
第178話「激闘始動!!!妖精の魔導士VS四皇神」
【前篇】>>389 【中篇】>>390 【後篇】>>392
第179話「OPERATION TECHNICAL」>>393
第180話「死兵隊に潜む悪魔」>>394
第181話「青毒竜=猛毒竜」>>395
第182話「君臨する魔骨竜!!星霊に対立する黒き闇魔法」>>396
第183話「幕を閉じる銀火竜伝説」>>397
第184話「新世代の滅竜魔導士、再び」>>399
第185話「師匠と弟子」>>400
第186話「Last Reload」>>401
第187話「Happy Carry Gift」>>402
第188話「伝説に残る暗殺魔法と暗黒書」
【前篇】>>403 【中篇】>>404 【後篇】>>405
第189話「二人の夜叉と繋がり」>>407
第190話「バトルフィールド」>>409
第191話「Narcist Of Out」>>411
第192話「〝戦場を終わらせに来た〟」>>413
第193話「Best Partner」>>414
第194話「超絶黒滅竜魔法」>>421
第195話「Last Coliseum —限られた生命—」>>426
第196話「弱肉強食」>>427
第197話「〝判定王に感謝〟 —若者よ 人生をまだまだ生きろ—」>>431
第198話「帰還」>>432
第199話「SOLITUDE」>>440
第200話「心の守護神」>>441
第201話「最後の新世代!!強者を率いる前代未聞のギルド」>>446
第202話「恐るべき脅威!!狩猟の辰と一匹狼、波乱の事故」>>447
第203話「薔薇棘の大罠」>>448
第204話「佰王の称号を持つ男」>>452
第205話「フェアリー・ロック・フェスティバル」>>453
第206話「Rocking Happening」>>454
第207話「恐るべき脅威!!!元評議院の三大勢力、現る!!」>>455
第208話「戦陣を切る無数の部隊」>>467
第209話「宣戦布告!!!1対100」
【前篇】>>468 【中篇】>>469 【後篇】>>472
第210話「希望を忘れるな」>>473
第211話「〝破竜消滅天下〟発動!!!」
【前篇】>>474 【後篇】>>476
第212話「炎の造形魔法と鉄竜」>>487
第213話「勝てない相手」>>502
第214話「『レイン』」>>503
第215話「『イベルトン』」>>504
第216話「極限突破《オーバーメイク》」>>505
■■第十一章:悲しみの魔導士と雷電の竜!!!暗闇と戦う少年編■■
第146話「終焉の戦」>>274
第147話「政府のギルド〝天空の四皇神〟」>>279
第148話「百年の激震王」>>289
第149話「幻羅の雷帝《ディアブル・サンダラ》」>>295
第150話「深海の魚人族とシャーク族」>>296
第151話「魚人族の称号」>>304
第152話「竜刃のゼオンVS魚神のギラフ」
【前篇】>>317 【中篇】>>318 【後篇】>>319
第153話「死の部屋《デスルーム》」>>324
第154話「竜虎のガグVSグレイ&ウェンディ」>>325
第155話「勝負するは時間のみ」>>326
第156話「過去の恩人」>>327
第157話「雷竜の過去!!!暗闇と戦う一人の少年」
【前篇SP】>>328 【後篇SP】>>329
■■第十二章:覚醒する滅竜魔法!!!仲間奪戦は終戦を刻む紋章編■■
第158話「裏切りの恩人!!!絆の戦、始動!!!」>>334
第159話「魔力吸収の妖刀」>>340
第160話「仲間奪戦《デスマッチ》始動開始」>>341
第161話「豪炎は諸刃をも喰らう!!!解禁、新・滅竜奥義!!!」>>342
第162話「消滅する芸場《サーカス》」>>347
第163話「本当の真実」>>356
■■第十三章:幻影物語と三年の修行!!!完結は仲間の絆を試す時編■■
第164話「幻影物語、始動」>>361
第165話「〝凍結街〟に出現する青年」>>362
第166話「強大な諸刃は鬼へ天罰を喰わす」>>363
第167話「変身魔法を使う子犬」>>366
第168話「修行の地〝バルザーク〟に君臨する雷竜」>>368
第169話「傷の数だけ〝戦の証明〟になる」>>369
第170話「黒夜叉VS脱獄の死刑囚!!!伝説に勝つ魔導士」
【前篇】>>370 【後篇】>>371
第171話「物語の完結は三年後・・・・」>>372
第172話「彼等は三年ぶりに集結する」>>375
第173話「魔界計画と黒組織」
【前篇】>>376 【中篇】>>377 【後篇】>>381
■■第十四章:突撃と正義!!!消滅計画を打倒する妖精の英雄編■■
第174話「突撃大作戦!!!我がギルドは己で護れ!!!」>>383
第175話「戦いの火蓋は幕を開ける!!!」>>384
第176話「六英雄」
【前篇】>>386 【後篇】>>387
第177話「CHANGE UP」>>388
第178話「激闘始動!!!妖精の魔導士VS四皇神」
【前篇】>>389 【中篇】>>390 【後篇】>>392
第179話「OPERATION TECHNICAL」>>393
第180話「死兵隊に潜む悪魔」>>394
第181話「青毒竜=猛毒竜」>>395
第182話「君臨する魔骨竜!!星霊に対立する黒き闇魔法」>>396
第183話「幕を閉じる銀火竜伝説」>>397
第184話「新世代の滅竜魔導士、再び」>>399
第185話「師匠と弟子」>>400
第186話「Last Reload」>>401
第187話「Happy Carry Gift」>>402
第188話「伝説に残る暗殺魔法と暗黒書」
【前篇】>>403 【中篇】>>404 【後篇】>>405
第189話「二人の夜叉と繋がり」>>407
第190話「バトルフィールド」>>409
第191話「Narcist Of Out」>>411
第192話「〝戦場を終わらせに来た〟」>>413
第193話「Best Partner」>>414
第194話「超絶黒滅竜魔法」>>421
■■第十五章:生死に漂う死神のコロシアム決闘編■■
第195話「Last Coliseum —限られた生命—」>>426
第196話「弱肉強食」>>427
第197話「〝判定王に感謝〟 —若者よ 人生をまだまだ生きろ—」>>431
第198話「帰還」>>432
■■第十六章:新世代突入!!!最後の新世界で激闘する二つのギルド編■■
第199話「SOLITUDE」>>440
第200話「心の守護神」>>441
第201話「最後の新世代!!強者を率いる前代未聞のギルド」>>446
第202話「恐るべき脅威!!狩猟の辰と一匹狼、波乱の事故」>>447
第203話「薔薇棘の大罠」>>448
第204話「佰王の称号を持つ男」>>452
■■第十七章:FAIRY ROCK FESTIVAL編■■
第205話「フェアリー・ロック・フェスティバル」>>453
第206話「Rocking Happening」>>454
■■第十八章:全て集結!!!妖精の尻尾VS百万の部隊〝暗黒の神脅〟編■■
第207話「恐るべき脅威!!!元評議院の三大勢力、現る!!」>>455
第208話「戦陣を切る無数の部隊」>>467
第209話「宣戦布告!!!1対100」
【前篇】>>468 【中篇】>>469 【後篇】>>472
第210話「希望を忘れるな」>>473
第211話「〝破竜消滅天下〟発動!!!」
【前篇】>>474 【後篇】>>476
第212話「炎の造形魔法と鉄竜」>>487
第213話「勝てない相手」>>502
第214話「『レイン』」>>503
第215話「『イベルトン』」>>504
第216話「極限突破《オーバーメイク》」>>505
■■番外編SP:粉砕する王国!!黒龍決戦、妖精と海賊VSギルド海賊団編■■
第1話「激突する海賊団と最強チーム」>>358
第2話「無敵の氷結を斬り裂く三刀流」>>359
第3話「最強の女騎士VS黒足の海賊」>>360
第4話「火蓋散るマグノリア!!!大決戦は終幕戦へ」>>367
第5話「黒龍聖伝説!!!恋の炎は本気の炎!!」>>417
第6話「傷つけられた仲間」>>419
第7話「海軍VS四億の賞金首」>>420
■■番外編:妖精の尻尾VS夢魔の目編■■
第一話「進撃」>>488
第二話「狂乱戦」>>489
第三話「解散」>>499
第四話「末裔」>>500
第五話「曲芸」>>501
〜これまでの物語〜
【第一章〜第十章】
・各話リスト>>282
・長編リスト>>283
☆☆—魔法紹介—☆☆
*****№1〜№10*****
№1「雷の滅竜魔法」>>117
№2「武器変形魔法」>>118
№3「白嵐の滅竜魔法」>>125
№4「瞬間魔法」>>134
№5「銀火竜の滅竜魔法」>>154
№6「雷神の滅竜魔法」>>180
№7「死神の共鳴《ラシフィスト》」>>190
№8「砂嵐の舞双《ディアブルシャドー》」>>191
№9「迅風魔法〝迅速疾風〟」>>192
№10「星竜の滅竜魔法」>>193
*****№11〜№20*****
№11「透明幻覚魔法」>>202
№12「空間魔法」>>224
№13「地震魔法」>>225
№14「氷の滅竜魔法」>>226
№15「風の滅竜魔法」>>320
№16「漆黒の滅竜魔法」>>321
№17「掌撃魔法」>>333
№18「死の治癒魔法」>>355
№19「刀の滅竜魔法」>>357
№20「虚影魔法」>>382
*****№21〜№30*****
№21「反転魔法《リバース・マジック》」>>385
№22「嵐竜の滅竜魔法」>>391
№23「白黒魔法《モノクロマジック》」>>398
№24「黒竜の滅竜魔法」>>442
№25「時限魔法」>>477
★★—ギルド紹介—★★
【正規ギルド】
・妖精の尻尾(フェアリーテイル)>>37
・青い天馬(ブルーペガサス)>>38
・七星皇帝(セブンレイザー)>>39
・夜桜の騎士(レイキッド・ナイト)>>49
【闇ギルド】
・青獅子の侵略(シャオラン・ビィクリー)>>174
・黒神の三極龍(ヴェリオン・ヘルツ)>>378
・英雄の不死鳥(リバイブ・フェニックス)>>379
・聖夜の守護(ザギアス・クリムゾン)>>380
・天空の四皇神(ゴット・スカイラル)>>406
・武者の領域(ジャック・アルカディア)>>443
・暗黒の神脅(ブラック・リスター)>>460
■■番外編オリジナルキャラ■■
番外編「妖精の尻尾VS夢魔の目編」>>496
*****BEST THE FAIRY TAIL《キャラクターソング》*****
【ライク篇】
「稲妻のSoulBREAKER」>>166
***用語一覧表*** >>475
*****イメージソング*****
【オープニングテーマ】
第一弾(第一章〜第五章まで)「道」>>175
第二弾(第六章〜第九章まで)「BIRTH」>>206
第三弾(第十章)「曇天」>>207
第四弾(第十一章〜第十三章まで)「Message」>>350
第五弾(第十四章〜第十六章まで)「カウンターアイデンティティ」>>373
第六弾(第十七章〜)「千本桜」>>470
【エンディングテーマ】
第一弾(第一章〜第五章まで)「カッコ悪い I love you!」>>239
第二弾(第六章〜第九章まで)「クローバー」>>240
第三弾(第十章)「Graffiti」>>242
第四弾(第十一章〜第十三章まで)「パーリー!ハレルヤ!」>>351
第五弾(第十四章〜第十六章まで)「Birthday」>>374
第六弾(第十七章〜)「それでは、また明日」>>471
【番外編】
第一弾「英雄」>>449
《企画プロジェクト》現在:一周年企画
・オリキャラ投稿実施中!!【一時閉鎖】>>284にて
・イラスト募集中!!【一時閉鎖】>>330にて
・一周年企画開始【5月25日以降】>>352
・作者オリジナルイラスト個展 >>364 >>365
****投稿オリキャラの紹介****
【オリキャラ魔導士の一覧】
・エレス・ジュロメータ(白樫様にて)>>214
・ブルー・ルーシェ(ピアニッシモpp様にて)>>216
・ユウ・レクサー(エミル様にて)>>231
・エル=マリア(サリー様にて)>>248
【イラスト】>>335
・ショコラ・ガトー【以下省略】(ショコラ様にて)>>254
・カイ・レッドシャリー(マルタ様にて)>>258
・シェニエーラ・マクフォール(優雨様にて)>>270
・ルカ・オンディーヌ((・∀・)/ リン様にて)>>285
・シイナ=シャド(who様にて)>>293
・グレイア・ルネ・キルア(紅様にて)>>298
【ギルド一覧】
・夢魔の目(サキュバス・アイ) 白樫様にて
>>287-288
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中 ( No.500 )
- 日時: 2013/03/23 18:03
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: UTfJ0T6c)
【番外編】〜第四話 末裔〜
グールド襲撃から一夜明け、早朝に目覚めたマカロフはギルドの園庭へと腰を下ろしていた。それを見掛けたラクサスは一言、声を掛ける。
ラクサス「本当にギルドを解散させる気なのか?」
マカロフ「・・・・・全てはワシの力不足が招いた結果。これも何かの縁じゃろう。本日限りで我が誇りのギルド〝妖精の尻尾〟は解散と決定事項じゃ。」
ラクサス「ナツやエルザには話の筋、通してんのか?」
マカロフ「これから言うつもりじゃ。じゃが、行き場を失った奴等に取って、〝妖精の尻尾〟は我が家その物。それを撤去するなど、賛成する筈も無かろう。」
マカロフは腰を上げ、ギルド外へと出ようとした。そんなマカロフを見かねたラクサスが口を開いた。
ラクサス「簡単に諦めて良い事なのかよ、爺。ギルド解散は俺等にとって、最悪な事態だ。それを気安く諦めて良い物なのかよ!」
マカロフ「言うてもグールドの実力を見たじゃろう!・・・・・これ以上、我が魔導士に怪我をさせればワシのプライドに反する!」
ラクサス「少しは俺等を頼れよ、糞爺!!!!!!」
ラクサスはマカロフの言葉を一瞬で返し、怒号を上げる。そして、拳を強く握る。
ラクサス「昨日は俺やフリードしか居なかったが、今はS級魔導士のエルザだってナツだって居るんだ。ぜってーに負けねェチームだろ。」
マカロフ「・・・・・・ぉ、おぉっ。」
先程の怒号に目を覚ましたのか、全身を包帯で巻かれたナツがラクサスへ手を振る。
ナツ「そう言う事か。ワリィなァ、俺等のせいで皆に迷惑掛けちまって。あの爆弾野郎をブッ飛ばしに行くんだろ?次こそは負けねェぞ!!」
マカロフ「ナツっぅ!!!怪我の方は大丈夫なのか?」
ナツ「多少痛む所はあるけど、じっちゃんを困らせた野郎だ。痛みを倍にして、いや100倍にして返してやるっっ!!!!!」
グレイ「イテテテ、朝っぱらからうるせェーぞ、ラクサス。声を上げんなら、〝戦い〟の時まで取っとけよな。」
ライク「俺等は解散なんかしねェ。この紋章が俺等を繋ぎ止める。」
ライクは右肩の紋章を見せ、その言葉にマカロフやナツは頷いた。そして、他の魔導士達を起こし、戦いの準備へと励んだ。
マカロフ「強敵と数えられる大物は〝四人〟じゃ。まずはマスター〝グールド〟!!!次に辻斬り剣士〝梅軒〟!その次に欲望女王〝シンシア〟!最後に過去の囚われ〝ファンロン〟!コイツ等が主に梃子摺るやもしれん。」
エルザ「辻斬り剣士か......面白い、梅軒は私が受けよう。」
ルーシィ「だったら、私はウェンディと〝シンシア〟を倒すわ!欲望に塗れた心、綺麗に流してあげるわ!」
ウェンディ「分かりました、ルーシィさん!」
シャルル「無茶しちゃ駄目よ。」
グレイ「ライク、二人で〝ファンロン〟っつー野郎をブッ飛ばすか!」
ライク「喧嘩上等!任せとけ!」
ジュビア「(グレイさんと一緒に戦えるなんて、何て運の強い子!!)」
ジュビアは心の中でライクを憎むがライクにはその感情すら届いて居らず、普通にグレイと会話を楽しんでいた。
ナツ「俺は意地でも無理でもグールドをブッ飛ばさねェと気が晴れねェ!!!ラクサス、一緒に野郎ブッ飛ばしてくれるよな!」
ラクサス「あぁ。」
マカロフ「その他の魔導士達はこの四人を倒す手助けか、周囲の部下を倒してくれ!乗り込み、開始じゃ!!!」
全魔導士「おぉぉっっ!!!」
こうして、妖精の尻尾は反撃戦へと急いだ。時同じくして、夢魔の目にて。
グールド「〝狂乱の曲芸界《イビルサーカス》〟!?」
シンシア「えぇ。何でも私達と同じ〝独立ギルド〟らしいですわ。」
グールド「ソイツ等の目的は何じゃ?」
シンシア「〝世界平和〟らしいですわ。私達とは正反対の目的を持つ、邪魔者。私が排除して参りますわ。」
グールド「待て。・・・・・面白い、ワシが行こう。」
そう言うとグールドは座る玉座から腰を上げ、ギルドを去って行った。
—————数十分後 夢魔の目付近にて
ライク「あのデカい城見てェな建物が〝夢魔の目〟のギルドか?随分贅沢な野郎共だな。」
ナツ「グールドをブッ飛ばして、絶対に謝罪させてやる!!」
ラクサス「取り敢えずは下見拝見だ。俺とナツで先に乗り込む。それに続いて、爺と他の奴等は暴れろ!」
???「止めた方が良いぜ、小僧。オレが居る限り、夢魔の目は潰れやしないさ。」
ラクサスの言葉に続いて、魔導士達の背後からは大剣を背中に背負い込む女が現れた。そして、言葉を挿む。
???「〝衝突隕石《キラーブラスト》〟!!!」
ラクサス「危ねェ、ナツ!!!」
ラクサスは危険に感知したのか、ナツを吹き飛ばして絶大な魔力を体内へ浴びる。その威力は巨人に踏まれた時の痛みと同様である。
ナツ&マカロフ「ラクサス!!!」
???「オレの名は〝ゼロノア〟。元は評議院だが、腹の虫が日々呻いてな。〝人斬り〟として夢魔の目の門番代わりをさせてもらってる。」
ナツ「てめぇっっ!!」
ゼロノア「〝封の獄〟。」
ゼロノアは攻め込んで来るナツへ対して、目の前で術式を張り、動きを止めた。そして、腹へ一発蹴りを入れる。当然、ナツは吹き飛んだ。
ゼロノア「〝ブラックショット〟!」
グレイ「〝アイスメイク—散弾狙撃《ブレットショット》〟!!!」
ゼロノアは黒光りを纏う星屑を撃ち込むが、グレイの氷の塊が粉砕されて散らばり、星屑を押さえ込んだ。
ゼロノア「あぁっっ、ウゼェ!!!ウゼェんだよ、テメェ等!面倒だから早く死ねっ!それともオレの奴隷として働くか?」
???「真剣は武士同士で争うモンやで、お譲ちゃん。」
ゼロノアは背中の大剣を振り下ろし、倒れ込むナツを斬り殺そうとするが、それを長い刀を持つ男が阻止した。
???「ワイは唯の武士ちゃうで。〝烈火一門流〟を受け継いだ、『烈火 九兵衛』の末裔、〝烈火 鉄之助〟じゃき!」
シャルル「何なの、あの男?」
鉄之助「ワイを侮らんで欲しいわァ〜、子猫ちゃん。ちょっと下がっとき。・・・・・烈火一門流の名に懸けて、その首ィ...ァ、頂戴頂きやす!」
ゼロノア「〝牙剣《がけん》〟!」
ゼロノアは術式を大剣へと掛け、大剣は化物の様に口を開いて牙を向く。
鉄之助「ありゃァ〜。それ、もう剣じゃないですやん。化物ですやん。・・・・まっ、どちらにしても斬り砕けん事は無いがのぅ〜。」
ゼロノア「ふざけた爺だ。オレの相棒は既に化け物を超えた言うなれば魔物だ!・・・・・斬り砕く?馬鹿か!オレの相棒はどの剣よりも堅く、どの剣よりも強いんだ!」
鉄之助「曲がっとる。」
ゼロノア「!?」
鉄之助「その剣の刃、曲がりくねって痛ごうてるで!それと主の心も錆付いとるで!」
鉄之助は己の身長の3倍程の大剣を木端微塵に斬り砕き、鞘へ刀を収めると同時にゼロノアの顔へ掠り傷を付けた。
鉄之助「言うても相手は女性や。腹斬ぃたり、貫通させたりする事は〝武家〟の恥じゃ。・・・・・自分の親と天の神と性別に感謝するんじゃな!ほいじゃ!」
ゼロノア「オレの心が錆び付いてる?笑わせるな!大剣は斬れてもオレは斬れねぇぞ!魔法を使わない限り!」
鉄之助「しつこいねん!」
鉄之助は腰に提げる鞘の先でゼロノアの額を打ち、気絶させる。
鉄之助「武士が敵倒して、格好良う去って行く場面をベラベラベラベラ言い居って!餓鬼じゃあるまい!ワイは格好良う去りとうかったねん!ええ加減にせぇ!」
ルーシィ「本当に何なのかしら、あの人・・・」
ナツ「行こうぜ!」
グレイ「だな!」
鉄之助「ちょっ!ちょいちょい、待ちィや!ワイは主等を助けたんやで?簡単にワイを去らせてええんか?」
ナツ「いや、別に俺等、助けなんて頼んじゃ居ねェし...?」
鉄之助「えぇっ!!!うえぇぇっっ!!!!そういうのなんか、近頃の若者は?もっとこう・・・・時代劇風に決めようやないか!」
グレイ「いや、俺等急いでるからよ。すまねェな。・・・・・ほら、行くぞ。」
鉄之助「何やねん!」
第五話へ続く
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中 ( No.501 )
- 日時: 2013/03/28 12:57
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: UTfJ0T6c)
【番外編】〜第五話 曲芸〜
ナツ達一行は鉄之助の傍から離れると夢魔の目へと侵入した。中は暗く、壁の所々からは風が吹き抜けて居る。夢魔の目は〝15段層〟の階室に分かれており、下の方は新人魔導士用のボロ部屋である。
ラクサス「触れただけで塗装が剥がれやがる。本当にギルドか、此処は?」
マカロフ「元は廃立ギルドの土地じゃ。下位部の方はその受け残りじゃろう。それよりも......第二のグールドの使い魔がお出ましじゃな。」
???「〝月歩〟!」
遠くの方から一筋の光が見え、その魔導士は一瞬で空間を蹴り飛ばしてラクサスへ襲い掛かる。だが、ラクサスは全身に雷を帯びてその魔導士を焦がす。
???「〝不乱月歩〟!」
ラクサス「蹴散らしてやるぜ。〝雷竜槍騎兵〟!」
突如現れた魔導士は乱れが全く伺えない素早い動きを見せて突進してくるがラクサスは腕に雷を纏い、先を鋭く尖らせて魔導士へと突き刺す。
その後、魔導士は意識を失い、気絶する。そして、少し遠くの曲がり角の道陰からは誰かが此方を窺っていた。
ナツ「誰だっっ!!!」
ナツはその場所へ行くが、其処には誰一人居なかった。
グレイ「このフロアは単なる力もねェ、言わば〝雑魚〟が仕切る階だ。誰でも良いだろ、んな奴等。俺等が倒しに来たのは、グールドとその幹部共だろ。」
エルザ「グールドを倒したい気持ちは分かる。だが、今はその気をグッと堪えろ。・・・・・何時、グールドが現れるか分からんからな。」
ナツ「あ...あぁ。」
ハッピー「それよりも見てよ、これ!宝の山だよ!本物だよ!」
ナツ「何!本当か、ハッピー!」
ハッピーは薄暗い牢獄の中にある、光り輝く無数の財宝を示す。其処へナツが走って訪れ、牢獄の檻を炎で燃やし尽くした。
ナツ「持って帰りゃァ、ギルドでっかく出来んじゃネェのか?」
ルーシィ「ギルド拡大所の大金じゃ無いわ、これ。ギルド拡大の上に家の家賃が〝100回分〟位よ。」
ナツ「ルーシィん家が7万Jだから.........70万Jか?」
ルーシィ「0が一つ足りないわよ、ナツ。700万Jよ。700万J+ギルド拡大費で2億J位で・・・・約2億700万J!」
ナツ「持って帰ろうぜ!」
マカロフ「・・・・・待て、ナツっっ!!」
ナツが財宝を手に取った瞬間、マカロフはナツへ注意を言い流すが遅かった。財宝は単なる罠で財宝が置かれていた付近の床が抜け落ちた。
そして、ナツ達は暗い地下へと落とされた。
グレイ「灯火も何もねェぞ、此処。」
???「当たり前だろ。何と言っても、此処は〝重罪牢獄犯〟が無数に閉じ篭る牢獄〝グールドの無限プリズン〟だからな!」
ガジル「ダセェ名前だな。」
???「う...うっさい!申し遅れた。俺は〝バハン・ドレッド〟。牢獄監理隊兼監視長官。」
ルーシィ「ねぇ、此処から出してよ!」
バハン「馬鹿を言うな。俺は監視長官だ。この牢獄の責任は全て俺に問われる。もしも貴様等を逃がしたとしたら、打首確定だ。態々自殺行為と同様の事を己からすると思うか?」
ナツ「お前ならすると思うけどなァ〜・・・・」
バハン「どれだけ俺を侮ってんだ、お前等!する訳ねェだろ!畜生、お前等と話をしてると腹が立つ。・・・・・〝シェルスピア〟!この剣はお前等の心臓を的確に突き刺す。最初は誰だ?」
バハンは檻の間へ剣を伸ばして、ナツを示す。
バハン「一番腹立たしいお前からだ。消えろ!」
バハンはナツへ剣を突き刺すが、その剣は何者かに拠って地面へと払い落とされた。
???「ケッケッケ、面白い時間はショータイムですよ。」
バハン「はっ?」
???「〝連続突き《フルレイピア》〟!」
謎の魔導士は道化師の様な姿をして居り、腰に提げるレイピアを次々にバハンへと突く。
???「〝一撃のバハムーン〟!」
バハン「〝硬塊『堕落』〟!」
???「?」
バハンは全身の肉体を硬化させ、謎の魔導士がレイピアで突きを入れるがそのレイピアの刃渡りを腹での受け止め一回で砕いた。
バハン「〝接収《テイクオーバー》〟!!!〝デスウルフ〟!」
???「特化型レイピア〝グラスオーバー〟を折るとは情的です。ですが、次はそう簡単に折れるレイピアではありませんよ。第二特化型レイピア〝フリーズオーバー〟!」
バハン「何度掛かって来ようと同じ事。今の俺は世界最強の狼!そして、テメェは最強の狼に喰われる『羊』だ。」
???「ほほぅ......では、賭けをしませんか?ミーがユーを倒したら、今回の妖精の尻尾壊滅の事態を見過ごす。逆にユーがミーを倒したら、ミーは腹を括って〝切腹〟をします。」
バハン「上等だ!ギルド一つ消えようと、俺に取っちゃァ利益はねェが此処でお前が死んでくれんなら俺は手柄として〝梅軒〟並みの位まで上がれるって訳だ!」
バハンは地面を蹴り、巨体を一瞬で謎の魔導士へぶつかる。
バハン「〝ウルフドレイク〟!」
バハンは謎の魔導士の両肩を掴み、魔導士の体を寄せて腹へ蹴りを入れると天井へ投げつけ、跳躍し、魔導士の頭を取って、地面へ投げつける。
???「ユーは大馬鹿ですか?それは誰です?仲間殺して面白いですか?」
バハン「あぁん?・・・・って、何でお前が未だ傷一つねェんだ!しかも俺の仲間が傷だらけだと!テメェ、よくもやったな!!」
???「いえ、ユーが自らの手で自らの仲間を殺しただけです。さてと長い戦も好きではありません。決着を着けさせてもらいます。・・・・・〝凍結の曲芸『アイスサーカス』〟!」
謎の魔導士はバハンの正面に氷で出来た巨大な壁を現すと、その壁を一瞬で斬り、そして粉々になった氷は先を鋭く尖らせてバハンへと吹き飛んで行く。さらにバハンへと突き刺さった氷は突き刺さった場所の皮膚を凍傷させ、一瞬で血液の循環を遮る。
バハン「グハッッァ!・・・・・やべェ、心臓に血が循環しねェ。」
???「氷は時にして人間を殺す〝殺人器〟。その氷は全体の約2割程の血液を凍らせると自然と溶ける物です。これ以上動くのであれば、次は全ての血を凍り付かせますよ?」
ラクサス「あの野郎の勝ちって事か?にしても俺等を助けて、野郎は何の利益を得んだ、爺?」
マカロフ「あの道化師の様な容姿に〝GLASS〟と刻み込まれたレイピア...。うむ〜、さっぱり分からん。」
謎の魔導士はバハンを倒すとナツを一度見つめ、そして牢獄の檻を消した。
ルーシィ「檻を一瞬で消した...!?」
ナツ「何使ったんだ、お前!すげぇーな!サンキューな!」
???「礼には及びません。またお会い出来る事を心より望んでます。」
そう言い残すと男は背中の赤いマントを払い、一瞬で去ったという。そして、檻から脱獄出来たナツ達は急いでグールドの元へ走る。
—————所変わって、大広間。
ゼロノア「実に腕のある剣士と戦ったのは久しぶりでした。」
梅軒「そうか。俺も一度暇潰しに戦って見てェーな、その〝烈火〟っつー爺。」
ゼロノア「彼も〝武士〟としてのプライドを尊重したのでしょう。私を女と見込んで傷は一切付けずに...やられました。気絶するくらいならこの身、破棄すれば良い物を。」
梅軒「まァ、そうカテェ事言うな。お前が消えりゃァ、このギルドの半分の知識が失われる。命ってのは一度しか与えられネェ。大切にしろ。」
ゼロノア「はっ。」
第六話へ続く
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中 ( No.502 )
- 日時: 2013/03/29 21:28
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: UTfJ0T6c)
〜第213話 勝てない相手〜
—————暗黒の神脅・ギルド内『開発室』にて
現在仲間達と離れたグレイは一人此処へ来ており、全身は既に此処へ来るまでに暗黒の神脅の部下魔導士と戦った為に傷だらけである。
だが、グレイと何らかの関係があるフレイは開発室へと来ていた。
ザックス「〝真の眠り《リアルスリープ》〟!」
グレイ「っ!」
突然天井からは空間を伝って超音波が流れ伝った。それに感づいたグレイはギリギリで避け切り天井を見るが真横からは無数の炎が槍状になって吹き飛んでくる。
グレイ「邪魔だっ!〝アイスメイク—盾《シールド》〟!!!」
グレイは無数の炎を氷の盾で凍て付かせ、砕き割る。
フレイ「良い身体能力を身に付けたなァ、グレイ。覚えてるか、この〝切り傷〟!」
グレイ「何年ぶりだ、フレイ?っつーか、お前が闇に手ェ貸すとはな。」
フレイ「俺は手を貸してるんじゃない。有りっ丈の酒を飲むのに人を殺してるだけだ。何か文句でもあるか?俺の人生は酒一筋。」
ザックス「話には聞いていたけど、実に凄い魔法の使い手だ。フレイと同じ造形魔導士なんでしょ?」
グレイ「俺ァ闇に手を貸すコイツとはちげェ。」
フレイ「随分と酷い顔付きだぜ、グレイ。どうした?そんなに悔しいのか、憎いのか?お前のダチを殺した俺が!」
グレイ「あぁ。ウルが死んでから少しは話相手になってくれた〝レイン〟を殺したお前だけは...絶対に殺す!!!」
グレイは手に氷を帯びて、今までに魔力を解き放った。そして、氷で長い鎖を生み出して投げつけた。
グレイ「〝アイスメイク—連鎖《チェイン》〟!!!」
フレイ「そう一人で熱くなんじゃねェ、グレイ。.........お前の敵は俺等二人だけだ。この戦い、勝てばお前は生きて帰れるが負けりゃァレインと同じ〝地獄〟行きだ。」
グレイ「レインは...地獄行きなんかじゃねェ!!!」
フレイ「お前と出逢う前の奴の生き方を知ってるか、グレイ?奴は『殺し屋』をして生きてたんだぜ!罪もねェ人を無数に殺した野郎は完全に地獄行きだ!」
フレイは手に炎の鎌を造り出し、グレイの首元へ刃を向ける。そして、高笑いと狂った様な目付きと同時に鎌を引いた。
フレイ「.........弱くなったな、グレイ。たった一発の攻撃で死ぬとは。哀れな姿だ。ザックス、催眠術を掛けろ。未だ死んでねェ、息がある。」
グレイ「此処で死んだら____仇が取れねぇだろ!!!」
ザックス「君は馬鹿?殺人犯の仇を取っても何の得にもならないよ!」
グレイ「糞猫は黙ってろォっっ!!!〝凍刃一門剣〟!!!」
グレイは右手に氷で出来た長い刀を持つとザックスの目の前に刃先を見せ、怯えるザックスの姿を見た瞬間に蹴りを入れる。
グレイ「残る敵はお前だけだ、フレイ。俺の意識が飛んだ時はお前の『死』確定だ。」
フレイ「昔とは全然様子がちげェじゃねェか、グレイ。生意気になったな。」
グレイ「俺のこの怒りはお前が最初で最後の披露だ。〝アイスメイク—槍騎兵《ランス》〟!!!」
ザックス「〝真の眠り《リアルスリープ》〟!」
グレイは一気に無数の氷の槍を吹き飛ばすがザックスが槍へ暗示を掛け、槍の行動は空中で止まり、地面へ落下して砕けた。
ザックス「操縦魔法は全ての物へ暗示を掛けて操作する魔法。この氷は既に物質を眠らせて暗示を掛け、自ら落下する様に暗示を掛けた。」
フレイ「それに俺の強烈な魔法を連呼すりゃァ、グレイ!お前の魔力は一瞬で尽きるだろうよ!〝フレアメイク—剣虎《サーベルタイガー》〟!!!」
グレイ「炎だろうと凍らせる!〝アイスメイク—大鎌《デスサイズ》〟!」
グレイはフレイが造り出した炎の虎を自分の作った大鎌で切り裂くが相手は炎な為、裂けてもまた元へ戻り、グレイは火傷を負う。
フレイ「〝フレアメイク—海鮫《シャーク》〟!」
グレイ「駄目だ、拉致が明ねぇ。一発勝負だ!〝氷槌《アイスハンマー》〟!!!」
グレイは手に巨大なハンマーを持ち、フレイの造る炎の鮫を叩き潰すが炎はハンマーの両脇から蘇り、グレイは突き飛ばされた。
フレイ「次がお前の地獄への始発だ。〝炎壊剣《フレイムソルジャー》〟!!!〝祈祷『半月斬』〟!」
ザックス「チェックメイト。」
此処の周囲は海でグレイは壁を突き飛ばされ、外の海へと落下した。と思われたが、未だ落ちては居なかった。壁にしっかりとしがみ付いていたのだ。
フレイ「何回足掻こうと結果は同じ!お前の力じゃァ、俺は超えられねぇんだよ!〝祈祷『大円切』〟!」
ザックス「おっ、フレイの第一の必殺技だ!」
フレイは炎の剣で円を描き、空間を伝ってその円は壁を斬り壊した。その壁はグレイがしがみ付いていた壁で遂にグレイは海へ落ちた。
フレイ「命乞いか、グレイ?だがな、駄目だ。俺ァ、炎の造形魔導士。水は嫌ェなんだよ。残念だな。」
ザックス「同様に僕も泳げ無いし、敵に貸す魔力は無いんでね。」
フレイ「残念だがそのまま海底火山に噴火されて助かる事を願うしかねェな。お前の魔力は既に尽きて居るだろうしよ。」
フレイとザックスは上空から海に落ちたグレイを見つめる。グレイは今にも意識が無くなりそうな表情でフレイ達を見つめ、そして倒れた。
フレイ「・・・・・遂に倒せたか、グレイ・フルバスター。」
ザックス「でも良いの?グレイはフレイの親友じゃないの?」
フレイ「んな野郎、親友じゃねェ。アイツは俺の全てを奪った、最悪な人間だ。帰るぞ、マスターの元へ。」
ザックス「全て...?」
フレイ「俺の夢もダチも金も...希望も。」
そう言うとフレイとザックスは姿を消し掛けた。
第214話へ続く
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中 ( No.503 )
- 日時: 2013/03/30 12:32
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: UTfJ0T6c)
〜第214話 『レイン』〜
—————十数年前 ウルの墓場前にて
その日は最悪な天気で雨所では無く、大嵐が接近していた為に風も止まなかった。グレイは雨に濡れながらもウルの墓場の前でじっと静かに過ごしていたのだ。
グレイ「......元気でな、ウル。」
墓場へ顔を出して数分後、グレイはその言葉だけを伝えると重い腰を上げて立ち、何処かへ去って行った。
ウルの指示通り、西の国へ向かうグレイだったが途中、古びた一軒の小屋を見つける。
グレイ「少し雨宿りさせて貰うか。・・・・・御免下さい。」
???「ん?珍しいお客さんだね。何か用かい?」
小屋の中にはたった一人のグレイと同じ位の歳の子が居り、びしょ濡れのグレイを風呂へと入れた。
???「今晩は天候が荒れるね、きっと。」
グレイ「—————」
???「どうしたの?此処へ来て、一度も喋らないじゃないか。具合でも悪いのか?」
グレイ「・・・・・何でも無い。ってか、紹介が遅れて御免。俺は〝グレイ・フルバスター〟。」
???「グレイ君か!僕は〝レイン〟。宜しくね!・・・・・これから泊まる場所が無いんだろう?だったら丁度良い。僕の家に居候するかい?」
グレイ「良いのか?」
レイン「古くて汚い家だけど、それで良いなら大歓迎さ!」
グレイ「有難う!この天気が治まるまでは泊まらせて貰うぜ。」
こうして夜が明け、後日も生憎雨だったが午前中で治まった。そして午後、グレイは西の国へと急いで向かい掛ける。
その途端、レインの家から数メートル離れた所で当時若干有名だった闇ギルドの連中に目を付けられたのだ。
闇魔導士1「この小僧、売り飛ばせば数十万はいくんじゃねぇか?」
闇魔導士2「結構な魔力を感じるな。おい小僧!俺等と一緒に付いて来いよ!」
グレイ「あぁ?俺は西の国に急いでんだ、そこ退いてくれ。」
闇魔導士3「そうはいかねぇなァ。数十万も手に入りゃァ、マスターに差し出してランクアップなんだ。来い!」
グレイ「止めろ!〝アイスメイク—盾《シールド》〟!」
闇魔導士2「嘗めた魔法使いやがって!〝煙幕《スモーク》〟!」
グレイ「嘗めてなんかねェ!この魔法は偉大な師匠の魔法だ!お前等こそ、嘗めてると___痛い...目に.........」
周囲を煙幕で囲まれたグレイはその煙で気絶をし、闇魔導士達に浚われ掛けた。だが、その姿を見たレインが助けに入ったのだ。
レイン「〝天太刀『牙狼』〟!」
闇魔導士1「あぁん?って危ねェ!」
レインは腰に提げる小さな剣を振るい、空間に斬波を放ってグレイを担ぐ闇魔導士を斬る。
闇魔導士3「て...てめェ!〝連拳《コンティナックル》〟!」
レイン「〝天太刀『吹雪』〟!!!」
闇魔導士3「グハァッッ!」
闇魔導士2「〝大煙幕《ビック・スモーク》〟!!!・・・・・隙有り!」
レイン「〝天太刀『気圧爆破』〟!!!」
レインは何度も小さな剣を振り回し、辺りの空間を切り裂く。そして、剣を仕舞うと同時に切り裂いた空間の気圧を斬り、爆破させた。
レイン「大丈夫かい、グレイ君?気を失ってるだけだ、良かった〜。」
その後、レインはグレイの手当てをして数日が経った。グレイだけでは危険だと言うレインの願いからレインは西の国まで一緒に同行する事にした。
レイン「西の国まで何をしに行くんだい、グレイ君?」
グレイ「魔導士ギルド〝妖精の尻尾《フェアリーテイル》〟に入門する。」
レイン「魔導士ギルドか...ついでに僕も其処へ入門しようかな。」
グレイ「本当か!レインが居りゃァ、どんなクエストでも突破出来る!一緒にチーム組もうぜ!」
レイン「うん!」
そう誓った筈なのに......数日後、グレイ達を悪夢が襲う。
—————所変わって、マグノリアの傍ら町にて。
此処等で有名な戦力を持つ、現在廃立の闇ギルド〝蜘蛛の海《スパイダーラグナ》〟にて。
闇魔導士4「仲間三人、子供一人を売ろうとして重傷。その他、異常ありません!」
マスター〝サイファン〟「子供一人も捕まえられんと......逆に仕打ちまで打たれるとは何事じゃ!直ちに殺害せよ!」
闇魔導士4「はっ!」
サイファン「それとフレイ、昨晩は何処へ行って居った?主のせいでギルドの一部の勢力は失われたんじゃ!」
フレイ「それはアンタの実力が薄いからだろ。第一、仲間護れねぇお前にこれ以上付いて行く自信がねェ。」
サイファン「何じゃとォっっ!!!全戦力、直ちにフレイを取り抑えろ!己の命をワシに授けェェい!!!」
マスターの指示に従い、蜘蛛の海の部下魔導士は全て動きフレイを抑えようとするがフレイは周囲に炎の膜を張り、部下達は飛び掛かった途端に火傷や焼け爛れる。
サイファン「仲間までも殺す気か、フレイ!」
フレイ「殺してんのはテメェだ、糞マスター。アンタが指示なんか出さなきゃァ、コイツ等は焼けずに済んだのに。しかも昨晩の襲撃もアンタの〝借金〟のせいだろ。」
サイファン「覚えてろ、フレイ!必ず主を殺す程の強者を揃えて、お前を殺してやるからな!」
フレイ「アンタの実力を見て付いてく奴なんて俺みたいに餌で釣られる様な馬鹿なガキしかいねェよ。」
そう言い、当時暴れん坊だったフレイは命の恩人とまで言えるギルドを去ったのだ。
そして、時は過ぎ悪夢の様な日が来たのだ。グレイたちは未だ程遠い程の距離の所で以前にも逢った闇魔導士達と出逢う。
闇魔導士1「フレイさんに俺等はこの命を授けたんだ!仮にもあの馬鹿マスターから奪って選んでくれたフレイさんに感謝の意を見せるぞ!」
グレイ「アイツ等は結構前に出くわした糞チンピラ!」
レイン「下がって、グレイ君。今の君じゃァ、倒せる相手かもしれない。だけど、危険な目に遭ったら次は助け出せないかもしれない。アイツ等の魔力、前回よりも数段上がってる。」
闇魔導士2「っ!フ...フレイさん!」
フレイ「こんな子供、生かしてやれよ。」
闇魔導士3「ですが、我等は今餓死する危機ですよ?子供を売れば、数万の金にはなりますって!売り出しましょう、コイツ等。」
フレイ「馬鹿、よせ!止めろ!」
闇魔導士1&2&3「合体魔法《ユニゾンレイド》!!!〝鉄の煙幕拳《メタルスモークナックル》〟!!!」
闇魔導士達は一気に魔法を解き放って、レインへと魔法をぶつける。そして、レインは手に持っていた小さな剣〝天太刀〟を静かに地面へと落す。
闇魔導士2「気絶すりゃァ、こっちのモンっス!」
フレイ「いや待て!駄目だ、アイツが死ぬぞ!」
闇魔導士3「えっ?」
レインは気絶して倒れたと思われたが、地面に落ちた天太刀が運悪く石と石の間に挟まり、刃を上にして立ってしまったのだ。其処へレインが倒れ、レインの心臓部に天太刀が刺さった。
闇魔導士1「こ・・・これじゃあ、売るにも売れねェ!しかも俺等殺人犯になっちまう!逃げましょう、フレイさん!」
フレイ「おい、評議院に話通した方がいいだろ!仮にも人が死んでんだぞ!おい!」
闇魔導士はフレイの腕を掴み、速攻で逃げた。だが、一人取り残されたグレイは訳も分からずに静かに腰を落す。
グレイ「どうしたんだよ、レイン!死んでねぇよな?生きてるよな?」
レイン「ね...ねェ、聞いて_____グレイ。彼等に罪は無いんだ。評議院には伝えないであげて_____。それと......僕は此処に置いてってくれれば良いから安心して旅を続けて。_____西の国まで未だ程遠いけど頑張ってね。」
そう言うとレインは瞼を閉じて、それから一生瞳を見せる事は無かった。グレイは暗い表情をしながら、ダンボールの中にレインを入れ、その周囲の場所へ穴を掘ってその穴へ静かにレインを入れる。
グレイ「何時か金がたくさん手に入ったら、きっと大きい何処よりもどの墓よりも大きい墓を作るからな。それまで待ってて。」
グレイはそう言うと怒りの目をしてフレイの後を追った。
第215話へ続く
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 コメント募集中 ( No.504 )
- 日時: 2013/04/02 09:06
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: sGTz9jZf)
〜第215話 『イベルトン』〜
グレイは親友である『レイン』を殺したフレイ達を追って、謎の施設まで訪れてしまった。其処には『ユダナ酒場』と書かれた看板が掛かって居り、今後の事について話し合いをしていた。
フレイ「全員で評議院へ自首をした方が一番良い。俺等の人生は残念だが、此処で尽きた。」
闇魔導士1「そんな自首なんて絶対に嫌ですよ!あの黒髪の小僧なら絶対に評議院に話とかしませんって。だから評議院が来るまで逃げましょうって!」
闇魔導士2「そうッスよ!絶対に逃げれますって。」
大声で闇魔導士の一人が言った途端、運悪く後ろに座る評議員の客が声を掛けてきたのだ。
評議員1「逃げるってどういう事かな?それと俺等評議院の言葉も挟んであったよね?ちょっと同行して貰えるかな?」
闇魔導士3「......に、逃げろぉっっ!!!」
評議員1「ちょっと待てっ!応答せよ!此方評議員!逃亡犯と思われる者四人発見、現在逃亡中。追跡を願う!」
評議員の魔導士は通信魔法で評議会へと知らせ、追跡係を呼ぶ。
追跡係評議員「元闇ギルド魔導士三名確保。残り一名、確保ならず。追跡を続けますか?」
追跡係大佐「いや、コイツ等から事情を聞いて捜査に移ろう。」
追跡係評議員「はっ!」
追跡係大佐「......野郎とはどんな関係だ、お前等?」
闇魔導士2「何も関係は無い!酒場で会話を弾ませてただけだ。」
追跡係大佐「家の評議員がしっかり聞いてんだよ、悪徳話をな。」
闇魔導士1「俺等はこれ以上一切口を開かねェ。・・・・・これ以上問い質す様なら自殺する。」
追跡係大佐「それは困る。だが、あの男を逃す訳にもイカン。・・・・・契約をしないか?あの男の居場所を俺等に教えてくれたら、お前等全員を釈放してやろう。男一人の命だ。容易いだろ?」
闇魔導士3「フレイさんの居場所なんて知るか!」
闇魔導士2「馬鹿野郎!名前出してどうすんだよ!」
闇魔導士3「あ゛・・・・」
追跡係大佐「フレイ......というと俺の記憶で新しい事件は〝少年殺人事件〟だが?」
闇魔導士1「フレイさんの居場所に心当たりある場所を言えば、本当に釈放してくれるのか?」
闇魔導士の一人がそう口を開く。すると、追跡係の大佐は『あぁ』と明るい笑みを見せて答える。
闇魔導士1「フレイさんは既に名前がばれてんだ。捕まるのがオチさ。だったら、俺等の命と引き換えたっていいじゃねぇか!俺等は未だ死にたくねぇだろ!」
追跡係大佐「賢いな、君。だけどな、フレイが捕まらんとお前等は釈放してやれんぞ。偽の居場所を教えられてお前等取り逃がしたら拉致が明かねェからな。」
追跡係の大佐は手に持つ剣を磨きつつ、事情聴取をする。
追跡係大佐「お前等は人間を闇手口に売ろうとした挙句、人を一人殺してるんだ?もしもこのまま牢獄行きなら死が確定するだろうな。」
闇魔導士2「・・・・・俺もコイツの言う事に賛成だ。フレイさんには申し訳無いが、居場所を売ろう、評議院等《コイツ等》に。」
追跡係大佐「観念したか。さあ教えろ!」
闇魔導士1「・・・・・多分、若頭〝イベルトン〟の所だ。俺等を、俺等を其処へ一緒に同行させてくれ!もしも居たとして、アンタ等が取り逃がしゃァ、俺等は釈放されねェかもしれねぇだろ。」
追跡係大佐「駄目だ。元々お前等なんか釈放する気はねェんだ。良く口を開いてくれたな、この〝罪人〟共が!罪人の罪は一生晴れねぇんだよ!」
闇魔導士3「お・・・お前ェェっっ!!!!!!!」
追跡係大佐「殺してみろ!お前等の今の実力じゃァ、自殺するだけだ。」
追跡係に騙された闇魔導士達はその後、牢獄から姿を消したと言う。そして、姿を消した当日に追跡係の大佐は死亡が確認された。
—————ギャンブルの町゛ハネムーン王国〟
悪徳奉行が盛んなこの町には評議院すら手出しが出来ない程、麻薬の密売が行われて居る。ただ、一部の地域では大金持ちも暮らしており、悪徳と金持ちの差が激しいほどの町である。
イベルトン「評議院か...そりゃ又、やべェモンと出くわしちまったな、フレイ。だが安心しろ。此処に居りゃァ、評議院が手出しも出来ずに立ち去ってく。」
フレイ「そう言って貰えれば助かる。」
イベルトン「酒は要るか?ジュースじゃ飲み足りねぇだろ。」
フレイ「いや俺も一応は未成年だ。酒は控えさせて貰う。」
イベルトン「相変わらず堅てェ野郎だな、お前は。......そう言えば、お前を此処へ居候さす代わりに一つ頼みがある。」
フレイ「何だ?」
イベルトン「この町の財産とも言える野郎、エニグルをその炎で殺して貰いたい。報酬なら好きなだけくれてやる。伸るか反るかはお前次第だ。」
イベルトンは巨体な体を玉座から起すと近くにあった紙を一枚取り出し、フレイの足元へ投げる。
イベルトン「契約書だ。殺してくれんならその紙にサインしろ。万が一、俺が評議院に捕まり掛けた時にその紙を見せる。」
フレイ「罪を重くして、自由を手に入れるって訳か。」
イベルトン「当たり前だ。世の中、んなに甘くはねェからな。」
フレイ「良いだろう。既に俺は罪人。此処なら高確率で評議院には捕まらない。......その、エニグルって奴は何処に居る?」
フレイは契約書にサインしつつ、イベルトンへ問い質す。エニグルと言う町一番の金持ちは何処に住んで居るかは不明だが、明日の祭りの主催者な為必ず現れるという。
イベルトン「安心しろ。腕利きの良い暗殺者を紹介する。この紙をソイツへ差し出せ。・・・・・必ず良い行いをする。」
フレイ「〝Letter of introduction Ibelution〟」
イベルトン「紹介状だ。俺の名前が入ってるだろ?暗殺者は町の外れにある小屋に住んでる。多分、表の顔では〝鍛冶屋〟を営んでるだろうよ。」
イベルトンの言われた通り、フレイは紹介状を手に取って町の外れへと足を踏み出す。その直後に一発の銃弾が発砲された。それはフレイの肩を撃ち抜き、フレイの右肩からは血が大量に流れる。
新追跡係大佐「イベルトン・フォクシーだな。今の話...ERAまで同行して貰う。ついでにその罪人、フレイ・ジークフリードを連れてく。」
イベルトン「評議院の輩か!」
新追跡係大佐「此方、追跡部隊。たった今、罪人〝フレイ・ジークフリード〟と殺人の依頼者〝イベルトン・フォクシー〟を逮捕。至急、連行部隊を要請する。」
イベルトン「大丈夫か、フレイ!・・・・・テメェ等ァ、俺等にこんな真似してただで済むと思ってんのか、オラァ!!!!」
新追跡係大佐「あぁ。お前の仲間は既に倒れているしな。それに罪人〝フレイ〟がたった今、伺おうとしていた鍛冶屋の暗殺者も我々の仲間が逮捕して居るだろう。」
イベルトン「......何故、この町だと分かった?」
新追跡係大佐「その罪人の連れが故追跡係大佐の手口で居るであろう居場所を白状してな。全く馬鹿な連れだな。」
イベルトン「〝接収《テイクオーバー》〟!!!〝三角竜の爪《トリケラクラウ》〟!!!!」
イベルトンは手を接収して、鋭い角を三本装備する。そして、新追跡係大佐へと牙を向いた。だが、新追跡係大佐は巨大な剣でその角を全て折り砕き、イベルトンやフレイは連行された。
翌日、フレイは何者かの手に拠って脱獄され、イベルトンは自殺を謀った。
第216話へ続く
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