二次創作小説(紙ほか)
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- どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校
- 日時: 2014/12/16 16:00
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
- プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141216201.html
どうも、ほたるんです!
10作品目、ありがとうございます!(^^)!
ところで、今日はシゲの誕生日ですよ☆
URLでシゲを本格的に描いてみました(・ω・)ノ
この新規物語はさよりん達の中学校生活の話です。
読めばわかるよ(^_-)-☆じゃあ人物紹介。
さよりん
本名:木島 沙夜里(きのしま さより)
コタロウ
本名:岡原 小太郎(おかはら こたろう)
ルイコ
本名:富渕 類子(とみぶち るいこ)
ちあき
本名:城沢 千秋(しろさわ ちあき)
シゲ
本名:早野 志夏(はやの しげ)
はいとく
本名:仲井 背徳(なかい はいとく)
よろしくっちゃ(´ω`)
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校 ( No.15 )
- 日時: 2014/12/18 20:02
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
- プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141218481.html
ありさもエンも可愛い!(^^)!いいなあああああ
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校 ( No.16 )
- 日時: 2014/12/20 13:35
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
- プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141218481.html
三
そういえば、と思う。
今日も教室に向かう途中に「千秋様」と会った。で、そこにいつもくっついてる男子。
たしか、同じクラスの…なんだっけ、花…花田くんだ。
「千秋様」に憧れてるのか?
教室に入り、席に着いた。ああ、隣は加宮くんだったっけ。座って本を読んでいた。
「さよりん、ちょっと…」
コタロウに呼ばれた。
「何??」
「えっとね…ほら、今、みんな思春期でしょ?好きな人…とかみんないそうでしょ?加宮はいんのかな」
「は?」
意味不明。なんでそんなこと聞いてんだ。
あたしはしらー…とした目でコタロウを見た。コタロウは慌てて、
「あっ!いや、怪しいことじゃないの!後で理由説明するから聞いて来て!」
「はいはい」
あたしは席に戻り、加宮くんに言った。
「ねえ、加宮くんは好きな人とかいるの?ごめんね、変な事急に言っちゃって。」
「え!?」
当然だ。加宮くんが驚くのは。
「い、いや、と…取りあえず、いるよ、好きな人っていうか、ありs…遠恋の子」
あたしはそれだけ聞くと、またコタロウの席に行った。
よかったぁ〜!!!
さよりんから聞いた。加宮は、遠恋のヤツがいたんだ。
実は、おれは加宮がさよりんの隣の席だから、さよりんを好きにならないか不安でたまらなかった。
…そんなこと、誰にも、特にさよりんには絶対に言えない。
後で理由説明するからとか言ったけど、説明できない。
無理だ。さよりんには別の男が似合うと思うんだけどさぁ…。
でも、ひとまず安心した。
ピンポンパンポ——ン…
「失礼します。生徒会長2−A城沢です。いきなりですが1−Aの木島沙夜里さん生徒会室まで来てください」
!!!
「あたし!?城沢って誰?」
「城沢っていうのは…『千秋様』じゃないかな」
「千秋様のこと?2年なのに生徒会長なの!?あたし、叱られちゃうの!?」
パニックだ。千秋様といえば、初日ぶつかっただけの出会いだ。
ぶつかったのが気にくわなかったのかな?
それにしても、2年生なのに生徒会長って非常識じゃないか。
あたしはみんなに(といってもコタロウとルイコちゃんだけだけど)ついて来てもらって生徒会室に来た。
ガララララ
「し………っ。失礼、しま…す…」
おそるおそる入った。そこに、千秋様がいた。
「あら、来たのね」
「あの…何でしょうか…初日にぶつかってしまったことなら本当にごめんなさい!!」
「え?」
深々と頭を下げた。千秋様はどんな反応を見せるんだろう。
「頭を上げて。そのことじゃないの、ちょっといいかしら」
え。
「1−Aの岡原さん、富渕さん、いるんでしょ、入って」
ゆっくりと頭を上げ、千秋様を見た。
同時に、コタロウとルイコちゃんが入ってきた。
「あ…の…。千秋さ」
「これを見てください」
千秋様が指さした場所を見ると、窓。そして、窓の外には、空が見える。
ルイコちゃんが言った。
「これは…?」
「向こうの方の空を見て。空が紫に変化している」
「空が…!!?」
コタロウがバッと空を見る。あたしも見ると、確かに、向こうの方の空が黒紫になっていた。
「仲井さんを呼べますか。仲井背徳さんを」
仲井くんが呼び出された。
「これでそろったわね。…シゲ。」
「ああ」
急に言った声にビックリした。気付けば、隣に、あの人気者2−Bの早野志夏先輩がいた。
すると、千秋様が言った。
「生徒会長のあたし。副生徒会長の志夏。天才的な仲井さん。それなりの富渕さん。色々な知識を持つ岡原さん。そして個性的で思いもしないアイデアを出せる木島さん。この6人がそろえばこの世界の危機を逃れることができるわ」
危機?空が変色してること?あたしは確かに個性的でみんなが思いもしないアイデアを生み出すことができる。
「でも、空の黒紫は自然現象だし、知識を持ってても魔法が使えないと無理なんじゃ…」
「あら、あれは自然現象じゃないわ。…悪魔よ」
「悪魔!!!?」
生徒会室のすみずみまで、千秋様と早野先輩以外の全員の声が響き渡った。
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校 ( No.17 )
- 日時: 2014/12/20 14:09
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
- プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141218481.html
四
「…悪魔ってどういうことですか!?」
「ここ百合市には、悪魔が住みついていて、百合市を滅ぼそうとしている。そのため空がああなっているのよ」
百合市は、あたし達が住んでいる市。
「そんなっ…!!でも、あたし達にできるんですか!?まだ中1と中2ですよ!?」
すると今度は早野先輩が言った。
「お、まだ中学だからってできないってことはない。みんなで協力すれば、小学だってできる」
「でも、どうやって…」
「心配いらないわ。あたし達が悪魔を滅ぼせばいいこと。そのためには悪魔の家に行かないとね。ここよ」
千秋様は、机の上にあるパソコンで悪魔の家の画像を映した。
…簡単に言えば、真っ黒の鬼ヶ島のようだ。
「ここから近くないから、行くのに歩くと時間かかるけど、すぐ行けるわ。だって」
千秋様は立ってあたし達に手を出し、うなった。
「う〜〜〜〜っ!!」
あ………。力が湧いてくる気がした。
そして、しばらくして止めた。
「これで、飛べる」
「飛べる!?」
早野先輩が、
「千秋が生まれつきの能力でみんなを飛べるようにしたんだ」
千秋様も言う。
「そうよ。でも、飛べるだけで、魔法や瞬間移動はできないわ」
「…ありがとうございます…!」
「でも、その代わり、絶対悪魔を滅ぼすわよ!いい!?」
「はい!!」
みんな一斉にうなずいた。
…空飛ぶのって、意外と怖いもんだな。まあ、みんなあたし以上に怖がってるけど。
今、空を飛んで悪魔の家に向かっている。
「あたしが悪魔にあなたを滅ぼすと言っておいたわ。だから、行く途中にトリックがあるかもしれない。」
千秋様の言葉を思い出す。
トリックって何だろう。空の上から突き落としたり、蹴ったりするのかな。
思えば、背徳はずーっと黙っている。みんなに合わせているのか、ただ静かに存在しているだけだ。
「ルイコちゃん、トリックって何仕掛けてくるのかな」
「そうですねー…、例えば…」
その時だった。
ドンッ
「!!!?」
誰かに上から押された。
「噂をすれば…っ。悪魔!あああ〜〜〜〜〜〜…」
「きゃああああああああああ」
「わあああああああああああ」
色々な悲鳴が聞こえる。
「待て、飛ぶのにはコントロールが必要で、押されたら歪んで落ちるううううぅぅぅぅ」
誰かが…多分背徳かな。そんなことを言ったけど、あたしにはそんなことを言う余裕はない。ただ、
落ちる———…!!
それだけだった。
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校 ( No.18 )
- 日時: 2014/12/20 14:41
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
五
目を開けた。
「…?」
ゆっくりと起き上がる。そこは、何も無い白い世界に、緑のグラデーションが見えるだけの場所だった。
ここ、どこ…?地球じゃない気がする。息は普通にできるけど、無重力みたいに高くジャンプできる。
それに、今、全然悪の事がわからなくなっていた。
「おはよう」
「!!」
振り返ると、あたしがいた。
あたしといっても、なんか変な感じの姿だった。
「あんた、誰?ここ、どこなの?」
あたしはあたしに問った。
「あたしはあんたの悪の心なの。だから、あんたは今悪い事ができなくなっているでしょ?」
「じゃあ、悪のあたしのあんたは悪いことしかできないの?」
「そうだよ。あたしの名前は悪りん。だからあんたはいらない。この世の中には悪しかいらないのよ!」
そう言うと、悪りんがナイフを持った。
そのナイフは…!!
「そう。このナイフはあんたが昔死のうとずっと持っていたナイフよ。あたしはあんたの考えてることがわかる」
「やめて、悪りん!」
ナイフが、悪りんが、猛スピードで走ってくる。
「世の中ねぇ、悪しかいらないのよ!だから、善のあんたはいなくなりな!!」
やだ、死にたくない。殺さないで…!
無我夢中で走る。早くここから抜け出してみんなに会いたい。
「やめて!!」
そう叫んで、悪りんの手のナイフをつかんだ。
「はなせ!!やめるわけないだろ!?」
「あたしを殺すの!?」
「そうだ!!」
とっさに体が動いて、悪りんの手からナイフを落とす。
そして、床に刺さったナイフをつかみ、遠く遠くに投げた。
ナイフは、どこかこの世界の遠くに行ってしまった。
「何をする…!!」
「あたしの嫌な思い出を甦らさないで!!みんなはどこにいるの!?」
悪りんがぴたっと止まった。
「みんな?『あんた』のみんなは『あんた』と同じように『あたし』のみんなと戦ってるよ」
みんなも…?
「そうさ。みんな…『あんた』と『あたし』のみんなもね…!!」
悪りんがクスリと笑う。
みんなも、あたしと同じ事をやっているんだ…。
あたし達の戦いはそれからもっと続いた。
「ねえ、あたしを殺してどうするの?ただ『これで世の中は悪しかないんだ!』って言うだけでしょ?」
「それが何だってんだ!?お前には関係ない!あたし…この悪りんの人生だ!お前になど…」
「じゃあ、あたしには2つ命があるんだね」
悪りんの動きが止まった。
「悪りんはあたしの悪の命なんでしょ。あたしも今こうして生きて戦ってるから悪りんと2つの命なんでしょ」
「!!」
あたし…いや、人間全員、本当は2つの命があるんだよ?知ってた?
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより 花咲く学校 ( No.19 )
- 日時: 2014/12/20 15:10
- 名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
- プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141220341.html
悪りんイメージ。