二次創作小説(紙ほか)

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カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中
日時: 2013/07/19 02:18
名前: 麻香 (ID: /wnJrr00)

小説の題名そろそろ考えなきゃな←

最近シンタローとのシンクロ率が高いような気がする、麻香まかです。
………いや、だってね?
学校で配布されたジャージは赤だし。←学年ごとに違う
この前PC壊れたし。←なんか使い道がよくわからんキーが破損
弟(シンタローの場合は妹)が夜中にゲーム実況動画観て爆笑してるし。←これは奇跡だと思う
さあ、そろそろ来ても良いんだぞ?エネちゃん。

というわけで、今回はカゲプロです。
できるだけカゲプロの世界を壊さないように描けたらいいなー、なんて思ってます(ミカンの皮剥きながら)。
カゲプロよく知らない人の為に、ちょっとずつ曲紹介することも考えてます(ミカン食べながら)。
うん。美味しいね。ミカン。

ちなみに私はカゲプロ小説Ⅲ巻までとコミック2巻までしか持ってません。
もしこれから小説で新設定が出てきても、対応しきれないと思うので注意。
コノハとヒビヤの存在が脅威だ……

私は執筆遅いです。地球の自転の方が速いんじゃないかな。
ということで、小説を途中保存したりもします。

あと、ちょくちょくですが下手な挿絵も入れてみたいと思います。
コメントの一番上、「参照」欄にアドレスが書いている時は、ぜひクリックしてみてください。

最後に。カゲプロを語り合ってくれる人、募集です。
私のことはマカって呼んでください。全然呼び捨てでいいです。泣いて喜びます。


☆雨音がノックしている、そんな日記☆

≫PROLOGUE 〜幻想リフレイン〜  >>02
≫Story*Ⅰ 〜奔走アピア〜  >>04
≫Story*Ⅱ 〜混濁リザルト〜  >>94
≫Story*??? 〜闇色リコール〜  >>47


★カゲプロの世界・入門編★

≫OP チルドレンレコード  >>01
≫01話 人造エネミー  >>03 
≫02話 メカクシコード >>10
≫03話 カゲロウデイズ >>26
≫04話 ヘッドフォンアクター >>39
≫05話 空想フォレスト >>67

≫番外1 メカクシ団が修学旅行に行ったそうです。 >>33


   


☆(俺たちの)メカクシ団入団者☆

ゆりかんさん
yumiさん
夕日さん
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猫団子さん
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イクサ@さん
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なぽり*さん
まーちゃんさん

Re: カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中 ( No.115 )
日時: 2013/09/28 18:22
名前: 麻香 (ID: l0EYH8mH)

≫Story*Ⅱ 〜混濁リザルト〜

04))等身大紅鮭ちゃん抱き枕


ゲームセンターの中は毒々しいほどの色彩と鼓膜を振動させる電子音で溢れていた。
派手な映像を映し出す液晶画面に、頭がくらくらする。

「で、なんか欲しいもんとかあるか。」

まずは適当な景品でも取って手本を見せてやるのがいいだろう。
本物のゲーセンを目の当たりにして固まっていたマリーに聞くと、マリーはしばらく視線を彷徨わせた挙句ひとつのクレーンゲーム機を指差した。

「あれっ!あれ欲しいっ!」

「……………………。」

…………なんというか。
マリーが指名したクレーンゲーム機に当然のように鎮座していたのは、「等身大紅鮭ちゃん抱き枕」なるものだった。
切り身の鮭に生気のない目が付いた頭部。その容姿からはなにやら恐怖さえ感じるうえ、「さわやか鮭フローラル」の匂いまでついているらしい。
鮭なのに等身大が抱き枕サイズだとかフローラルな鮭ってどんなだとか、ツッコミ所も豊富である。

「モモちゃんが好きそうだからプレゼントしたいの。」

「確かにアレを贈られて素で喜べるのはあいつだけだな。」

それ以外の奴はしばらくの間トラウマ(鮭だが)に苦しめられることだろう。
………なんか今夜の夢に出てきそうな気がする。
紅鮭ちゃんが突如巨大化して、その巨体に押し潰されフローラルな香りを全身に浴びながら圧死する的な夢を見そうな気がする。怖ぇよ。

「ねぇ。シンタロー。あれ取って。」

「ん?あ、あぁ。」

まあ恐怖の等身大紅鮭ちゃん抱き枕も、オレの手ならすぐに落とせるはずだ。
財布から効果を出して投入口に滑り込ませる。

クレーンゲーム機のアームの爪は二本。紅鮭ちゃんに引っ掛けられそうな所は無さそうだし、重心を掴んでバランスを保ったまま運ぶのがセオリーか。
紅鮭ちゃんの頭部(?)の大きさは体の半分くらいだが、あそこに綿が限界まで詰め込まれているとしたら重量はそれなりだろう。
ということは。

「縦25センチ………横47センチ…………」

レバーを動かして絶妙な位置にアームを誘導していく。
経験?んなもん関係ない。この世の全ては才能に左右される。
お兄ちゃん(と書いてヒキニートと読む)がIQ168とかないわー、と日頃モモから馬鹿にされているが、ヒキニートだってやればできる。

「アーム角度は15度で……………ここだッ!」

叩きつけるようにボタンを押すと、ポップな音と共にアームがもどかしいほどゆっくりと降下する。
しかしアームは確実に紅鮭ちゃんへ爪を食い込ませ、そのままゆっくりと持ち上げた。

Re: カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中 ( No.116 )
日時: 2013/09/28 18:29
名前: へんなの (ID: Mj3lSPuT)

ただの才能の無駄遣い・・・

Re: カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中 ( No.117 )
日時: 2013/11/20 21:31
名前: 麻香 (ID: ctVO2o7q)
プロフ: ひさしぶりいいいいぃぃ

というかシンタローは才能を有効活用したことありませんね←

Re: カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中 ( No.118 )
日時: 2013/11/20 21:33
名前: 麻香 (ID: ctVO2o7q)

≫Story*??? 〜闇色リコール〜

「………はい?」

お父さんが“外の顔”で対応に出る。
時間は深夜に近い。ぼぅっとした頭の片隅で、少し、悪い予感がした。

「夜分遅くにすみません。私、——さんの担任の———と申します。」

悪い予感は当たったらしく、聞こえたのは、昼間に私が振り払った担任の声だった。
ここから玄関は見えない。お父さんがどんな顔をしているかも。
お願い。お願いだから、余計なことは言わないで。
この形だけの“平穏”を壊さないで。

冷たい床に寝そべりながら、そんなことを願う。
でも神様はそんな私の小さな願いさえ聞き入れてはくれなかった。

「……………なんのご用ですか。」

「あの………娘さんの背中の傷についてなのですが————」

バタン。がちゃり。
扉が、閉められた。

玄関に続く廊下から、ぬっとお父さんが現れた。
顔は………見れない。お父さんが怒っているのが解りすぎるほどに解ったからだ。

「………………言ったのか?」

主語はない。
しかしわたしの背中の傷を指していることは明らかだった。

「……………言って…………ないよ。」

「お前と俺以外に誰が“それ”を知ってるって言うんだよ。」

「……………違う…………わたしは………」

「お前が言ったんだろう!?」

伸びてきた手がわたしの頼りない首を掴む。
気管から空気が締め出されていく。
苦しい。痛い。

「…………ごめ………なさ…っ」

「お前が、お前が、お前がっ!あの時も今も!全部お前が悪いんだっ!」

玄関の方から、私の名前を呼ぶ声と、扉をバンバンと叩く音が聞こえる。
担任はおそらく自分で解決しようとしたのだ。
警察に頼らず。お父さんを説得して。わたしを助けて感謝されたりして。
そんなドラマみたいな理想の先生像に憧れて。
わたしの“平穏”だった“日常”を粉々にしてしまった。

「ぅ………あ……」

苦しい。痛い。苦しい。苦しい。痛い。苦しい。………………怖い。

わたし、死んじゃうんだ。
そう思うと、死ぬのが————消えるのが、怖くなった。

別にわたしが死んだところで誰も気にしやしないと思ってたのに、何よりも誰よりもわたしが気にしているのだった。

天国とかそんな夢世界なんて存在しない。
人は死んだら、その瞬間に無くなってしまう。
なにも感じない、なにも考えない、ただの無機物になってしまう。
そのことが怖かった。

わたしは結局変われない。
運命ってやつだ。

生まれた時から死ぬ時までの人生は神様が決める。
“世界のバランス”の為に、幸せな人と不幸な人がいる。
神様が計算の帳尻を合わせるために、幸せな人の幸福の為に、不幸な人は切り捨てられる。
簡単に、残酷に、容赦なく。
そんな世界だ。

だけど、どうしようもなく怖かった。
無くなってしまうのが怖かった。
もうお母さんを思い出せなくなるのが怖かった。
また死ぬのが、怖かった。

嫌だ。まだ死にたくない。
またあんな風に、誰にも見てもらえないまま消えていきたくない………………!


——————目を開けろ。


声がした。

——————消えたくないのなら、目を開けろ。

反射的に目を開けていた。

最初は涙で滲んで何も見えなかった。
ゆっくりと、涙が目尻から滑り落ちた。目の焦点も定まって「くる。お父さんと、目が、合って——————

「っ、うわあぁあっ!!」

突然お父さんがわたしから飛びのいた。
驚く暇もなく、口から強引に入ってきた空気にむせる。

なにが起きたのだろう。わからない。
わからないけど、体は自然に、というか本能的に玄関の方へ動いていた。
“逃げる”という選択肢を選んでいた。

よろめいて転びながらも玄関の扉にすがりつき、開ける。
外から入ってきたのは、夜の冷気と、町明かり。
今まで扉を叩きつづけていたのか、つんのめるようにわたしを抱きとめた、泣き腫らした顔の担任。
それと、遠くから響いてきたパトカーのサイレンの音だった。

Re: カゲロウデイズ 挿絵あり 【混濁リザルト】執筆中 ( No.119 )
日時: 2013/12/31 01:47
名前: ゆりかん (ID: .J9ei1gB)

うぉぉお久しぶりです、ゆりかんです
久しぶりにカキコをのぞきにきたので遊びにきたんだけど…一人でソッと涙を拭いたり爆笑したりと弟に変な目で見られまた←
べ、別にいいもんねっ←

シンタローさんものすごい才能の無駄使いww
今更だけどだから貴音ちゃんにシューティングゲームで勝てたのね(`・ω・´)
更新楽しみに待ってます〜!


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