二次創作小説(紙ほか)
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- 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間
- 日時: 2013/07/12 15:35
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
こんにちは、またははじめまして^^
gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2さんの小説【剣と魔法のログレス】とあるマジさんの日常 の二次創作です。
つまりログレスの三次創作になりますねw
三次創作なので「とあるマジさんの日常」を読まないとわからないかもですねw
自分に文才を感じませんが楽しんで頂けたら幸いです^^
7/12 参照100突破ありがとです〜^^
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.12 )
- 日時: 2013/07/14 18:32
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
投稿おくれちゃってすいません、いろいろあったのですよ、いろいろ。
≪8≫はまたファイターさん目線の話になります(途中まで)。
≪8≫
「ルールは、地面に手をついたら負けだ。」
そう言って大剣使いは僕に木刀を渡した。僕は戸惑いながらも木刀を受け取った。
「ねえ、どうしてそんなにもして僕をクラン・カルテットに入らせたいの。」
僕はいつもよりさらに怖い彼に少し圧倒されながら聞いた。
「……。」
彼は一瞬迷うような様子を見せたが結局なにも言わなかった。
「始めるぞ。」
彼は木刀を下段に構える。防御を重視した構えなんて彼に似合わないと思った。
対して僕はとりあえず中段に構える。
「3…2…、」
大剣使い(木刀を握っているが)がカウントダウンを始める。
「1…0—っ。」
僕は彼が0を言い終わる前に彼の頭に向かって木刀をたたきつける。
「絶対にあんたに負けるわけには行かないっ!」
上から振り下ろした木刀を最低限の動きでよけられた。
下から切り上げた木刀を木刀ではじき返された。
「もうクランになんか入らないって決めたんだっ!」
あいつに少しのダメージも与えられない。
——悔しかった、攻撃する必要さえないと言うの。
今度は横から胴を狙うがまた木刀に阻まれた。
——怒っていた、なんで僕をクランに入れようとするの。
木刀ですねを狙うが、飛んでよけられた。
——怖かった、僕が入ったらまたみんな消えてしまうのではないかと。
できれば使いたくなかったがしょうがない、このままでは勝てない。
僕は大剣使いの首を狙って木刀を突き出した。
だが、ついに木刀を手でつかまれた。
そのまま木刀を引っ張られ、転びそうになったので僕は木刀を手放してしまった。
「降参しろ、お前に勝ち目はない。」
大剣使いは静かに言い放った。
自分でもわかっていた、この状況で勝ち目がないことくらい。
そのとき僕はつい思い出してしまった。
鍛錬だけでなく決闘でお互いの技を磨いたあの日々、
みんなで笑いあった記憶、
消えてしまったみんな。
僕の内側でとどまっていた感情があふれ出す。
「あんたなんか大っ嫌いだああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
そう言いながら僕は夢中で彼の胸に拳を叩き込んだ。いや、叩き込めた。防がれると思っていたのに。
彼は防御をしないまま倒れ、手をついた。
「どうして、防がなかったの、あんたならできたのに。」
とても勝った気分にはなれない。
彼は放心したようになにも答えなかった。
しばらく静かな時が過ぎ、立ち去ろうと背を向けたとき、彼はひとことだけつぶやいた。
「俺たちは、決していなくならない。」
僕の気持ちを彼はすべてわかっていたのかも知れない。
僕は結局何も言わずにその場を去った。しかし
——ありがとう。
心の中ではそう思っていた。
私、ことマジシャンはみんなに笑われていた。
「えっ…えっ、何で笑われてんですか、私。」
「マジシャン、ファイターの性別どっちだと思っている?」
「男性ですよね?」
またあたりで笑い声が上がる。
「???」
困惑する私にマスターは衝撃の一言を放った。
「なにいってるんだい?ファイターは女だ。」
「えええええええええええええええーーーーーーー!」
私は思わず私らしくない大声を上げてしまった。
- お邪魔しまーすw|д゜)チラッ ( No.13 )
- 日時: 2013/07/14 19:22
- 名前: gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2 (ID: I/L1aYdT)
( ゜Д゜)ポカーン
えええそうだったのですかっ?!
なるほど予想できなかったです…!
あれつまりファイターさんって俗にいうボクっ娘((バルムンク
というか、ジェネファイさんのセリフよかったですっ!(*´▽`*)b
かっこよかった!w
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.14 )
- 日時: 2013/07/14 19:24
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
いや〜一度やってみたかったんです叙述トリック((ダークスラッシュ
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.15 )
- 日時: 2013/07/15 16:13
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
≪9≫
僕は大剣使いが夜狩りから帰ってくるのを待っていた。
自分で自分の容姿を紹介するのもあれだが、僕は青髪の男のようなショートヘアでよく男に間違えられるが女だ。
しばらくして大剣使いはクランアジトに帰って来た。
「おかえり、ジャネファイ…だっけ?」
「どうした。」
彼はぶっきらぼうに言う。
——彼が僕に好意を寄せている事ぐらいわかっていた。
「お金、返そうと思って。」
「いい。あれはお前にあげたんだ。」
——その好意が恋愛感情だということくらいわかっていた。
「僕は人に借りを作らない主義だから。」
「……。」
彼はむすっと黙ってしまった。僕は近くにあったテーブルに装備代が入った皮袋を置いた。
——僕だって彼が嫌いだったわけではない。
「あと、もうひとつ。」
「なんだ。」
僕はある一枚の紙を大剣使いに渡した。
——装備を買ってくれたこと、クランに誘ってくれたこと、うれしかった。
「じゃあね、騎士団には下宿があるから住む場所については気にしないで。」
「このクランアジトで寝ればいい、下宿しなくても。」
——僕は彼のことを好きだとさえ思っていたのかもしれない。
「ありがとう、でもこれ以上迷惑はかけられないから。」
「迷惑なんかじゃ…。」
いつも怖い雰囲気を出している大剣使いが今は小さい子供に見えた。
——だけど、彼には絶対に‘消えて’欲しくなかったから。
「じゃあね、またいつか会おう。」
「おい、」
「ねえ、」
大剣使いが何か言いかけたが、僕はそれをさえぎって言った。
「本当にありがとう。大好きだよ、ジェネファイ。」
言葉をなくした彼に背を向けて僕はクランアジトを後にした。
——ずるい人だな、僕は。
僕は夜の街に向かって歩き出した。
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.16 )
- 日時: 2013/07/15 16:14
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
次回最終回の予定w