二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜
日時: 2011/12/26 12:07
名前: 胡蝶 (ID: S8wpdLDK)

夜ベットの近くにやってきた小さい子どもが言った

「ママぁ〜〜この本読んで〜〜!!」
「いいよっ!!これはっ!!」
「知ってるの??『悪ノ娘』っていう本」
「うんっ・・・。大事な娘には真実と表のお話を教えてあげましょう」
「このお話は・・・まだママが赤ちゃんの時のお話よ」

そう言って1ページ目をあけた

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Re: 悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜 ( No.14 )
日時: 2012/02/21 17:26
名前: 胡蝶 (ID: V1cvjufo)

     アレン
「はぁ・・・・。」
アレンは小さくため息をついた。
マリアムが、
「大丈夫?あなたも今日が誕生日よねハイ」
小さな小包をアレンに渡し、忙しそうにパーティ解除運の手伝いに戻った。
「やっと、パーティが終わった。」
さぁ・・・・、片づけをしないとパーティ会場には大きなプレゼントがたくさんあった。
        ズルイ・・・・。
あれ?今、頭に横切った声は何??
でも・・・、もし、もし・・・、姉が生まれた無かったら僕はこんなに手はボロボロじゃなくても・・・、食べ物にも困らず暮らせれたは図なのに・・・。
自分は、醜いそう思ったアレンは、その考えを振り払いプレゼントを運ぼうとリリアンヌの部屋の前を通ったときドアが少し開いていて見えたリリアンヌの悲しそうな表情が・・・。
「どうしたのですか?王女様」
「わぁっ!びっくりしたっ!何だアレンか・・・。」
「どうして悲しそうな顔をしているのですか?」
「私は、孤独だ。いつも1人だ」
アレンは、確かにそう聞こえたのだった。
「えっ?」
「アレーン!」
「アレン、シャルテットが呼んでいるぞ、早く行ってやれ」
僕は、ハイと返事をして部屋から出た。
もしも・・・、さっきの言葉が本当だったら。
ならば、僕はリリアンヌのために孤独にさせないよう君を守る。

Re: 悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜 ( No.15 )
日時: 2012/02/24 17:20
名前: 胡蝶 (ID: V1cvjufo)

   アレン


「うわぁ・・・・。」
「大丈夫か?アレンっ」
「だ・・・・、大丈夫です・・・。リリアンヌ様」
僕は、リリアンヌと一緒にアケイドへ行った。
理由は、キール様の家で行われる晩餐会で海の国の王子カイル様に会うためだ、
「もう、ダメねぇ・・・。アレンは」
リリアンヌは、意地悪そうにでも楽しそうに笑っている
「さぁて、私は、今日の服を新調するからアレンは先に屋敷へ行っていて」
「えっ・・・。あっ、ハイ・・・。」
こ、困った・・・。キール様の屋敷の道が分からない。
僕は、ひとまず馬車から降りてみた。
「〜♪〜♪」
きれいな声が聞こえた。歌を歌っているのだろうか?
町の真ん中には、その歌でできたらしい人ごみがあった。
「ねぇ、」
「あっ・・・?」
僕は、歩いている人にぶつかり転がってしまったジャガイモをふみつけ転んだ。
「大丈夫?痛そうだけど・・・」
僕は、なぜかベンチに座っていた。近くには、さっきまで歌っていた歌い手さんがいた。
「だ、・・・痛。」
「どこから来たの?このあたりの子じゃないでしょ?」
「えっと・・・。ルシフェルニア王宮から来ました。」
「えっ・・・?じゃッ!グーミリアとエルルカって知ってる?」
「あっハイ!」
「ごめんなさいッ!こんなに食い込む感じに聞いちゃって・・・。」
「あっ、いいえ」
「迷子なんでしょ?どこへ向かってるの?分かるところなら教えて上げれるよ」
「えっと・・・。キール様の家へ」
「えっ??私そこの使用人なの今から帰るところなの一緒に行こっ!!」

Re: 悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜 ( No.16 )
日時: 2012/03/05 17:17
名前: 胡蝶 (ID: no9Kx/Fb)

彼女は、ミカエラ
王宮では見たこともない女性だった。
可憐な、可愛い、純粋だけど、どこかに神秘的な部分を持つ女性だった。彼女の特徴は、声と表情だろう。敬語を使われるのが嫌いらしく僕が敬語を使うたびに拗ねた顔をし、敬語を使わなくなった瞬間まんめんな笑顔で接してくれる。
僕と彼女は、ともに使用人だったため会話がはずんだ。
「アレ?もう着いちゃった・・・。」
「早いですね・・!!早いねミカエラ!?」

Re: 悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜 ( No.17 )
日時: 2012/03/20 15:21
名前: 胡蝶 (ID: At5GTol/)

「じゃあ、あとでねアレン♪」
僕は、何故か胸がドキドキした。


           晩餐会

楽しそうだなぁ〜、リリアンヌ様
満面笑みでカイル様に話しかけている
いきなり電気が消され、キール様の声が会場に響いた
「今回の出し物は、我が屋敷の歌姫です」
へぇ、出し物とかあるんだ。アレンは、感心しながら歌姫を見た
「!!」
それは、ミカエラだった。
澄んだ声が人を魅了していった。
声は、人を惑わすまさにそれだった。人魚も人を惑わすとき歌を歌うらしい
ミカエラは、人魚なのでは?と頭の中でぐるぐると回った。
歌は、アンコールされ拍手で終わった。
「みかえ・・・・」
アレンは、ミカエラに声をかけようとしたがミカエラの隣にはカイル様がいた
とても楽しそうに話していた。
「アレン、もう帰ろう・・・。」

Re: 悪ノ娘〜狂い壊れた時間は戻らない〜 ( No.18 )
日時: 2012/03/30 17:51
名前: 胡蝶 (ID: Pthvu7hg)

「どうしたの??いきなりっ!?」
「何にも無いよ・・・。」
少し悲しそうな顔をしたリリアンヌは、うつむきながら馬車に乗った。
沈黙の中最初に話したのはアレン
「あっ!ちょっと、止まって!!」
「えっ?」
「いいですから、降りて降りて」
「えっ?あっ〜アレンン〜〜!!!」
強引にリリアンヌの手首をつかみ海へ向かって走る
「海がどうしたのよっ?」
「リリアンヌ様は知っていますか?この海のおまじない」
「知らないわよっ!教えなさいよ!」
「ふふっ、」
「いい気にならないでよ、アレン!」
「ハイハイ」
          この海のおまじない
それは・・・、リリアンヌと遊びにこの海へ行ったときに教えてもらったのだった。
「願い書いた羊皮紙を小瓶に入れて海に流す」
「それで、どうなるの?」
「願いが叶うんですよ」
「庶民はそんな事をして願いをかなえてもらおうとするんだ」
「そうですか?」
「だって、私にはあなたがいるじゃない」
「えっ?」
「あなたが私の願い全部かなえてくれるでしょ?」
「ハイ」
リリアンヌの顔は、笑顔になっていた


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