二次創作小説(紙ほか)

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【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間
日時: 2013/07/12 15:35
名前: tatatatata (ID: KcroCul6)

こんにちは、またははじめまして^^
gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2さんの小説【剣と魔法のログレス】とあるマジさんの日常 の二次創作です。
つまりログレスの三次創作になりますねw
三次創作なので「とあるマジさんの日常」を読まないとわからないかもですねw

自分に文才を感じませんが楽しんで頂けたら幸いです^^

7/12 参照100突破ありがとです〜^^

Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.2 )
日時: 2013/07/04 21:32
名前: tatatatata (ID: BpgOJEIu)  

携帯からの投稿めんどいwパソコンからならコピペで一瞬なのに…
《1》
「そうだ、プリ、マジシャン、鍛練に行こうよ。」
くせっけ気味の金髪を持つ明るい瞳の少年、ナイト君が突然提案してきた。
「いきなりどうしたんですか、ナイト君?」
すかさず濃い紫の瞳を持つ白髪の少女、プリちゃんが疑問をぶつける。
「いや、なんか暇だし。」「鍛練に行くのは賛成ですが、理由は暇ですか。」
「暇って…。鍛練には行きたいけど。」
私も同意した。何はともあれ、鍛練に行くことは全員一致で決まった。
「鍛練なら、山岳地帯の関所前でやりませんか?今ちょうどロックバードの討伐依頼も来ています。ついでにやりませんか?」
「賛成!」
「……」
ナイト君はすぐに賛成したが、私は黙りこんでしまった。
「どうしたんですか?マジシャンさん?」
プリちゃんが心配そうに尋ねてきた。
「関所前…やっぱり見習いさんで行くの?またグリフォンのところに飛ばされないかな?」
「大丈夫だって、あんなところ滅多に飛ばされたりしないから!」
「そう…だよね…大丈夫だよね。」
「そうと決まったら早く行きましょう。日が暮れてしまいます。」
「そうだね!」

「ワープなら先生が…。」
見習いワープ屋は相変わらずだった。
「なんか前も見たような光景ですね。」
プリちゃんがこんな反応をしてしまうのも無理は無いだろう。見習いワープ屋はまた同じようなことを言っていた。
「俺たちはあんたにワープを頼みたいんだ。」
「私たちを練習台にして、ワープの腕が上がったか試してみてください!実践は大事ですよ。」
「その代わり無料で、いいよな?」
これもまた前と同じような光景だ。
「あ、はい。僕で良ければ…。失敗するかもですが…。」
見習いワープ屋はぎこちなく杖を振ったが、煙は出なかった。
しかし三人は消えていた。
「あれ?また失敗…かな?」
「見習い〜、勉強ははかどっているか〜?」
「あっ先生、も、もちろんはかどっています!」

Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.3 )
日時: 2013/07/05 22:32
名前: tatatatata (ID: KcroCul6)

≪2≫
「ごめん、プリ、マジシャン。俺が見習いワープ屋で鍛錬に行こうと言ったばかりに…」
見習いワープ屋に飛ばされた先で、またもや気を失ってしまった私と、プリちゃんはナイト君に謝られていた。
「ナイト君のせいじゃないよ。私もそれで納得しちゃったんだし。」
「そうです、ナイトさん一人の責任ではありません。それより早く行きましょう。」

事の発端は数分前にさかのぼる。
見習いワープ屋に飛ばされて私が意識を失っていた間、ナイト君は周囲を見に行っていたようだ。彼は厳しい顔をして走って帰ってきた。
「俺たちはまた遠くに飛ばされてしまったみたいだ、グリフォンを倒さなきゃ帰れない。しかもこの前よりマズイ状況だ。そのグリフォンとひとりのファイターが戦っている。早く援護しないと危ない!」
「そのファイターも見習いさんに飛ばされたのかな?」
「わかんない、それより早く行こう。」
そうしてさっきの会話につながっていく。
私達はグリフォンのところに向かいながら作戦会議をすることにした(前回と違って、グリフォンがいる場所からは少し離れた場所にワープしていた)。
「戦っているファイターも結構ダメージを負っているけど、グリフォンのほうもだいぶダメージがある。マジシャンの魔法でも充分倒せるだろう。」
「なっ、でもって何ですかでもって。」
「そうですか、では一撃で倒せなかった場合は?」
「プリちゃん、フォローしてよ〜。」
「それはそのとき、もうすぐつくぞ!」
グリフォンのところにもうすぐつくので作戦会議は終了になった。
走っていると段々とファイターとグリフォンの戦闘の様子が見えてきた。
グリフォンと戦っているファイターはいかにも満身創痍といった体だった。グリフォンもかなりの傷を負っているが、ファイターが持っている斧は今にも壊れそうだ。防具もぼろぼろだった。
「【フルスイング】!」
ファイターの斧がグリフォンの肩をえぐる。しかし、ファイターの斧の刃の部分がついに持ち手と分離してしまった。
「なっ!」
ファイターが驚きの声をあげる。
「キシャアアアァァァ!!」
グリフォンがうなり声を上げると同時にファイターに襲い掛かっていく。

私の脳裏にジェネプリさんに助けてもらったあの日の事が思い浮かんだ。

——今度は私が助けるんだ。

私はグリフォンの近くにつくとすぐさま闇の魔法を唱えた。
「【ブラックバニッシュ】!」
グリフォンは軽くよろめいたが、すぐに体勢を立て直した。
「キシャアアアアアアアァァァァァァ!」
グリフォンが一際大きな唸り声をあげると、あたりの土が舞い上がり、一瞬空気が薄くなった気がした。そして風が上から降ってきた。
グリフォンが使う風属性の魔法【バスターストリーム】だ。
上からの圧力で私たちは地面に押し付けられた。だが、ファイターはナイト君が安全な場所へ避難させてくれたようだ。
あたりに土ぼこりが舞い上がる。
「みなさん動かないでください、【ヒーリングサークル】!」
すばやくプリちゃんがみんなを回復する。
「これで終わらせる!【ブラックボム】!」
私はブラックバニッシュよりもう一段強力な闇属性の魔法を放った。魔法は敵の位置を性格に知らなくても当てることができるので、土ぼこりが舞い上がった中でもグリフォンに当たったようだ。何も音は無かった。
「はぁ、危なかった…。」
私は疲れで思わず膝をついた。
そして、後ろを見るとプリちゃんが怪訝そうな顔をしたかと思えば、突然目を見開いて言った。
「なっ、あれは…。」
「どうしたの、プリちゃん?」
冷静なプリちゃんがこんな顔をすることは滅多に無い。
私がプリちゃんに疑問を投げかけた次の瞬間、
「グオオオオオォォォォォ!」
山岳地帯にグリフォンとは違う獣の咆哮が響き渡った。

お邪魔しまーすw|д゜)チラッ ( No.4 )
日時: 2013/07/05 22:43
名前: gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2 (ID: I/L1aYdT)

こんにちわー^^
更新されてますねっ(#^^#)
いよいよここでファイターさんの登場ですか〜w
続きがとっても気になりますっ!
私も、一読者としてこれからも楽しんで読ませていただきます^^

Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.5 )
日時: 2013/07/07 18:04
名前: tatatatata (ID: KcroCul6)

gumicandyさんコメありですがんばりますw

ちなみに自分はログレスの本鯖で「tatatatata」という名前でやっています。
本編↓

≪3≫
急いで私が後ろを振り返ると、肌が青く、藍色のコウモリのような羽を持つグリフォンによく似た獣がこちらをみていた。
「あれは…おそらくダークグリフォンです。夜になるとグリフォンはダークグリフォンになると聞いたことがあります。でもまだ日は沈んでないはず。だったら何で…?」
確かに日は沈んでいなかったが、山に隠れてちょうど見えない位置にある。
「まさか、ダークグリフォンは太陽が見えなくなったとき出現するんですか。」
プリちゃんが冷静すぎる解説をしてくれた。
「ダークグリフォンは闇属性です。だからマジシャンさんの魔法も…」
「プリ、そんな長い解説入れる時間無いから!俺がやつをひきつける。マジシャンは『あれ』を使ってくれ、もうそれしかない!プリは援護を頼む。」
「「了解!」」
グリフォン改めダークグリフォンが道を通してくれるはずも無い。そうするしかないだろう。
「相手は俺だ!」
ナイト君が【挑発】をし時間を作る。彼の作った時間を無駄にしないために私はすばやくロッドを振りかざし、後ろ手にもっていた謎の液体が入ったビンを開けた。
「【黒の煌き】!」
黒の煌きは成功すれば普段の何倍もの威力の魔法攻撃を一定時間打ち出すことができる。
しかし私の場合、成功率はとてつもなく低く、その上大量の体力を消費する。これで私は最初に成功したとき一晩寝込んでしまった。
しかし、

——今ばかりは失敗する気がしない。

私はこのときばかりは成功を確信していた。
ビンから謎の黒い気体が流れ出し、一瞬私を包み込む。
黒い煙が消え去ったとき、私には普段とは違う不思議な力がみなぎっていた。
「【フレイムバニッシュ】!」
いつもとはまさに桁違いの勢いの火がダークグリフォンを焼く。
「ギエエェェェ……」
ダークグリフォンが悲鳴を上げる。
「やったか!」
しかしダークグリフォンはなんと私の魔法を耐え切り私に襲い掛かってきた。
「ひっ…」
私は恐怖と疲れで思わず尻餅をついた。あれで倒せないとはダークグリフォンはグリフォンの何倍も強いようだ。
「マジシャン!」
ナイト君がとっさにダークグリフォンを挑発しようとするが、失敗した。彼はダークグリフォンの麻痺攻撃を受けてしまったようだ。
「【ライトバニッシュ】!」
プリさんが光で目くらましをしようとするが、ダークグリフォンはそのまま突っ込んでくる。もう目が見えているかも怪しい。
逃げる方法もあったとおもうが、私は恐怖で金縛りにあったように動けなかった。
ダークグリフォンが爪を立てて近づいてくる。
一瞬私はダークグリフォンに引き裂かれる自分を想像した。
さらに恐怖が強まり、体だけでなく心まで縛り付けてくる。

そのとき、思わず目をつぶろうとした私の視界にひとりの傷だらけのハンターがうつりこんだ。

「ファイター…さん?」

ファイターさんはいまはもう金属の棒になってしまった斧でダークグリフォンの爪を受け止めていた。

Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.6 )
日時: 2013/07/07 19:26
名前: tatatatata (ID: KcroCul6)

切り方間違えて短くなってしまったw

≪4≫
「グッ…。」
ファイターさんが苦しそうな声をあげる。
そもそも人間とモンスターでは腕力の大きさだけでなく、すべてのパロメーターに大きな違いがある。しかも爪を受け止めているファイターさんは、傷だらけだ。
ファイターさんが爪を抑えきれなくなるのも時間の問題だろう。
「早く攻撃を!」
ファイターさんは誰に言っているのだろう?ナイト君?プリちゃん?
「マジシャンさん、早く!」
はっ、と私は私から離れていた意識が戻ってきた気がした。
幸い、黒の煌きはまだ効いている。だけど…、
「で、でもいま攻撃したらファイターさんは巻き込まれちゃいます!」
「【アイアンカーテン】!」
麻痺から回復したナイト君が物理、魔法攻撃を無効化するナイトが使える数少ない魔術をファイターさんと私にかける。
「ありがとう、ナイト君!【フレイムボム】!」
ダークグリフォンのなかで爆発が起こり、こんどこそ倒れた。
やはり断末魔はなかった。
「大丈夫ですか、マジシャンさん。2発も打って。」
プリちゃんが心配そうに聞いてきた。
「うん……だいじょうぶ…わたしは……へいき………。」
私の意識は疲れと安心に包まれて緩やかに落ちていった。
「ありがとう、みんな。」
ファイターさんの感謝の言葉が最後に聞こえた気がした。


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