二次創作小説(紙ほか)
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- 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間
- 日時: 2013/07/12 15:35
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
こんにちは、またははじめまして^^
gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2さんの小説【剣と魔法のログレス】とあるマジさんの日常 の二次創作です。
つまりログレスの三次創作になりますねw
三次創作なので「とあるマジさんの日常」を読まないとわからないかもですねw
自分に文才を感じませんが楽しんで頂けたら幸いです^^
7/12 参照100突破ありがとです〜^^
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.7 )
- 日時: 2013/07/08 17:05
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
≪5≫
「で、どういうことなんだい、これは。」
翌朝、私がいつもはジェネファイさんのもののベットの上で目覚めると、さっそく私、プリちゃん、ナイト君はマスターに呼び出された。
ちなみにファイターさんはまだ寝ている。
クランアジトの二階での会話である。
「うぅ、すいませんマスター。私たちまた見習いワープ屋にグリフォンのところに飛ばされて…」
私はマスターに大体の事情を説明した。
「まあいい、全員無事でよかった。今度からはちゃんとワープ屋でいくんだぞ。」
「はい、わかりました。肝に銘じます。」
私はすっかり恐縮してしまった。
「まったく、サブマスの野郎も余計な入れ知恵を…。」
サブマスターはあとでマスターにたくさんしかられるだろう。
「で、あのファイターはどうしてあんなぼろぼろな装備で戦っていたんだい?」
「わかりませんね、」
プリちゃんが返答した。
「装備を買うお金がなかったんでしょうか?」
「プリーストさんの考えで大体あっているよ。」
さっきまで寝ていたはずのファイターさんがフランクに会話に参加してきた。
ファイターさんは口調と違い、まだずいぶん疲れを残しているようだった(傷はマスターの【リザレクション】により治療されていた。)。
「起きていて大丈夫なのかい?まだ寝ていたほうがいいんじゃないか?」
「大丈夫。改めてみなさん助けてくれてありがとう。あのままだったらきっと死んでた。」「答えたくなかったらいいんですけどどうしてファイターさんはひとりでグリフォンと戦っていたんですか?」
私は質問した。
「みんなには助けてもらったし話すよ。すべては半月前に始まったんだ。」
ファイターさんはまるで懺悔をするように話し始めた。
クラン;ポリゴン。
これがファイターさんが前所属していたクランの名前らしい。クラン;ポリゴンのメンバーは全員でお金を出し合ってクランアジトを借り、そこを拠点にして活動していた。みんなの強さは同じくらいでよくみんなで鍛錬に出かけていたらしい。
ある日クラン;ポリゴン全員で山岳地帯の翼獣の巣というところで鍛錬をしていたらしい。ファイターさんがそろそろ帰ろうとみんなに提案しようとあたりを見回すとさっきまでいたはずのクラメンが“消えて”いたらしい。ファイターはいつの間にかみんな帰ってしまったのかと思い、クランアジトに戻ってみたが誰もいず、ずっと行方不明のままだという。クランアジトを借り続けるにも当然お金はかかり、ファイターさんは報酬が多いボス討伐をやっていたが払いきれず、装備もぼろぼろになり昨日ついにクランアジトも大家さんに追い出されてしまった、ということだった。
「自分がもっと周りを見ていればこんなことにはならなかったかもしれないのに…。
すいません、重い雰囲気にしてしまって。」
「いいや、そりゃあんたのせいじゃないと思うが。」
これまたいつの間にか夜狩りから帰ってきていたらしいジェネファイさんが答える。
いつもはベットに直行するけれど今日は何故か二階に来ていた。
「あと、あんた装備がぼろぼろだろ。ちょっと顔貸せ。」
今日のジェネファイさんはいつもと様子がちがった。
ファイターさんがジェネファイさんに連行されたあと、私はひとつ気になっていたことを聞いた。
「そういえば二人でどうやって私とファイターさんを運んできたの?」
「決まってんだろ、」
ナイト君がすかさず何故かにやにやしながら答えた。
「俺がファイターを、プリがマジシャンを背負ってきた。ほんとプリって力あるよな。」
「なにか言いましたか、ナイトさん?」
「い、いやなんにも。」
「では解散っ。」
マスターの号令で呼び出しは終わった。
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.8 )
- 日時: 2013/07/10 18:10
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
≪6≫ はファイターさん目線の話になります。
≪6≫
「ちょっと顔貸せ。」
その大剣使いはいきなり現れたかと思うとそういって僕の手首をつかみ、僕をある場所に連れて行った。
「ちょっと、ここになにがあるの?」
「市場だが。」
「つまり、どういうこと?」
その大剣使いは軽く苛立ちながらも付け足した。
「だから、装備を買ってやるつってんだ。」
「それはありがたいけど、お金はいつか返すよ。借りを作るのは好きじゃないから。」
大剣使いが軽く舌打ちしたのはきっと気のせいだろう。
「いらっしゃいませ〜。」
大剣使いは僕をまず武器屋に連れて行った?
「どんな武器をご所望で?」
「あ、できれば耐久力の高い斧をお願い。」
「承知しました〜。」
大剣使いは後ろでなんだか考えごとをしている風だった。腕を組んでいるのがそれだけでなんか怖い。
このあと防具屋にもより、そこでも僕はできるだけ耐久力の高いものを選んだ。
すべての買い物が終わったころ、もう太陽は僕たちの頭の上まで来ていた。
「本当にありがとうね、ここまでしてくれて。」
ここまでしてくれるなんて優しい人なのかも知れない。怖いけど。
「いや…。」
「ちょっと、用事があるから先に帰っていてくれる?」
「用事ってなんだ。」
大剣使いが聞いてきた。
「ごめん、ちょっと言えない。じゃあ後でね。」
そして去り際にこんなことを言われた。
「なあ、お前俺たちのクランに入らないか?」
僕は聞こえないふりをした。
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.9 )
- 日時: 2013/07/11 21:13
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
≪7≫
その日の昼ごろにジェネファイさんはアジトへ戻ってきて、なんだか不機嫌そうな雰囲気を出しながら、いつもどおりソファーで寝始めた。
ファイターさんは夕方に帰ってきてこちらは対照的になんだかうれしそうな顔をしていた。
「ど、どうしたんですか?ファイターさん。そんなうれしそうな顔をして。」
「ふふっ、まだ秘密。明日の朝話すよ。」
とても、幸せそうだった。
翌日の朝。
私がクランアジトにつくとすぐにマスターから召集がかかった。
どうやら昨日のファイターさんがうれしそうにしていた理由がわかるらしい。
「よし、全員集まったな、ファイターから重大発表があるそうだ。」
その場に集まったのはナイト君、プリちゃん、マスター、ジェネファイさん、ファイターさん、そして私だ。サブマスさんは所用でいなかった。
「昨日、ジェネファイさんに装備を買ってもらった後、僕は騎士団の入団試験に行ってたんだ。」
ファイターさんが驚きの情報をもたらした。
「本当ですか!?」
「ええっ、騎士団ですか!?」
私達が驚いたのも無理はないと思う。
なぜなら騎士団は、王国内の犯罪を取り締まるなど国の中の問題を解決するのが仕事で、クランはハンター職の集まりでモンスターを狩るなど国の外の問題を解決するのが仕事だからだ。なのでハンター職であるファイターさんがクランでなく騎士団に入ろうとしているのは異例なのだ。
「アタシもいま初めて知ったんだが、結果はどうだったんだ。」
「合格した。」
「クラン・カルッテットには入らないんですか?」
「ごめん、入らない。」
「おめでとうございます、少し残念ですが。」
「本当はクラン・カルテットにいて欲しかったです。」
騎士団は国の重要な組織なので給料はなかなかいい。引き止めるのも悪い気がした。
「おめでとう、ファイター。俺は応援するからな。」
「俺は、って何ですか。みんなで応援しましょう。」
プリちゃんとナイト君が応援の意を表明した。
「では会議を終わってもいいかい?」
「オレと決闘(デュエル)しろ。」
それまで沈黙していたジェネファイさんが突然切り出した。
「オレに勝ったら入る入らないは自由だ。だがオレが勝ったらクラン・カルテットに入れ。」
「えっ、そんな…。」
ファイターさんは困惑していた。当然だろう。
「ジェネファイ!やめな!」
マスターが止めるがジャネファイさんはマスターをきっと睨むとファイターさんの手をつかみ、連行していってしまった。
「ジェネファイさん、どうしちゃったのでしょう?ファイター仲間が欲しいんでしょうか?」
私のつぶやきに何故かみんなが必死に笑いを噛み殺していた。
「マジシャンさん……まさか…クスッ。」
プリちゃんに笑われた。
「マジシャンって意外と…ハハハッ。」
ナイト君に笑われた。
「マジシャン、なんで気づかな…あはははは。」
マスターに、笑われた。
「えっ…えっ、何で笑われてんですか、私。」
- お邪魔しまーすw|д゜)チラッ ( No.10 )
- 日時: 2013/07/11 23:32
- 名前: gumicandy ◆Zim0DJ9qJ2 (ID: I/L1aYdT)
おお、デュエルですかっ決闘ですかっw
すごい展開になってきましたねー(*´▽`*)
そしてさっそく「騎士団」の設定をとりいれてくださって、ありがとですっ^^
なんでマジシャン笑われちゃったのか気になります、次回の伏線ですかね(;´∀`)w
- Re: 【剣と魔法のログレス】 とあるファイターさんの特別な二日間 ( No.11 )
- 日時: 2013/07/13 20:56
- 名前: tatatatata (ID: KcroCul6)
もちろん伏線ですw
ちなみに最初のほうにもうひとつ伏線を張ってありますww
騎士団の設定、すごいちょうどよかったww