二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある科学の一方通行
日時: 2011/05/05 20:35
名前: 紗羅 (ID: JNqhe2AA)

どうも始めまして 紗羅 と申します
とある魔術の禁書目録が大好きです
小説を書くのは初めてで、下手だと思います
が、読んでいただけると幸いです

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Re: とある科学の一方 ( No.5 )
日時: 2011/05/06 20:52
名前: 華 (ID: xnzmqlIT)

PSPからしてるから打つのが遅い^^:
打ってる間に上条と一方通行に友情(? がめばえてたww  

Re: とある科学の一方通行 ( No.6 )
日時: 2011/05/06 22:57
名前: 紗羅 (ID: zYknR.nB)

第二話 『絶対能力進化(レベル6シフト)実験』

一方通行視点

「よォ、第一位の一方通行さんよォ、ちょっと面ァかしてくれよ」

一方通行を包囲した十数人のチンピラの一人が、馴れ馴れしく、一方通行に話しかける。ただし、距離は十二分に取っている。
対する一方通行はチンピラの話などうわの空。
ただただ、呆然と、青く澄んだ空を見上げている。
右手に提げているコンビニの袋には、大量の缶コーヒーが。

「っ…!シカトしてんじゃねぇぞ!ゴラァァァ!!」

ブチっ、といい音がどこかで鳴り———チンピラは持っていた金属バットを一方通行に向かってフルスイングした。
ちょうど通りかかった女性が短く悲鳴があげる。

「ァァアアアア!!お、オレの腕がァァァァアアア!!」

一方通行の能力———『向き』操作によって『反射』されたチンピラの手首は明後日の方向に向いていた。

「て、テメェ…!!」

その後、次々とチンピラは一方通行に襲いかかったが、かすり傷一つどころか、一切の防御や回避をとらせることもできず、ほんの5分足らずでチンピラは全滅した。

全員気絶しているが、死亡者はいないようだ。
それだけを確認するとそそくさと、その場を後にする一方通行。
最近になって、襲われるペースがだんだん増えてきている。
昨日のアレは意図的なものではないが、今日のはこちらの素性を知っていた。武器もバットやら投げナイフやら通常より強力なスタンガンやらと豊富だった。
なぜ、急に増え始めたかは一方通行自信にもわからない。
昔から、謂れのない怒りを買うのはあったが、ここまで多くなかった。

「学園都市第一位 一方通行 ですね?」

またか、と少々うんざりしながら振り向いたそこには———白衣を纏った研究者がいた。
研究者は、だいたい二十代中盤。長めの黒髪をきっちり整えている。
さわやかスマイルを浮かべた研究者は軽く頭を下げた。

「私は蜜月 純白王(みつづき はくおう)と申します。今日はあなたにある『実験』に参加して頂きたくて交渉にきました」

「『実験』ねェ…。今度は何をする気だァ?また人体実験かァ?」

ケタケタ、と一方通行は笑う。
己が受けてきた仕打ちを思い出して。

「絶対能力者……レベル6に…興味はありませんか?」

一方通行の笑みが消える。
赤い瞳は狩りを始める獣のように細まる。

「神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く者…樹刑図の設計者ツリーダイヤグラムの予測演算結果…絶対能力になれるのはただ一人…一方通行あなただけなんです」

「で?俺に何のメリットがあンだ?俺はすでに学園都市最強だ。誰にも追い着けない位置に立ってンのに何でそれ以上を目指す必要がある?」

「あなたは、今の生活に満足していますか?」

一方通行の眉がピクリ、と僅かに動く。

「あなたは、あくまで『最強』だ。『絶対』『無敵』じゃない」

「何が言いたい?」

「今のままのあなたでは、あなたの周りも変えられません。あなたの生活は何一つ変わりません。それはあなたが『絶対無敵』ではなく『学園都市最強』というだけだから」

「…………」

「もしかしたら、勝てるかもしれない。そんな僅かな希望を持ってあなたを狙う人は増えるでしょう。そして傷つく。その繰り返し。そんな非日常を脱却したくはありませんか?」

「……俺はどうすればいい?」

「簡単です。二万回程ある人と戦闘を行って頂きたい。


———ある研究所

「体細胞クローン?」

「はい」

「法律で禁止されてるクローンを二万体…ククク、お前らも相当イカれてやがンなァ」

「第三位の『超電磁砲』のDNAマップをもとに作られた体細胞クローン…あなたはこれと二万回戦い、殺害することで絶対能力に進化できます」

「待て」

「?何ですか?」

「殺害、と言ったな?」

「はい。それが?」

「断る」

「は?」

「俺は自分の能力を上げるためだけに人を殺すなンてことができるほど、堕ちちゃいねェ。悪ィがこの話はなかったことにしといてくれ」

「な…!一方通行!これは人じゃない!!単細胞クローンだ!!何の罪もない!!だから…」

蜜月が言いかけた頃には一方通行はもういなかった。


「ふざけてやがる」
一方通行は非常にイラついていた。
さっきのあの蜜月のクローンの扱い。
まるで人形のように思っている。
クローンだろうが何だろうが、人は人だ。
人殺しをしてまで絶対能力になる気はない。

「コラー、俺のお金返せー」

ふと顔をあげると、見覚えのあるツンツン頭の少年が自動販売機に縋りついていた。


上条当麻視点

「ふ、不幸だ…」
二千円札と今時珍しい札を自動販売機に飲み込まれた。
この上条、ちょっと信じられないくらいのアンラッキーボーイなのである。財布を落とす、不良に絡まれるなどは日常茶飯事なのだ。

「何やってンだ、オマエ」

「はひっ!!」

唐突に声をかけられ思わず素っ頓狂な声をあげてしまう上条。
振り返ると昨日、助けた少年—一方通行がいた。

「はぁ、し、心臓止まるかと思った」

「で、何してたンだ?オマエ。かなり不審だぞ」

「この販売機に…お金をの、のまれたんだよ!そ、それで」

「………」

一方通行は妙に優しい顔になると上条の肩にポン、と手を載せた。

「そ、そんな哀れな目で俺を見ないで!うわーん!」

「…何円のまれたンだ?」

「に、二千円」

一方通行はしばらくポカンとしていたが、やがて意味を理解すると、笑うのを必死でこらえた。

「ひ、ひどい…」

「まあ…要するに…二千円を…取り…返せ…ば…いい…ン…あは、だな?」

「ま、まあ」

一方通行はほんの数秒考え込んだ後、自動販売機をガンッ、と蹴った。
すると札投入口から、少し折れ目のついた二千円札が出てきた。

「え!?マジ!?やった!あ、ありがとうございますです、一方通行様!!」

「敬語おかしいぞ」

「はいはーい。ジュース買わないんならそこ、どいたどいた」

上条が恥ずかしいくらいハイテンションになっていたとき、肩まである茶色い髪の少女が二人の間に乱入してきた。

Re: とある科学の一方通行 ( No.7 )
日時: 2011/05/06 23:10
名前: 華 (ID: xnzmqlIT)

反応ぐらいしてくれよ(´・ω・`)ショボーン

Re: とある科学の一方通行 ( No.8 )
日時: 2011/05/07 20:51
名前: 紗羅 (ID: FzVK5xRK)

華さん、ごめんよ!
第二話かいたら、もう疲れちゃって書かなかったんだ…

Re: とある科学の一方 ( No.9 )
日時: 2011/05/07 21:23
名前: 華 (ID: xnzmqlIT)

タメでヨロシ。しぜーんに

<かんそう!>
これからオリキャラがもっとでるのかな〜とwktk状態。
上条も金戻ってよかったね。一方通行もイイ人すぎて反応に困るwww 


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