二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜千超感謝!
日時: 2013/02/12 17:46
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

皆さん初めまして!こんにちは!

この度新作を始める事にしました。今までは銀魂とコラボさせて
来ましたが、今回は乙女ゲームでコラボです!


作者より >>1

目次   >>2

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Re: 薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜 ( No.8 )
日時: 2012/10/28 17:42
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

四話 月下の出会い

土方と千鶴が屯所へ連れ帰ると、いつもいる筈の門番隊士がいない。
これも、斎藤達幹部連中の計らいだろう。


部屋は、倒れた者を看病できる部屋に準備されていた。
敷いてある布団にそっと寝かせ、少女の容体を見た。
そして診察を終え、土方が尋ねる。

「どうだ?」
「……わかりません」
「なに?」

瞳に困惑そうな色を浮かべながら、おずおず報告した。

「風邪などではないと思うんです。熱もないですし、喉が腫れたりも
 していません。何処にも怪我をしてる様子はありませんし」
「なら、どうしていきなり倒れたんだ…?」
「病気かどうかはわかりませんが、体中の力が低下しているみたい
 なんです。まるで、何かに力を吸い取られてしまった様に」

二人が考え込んでいると、ふと足元から鳴き声がした。

「ニ—二—!」
「に…えっ、に!?」

驚いて足元を見るとそこには…あの二股尾の狐がいた

「このコ…あの人と一緒にいた狐…」
「確か…おーちゃん、とか呼ばれてたな…」
「ニ—!ニ—ニ—!!」

土方の言葉に頷くかのように、狐は鳴いた。

「おーちゃん…でいいんでしょうか」
「その狐は肯定…してるみてぇだな。」
「二ィ?」

人の言葉が分っているのか、否か。どちらにせよ、
この子狐が先程保護した女性の物であることは、
間違い無かった。

「とりあえず、あの女が目覚めるのをまって、事情を
 聞くしかないな。」
「はい…」

彼女が何者なのか。未だに謎はあった。

Re: 薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜 ( No.9 )
日時: 2012/11/22 12:12
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

久々の更新、いっきまーす!


五話 目覚めた少女

「んぅ…あれ?」

目をあけると、そこに広がっているのは知らない天井だった。
少女は身体を起こし、誰かを呼ぼうと口を開いて固まった。

「私の家じゃ…ない…!?」

目が覚めたら見知らぬ家の香り、見知らぬ部屋の中。少女の脳細胞は
完全に機能を停止している…と、襖が開いた。現れたのは千鶴だ。

「あ、おはようございます。体長は如何ですか?」
「あ。オハヨウ、ゴザイマス…あの…???」
「覚えてませんか?浪士に追いかけられていた貴方に事情を聞こうと
 したら、倒れてしまわれて…。」

頑張って記憶の糸を手繰り寄せると、何とか思い出せた。

「あー!あの時の三人のお侍さん!!…てことは私…?」
「はい。体調不良のようでしたから、私が看病を。」
「す、すみません!ありがとうございましたっ!!」

急いで頭を下げる少女に、千鶴はいえいえと手を横に振る。

「あの、このコなんですが…」
「え?…あー!おーちゃん!!」
「ニ—ニ—!!」

千鶴の首元からひょこっと顔を出した子狐を、少女は受け止めた。
子狐も嬉しそうに鳴いている。

「やっぱり貴女の…お—ちゃんっていうんですね。」
「はい!…ってえぇぇぇえ!何で見えるのぉぉ!!?」
「え…?見える…?」
「…お—ちゃんはオサキ狐っていって、人には見えないんです。」
「でも、ここの人たちには見えてますよ…?」
「どういう事なんだろ…」
「二ィ??」

美少女二人が悩む中、小首をかしげて狐は呑気に一鳴きした。

「あ、そうだ。…私、春日珠紀っていいます。こっちが、オサキ狐の
 おーちゃんです。」
「二—二ィ!!」
「珠紀さん…私は雪村千鶴と申します。初めまして。」

千鶴と珠紀で自己紹介。そして、思い出したように声を上げた。
珠紀の手を取り、襖をあける。

「珠紀さん、動けますよね?会ってもらいたい人たちがいて…」
「あ、はい!」

二人が廊下に出る。進もうとしたその時だった。

『タマヨリの血ィィィ!!喰イタイィィ!!』

「「きゃぁぁぁぁぁああああ!!!!」」

Re: 薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜 ( No.10 )
日時: 2012/12/02 17:54
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

六話 現れた怪物

朝、千鶴が珠紀の様子を見に行っている時。幹部達は広間に揃い、
彼女達を待っていた。…が。

「「きゃぁぁぁぁぁああああ!!」」

 ズドォォォオオン!!

「「「「「!!??」」」」」

あがる彼女達の悲鳴。そして立て続けに轟く異常な破壊音。

「何だッてんだ!!」
「千鶴ー!無事か—!!?」

幹部達が駆け付けると、そこには下半身が人、上半身が牛の姿をした
巨大な化け物が立っていた。

「これは…!?」
「土方さんッ!!」
「無事か!」

涙目になって、千鶴が幹部達の方へ駆けてくる。勿論少女も一緒だ。

「千鶴ちゃん、アレ何なのか教えてくれる!?」
「総司!千鶴に聞いたってわからねぇって!…二人とも、平気か?」
「はい。大丈夫です」
「ごめんなさい、私のせいなんです!!」

いきなり謝った少女に驚きつつ、「話は後だ」と言わんばかりに、土方
は怪物を睨みつけた。

「フン、化け物が…!」
「斬っちゃいます?」
「刀で斬れると思うならやってみろ。」
「えぇ?つれないなぁ一君。」

一番緊張感がないのは、茶髪の男。沖田総司だ。相対して冷静に諌めて
いるのが右差しの男。斎藤一。

「私が…私が何とかします!!」
「どうするの、珠紀ちゃん!!」
「珠紀…?」

いつの間にか仲良しになっている二人だが、今は構っている暇はない。
珠紀は真剣な表情になり、腰にある布と布の間の様な空間から、一枚の
札を取りだした。霊札だ。

「とりあえず、あいつを押さえないと!…千鶴ちゃん、手伝って!!」
「私が!!?」

珠紀は千鶴の手を握りしめ、飛び出していった。

Re: 薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜 ( No.11 )
日時: 2012/12/07 19:13
名前: 雪桜清歌 (ID: MxRrFmUb)


こんにちは、桜舞姫さん。
以前、サイトに来ていただいた雪桜です。
なかなか忙しく、機会を逃していましたが、ようやくこれました。
まだ、このお話しか読んでいないのですが、とても楽しませていただいてます。
私の好きなもの同士のコラボで、ニヤニヤしながら読んでおります。

珠紀ちゃんが出てきたってことは他の守護者達も出てくるのかな⁈
拓磨君とか真弘先輩は、千鶴ちゃんが女の子だってことに気づかなそうだなぁ。
美鶴ちゃんがいたら、女の子三人で京の甘味処巡りして欲しいな!

…などなど、色々妄想してしまいました(←救いのない奴ですみません)。

はっ!!長くなってしまった…。
長文な上に、読みにくい文面ですみません。

でわ、続き楽しみにしてます!


Re: 薄桜鬼×緋色の欠片〜桜と紅葉の狂想曲〜 ( No.12 )
日時: 2012/12/08 14:26
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

ありがとうございます、雪桜さん。
薄桜鬼と緋色の欠片、私も大好きです(嫌いだったら書かんな…)!

鋭いですね。たぶん拓磨達はそういう反応になるかと…ww

いいですね、甘味処めぐり!でも残念ながら、美鶴はトリップしては
きませんね。すみません。

これからも宜しくです。あ、タメでいいぉー♪


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