二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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闇のダンスサイト ボカロ
日時: 2011/06/05 17:35
名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)

初めまして。紅薔薇(べにばら)です!

えーと、ボカロの曲で闇のダンスサイトというものがあります。

鏡音リンと鏡音レンが歌ってます。カバーもいっぱいあります。

中毒症状を起こしたので自分なりの解釈で書いてみようと思います。

更新めちゃめちゃ遅いです。

では。




プロローグ

ボクは、キミが死んだことを知った。

けれど君とよく来ていた森の中で、再びキミに会った。

ああ、愛しいキミ。もう会えないと思っていた。

喜ぶボクだったけれど、キミは言った。

「闇のダンスサイト。最期に踊りましょう」

ボクが現世にとどまるから、キミと会えないんだ。

ボクは、決めた。

キミのもとへ。逝こう。

さよなら、現世——————

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Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.8 )
日時: 2011/06/05 17:55
名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)

ボカロ曲って簡素な題名で、別スレを作りました。

今はアブストラクト・ナンセンスを書いてますよ〜

Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.9 )
日時: 2011/06/06 08:56
名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)

Ⅴ リアの正体

ボクは、誰かの声で目を覚ました。

「…レイ様!」

カインとガクトだった。カインの手には白い封筒が握られている。

「…その封筒は何だ…?」

「そ、その…リア様からの遺書で…っ!!」

「カイン!!!」

カインの言葉を、ガクトが慌てて遮るが、もう遅かった。

「遺書って。…え…」

記憶が戻ってくる。

昨日の夜に、森でボクはリアに刺された。ボクは自分の気持ちに驚く。

あんなことをされても、まだ愛しているというのか…?

けれど、今飛び込んできた言葉に、ボクは呆然としていた。

遺書、って、死んだのか?リアが?

ボクはカインの手から封筒をひったくった。

『拝啓 レイ様

私が罪悪感で勝手に逝ったこと、お許しください。

けれど、わたしが愛するあなたを殺そうとした自分自身が許せなかったのです。

私は街娘ではなく、あるところの令嬢です。

ミキ様に濡れ衣を着せるため、あなたを殺すように言われていました。

でも、無理でした。私はあなたにどうしようもなく恋していて。

最期になりますが、こんな卑怯で嘘をかきむしり、あなたを騙した私の望み。

唯一の願い、です。

どうか、わたしのことを忘れて———振り返らず歩き、幸せになってください。

さようなら。

追伸:そこにあるあなたを刺したナイフは捨ててください。』

ボクは絶叫して、手紙を抱いて泣いた。なんで、どうして?

「見つかった時、リア様は自分でそのナイフで…」

もう何も聞きたくない。ボクは自分の部屋で激昂しつづけた。

Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.10 )
日時: 2011/06/07 17:56
名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)

Ⅵ もう一度

ボクが刺された日から、明後日が過ぎていた。

ご飯もろくに食べてないから、ガリガリだ。

キミはもういないというのに、ボクは考えていた。

約束を果たさなくてはいけないと。繰り返すが、キミはもういないというのに。

窓をそっと開ける。

…風が気持ちいい。もう夕方だな。

ボクは外出用のマントを着て、こっそり屋敷を抜け出した。

暗くなっていく街。うっそうとした森。

「…っ、はぁ…」

奥へと進んでいく。そして、…信じられない。

キミがいる。いなくなったはずの愛しいキミ。

ボクは声をかけた。

「リア…??」

真っ黒なドレスの少女は振り返り、ボクを見て笑った。

「ああ、レイ。約束、おぼえてたの?」

そしてリアは、ボクの手をとった。

「ねえ、踊ろう、一緒に踊って。あの日に踊った月のワルツ。」

ボクはうなずき、彼女の手を握りしめた。


レイはやっぱり来てくれたのね。

嬉しそうにするあなた。でも卑怯な私と誠実なあなたは不釣り合いなの。

愛するあなたと、夜が明けるまで。せめて躍らせて…!

私は夜明けに消えてしまう。それをレイに言ったら、わたしを抱きしめた。

「……踊って」

笑いながら、レイはボロボロと涙をこぼしていた。

情けないよ、レイ。けどそんなあなたを、わたしは。

決して、忘れないわ…

Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.11 )
日時: 2011/06/10 17:10
名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)

Ⅶ 最期のダンスサイト

ボクは、まぶしい朝の光を感じた。

朝…?

ボクは森の中で泥だらけになって倒れていた。

二人分の足跡が、森の中に残っている。夢じゃなかったんだ…

…キミは森と会っていたとき、どこかふさぎ込んでいた。

ボクは決意する。


「…レイ様?どうなされたのですか?」

泥だらけの僕を見て、カインは言った。ガクトも不思議そうだ。

「なんでもない。風呂に入る。」

ボクはそう言って浴槽へ向かう。


「どうしたんですかね、レイ様…」

「さあな。…リアってことけりをつけたんじゃ?」

私たちはそんな話をする。

その最中。

銃声が鳴り響いた。私は嫌な予感がして走る。

浴槽へ。レイ様…

風呂場のドアを開けた。そして見つけたもの。

赤い水をたたえた浴槽に沈むレイ様。落ちている銃。レイ様の手に握られた金のナイフ。

赤い水は、

血………?

思わずまだ14歳の小さな少年を抱きあげる。

胸には銃創があった。金のナイフには、白い紙。

『カイル、ガクト、ミキ、メイナ。ごめん。だけど…

ふさぎ込むあの子を救えなかったボク。

生きている意味はどこに?』

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

私は絶叫していた。もう遅いと気がついた。

レイ様の心臓はもう———

動き出すことはないのだろう………


                 二人で生きた 証を刻み

                      逝こう———

Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.12 )
日時: 2012/10/10 16:07
名前: 桜(゜∀。) (ID: 6i18Tf8q)

これは
つまり
リンがレンを殺そうとして
リンはそんな自分が嫌になって自殺、
レンはリンを追いかけ自殺、

リンはレンが幸せに生きるために、
レンはそんなリンの気持ちが伝わらず
結局二人ともすれ違ったまま
死んでしまった、


的なことですか??

まぁ、 
そんなとこでしょぅ

なんてかなしぃ話なのッ゜(゜´Д`゜)゜


よく(?)
分かりました♥♥


ありがとぉございますヽ(´Д`;)ノァワワ


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