二次創作小説(紙ほか)

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サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜
日時: 2016/01/02 17:28
名前: 美咲 (ID: jiumbMha)

初めまして!!美咲です。

小説書くのは初めてなので、アドバイスとかあったら
どんどんください!

文才も語彙力もないですが、コメントくれたら嬉しいです☆
更新は亀並です。


注意※荒らしは無視してください。
  ※すみません!オリキャラは募集できません。



☆オリキャラ☆


>>2城樹 龍(しろき りゅう)

>>55佐山 瑞希(さやま みずき)

>>55吉良 和弥(きら かずや)

>>55相川 優奈(あいかわ ゆな)

>>56一之瀬 潤(いちのせ じゅん)




☆目次☆


>>4 「プロローグ」

>>9 第一話「転校生」

>>12>>18 第二話「不思議な夢」

>>19>>22 第三話「夢の謎」

>>28>>31 第四話「よみがえる記憶」

>>33>>39 第五話「プロポーズと思い出」

>>40 第六話「水晶玉に映る夢」

>>43 第七話「8男子サミット」

>>48>>52 第八話「2人目の転校生」

>>59>>69第九話「個性派メンツの集い」

>>76 第十話「アップルパイと不器用な優しさ」

Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.59 )
日時: 2014/01/19 14:27
名前: 美咲 (ID: VW2sEslj)


〜第九話「個性的メンツの集い」〜



—コンコン


渋々といった手つきでドアをノックする。

その扉には"生徒会室"と書かれたプレートが丁寧にかかっている。

放課後となった今、龍と共に生徒会室にやってきたのだ。


「…はいー?」


その声と同時に目の前のドアが開かれた。

中からひょこっと顔を覗かせたのは、見たことのない女の子。
茶髪のショートにくりっとしたハニーブラウンの瞳が特徴的なこの子 は・・・うん、絶対モテるね……って、そんなこと考えたいんじゃなくて!!

この子、もしかして同じ実行委員かな?

「あ、あたしたち…文化祭実行委員になった——」

「あぁ! サトミちゃんと城樹君だよね!? もうみんな集まってるから、入って入って!」


あたしの言葉を遮って思い出したように言った目の前の女の子。


ていうか、い、今、名前で…!!


この学校の女子はみんな、あたしのことはフルネーム呼びとか、苗字呼びだった。
そもそも直接呼ばれるわけではない。ほぼ全部噂や陰口でしか出されない姓名だった。

だから、ちょっと…ていうか、凄く嬉しい。


「…はい。」



中に入れば、意外に広くて整った綺麗な部屋が視界に広がる。

真ん中には、大きめの長机が置かれている。
窓側ではコスモスの花が花瓶から顔を出していて、秋風に揺らされている。



…でも待って。


「え…」
「あ…?」


長机の前のパイプ椅子に堂々と長い足を組んで座っている男と目が合った。



「ブ、ブンゴ!? …なんでここにいるの? それにゲンパチまで…。」

それは、あたしのよく知ったブンゴで…。
しかも、その隣の会長用と思われる席には、ゲンパチもいた。


「あぁ? それはこっちのセリフだ。…あ、さてはオマエ、無理矢理実行委員にさせられたんだろ。」


ず、図星だ…。


「そ、そういうあんたこそどうなのよ、ブンゴ。」


「はっ、目が泳いでんぞ。俺は兄貴に頼まれてなったんだよ。
…それに今年で最後だから盛り上げてえしな。」

・・・ブンゴは無理矢理ではないらしい。

でも、ゲンパチに頼まれてってどういうこと…?
ゲンパチも実行委員に入ったのかな。

ブンゴからゲンパチに目線を移してみる。

ゲンパチはあたしのそんな視線に気付いてか、呆れたようにため息を吐き、一言。

「生徒会も実行委員と共に活動するのだよ、サトミ君。」

「あぁ、そっか。ゲンパチは生徒会の…しかも会長だもんね。」

それで弟のブンゴに手伝いとして頼んだわけか…。


「堅気宣言したからにはちゃんとやってもらわないとな。」


ブンゴに放った言葉とは裏腹に、ゲンパチの目は優しかった。


呪いが終わって平和な日々を過ごし始めた今、兄弟といる時間を増やしたいんだろうね、本当は。

良い兄弟になったよ、うん。



あたしがそう温かい気持ちになっていると・・・


「まあとりあえず、座ろっ! サトミちゃん、私の隣空いてるから座って。城樹君もサトミちゃんの隣に座るといいよ〜!」


さっきの可愛い女の子があたしの手を掴み、自分の隣に座るよう促した。

この子、明るくて元気な子だな…と思いつつ、先に座った彼女の隣に大人しく座る。

龍も後に続いてあたしのもう片方の隣に座った。

その時ちょうど横顔見たけど、無表情。
でもそれは心なしか不機嫌に見える…気がする。

…なんで?
この人、自分から実行委員なったよね?
今機嫌悪いっていいの?

逆に、ニコニコしてたらキャラ的におかしいけど!

まあ、全部根拠なんてないけど…。

「では、全員揃ったところで、自己紹介を始める。
・・・ほとんど知ってるとは思うが、僕は三年の山下ゲンパチだ。生徒会長を務めている。」

はい、知ってます。


「はい次私ー! えーと、三年の佐山瑞希(さやま みずき)で、副会長で〜す。よろしくっ!!」


可愛い元気っ子少女は佐山瑞希というらしい・・・・って、え!今三年って言った!?しかも副会長って!?

背同じくらいだから同級生かと思ってた…。
あ、ちょっと失礼だ。


そんなことを一人で考えている間にも、自己紹介は続く。



「あ、次俺だな。二年の吉良和弥(きら かずや)で生徒会書記、盛り上げようなっ!」

「同じく二年の相川優奈(あいかわ ゆな)、書記です。以後よろしくお願いします。」

「…じゃあ、次は実行委員だね。僕は三年の一之瀬潤(いちのせ じゅん)! ちなみに実行委員長でーす、よろしくねっ☆」


え〜と、吉良先輩は外見チャライけど、明るくて優しそうな先輩で、相川先輩がクールで真面目そうな先輩、そして女のあたしより可愛いくらいの一之瀬先輩だね・・・覚えなきゃ。


「あー俺、二年の山下ブンゴ。実行委員なんで、よろしく。」

背もたれに背を預けて足を組んだまま、ダルそうに言い放ったブンゴ。

・・・ほんとあんた、何様よ。


「一年の城樹龍、実行委員。…よろしく。」


えっ、もう龍の番になってたんだ!
次あたしじゃん!


「え〜っと、一年の里見サトミ…実行委員です。よ、よろしくお願いします!」


…き、緊張した〜。

これぐらいで?って思うかもしれないけど、みんなの視線が集まるわけで・・・。



「というわけで、文化祭を主に進めていくのはこのメンバーだ。一人一人が責任を持って行動するように。また、今日は顔合わせだけでいいとの事で、今後の活動内容を簡単に説明して終わる。」



———それからいろいろ説明を聞いて、活動日や活動時間のスケジュール表をもらって、今日のところは終了というかんじだった。



個性溢れるメンバーだったからか、凄く賑やかだったな。



ぞろぞろと他のメンバーが出ていく教室の中、あたしも帰ろうと、席を立った時————誰かに腕を掴まれた。




「な、何? …龍。」



真剣な顔であたしの腕を掴んだまま、椅子から立ち上がる龍。




「サトミ、ちょっといいか?」




視界の隅で、ブンゴが眉を顰めたのが見えた。




「…うん、いいけど。」


「じゃ、行くか。」


そして龍が、あたしの腕から手首へと掴む手を移動させ、そのまま教室のドアの方へと歩みを進めたときだった。








「おい」








———後ろから低い声が聞こえたのは。






〜つづく〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.60 )
日時: 2014/01/19 23:15
名前: 美咲 (ID: VW2sEslj)


※"もし"見ていただけてる方がいらっしゃる場合のお知らせ。

プロローグから第六話まで修正しました!

Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.61 )
日時: 2014/01/20 21:49
名前: SUZU (ID: ZaZzlbYD)

初めまして、いきなりですが、尊敬です〜!
凄すぎます!!めちゃくちゃ面白いです!
あっ!私はタメ&呼び捨てokです!あぁ〜!続き楽しみにしてます!

Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.62 )
日時: 2014/01/20 23:02
名前: 美咲 (ID: VW2sEslj)


わあ、コメントが…!感動ですっ!!


え〜と、じゃあさっそくタメ&呼び捨てでいくね!
私もタメ&呼び捨てオッケーだよ〜


ていうか、尊敬とか凄すぎるとかめちゃくちゃ面白いとか、嬉しいことばかり言ってくれてありがとう!!
文才力に自信がないわたしにとっては、素晴らしい励みの言葉になるよ〜(∩´∀`)∩

でも、ごめんね。私今年で中3になるから、受験生への準備であまり書けなくなると思うんだよね…( *´艸`)
だから、次回の更新まですっごい間があくかもしれないけど、どうかよろしくお願いします!!

すごい長文失礼しました<(_ _)>

Re: サトミちゃんちの8男子〜幼馴染との再会〜 ( No.63 )
日時: 2014/01/22 16:37
名前: SUZU (ID: RGE11PHh)

本当に上手だよ?本物の本読んでるみたいだもん!
こちらこそ、よろしくね♪


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