二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語
日時: 2013/09/01 16:33
名前: 黄葉 (ID: Ouicm1PF)
プロフ: http://wwwelephantkurobiwa

「レイヤくんって魔界でどんなふうに暮らしていたの?」
その言葉にあいまいな答えしか出してくれなかったレイヤくん

私には言えないことなの?
あの後レイヤくんは苦しんでた
ジュースを買いに行けと伊吹さんに言われたから
買ってきた——
でも私はレイヤくんが苦しんでいることを知っている

でもレイヤくんは心配かけたくなかったから
私を不安にしたくなかったから…
それぐらいわかってる
でも——秘密にされるほうが辛いんだよ

私の笑顔が君にどんな影響を与えているんだろう
私はそれが知りたいよ——

答えを掴ませて… レイヤくんの光の力も…掴んでみたい…


ф魔天使マテリアル 筆藤咲あゆなの外伝です。

ⅩⅥ巻も 押さえていると ラクかも?

〜魔界伝説 レイヤ物語〜

登場人物は 全て通常と同じです。


——


期間無限でロックします。



楓七 (元 黄葉)

Re: 魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語 ( No.23 )
日時: 2012/11/17 10:43
名前: ルル (ID: x2W/Uq33)

あ、綾香っ!!><
きゃー、つれてかれそうだったあああ!!

Re: 魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語 ( No.24 )
日時: 2012/11/18 11:27
名前: 黄葉 (ID: KsKZINaZ)

「綾香さーん」
圭吾が駆けてきた
ちょっと前まで疎遠になっていた圭吾が これが闇の種とも知らずに…
「あ 圭吾!」
「綾香さん こんど耕平さんが綾香さんのちょっと早めの綾香さんマテリアル引退会をやるそうなんです」
「ええーあ あたしまだ力はあるよ」
「でも やると決まったので日時とかはまた今度説明します それでは」
圭吾から話しかけてくれるなんてつい最近まで 夢にも思っていなかった
あの日 マディエ・レイズというディエリ族の悪魔から走って逃げた日の翌日から圭吾が明るくなっている
(どうしてあたしのことを無視したり無視しなかったりするのか知らないけど めでたしって感じ?)
綾香は少しだけ心が軽くなったような気がした
何日か経つと涼まで心が緩んで 綾香のことを明るく試みるようになった 以前無視する前の時よりももっと もっと明るくなったような感じで
学校から帰るや否やさっそく図書館のあたりを悪魔を探してみた
綾香はいちおう攻撃に特化したマテリアルのため 情報収集には向いていないのだが 首筋の痛みが起きれば——とそれだけ便りにしてぶらぶらしていた
綾香は圭吾には力は残っていると言ったものの 首筋の痛みがなんとなく小さくなっている気がするのだ 上級悪魔の時の首筋の痛みはこらえきれないほどなのに マディエ・レイズがいた時は(力は使ったのか知らないけど)まったく首筋の痛みなど感じなかった とたんに力を使う時の技の威力が弱かったのかはわからないが
ピリッ
かすかな痛みを感じて 周りを見渡す すると図書館から出てきた女子高生の子たちがやってきた洋猫と三毛猫が混じったようなミックス犬の赤ちゃん子犬を抱きじゃれあっていた

しばらく見ていると子犬は女子高生の首元に回りのっているふりをして生気を吸っていた
「あ」
綾香は笛を吹いた
いつもより なんとなくかすれている気がする

あれ……笛の音がしない
綾子からは心に迷いがあると力の消えかけたマテリアルはうまく使え無い時もあると教えられていたので すーっと深呼吸し始めた

あ——よかった笛が鳴った でも いつもより長く吹いていないといけない
女の子が倒れた
でも途中で子犬は
「うぉぉーん」
と 子犬が遠吠えをし
「ッッッッ」
霧散した
「はあ…はあ…はぁっ……はああ…——」
綾香は非常に疲れていた 破魔の力の威力はアーティファクトさえあれば無限の可能性がある だが 無限の可能性を使うだけで疲れてしまう
綾香は失敗もあったので特に疲れを感じていた
ふらふらと歩き家へと一歩向かおうとしたときに
「あれっ?」
ばたっ

倒れてしまった
———————
時は過ぎ耕平が計画した「綾香もう少しでマテリアル引退パーティー」だった
メンバーは 耕平・圭吾・綾香・涼そしてそのほか マテリアルの先輩たちもろもろ気が軽い人だけ来てくれた
綾香はばかげたパーティーに何でこんな人 と思うほどだった
テーブルの上にごちそうが置かれ 炭酸飲料でなかでも目に染みるほどシュワシュワする「パチパチサイダー」こと「パチサイ」で完敗をした
「日守綾香のもう少しでマテリアル引退にかんぱーい」
耕平の声でかんぱいをするもの一斉に飲む
そして圭吾は恨めしそうに耕平を見て ぽつりと言った
「僕の時はしてくれなかったじゃないですか…」
「マテリアルの引退がなんなんでしょうか さみしいだけじゃないですか」
ポツリポツリとこぼす圭吾を前に綾香は感じていないようだ

時の危険も知らず

Re: 魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語 ( No.25 )
日時: 2012/11/19 16:34
名前: ルル (ID: x2W/Uq33)

時に危険・・・・か。
あの、タメの件。お返事いただいてよろしいでしょうか??

Re: 魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語 ( No.26 )
日時: 2012/11/22 16:37
名前: 黄葉 (ID: KsKZINaZ)

ルル

いいよ タメOKだから でも黄葉は敬語になりがちかもね
————————
「綾香さん送ってきましょうか」
圭吾と綾香は家路がだいたい同じなので綾香のマテリアル引退パーティーの帰り道を一緒に帰ることにした
そして歩いていると いつもとは違う道———それも暗いくらい道———に圭吾は歩いて行った もう別に普通だとばかりに
行ってしまう圭吾を前に 綾香は止めた
「ちょ…圭吾 何やってんのよ!あっちへ行ったら家にたどり着けなくなるでしょ」
帰ってきた言葉は 冷たさを感じ冷静だった
「こっちからいくと 近道なんですよ」
かすかに口元をゆるめて笑った
(なんかちがう?)
まあいいや 綾香は圭吾についていきながら
圭吾の時の引退パーティーやってほしかったのかなとずくずく思っていた
「この丘を越えると 綾香さんはいつも知っている通りに出ます」
その声は 圭吾のものだった
「痛っ」
首筋に電流のようなものが走った
「どうしたんですか? 綾香さん」
落ち着いた声で 笑いながら綾香の顔を覗き込む
そして不敵に笑う
「圭吾ってヤツ」
その続きは 綾香には耳に入ってこなかった

それは 綾香はある可能性を思っていたからだった

Re: 魔天使マテリアル ф外伝ф 魔界伝説レイヤ物語 ( No.27 )
日時: 2012/11/23 12:58
名前: 美柑 (ID: rwUXTcVH)  

話が面白すぎます!!

本編の本郷 優は悪魔ですよねー。

でも、マテマテの最新刊に(雪成が出てきた☆)番外編無くてがっかりでした(>_<)

これからも頑張って下さいね!!

ちなみに、あたしはタメOKです^^

良ければ、あたしもマテマテ小説書いてるので見て下さい(^_^)v


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