二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去
日時: 2012/12/15 11:45
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=past&no=24538

【読者の皆様へ レッドからの挨拶】

初めまして、レッドです!
ダンボール戦機Wシリーズの小説を描いております。
本来ならば、【バン×ヒロと怨炎の幻想】の番外編を執筆する予定でした。
スレが1000になり、過去ログに入ってしまいました。というわけで、新シリーズとしてリニューアルさせることにいたしました。
上記の参照に【バン×ヒロと怨炎の幻想】の小説のアドレスを載せておきましたので、興味のある方はクリックして読んでくださいね♪


新シリーズはバンハルを中心にして取り巻く展開になります。
ハルはオリジナルキャラクターとして考えたのですが、ヒロインとして演じていただくことになります。

第2部として記念すべき第1作は!!
【バン×ハルと失われた過去】です。

前作の番外編で登場させることができなかったキャラクターとのコラボもこちらで登場させる予定です。
番外編では登場させることができず、申し訳ありませんでした。

そこで、番外編を描く代わりに新シリーズとしてスタートさせることにいたしました。
ダンボール戦機Wの主人公・山野バン、幼馴染の人見晴香を中心にして取り巻くオリジナルストーリーを展開させていけたらと思います。もちろん、ヒロたちも登場させる予定です!!

前作の本編で登場した山野健太&直太の兄弟も出演予定です。
今作では初登場となる山野リンという姉が物語の重要なキャラになるかと思われます。

【本編:ストーリー原案・構成】

第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第9章:廃墟ビル探検編
第10章〜第16章:謎かけ編
第17章〜第30章:オリキャラ登場編
第31章〜    :謎解き編

ストーリーの進行具合によっては変更する可能性がありますので、ご了承ください。

【短編:バンハル編】

第1編:帰ってきた酔っ払い >>106 >>111 >>130
第2編:幼馴染の恋心 >>220 >>221 >>235
第3編:中2になって成長した幼馴染 >>328 >>341 >>344 >>346 >>347 >>348 >>354
第4編:大人になってからのハロウィン >>409 >>410
第5編:バンが見た悪夢とは? >>493 >>495 >>504 >>508
第6編:もう1人の兄 >>747 >>759 >>773 >>775
第7編:ハルの初恋 >>870 >>900 >>917 >>918

山野バンと人見晴香(通称ハル)の幼馴染を中心にして繰り広げられる、短編オリジナルストーリーを展開していきます。
幼馴染同士で描かれるエピソードを読みながら、楽しんでいってもらえたら嬉しいです♪

【短編:ヒロナオ編】

第1編:幼馴染の背中 >>152 >>154
第2編:ヒロに対する恋心 >>315 >>318
第3編:ハロウィン・パーティー >>387 >>390 >>408
第4編:ナオが見た悪夢とは? >>598 >>603
第5編:ヒロの複雑な思いとは? >>836 >>854 >>855

大空ヒロと小野奈緒美(通称ナオ)の幼馴染を中心にして繰り広げられる、短編オリジナルストーリーを展開していきます。
ヒロナオに隠されたエピソードも描いていきたいと思っています。

【原作:完結した作品】

第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊

本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!

第2作:バン×ヒロと過去の追憶

前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。

第3作:バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)

前作の【過去の追憶】の続編となった待望の新作!
本編は第40章で完結しました。番外編は第4章まで進んだが、完結できませんでした。
なので、番外編は新シリーズの小説でリニューアルに伴い、執筆させることにいたしました。
全40章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。

ポイント:バンの弟・山野健太&直太の兄弟が初登場していることだけではなく、2人の過去に共通点を持つところがある。
バンが兄としての役割を担うことで、2人の弟をどうやってサポートしていくかというところも見逃せない!!
バンを支える仲間たちとの絆を深めながら、友情と感動を送るという感じになるストーリーも手掛ける。
健太と直太に対するバンの強い思いにも注目してください!!

【お客様】

シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君とヒュウさん、カッコイイ!! そして、メイちゃんもかわいい!!

姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!

茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、サトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ!

yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪

凛々:凛と呼ばせてもらってるぜ・・・この子はイナイレの小説を書いておりまする! 亜夢たん可愛いぜ!♪

赤獅子エンザ:この人はイナイレの小説を描いてますぜ♪ 友達だけど、イナイレ&ダン戦が好きで仲良くさせていただいてます♪

タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪

冬ノ華 神ノ音:この小説に初コメしてくれた人。姫佳のスレで知り合って仲良くなった友達ですが、仲良くさせていただいています♪ 2次(映像)でイナイレの小説をかいておりますぜ!!

優騎那:イナイレ、ワンピースの小説を書いてる人です! 私の友達で仲良くさせてもらってるぜ!!
ゴトリック&フォークスの凸凹コンビ、オリビア&シュリの姉妹コンビをオリキャラとして出させてもらってるぜ!!!

伊莉寿:姫佳の小説で知り合って仲良くなった人。友達だけど、ダン戦好きで気が合って話しやすい! この人もイナイレの小説を描いてますぜ♪ 美咲ちゃん、可愛いぜ!!

ゆりかん:姫佳の小説で知り合って仲良くなった人。友達だけど、仲良くさせていただいてます。この人もイナイレの小説を描いていますぜ♪ 複雑・ファジー小説で推理小説を描いていて、ストーリーが気になるぜ!

聖:第1作【黒影の亡霊】の番外編で出会った友達。ダン戦が大好きで気が合い、最高の親友! イナイレの小説を書き始めた人だけど、桃香ちゃんが可愛い!!

希歌 絆:シグレの小説で知り合って仲良くなった人です。読みやすいと言ってくれたので、本当にありがたいです! 友達だけど、2次(映像)でサマーウォーズの小説を描いておりますぜ♪











【本編:キャラクター原案・構成】

本編の登場人物設定 >>1
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。

青峰太陽の登場人物設定 >>11
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽と大輝のコンビに注目してください。

登場予定:第18章で登場しました。

キョウヘイの登場人物設定 >>12
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では本編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください。

登場予定;第21章で登場しました。

ヒュウ&メイの登場人物設定 >>13
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!

登場予定:第21章で登場しました。

優騎那のオリキャラについての登場人物設定 >>14
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、本編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしました。

登場予定:第24章で登場しました。

無類シント&星目テツヤ&武闘フジ、3つのLBXについての登場人物設定 >>15
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
3つのLBXについても一緒に載せてありますので、ゆっくりご覧下さい。

登場予定:第25章で登場しました!

富士本 優実の登場人物設定 >>42
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、ユウミがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。

登場予定:第26章に登場します。

恵珠の登場人物設定 >>186
冬(冬ノ華 神ノ音)が出してくれたオリキャラです。
バンたちと共演したいという理由で応募してくださいました。
しかもメカニックという設定をつけていただき、私としても上手く描けるか分かりません。
やるからには頑張って描いていきたいと思いますので、彼の登場に期待してくだされば幸いです。

登場予定:第26章で優実と一緒に登場させる予定でしたが、恵寿はバンたちと合流した後に出させることになりました。

長月レオンの登場人物設定 >>256
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたい理由で応募してくれました。
イカロス・ライトというLBXに関する設定も載っております。アスペルガー症候群を患っておりますが、LBXの腕は果たして?
これからもレオンの活躍に期待してください。登場予定は第26章で出します。

橘 美咲の登場人物設定 >>380
伊莉寿が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
短編を描く前に美咲ちゃんのイメージを見た上で本編に登場させたいと思っています。
美咲ちゃんが輝姫や太陽たちと共演するのかも注目してくだされば幸いです♪

美咲ちゃんが登場する予定は早ければ、第27章あたりになります。
また、バンたちと共演させるのも楽しみにしてください!!

イナイレGO(天馬・太陽・マサキ・信助)の登場人物設定 >>415
天馬たち4人の登場人物設定が載っています。今作の本編でやっと登場することになりました。
4人の化身や必殺技も載せているので、それも含めてご覧ください。
第18章で登場しました。そこでサッカーバトルが展開されることになりそうです(笑)
サッカーバトルもできるだけ表現して描いていきたいので、よろしくお願いします!!

輝姫&ティアラ、一ノ瀬心愛(いちのせ ここな)の登場人物設定 >>429
白炎輝姫&ティアラ・クルーガー&一ノ瀬心愛(通称ここ)の登場人物設定です。
輝姫とティアラは前作の【怨炎の幻想】では本編で登場いたしました。今作も引き続き、本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
ここちゃんの活躍にも期待してくだされば幸いです。

登場予定:まだ未定です。めどが立ったら載せます。
輝姫&ティアラ、ここちゃんの活躍に期待してください!!

一ノ瀬心愛(通称ここ)が働いているカフェの設定 >>432
ここちゃんが働いているカフェのイメージです。私自身、上手く描けるかどうか分かりません。
でも、やるからには頑張って描きますぜ!!

黄瀬 水連の登場人物設定 >>989
茅が出してくれたオリキャラです。バンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
水連ちゃん、マジで可愛すぎる! 黄瀬の妹ですが、水連の活躍に期待してください♪



【本編:目次(ストーリー進行具合)】

第1部:LBXバトル編(第1章〜第6章)

第1章 1人の少女・リンとの出会い >>3 >>4
第2章 居酒屋で行われるLBXバトル大会とは? >>5 >>6 >>7
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!! >>8 >>9 >>10
第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着! >>34 >>39
第5章 LBXバトル大会Ⅲ 優勝は誰の手に? >>43 >>53 >>57
第6章 由美が語る、25年前におきた惨劇とは? >>58 >>61 >>62

第2部:廃墟ビル探検編(第7章〜第9章)

第7章 廃墟ビル探検Ⅰ リン&優の空手部コンビが見たものとは? >>67 >>69 >>82
第8章 廃墟ビル探検Ⅱ 秒殺の皇帝・海道ジン登場! >>83 >>88 >>95 >>103 >>141 >>150
第9章 リンの様子に違和感を感じたバン・・・その複雑な心境とは? >>183 >>194 >>196 >>203 >>207

第3部:謎かけ編(第10章〜第16章)

第10章 リンに忍び寄る影、その正体は? >>243
第11章 リンの幼馴染・早間綺羅、登場! >>251
第12章 ハルが河川敷で見つけたものとは? >>269 >>285 >>304 >>307
第13章 バンの幼馴染・樋田優雅、登場! 彼がついに発見したものとは? >>324 >>325
第14章 キラード団という謎の組織の者だと名乗る男から託された謎のメッセージとたった1つだけ残されたヒントとは? >>357

第15章 ますます深まりつつある最大の謎・・・ヒントを元にして調査するバン、そこで掴んだ重要なキーワードによる手掛かりとは? >>362 >>363 >>366

第16章 囚われの身になったリンたちの安否は? >>379

第4部:オリキャラ登場編(第17章〜第30章)

第17章 立向居勇気&月島楓の幼馴染コンビ登場! >>414 >>433
第18章 西園信助・松風天馬・雨宮太陽・狩屋マサキの4人組、ただいま参上! >>436
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場! >>450 >>457
第20章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(後編)・・・決着! >>463
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは? >>467 >>482
第22章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(中編)・・・LBXバトルで待ち受ける罠とは? >>484
第23章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(後編)・・・バン、ただいま参上!! >>487
第24章 オリビア&シュリの姉妹、ついに登場! 4年ぶりの再会 >>488
第25章 無類シント&星目テツヤ&武闘フジの小5コンビ、登場! >>509
第26章 富士本優実&長月レオン、登場! >>516
第27章 橘美咲、登場!(前編)・・・初の幽霊屋敷探検! >>542
第28章 橘美咲、登場!(中編)・・・地下室で見たものとは? >>554
第29章 橘美咲、登場!(後編)・・・ヒロ&レオン、ただいま参上! >>561
第30章 輝姫&ティアラ&一ノ瀬心愛の3人組、登場! >>571 >>575

第5部:謎解き編(第31章〜)

第31章 再会Ⅰ ハルに忍び寄る魔の手、その正体は? >>615
第32章 再会Ⅱ カレン・キャベルン登場、その目的とは? >>621
第33章 再会Ⅲ バンVSカレンの因縁対決 >>629 >>641 >>643 >>644
第34章 バンの様子に異変を感じた直紀、その違和感とは? >>651 >>653
第35章 バン&ハルの幼馴染・鶴見ナナミ、登場! >>664 >>678
第36章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(前編)・・・【Detective bar】に隠された秘密とは? >>683
第37章 リン&キラの幼馴染・宇津野志穂、登場!(後編)・・・知り合った経緯とは? >>688 >>692 >>693
第38章 バンの様子に異変を察したハル・・・その真意とは? >>703 >>711
第39章 リン、望月兄弟&優雅の4人が誘拐されたことを知ったハル・・・バンの複雑な心境とは? >>712
第40章 ついに明かされる、リンの本当の過去・・・壮絶な出来事とは? >>721 >>735 >>737
第41章 キラード団のアジトに関する場所の謎を解明せよ! >>804 >>805 >>819 >>835
第42章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(前編)・・・キラード団のアジトの位置を掴め! >>933
第43章 謎の青年・恵寿、ついに登場!(後編)・・・廃墟ビルで見つけた仕掛けとは? >>945 >>957
第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは? >>958
第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上! >>959 >>969 >>978
第46章 キラード団のアジトⅠ 催眠の部屋で待ち受ける罠とは? >>979









これからも応援よろしくお願いします!!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.956 )
日時: 2012/12/11 23:57
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

>>952 yumi
流石だな、英語とフィリピン語の勉強してんのか!
まぁ、ハルは英語ができるからな!

>>953 姫佳
そうだね、彼女は英語できるから話せるというのもあるよね!
まぁ、ハルの活躍が出ました!!

ということで、続きは明日更新します。

>>954 優騎那
うん、アメリカで育ったからね。今も英語堪能なのが羨ましい!
尊ちゃん、フランス語話せるのかー! 凄いな♪

>>955 タク
あーもう1つの小説はまだ更新してないのだよ((エ
ガクを出してくれたのに、本当にごめんね。できれば、もう1つの小説も描きたい!

ハルは英語が得意なので、アメリカで育ったということで経験が生かされています。
第43章は続きがあるので、その続きは明日更新します。

うん、ガクを主人公としたダン戦の小説を描くのも良いんじゃないかな♪
スレ立てたら、すぐに見に行くね。楽しみにしてるぜ!

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.957 )
日時: 2012/12/12 12:25
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第43章の続き

(ストーリーモード:バン)

慎重に歩きながら、洞窟の中を捜索しつつもキラード団のアジトの位置を掴まなくてはいけない。
それを分かっていても、どこかに隠されているとしか言いようがない。

「バン、洞窟っていうよりは地下通路じゃないの?」
「そうとも言えるけど、この奥に何があるか分からないぞ」
「でも、ヒロたちも何とかついていけてるみたいだけど・・・」

後ろにいるヒロたちを見やりながら気遣う。確かによく言われてみれば、ついていけているはずだ。
だが、謎解きするにしてはどうか。ヒロたちも謎解きに協力してくれているわけだから、俺たちは慎重に捜査しなければいけない。

「でも、罠が仕掛けられていたらどうすんの?」
「どうするかは分かんないけど、その時で良いんじゃないか」
「そうだね。ここ、何か引っかかるんだけど・・・・・・・」
「引っかかるって・・・・・・何か気になることでもあるのか?」

ハルと話しながら、ゆっくり聞き返す。彼女は首を傾げながら考え込んだ。

「うん、ちょっとね。さっきの仕掛けで気になったんだけど、このビルは誰か所有してるんじゃないの?」
「所有・・・・・・それも考えられるな、このビルは誰かが使っていたとしか思えないな」

ハルの言うとおり、誰かが所有している可能性が高い。このビルは昔から存在していたということになる。
つまり、何者かが購入していたということも考えられる。しかし、その謎はますます深まるばかりだった。

「じゃあ、犯人が仕組んでいたとしか思えないね」
「ああ、その可能性も含めて考えるしかないようだな」
「うん。ヒロたちも薄々、感づいてるんじゃないかなぁ」
「・・・・・・あぁ、そうだな。この先に仕掛けとかなければ進めるんだけどな」

少しずつ歩いていく途中でどこからか、犬の鳴き声が聞こえる。
近くに1つのダンボールが置かれていたので、ハルが駆け寄りながら開いた。

「あっ、子犬だ」

ダンボールの中から現れたのは、ゴールデンレトリバーの子犬。寂しがっているかのように怯えきっていた。

「可愛い〜!」

輝姫とティアラ、優実やここさんも一緒に歩み寄りながら駆け寄る。優実が犬に声をかけて、ゆっくり話していた。

「優実?」
「あ、私は動物と話せるんですよ。通訳しますね」
「なるほどね、優実は動物と話せるんだな・・・・・・頼むぞ」

優実は素直に頷きながら言ったのと同時に子犬を借りて話し始めた。
ティアラたちも怪訝そうに首を傾げていたが、満足そうに頷いていた。

「まぁ、事件解決できそうなのに期待してるんですよね」
「というのも、私たちが手伝っているわけだしね」

輝姫とティアラは顔を見合わせながら、コクリと頷いた。
優実は俺たちを見回しながら呟いた後、子犬を見て考え込んだ。
この先に何かあるということは、そこで起きようとしていることなのか。

「バンさん・・・・・・この先には何があるか分からないみたいです。慎重に歩いていくしかなさそうですよ」

優実が切り出しながら、この先に続いている道を見つめた。
確かに何があるか分からないけど、どこかに続いているということは間違いなさそうだ。

「とりあえず、慎重に歩いていくしかない」
「そうだな、俺たちも一緒に行くよ」

立向居たちもやる気満々のようで、キッと見据えた。ハルやヒロたちも頷く。
直紀たちもまったく同感だったようで、そのトンネルの先に何があるかもしれないと悟ったのだろう。

「僕たちも手伝うから、とにかく行こう」
「ああ!」

背を向け、先に続いている道を歩き出す。
この先に何があるというんだろうか・・・・・・そう思いながら、不安が出てきそうでならなかった。

(とりあえず、謎解きに集中するしかない!)

それでも、周りに仲間がいるから安心して取り組める。

「行くぞ、みんな!」

そう言った後、すぐに走り出す。リンたちを救出するべく、絶対に無事でいてほしいと願うしかない。
同時にみんなも続いて追いかけるようにして走り出した。


あれから何分くらい経ったのか、辿り着いた先には行き止まりになっていた。
行き止まりかと思われたかに見えたが、その前の壁画を見て考え込む。

「あれ、壁画ですよね」
「ああ、ここで行き止まりってことは下か奥に何かありそうだぞ」
「鷲の絵が描かれてるんですけど、どういうことでしょうか・・・・・」

ヒロが懐中電灯を持ちながら、その先にある壁画を照らしつつも首を傾げた。

「ああ、それが気になるんだよな」

確かにデザインを見る限り、2つの鷲に関する絵が描かれている。その上に1つの王冠が乗せられていた。
その中にはいくつかのダイヤモンドが入っている。上には太陽があり、そこに何か仕掛けられているといった感じか。

「太陽、光、屈折・・・・・・」

頭の中で考えながら想像していく。太陽と光、それを合わせるとしても屈折が必要だということになる。
王冠の上に乗せているダイヤに光を差し込ませていけば、容易に仕掛けを施すことができる。

「おまえら、ちょっと下がってくれるか?」
「いいけど、何で?」
「まぁ良いから見てろって。ヒロ、懐中電灯を細くして当ててみろ」

ヒロに指示しながら、その前にある壁画を見て呟いた。言われたとおりに懐中電灯のライトを回しながら細くする。
そのライトの光に当てられた王冠の中のダイヤが光り始めた。それを見たのと同時にゴゴゴ・・・と大きい音がのめり込むかのように入ってきた。

「えっ、光った!」
「うわっ、何の音?」

四角い床がエレベーターのようにゆっくり下へと入っていく。俺はしゃがみ込みながら、その間に現れた入り口を見る。
ヒロは右手で懐中電灯を持ったまま、壁画を見つめながらも首を傾げた。

「そういうことか、光度計が仕組まれていたのはそのためだったんだ」

呟いた瞬間、床が2つに割れてきたのと同時に慌てて下がる。その先に現れたのは、もう1つの階段。
まさに絶妙な仕掛けといえるべき、凄いものを仕掛け込んだなという感じだった。

「すげぇ・・・・・・・」
「あんな仕掛けが施されていたなんて・・・・・・・」
「どうなってんの、これー!? 私たちもマジでビックリなんだけど!」

キョウヘイたちも呆然として見つめていた。この仕掛け、まるで単純なものじゃないかと思う。
それは置いといて、先に進めておいた方が良いだろう。ヒロが懐中電灯を持ちながら、ハルたちと一緒に階段を駆け下りた。

「こんな仕掛け、僕も初めて見ました」
「私も・・・・・・何、この凄い仕掛け」

ヒロとハルは感嘆しながら、呆然としていたようで開いた口が塞がらない。
確かに俺もこの仕掛けを見て脱帽したけど、キラード団が考えたものとは思えない。

「とりあえず、みんな行くぞ!」

キラード団のアジトの入り口だと思われるところに入った。中に入ると、俺たちを待ち受ける罠が施されていたのだ。

「なっ・・・・・・!?」

目の前に現れた光景を見て驚く。アジトに入っただけで警戒されているのだと知らずにいた。
そう、まるで自分たちを歓迎しているかのような感じになっていたのだから---------------------

「よう、待っていたぜ・・・・・・」

何人か手下がズラリと並んでいた。大人数を相手にして向かうのは難しい。
俺たちがここに来ると踏んで待ち伏せしていたのだと想像できた。

「くっ・・・・・・」

顔をしかめながら、目の前に置かれた状況を把握するしかなかった。
ここで捕まったら終わりということになるのだ。

(どうにかすることができないのか?)

バンたちは目の前に現れた手下たちを相手にどう立ち向かっていくのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.958 )
日時: 2012/12/12 12:58
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第44章 キラード団のアジトに乗り込んだバンたち、そこで待ち受ける展開とは?

(ストーリーモード:バン→ハル)

俺たちはキラード団のアジトに乗り込み、そこに現れた手下たちと対峙していた。
そこで待ち受けていた展開は、俺たちがここに来ると踏んで待ち伏せていたという罠。

「こいつら、俺たちをどうするつもりなんだ?」

立向居は顔をしかめながら、溜息をつく。
目の前に置かれている状況を見る限り、何かとんでもない展開に持ち込んできそうなのは確かだ。

「くっ・・・」

こんな時、どうすれば良いのかと思いながら考え込んでいた。

(---------くそっ、こいつらがいると厄介なことに巻き込まれてしまうな)

そう、目の前にいる手下たちを相手にして戦う以上-----------------
確かに巻き込まれたら、厄介なことになってしまうのは間違いない。

「じゃあ、強制突破するしか他はないのか」

直紀が呟いた瞬間、あることを閃いた。
強制突破できれば、ヒロたちがいると思われる場所に辿り着けるかもしれない。
しかし、大勢の人数を相手にしたら時間がかかってしまう。

「バン、ここは私が食い止める!」
「えっ、でも----------------------」

子犬が居る以上、ハルを放っておくわけにはいかない。
そう思いながら見ていたとき、楓やナオが同時に俺を見て立ちはだがる。

「ここは私たちに任せてください。バンさんは子犬を連れて、すぐ逃げてください!!」

ナオの揺るぎない意志を見て納得した。その様子を見ていたヒロはナオを見て驚く。

「ナオ・・・」
「ヒロ、あんたはバンさんたちと一緒に行って! 後から追いつくよ」
「うん、分かったよ! ナオ、こいつらのことは任せたぞ!! バンさん、先に行きましょう」

ヒロの言うとおり、ここは3人娘の空手コンビに任せるしかなさそうだ。
輝姫とティアラはどうしようかと思ったその時、ティアラがボキボキと腕を鳴らしながら呟く。

「私も混ぜてくれる? こいつらを叩きのめしたくなってきた」
「えっ、ティアラ姉・・・・・・」

輝姫が目を見張りながら、驚きを隠せないといった表情を見せる。
それでも、彼女はマジギレモードに突入しかけているのだろう。

「輝姫、あんたはバンたちと一緒に行って! ここはオレが食い止める」

ティアラのマジギレモードになる直前、私からオレに一人称が変わったことに気付いた。
輝姫は動揺していたが、すぐに頷いた。

「うん、分かった! ティアラ姉、後から追いついてね」
「ティアラ、気をつけてよ。大人数相手に叩きのめされないようにしなさい!」

ここさんがティアラを見て、輝姫の右手を引っ張って逃げ切った。
その背後を見届けたのと同時にティアラはコクリと頷いて納得する。

「OK! 後は任せな!!」

ティアラもケンカに乗り出す気満々のようだ。
手下たちのことはハルたちに任せて、俺たちはすかさず強制突破して逃げ切った。



先にバンたちを逃がしておいたところまでは良かった。でも、目の前に置かれている状況はさっきと比べて変わりはない。
ティアラが手下たちを見て欺くかのようにして睨みつける。

「さて、おまえらァ-------------------・・・・・・どうなるか分かってるね?」

ティアラがボキボキと腕を鳴らしながら、ケンカ腰になっている。
あんな彼女を見るのは初めてだったし、私たちも動揺を隠せなかった。

「ティアラ・・・・・・」

ティアラは喧嘩っ早く、意外なことにキレる時がある。あんなにキレられたら怖いなってつくづく思った。

「ヒッ!」

手下たちはティアラを見て怯んだ。ティアラの怒りを感じるのは時間がかからなかった。
その隙を突いた私たちは空手で身につけた技を応用して叩きのめしていく。

「はあああっ!」

強烈な蹴りを決めたり、パンチをしながら殴ったりしていく。
それでも、体力は徐々に消耗していった。こんな時、バンなら何をするだろうか------------

「くっ・・・・・・」

人数が少しずつ減っていき、ようやく時間かけて戦う。
ナオや楓も体力を消耗しながら、必死で戦いながらサポートしていった。
それでも、私は何があっても諦めない。ティアラも体力があるようで、身体のキレは思ったより鋭い。

「くらぁっ!」

ティアラは得意の手刀で叩きのめしたり、強烈な回し蹴りを繰り出していく。
そのティアラを見て頼もしく思えるようになったのか、私はキッと鋭い目で相手を睨みつけた。

「体力だけは負けないよ!」

そう言いながら、果敢に立ち向かっていく。
徐々に減っていき、倒れ込む手下たちはまるで気絶させられたかのようにうつ伏せていた。

「「「「ハァハァ・・・・・・」」」」

4人は肩を揺らしながら、苦しそうに息を吸っている。体力が限界に近づいてきているようでヤバいと悟った。
残るは、あと5人・・・・・・こいつらをどう倒すかだ。体力の限界に達していた私たちは息を荒くした。

「どうする、ハル?」
「くっ・・・・・・」

楓が心配そうに話しかけてきたので、どうにかなるもんじゃないと思いこんでいた。
その時、後ろから聞き覚えのある声がした。

「みんな、伏せろ!」

その同時に伏せた瞬間、缶ビールと2つのバスケットボール飛び出してきた。
缶ビールとバスケットボールは2つの手下の顔に当たったが、そいつは顔をしかめながら倒れ込んだ。

「いってぇ、誰だよ!」
「楓たちに手ェ出すんじゃねぇよ-----------------」

目の前に現れた男性を見て驚く。勇気に似ているような感じがしてならなかった。
楓が目を丸くしながら、驚きを隠せないかのようにして動揺を見せる。

「な、直毅!?」

そこに現れた青年・立向居直毅はヒックと呻いた後、空になった缶ビールを拾いながらも冷たく言い放つ。

「テメェらは俺が纏めて、全員相手してやるよ」

直毅は私たちの前に立ち塞がり、目の前にいる5人の手下を見て睨みつけた。
その様子を見た楓は呆然として見つめていたが、直毅に託すしかないと悟ったようだ。

「直毅先輩の後を追ってみたら、こんなことになってるとはね」
「黄瀬、青峰も一緒かよ」

黄瀬涼太、青峰太陽&大輝の兄弟コンビもやってきていたことには気づかなかった。
ケンカなら、大輝の方が強そうに見えるが・・・・・・短気なところは相変わらずのようだ。

「太陽、大輝、黄瀬君まで・・・・・・」
「まぁ、俺らが叩き潰す。おまえら、覚悟しとけや」

青峰大輝が5人の手下に向かって、冷たく言い放つ。黄瀬や太陽もコクリと頷いた。
直毅はニヤリと笑いながら、残り5人の手下に向かってファイティングポーズを取る。

「さっさとかかってきやがれ」
「なんだと、ゴルァ----------------!」

直毅の挑発に乗せられた5人のうち、1人の手下がついにキレた。
果たして、直毅は青峰兄弟、黄瀬とのコンビで叩きのめせるのか?

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.959 )
日時: 2012/12/12 17:21
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第45章 立向居直毅・青峰兄弟・黄瀬、ただいま参上!

(ストーリーモード:直毅)

直毅は黄瀬・青峰兄弟と共に駆けつけてやってきた。ハルたちの前に立ち塞がり、顔を顰める。

「だいたいなぁ、こんなところにいてやってられねーぜ。面倒くせぇから、さっさと片付けちまうか」
「直毅、それ言うならそっくり言い返すぜ。俺もやってられっか!」
「あん? 太陽、調子こいてんじゃねーぞ。さっさと倒しちまうか」

俺は青峰太陽とつるんでいることが多い。黄瀬とは大輝を通じて知り合った後輩の1人だ。
面倒くせーけど、こいつらを潰すのには都合がいい。それならば、自力で倒していくつもりだ。

「俺は2人を倒す、太陽たちは残り3人倒しちまいな」

あー面倒くせぇ、と言いながら睨みつけた。不良じみた格好をしてんのは俺だけだったりする。
それならば、太陽たちは俺と性格が似ているわけではない。まぁ、それは置いといて勝負といきますか。

「直毅、どうすんの?」
「まぁ、楓は黙って見てろって」

缶ビールを持ったまま、ヒックと呻いた。楓は思わず、顔を顰めていた。
楓は俺を見て驚きを隠せずにいたが、目の前にいる5人を睨みつけたままだ。

「どういうつもりだ、俺たちの邪魔しやがって!」
「あ? ケンカを吹っかけてきたのはそっちだ」

俺は空になった缶ビールを手に取りながら、ポイポイと上げてキャッチしている。
5人のうち、1人の手下が俺に突っかかってきた。

「やれるもんならやってみろよ!!」

直毅は溜息をつきながら、楓の方に向かって缶ビールを渡して投げた。
ボクシングで言うファイティングポーズを構えた後、1人目の手下を見て避けた。

「なっ・・・・・・」

避けるのが見え切れていないのか、その動きの速さに翻弄されてしまう。
だてにボクシングやって鍛えてないからな、そのスピードの速さには自信がある。

「テメェら・・・・・・俺のことを甘く見るんじゃねえよ」
「なんだとォ---------------------!!」

突っかかりながら襲い掛かったのと同時に殴り返した。そのダメージを受けた1人目の男は気絶して倒れてしまった。
俺は面倒くさそうに4人を見つめる。その隙を疲れたかのようにして呆然と見つめていた4人は動揺を隠せない。

「テメェら、俺の友達に手を出したらタダじゃおかねーぞ」
「まさか、立向居直毅?」

ケンカで知らない者はいない。荒くれ者で有名だったとか言うそんな話だ。
ボクシングで強かったらしく、かなり有名だったという。まぁ、それはあくまでも事実に過ぎないのだが。
しかし、ある出来事を境に、酒浸りになってしまったという経緯を持つ。

「あぁ、いかにも俺だけど?」
「飲んだくれがボクシングだと?」
「うるせー俺は好きでやってるわけじゃねえ、文句あるなら言えよ!」

ボクシングは成り行きでやっていただけのこと。元はサッカーが好きでやっていたけど、止めていた。
酒浸りになり、荒れまくっていた俺の心の傷を癒してくれたのが家族の存在だった。
勇気や涼気に苦労をかけさせて、3人で暮らそうってなってからも酒を飲み歩いて帰る毎日を送っていたのだ。

「おまえら、纏めてかかってきな」
「ちょ、直毅先輩!?」

黄瀬が目を丸くして驚く。喧嘩っ早いのは相変わらずなところだ。
元々、俺はケンカするのが大好きだったからだ。勇気は薄々、感づいていたみたいだけど・・・・・・涼気も勇気から聞いていたので、少しだけ知っていた。

「なーんてな、太陽たちに任せた」
「そういうことならいいっスよ」

黄瀬は青峰大輝と一緒に突っかかりながらも一緒に纏めて殴ったり、蹴ったりしながら叩きのめした。
残りの手下どもを倒した時点で、もう既に用済み。俺はパンパンと両手を叩いてから溜息をついた。

「楓ェーこんなところで何やってんだぁ?」
「こっちの台詞よ! 何でここに?」

楓は俺に歩み寄りながら、突っ込みを入れた。楓の突っ込みはいつも以上に鋭い。
まぁ、俺も心配してついてきただけだけど・・・・・・どうも見てられなくて困っていた。

「酒を飲んだ帰りに見かけてよォーこんな時間にほっつき歩いてるなんておかしいと思って、後をついてきた」
「追いかけてきたってこと?」
「うんにゃ、そうなるな」

俺はポツリポツリと楓たちに向かって話し始めた。


事の発端は2時間前、トキオ大学近くの居酒屋で酒を飲んでいた。
いつものように、酒を飲んで帰ろうとする俺は生ビールのジョッキを煽って言う。

「なぁ、だんな・・・・・・俺、飲んでて気分が良いんだよ」
「いいことでもあったの?」
「いーや、別にないですよ。ただ、ちょっと気になることが・・・・・・」

楓のことが気がかりだった。最近、駅前で出くわすようになって絡みながら話していることが多い。
勇気は楓のことを知り尽くしているので、幼馴染とも言えるだろう。俺は楓の気持ちが分からなくもなかった。

「まぁ、俺だけ飲んでて寝ちゃうのが嫌なんですけどね」
「直毅、そこまで無理しなくて良いんじゃないの」
「いや、俺はそんなこと言ってませんって・・・・・・」

ヘラヘラ笑いながら言う俺は生ジョッキを煽って飲んだ。ウイスキーを飲むのも良いよな。
マスターが俺のところに度の強いウイスキーを差し出してくれた。

「これ・・・・・・」
「飲んでみるか? 酒好きなら気に入るかなーって思ってな」
「飲みます。ありがとう、だんな・・・・・・」

グラスの中にウイスキーを注いだ後、左手で持って煽った。
うまいというより、飲み過ぎが効いたみたいで眠くなってきた。

「ふぁー・・・・・・寝るー」

左手でコップを持ったまま、突っ伏してしまった。そして、夢の世界へと旅立っていった。


少し経ってから携帯の着信音が鳴った。眠そうに身じろいだ後、ズボンのポケットから取り出してみる。
着信というより、1通のメールが来ていた。差出人は兄の涼気だった。

「兄貴、こんな時間にメール?」

そう言いながら呟き、突っ伏したまま操作して開く。すると、メールの文章はこんな感じで書かれてあった。

【直毅、楓が帰ってないけど・・・・・・見かけた?】

見かけてねえよ、こんな時間に出るか。あいつ、勇気と仲が良いわけだし、俺はどうでもいいやと思った。
仕方なく、涼気にメールの返信してから帰ることにした。

【見てねえよ、俺は酒飲んでたー。探しに行くからさぁー】

酒を飲んでいたので、仕方ないと思う。涼気があれだけ心配するということは事件に巻き込まれたか。
うーん、嫌な予感はしないが・・・・・・さっさと外に出て帰ることにした。

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.960 )
日時: 2012/12/12 15:14
名前: yumi (ID: 8kUUPb.W)
プロフ: 明日は、巫女の最終日〜

こんな事だったらすぐにぶっ飛ばしちゃうよ!!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。