二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ
日時: 2013/12/08 16:24
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)

魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅱ

この二つに続く小説です。

↑の二つを読んでからお読みください。。

登場人物

日守 紗綾
日守 黎夜
日守 夕夜
暗斉 魔梨
草川 陸
風見 志穂
稲城 徹平
鳴神 京一郎
灰神 翔&翼&美羽
凍堂 雪乃&雪成
秋花 霧亜
竜堂 ルナ
竜堂 タイ
ふうり
ソラウ
春莱 ゆのり


gdgdな可能性大です。
ではどうぞ!!


【目次】

>>1
>>3
>>5
>>6


第一章〜出会って、別れて、出会って〜
>>7
>>8
>>10
>>17
>>27
10>>30


第二章〜消え行くのは最愛の〜
11>>37
12>>54
13>>58
14>>68
15>>80
16>>81
17>>87
18>>88
19>>89
20>>93


第三章〜動き出した密かなる影〜
21>>107
22>>108
23>>121
24>>122
25>>160
26>>167
27>>228


第四章〜影との衝突〜
28>>229
29>>234

Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ ( No.3 )
日時: 2013/08/10 09:50
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=10369

魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナⅡのURLです
↑からどうぞ!!
+++

「どいてもらえるか、魔梨」
レイヤの冷たい視線も物ともせず、魔梨はレイヤを捕獲。
浅木はニーっと笑うと。
「よぉちと付き合えよ日守おとーとー」
と言いながら、レイヤと勝手に肩を組む。
「黎夜は少し友達をつくれ。と、綾香さんが」
「母さんが言ったのに何で魔梨が…」
レイヤが反論しようとする。
「それは魔梨さんもレイヤくんが心配だから、じゃないですか?」
聞こえたのは、お馴染みの元風のマテリアル、風見志穂。
「レイヤが他の男友達と居たとこ、見たことねーよオレっち」
その隣には、元土のマテリアル、稲城徹平。
「お取り込み中かなっ?あ、レイヤくん捕獲中なんだ!」
「うわっレイヤドンマイ」
「容赦ないな…」
再び現れたのは灰神美羽、夕夜、鳴神京一郎。
「眺めてるくらいなら少し助けてほしいんだが…」
レイヤは浅木に捕まりながら溜息。
「溜息は幸せが逃げてくわよ…ってアンタの幸せはサーヤが全てか」
少し冷たい響きを持った声の主は凍堂雪乃。
どうやら、変なところで仲間たちが集まってしまったらしい。
浅木はこの豪華?なメンツに目をシバシバとさせていた。

Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ ( No.4 )
日時: 2013/08/10 09:44
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)

そうなんだよ!!
嬉しい♪

Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ ( No.5 )
日時: 2013/08/10 09:51
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=11506

私がほかにやっているマテマテ小説のURLです!↑からどうぞ!!
+++
サーヤは友達と別れ、家に帰る前に、とウィンドミルへと歩いていた。
そろそろ夏は真っ只中、蝉が鳴き始めている。
「早いなぁ・・・」
呟いて、まぶしい空を見上げた。

 中学になってから、周りが一層に賑やかになった気がする。
いや、気のせいでは無いのだろう。

レイヤ、ユウヤ、志穂、陸、魔梨、サーヤ、美羽、雪乃、京一郎、(徹平)

周りから見れば、有名な人物ばかりなのだ。
騒がれないはずが無い。
特に、サーヤに関しては、男子達がこう言っている。
中学に上がってから、何処となく雰囲気が変わったと。
そういえば最近、サーヤはレイヤを、学校で「黎夜」と読んでしまったり、事実家では黎夜と呼んでいる。
そう考えると、やはり明るさが落ち着きへと変わったのだろう。
ちなみに、ユウヤのことも時々兄さんと呼んでしまったり。

サーヤはふと、ルナたちのことを考える。
短いようで長い戦いを一緒に切り抜けてくれた仲間。
いつか、またどこかで会えないだろうか・・・。
サーヤはふっと笑ってから、熱が噴出すアスファルトの上を、ウィンドミルまで走った。
___
「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前!」
九字を切ると共に、目の前の妖怪が苦しみだす。
「天柱、天任、天英・・・・・」
大きく開いた白い穴に、妖怪が吸い込まれる。
戦っていた少年と少女が、顔を見合わせて「OK」と合図をし合う。

九字を切ったのは、少年、タイ。
妖界への道を開いたのは、少女、ルナ。

サーヤたちと戦いを共にした、伝説の子。
「ルナ、タイ」
「そろそろ帰ろうか」
言ったのは、ふうりとソラウ。
「うん。帰ろ」
「次に怪しいところ、見つかったんだよ」
「そうなの?ふうり」
「うん。ここ。神舞町って、とこ」
ふうりは神舞まちのことを知らないのだろう。
『神舞町!』
ルナとタイは口を揃えて叫ぶ。
「うん?そうだよ」
「どうかしたかい?」
二人が不思議そうに首をかしげる二人に、ルナは
「あ、あー・・・何でもないよ!」
「早く行こう」
ソラウはルナたちに急かされ、大きな犬に変化する。
「行くよ。しっかり掴まって!」
言うと、ソラウは高く空へと舞い上がった。

ルナとタイは、再び仲間に会えるという期待に胸をふくらませた。

Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ ( No.6 )
日時: 2013/08/10 09:52
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=11454

もう一つのマテマテ小説です ↑へどうぞ!

+++
「こんにちは〜」
サーヤはウィンドミルのドアを開け、カウンターの奥に居る伊吹に声をかけた。
「紗綾か。」
「ふふ、変な感じですね。今までここに住んでいたのに、遊びに来るなんて」
「・・・そうだな。 そういえば、綾香はどうした?」
伊吹の質問に、サーヤはうーんと首を傾げてから。
「あ、面接。面接ですね」
「仕事か」
「らしいです。お母さんなら多分、すぐ通ると思いますけど」
「・・・まぁ、自棄を起こさなければ、な」
伊吹の言葉に、サーヤはクスリと笑ってから。
「黎夜、来ました?」
「来てないな」
「そうですか」
サーヤは静かにカウンターに座った。
特に何をする訳でもなく、時々入ってくるお客さんに挨拶をしたり、手伝ったりしながらすごしていた。
カラン・・・
と、ウィンドミルのドアが開く音。
サーヤはドアのほうを向いて、「あ」といい、ふわりと笑った。
「黎夜、兄さん、皆」
「サーヤ」
「紗綾さん、早いですね」
「なんだ、もう少し遅いかと思って」
「黎夜をからかう材料を用意していたのだがな」
「ふーん・・・・俺も混ぜて」
「俺も・・・・」
「話の方向変わってるだろ!」
仲間達が、ガヤガヤと賑やかに店へ入ってくる。
カウンターに座ったり、テーブルに座ったりして、皆おしゃべりに興じ始めた。
今、この店内に居るのは、
順に上げていけば
サーヤ、レイヤ、ユウヤ、志穂、魔梨、陸、美羽、雪乃、徹平、鳴神だ。
翔と翼は、もちろん仕事、雪成も学校。
マテリアルの活動が終わったのにこうして集まってしまう理由は、サーヤたち誰にもわからなかった。

そのとき。
「っ」
サーヤが、小さく息を飲む音が聞こえた。
「え・・・・?」
「紗綾、どうした?」
「今・・・・まさか」
サーヤが、首筋に手をあてる。
マテリアルたちの表情が激変した。
「ウソ」
「だって、魔王は倒した・・・」
「でも、妖怪のこともあったし・・・」
「マテリアルは消えちゃったんだよ?」
「でも、今サーヤの破魔のマテリアルが働いたし・・・」
レイヤたちが、次々に力を発動させようとする。
「光よ・・・」
「氷よ・・・」
『闇よ』
「地よ・・・」
「火よっ」
「水よ・・・」
「風よ」
「雷よ・・・」
それぞれの力が、それぞれの掌に収束していく。
幸い客は居なかった。
「じゃ、コレって・・・」
「マテリアル復活・・・?」
「マジか!」
元マテリアル・・・・もとい、マテリアルたちは騒ぎ出す。
「じゃあ・・・この痛みって、悪魔!?」
サーヤが言うと、マテリアルたちははたと動きを止める。
「ヤバイ・・・・でしょ」
「ああ・・・」
「紗綾さん、悪魔の居場所、わかりますか」
「うん。こっち!」
サーヤは言うと、スツールから飛び降りて、ウィンドミルから飛び出していく。
騒がしくマテリアルたちが出て行ったあと。

「やっほー、涼・・・って紗綾たちは?そいや走ってたような・・・」

「お前も・・・圭吾先輩と同じなのか・・・」
サーヤたちの母、綾香が、空気を読めないまま店に入ってきていた。


Re: 魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナ  Ⅲ ( No.7 )
日時: 2013/08/10 09:45
名前: ルイ (ID: x2W/Uq33)

第一章〜出会って、別れて、出逢って〜


サーヤたちは悪魔の気配のするほうへ走っていく。
でも、痛み方が違うのは気のせいだろうか。
今までならば、電流が走るような痛み。
でも今は違かった。
奥底のほうから、殴られるような重い痛み。
息が苦しくなってくる。
「ここ、です・・・」
幸い、痛みはそう酷いわけでもなく、耐え切ることが出来た。

「あー・・・・ぁ・・・・」

茂みのほう。
掠れた声が聞こえた。

「光よ!」
レイヤがすぐさま反応し、矢を放つ。
暫く使っていなかったとはいえ、やはり鈍ることは無い。
「う・・・・ぅ・・・」
矢を放った方向から、ふらり、と人影が見える。
『!』
マテリアルたちは目を見開いた。
なぜなら、悪魔ではなかったから。
その証拠に、身体の何処にも黒い霧が付いていない。
「・・・・貴方は何者?」
サーヤは恐る恐る、人影に向かって問う。
人影はぴくりと身体を震わせると。
一歩、二歩、と歩を進める。
それに習って、サーヤたちの後退り。
「あ・・・・たし・・・・・・は・・・・・・あすか・・・・」
あすか
彼女は名をあすかと言った。
「何をしているの」
再び、問う。
「む・・・すめ・・・・を・・・・さがして・・・る・・・」
娘を探している? サーヤは心の中で大きな疑問を抱く。
こんなことを言うならば・・・悪魔ではないだろう。そして、妖怪でもないはず。

「紗綾さん、危険です!」
「サーヤ!」
後ろにいる皆に叫んで止められたが、サーヤはあすかに少しずつ近寄っていく。
あすかは一歩も動かなかった。
(違う・・・この人は・・・・悪魔でも、妖怪でもない・・・・・


      人間だ)
正しく言えば、死人。
冥界の者。
サーヤは気付くと、軽く後ろに跳ぶ。

「あのひと・・・・死んだ人・・・・亡霊、だよ」
「亡霊だあ!?」
「何・・・それ・・・・」
マテリアルたちは口々に驚きの言葉を漏らす。

何故、ここに冥界の者が?
あのひとは何故、娘を探しているのか?
「あの人、きっと・・・悪くない人だと思う・・・」
「何言ってるんだ、サーヤ!」
サーヤの言葉に、マテリアルたちが首を横に振りまくる。
「でも、でも・・・・子供を、捜してるんだよ?私が近づいても、動かなかった・・・・ううん、きっと・・・動けなかった・・・」
そう、あすかは動けなかった。
動かないわけではない。動けなかった。
サーヤが口元に手を当て、悲しそうな瞳をする。
そのときだった。
「あ・・・たし、の・・・・・・あたしの・・・・娘、返して・・・!返して!!!」
あすかが、叫びだす。
『!?』
マテリアルたちは一斉に構えた。
「あたし・・・・なんでこんな事に・・・・・こんなの・・・こんなの!!!」
言うなり、あすかからどす黒い何かが噴出する。
「何だ!?」
「亡霊なんでしょ!?実体あるの!?攻撃できないわよそれじゃ!」
雪乃の言葉に、レイヤが「あ」と言ってから皆に伝える。
「さっきの矢・・・アイツに当たったはあたったんだが、すり抜けたぞ」
「もっと先に言えっ!!!」
「悪い」
「って・・・・んなことしてる場合じゃなくて!!」
「私、やります。」
サーヤが、破魔の笛を取り出す。
矢は効かないと思ったのだろう。
「ごめんね・・・・」
サーヤは呟くと共に、笛を吹き始める。
久し振りに聞くその高い澄んだ音色は、何よりも優しくて何よりも強い。
「ああ・あああ・・・・あ・あ!」
あすかと名乗った亡霊は、序所に形を崩していく。
でも。
「ゆ・・・さ、ない・・・・ゆる・・・・ない・・・・・っゆるさない!!!」
マテリアルたちが気を抜いた瞬間。
「後ろ!?」
「うそっ!」
動けないと思っていたあすかが、一瞬で背後に回っていた。
とっさに、レイヤの壁で防御する。
「動けないと思ってたのに・・・・何よあれ、反則じゃん!!」
美羽が言った。
「多分・・・さっきまでは、本当に動けなかった・・・あの黒い何かが噴出してから、何か、変わった・・・」
誰かが呟く。
もう可能性はそれしかなく、あの悲しい母親を消すことしか選択はなかった。
「氷よ・・・」
雪乃が手をかざす。
無慈悲な眼をして、雪乃は呟いた。
「悪を凍らす吹雪となれ」
静かに、的確に。
サーヤが眼を覆ったのが解った。
でも。
「!?効かない!」
あすかの周りに漂う黒い空気で、雪乃の攻撃は無効。
焦るマテリアルたちにあすかが襲い掛かる。
いきなりのことにレイヤの反応も遅れ、全員、ダメージを覚悟した・・・・そのとき。
「ああああああああっ!!!」
目の前まで迫っていたあすかが、光りを撒き散らして消えていく。
何が何だか、パニック状態に陥っていたマテリアルたちにはわからなかった。
でも、何者かが攻撃したということは、わかる。
「誰が・・・・?」
その呟きは、今向こうから走ってくる少女たちが、答えた。
「サーヤちゃん、皆!!」
と。

『ルナ/ちゃん!!』

その後ろから、ゆっくり付いてくるのはタイとソラウ、ふうり。
今あすかに攻撃を食らわせたのはルナたちだったのだ。
思いがけない再会に、サーヤは満面の笑み。
「また、会えたね・・・!」
「うん!!」
マテリアルたちとルナたちは、再会に喜び、笑いあった。



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