二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ポケスペ〜炎天パラメータ〜 ※更新停止
- 日時: 2015/01/11 18:32
- 名前: 周波数3.3 (ID: zfcOpvSu)
どうも、周波数3.3と申します。
小説を続けられるかかなり心配ですが、頑張ります、多分。
ポケスペの二次小説、この炎天パラメータはオリキャラが主人公で、捏造や適当な部分も多々あります。
なので、そういったことが苦手、嫌いという方はブラウザバーック!!
恋愛要素はあったりなかったり。
しいていうならレッド、ゴールド寄りです。本キャラのCPはルサ以外はあんまりない感じです。薄っすらとありますが。
…でもホウエン組でないかも。
私は原作を8巻までしかもっていないので、変になることがありますが、そこは広い心で受け止めてあげてくださいm(_ _)m
では、次はキャラ設定と短めの第一話です。プロローグはないです。
目次
キャラ紹介&第一話 >>1
第二話 >>2
第三話 >>3
第四話 >>4
第五話 >>9
第六話前半 >>12
第六話後半 >>13
第七話 >>14
第八話 >>18
第九話 >>23 >>24
第十話 >>36
番外編
キャラを知る30の質問 >>27
オリキャラにしつこく迫る30の質問 >>28
神様のようなお客様
・愛川 姫奈様
・minitenten様
・月牙様
・ガリュ様
・咲耶様
・緋賀アリス様
・ARISA様
お知らせ
- Re: 炎天パラメータ【ポケスペ】 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/02 15:18
- 名前: 周波数3.3 ◆QDM2NgkqeM (ID: cA.2PgLu)
第三話
「はぁ、はぁ……。どうしたんだよ……。お前達、俺が助けを、なんだっつったっけ? 」
服はぼろぼろで、所々切れたりしている。だけど、それ以上にあいつらはボロボロで地面に倒れこんでる。俺とポケモン達は立っているけれど、辛うじて、という所。
「こいつ……、子供のくせになんでこんなに強いんだよ……」
「俺が強いんじゃない、ポケモン達が強いんだよ。
__負けたんなら、さっさとこの街からでていけ……! 」
……私1人なら、勝てるどころか、こいつらに啖呵を切ることもできなかった。私は、戦ってくれる仲間がいないとそんなこともできない臆病な人間。
そう自分で思ったくせに、なんだかとても悔しかった。もどかしく感じた。
ジュンサーさんに突き出してやろうと思ったけど、私はなにか犯罪をしている所をみたわけではない。でも、こいつらならピジョン達を攻撃してた時点で、捕まって当然なのかもしれないけど。
すぐに黒い服の奴等はでていった。去り際に私を睨んでから。
「……あ、あはは。やっちゃった、なぁ……。
ごめんね、皆。巻き込んじゃって……」
緊張がとけて、へたりと地面に座り込み、皆に謝るにはなんだか申し訳ない格好だけど、謝罪の言葉を口にする。それに「そんなことない」と、穏やかな表情で首を振る皆に涙が出そうになった。別に、涙脆いわけじゃないだから。
「あーあ、この格好どうしよう。母さん達になんて説明すればいいんだろ……。__まあ、終わったんだし、帰ろうか」
「……アケビ!? どうしたの、その格好! ……とりあえず家にあがりなさい」
「はい……」
家に帰った私は、案の定母さんに驚かれた。……うん、ちょっと怒ってた。ちょっとね。
温泉入ってきなさいって言われたから、言われるままに温泉に。普段は滅多に入らせてくれないけど、今回は特別だそう。ここの温泉、治癒効果があるから。4匹と1人で入っても狭くは感じない。改めて、この温泉の広さを知る。
「さあ、お母さんにちゃんと説明してくれるわよね? 」
「はい……。えっと、最初は普通に散歩してたけど、でも途中で……」
必死に説明した。怒られないように所々捏造……、したかったけど焦ってできなかった。その前にそんな器用なこと、このお母様の前じゃ出来やしない。
「……はあ、無茶するわね、貴女も。もうそんなことしないで、……といいたいけど、きっと無理でしょうし。いいわ、今回は特別にお咎めなし。
それに貴女がしたことは、お母さんは正しいと思ってるから」
「ありがと、母さん。それで、その、……迷惑かけてごめんなさい」
少し照れくさいけど、ちゃんと言う。それに笑って「いいのよ」と返すお母さん。
"続いてのニュースです"
つけっぱなしにされていたテレビの音。ちらりと見ると、そこには思わず目を見開いてしまうニュースが、取り上げられていた。
"今日の午前2時頃、トキワの森で何者かによって数匹のポケモンに、悪影響を及ぼす薬が投与されていた事が今日の午前8時頃にわかりました。
犯人は単独ではなく集団によるものとされ__"
目撃情報では、全身が黒い服の集団らしい。薬を投与されたポケモンは目が充血し、暴走していたようで、発見から数十分後に、死、亡…………?
あぁなんでだろ、胸の奥から黒くてどろっとしたモノが溢れ出してきそう。こいつら、どこまで堕ちているんだ。何の罪もない、何の関係もないポケモンをっ…………。
折れそうなほど、歯を強く食いしばる。固く握った手、伸びた爪が食い込んで痛い。そうでもしないと、怒りと無力さ故の悔しさを紛らすことができなかった。痛みが、一番の鎮静剤だった。
今ここにいたら、母さんに当たってしまいそうで怖くて、どたどたと2階の自室にいき、ベッドにダイブする。
「なんで、なんで私はこんなに無力なんだよ……。自分の故郷ポケモンが守れないなんてっ。
私が頑張った意味なんて、ないみたいじゃない……」
ベッドに仰向けになって、目を腕で覆う。目からは確かに涙が溢れ出していて、口元は悲しげに歪んでいた。
"アケビっ、怪我は、ない? "
"……、おかあさん。わたし、だれもたすけられなかった……っ"
"……いいのよ、貴女が責任を感じることない。悔しいなら、これから強くなればいいんだから"
__あの時、誰も救えなかった。自分のことで精一杯で、一番私がそう出来たはずなのに。
今度も、私は救えなかった。私が一番知っていたことなのに。気づかなかったのは、今度こそ私の責任。
怒りと悔しさが、睡魔にとけて消えていく。それでも、この怒りと悔しさは、忘れはしない、から……。
部屋には、すぅすぅ、と穏やかな寝息の音だけがあった。
あとがき
シリアスなシーンって苦手……。
- Re: 炎天パラメータ【ポケスペ】 ( No.4 )
- 日時: 2012/04/02 15:22
- 名前: 周波数3.3 (ID: cA.2PgLu)
第四話
「……んぁ、私、寝てたんだ……」
ふと、深い眠りから覚める。窓を見ると薄暗くて、もう夜なんだとわかる。ああ、きっとあの時泣いていたのと、感情が高ぶって疲れていたんだ。
気怠い体で、両親がいるであろうリビングまで降りていく。
「父さん、母さん……」
「アケビ……、もう大丈夫なの? 落ち着いた? 」
「大人になったな、お前も。……だけど、自分に当たるのは感心しない」
父さんも、母さんから話を聞いたみたい。両親の問いかけにただ頷くと、言いたいことを言うために、少し躊躇いながらも口を開く。私もただ怒りと悔しさを抱いていたわけじゃない。これが私なりの決断です、父さん、母さん。
「あの、ね。私、旅に出ようと思うの。犠牲がでてからじゃ遅いんだ。だから、私は犠牲が出る前に敵を倒して、皆を守る強さが欲しい」
「……そう、貴女もとうとう旅立つのね。止めはしないわ、でもその前にこれを」
「緑色の……、石? 」
「ああ、お守りぐらいに思っていてくれればいい。……さあ、支度をしなさい。いつでも出発出来るように」
手渡されたのは緑色の光る石、見ていると穏やかな気持ちになって、なんだか心地いい。父さんの言葉に背中を押されて、もう少しの迷いもなくなった。
顔が綻んで、それを見られたくないから急いでリビングを出て自分の部屋に戻る。バッグ、ここら辺にあったかな、なんて違うことをわざと考えながら。
次の日、アケビの部屋には、準備万端のバッグ、もうちゃんと用意された服。そして、目を開けてベッドに横たわるアケビの姿があった。
結局、緊張して早めに起きてしまった。時間は6:15。私は7時に起きるはずだった。……なに、遅いってなに。これがうちの普通なんだよ。
ノイズは1階のパソコンの中で寝てる。クオンは……。あ、そうだ。クオン。一緒に寝てたはずだ。ベッドの下をみると、毛布に包まったクオン。いるとわかっているはずなのに、確認すると何故か安心する。
ぴく、とクオンの体が動いたと思えばどうやら視線で起きたしまったよう。おおう、神経質ですねクオンさん。
「ごめんね、起こしちゃって……」
「きゅ? 」
「なにいってるの、気にしないで」と言ってくれているかのように鳴く。それにふっと笑って頭を撫でる。するとクオンは自らベッドに飛び乗って、私の隣を陣取る。
「なに、一緒に寝てくれるの?……そう、なら二度寝、しようかな」
次にアケビが起きたのは丁度7時。用意していた服をきて、髪を整えたらリビングで朝食を済ませたら準備はOK。
笑顔で"いってきます"を。
「さあ、クオン、ノイズも。この街と同じ目に誓って言おうじゃないか。このトキワを守るのは常盤色の少女、このアケビだってね!! 」
格好よく決めたところでさあ行こう。
守る強さを手に入れるための旅へ
あとがき
最後の文とその前の台詞、格好つけたかったんです。さて、次回から旅が始まります。旅まで長かった…。
- Re: ポケスペ〜炎天パラメータ〜 ( No.5 )
- 日時: 2012/03/27 20:12
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)
- 参照: http://sky.geocities.jp/nobody_zero_sleet/
こんにちは……動画にコメント頂いた馬鹿野郎です←
ポケスぺ小説を書いてる仲間として友達になりたいのですが…よろしいですか??
すっごい読みごたえのある小説で、次の話が楽しみになります♪
お互いに頑張りましょう!!
- Re: ポケスペ〜炎天パラメータ〜 ( No.6 )
- 日時: 2012/03/27 21:06
- 名前: 周波数3.3 (ID: cA.2PgLu)
おお、あの時は素敵な萌え&癒し動画をありがとうございます!!
今初めてのコメントに舞い上がっております、いやっふぅっ((
わ、私で宜しければ是非!というか、こちらからお願いいたします←
次が楽しみ・・・だと!?光栄です、はい。
はい、今度姫奈さんの小説、ゆっくり読ませていただきますね!
>>姫奈さん
- Re: ポケスペ〜炎天パラメータ〜 ( No.7 )
- 日時: 2012/03/27 21:25
- 名前: minitenten (ID: hAeym9pF)
なっ名前変えてんじゃねーよ。
いきなり4話も書くなっつーの!!!
で、でも…次が楽しみだなぁ。
わ…私も、お友達になってください!!!
バーカッ(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
言うとでも思ったか!
この掲示板は過去ログ化されています。