二次創作小説(紙ほか)
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- サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖【完結】
- 日時: 2015/04/04 06:09
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
>>あらすじ
キン肉マンの世界から突如として現れた8人の完璧始祖の手によって、大切な家とジンベーが奪われてしまった!
大好きな家とジンベーを取り戻すため、8男子達が立ち上がる。
本作はサトミちゃん家の8男子とキン肉マンのクロスオーバー作品です。
熱血&ギャグでいつもとは一味違う8男子達の姿が見れます!
8男子の小説を書くのは初めてですが、一生懸命がんばります!
※8男子と言う割に、登場するのは6男子だけです。
キャラ紹介>>11
襲来!完璧始祖!!>>1>>2>>3>>6>>7>>12
山下ブンゴVS完璧四式アビスマン!!>>13>>14
犬塚シノ&犬坂ケノVS完璧伍式ペインマン&完璧捌式シングマン!!
>>15>>23>>24>>25>>28>>33>>39>>42
犬川ソウスケVS完璧漆式ガンマン!!
>>46>>48
武道家キャメキャメVS完璧漆式ガンマン!!
>>53>>54
山下ゲンパチVS完璧拾式サイコマン!!
>>59>>62
キュアピースVS完璧拾式サイコマン!!
>>65>>66
来てくださった大好きなお客様一覧
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- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.46 )
- 日時: 2015/04/02 09:58
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ケノが負けた。
この1敗が、残るオレ達の闘いに影響を与えたことは間違いない。
彼は自分の持てる全力を出し切って善戦した。だけど、敵はそれ以上の力でねじ伏せてしまったのだ。彼がリングに倒れたのを見たオレは、今対峙している敵達の底知れぬ実力に戦慄を覚えた。これが、超人レスリングの厳しさなのか……!
「シャバババババ〜、ド下等はド下等らしく無様に敗北すればそれでいいのだーっ」
オレの対戦相手の漆式ガンマンは、化け物だった。
彼は、1回攻撃をすると10回以上の猛攻撃が返ってくるという、まさに「倍返し」のような男だ。しかもその体格はさっきシノが闘っていたシングマンと勝るとも劣らない巨体。
それだけではなく、数億年単位というケタ違いに高度な未来視ができる真眼(サイクロプス)によって、細かい息遣いや筋肉の動きを読み取り、こちらが行動に移すよりも早く回避することができる。オレ、犬川ソウスケの勝算は、間違いなくケノが闘ったペインマンより薄いだろう。
「犬川ソウスケとかいう人間よーっ! 私はなぁー、お前のようなイケメンが大嫌いなのだーっ!!」
顔がグシャグシャに砕けそうなほどの肘打ちで吹き飛ばされ、追い打ちの膝蹴りを食らい前に倒れかけると、さらに続けて片手でオレを担ぎ上げてコーナーに放り投げた。
「多少顔立ちが整っているというだけで、調子に乗ったド下等……それがお前ら6男子の正体なのだーっ!!」
彼は飛び上がり、立ち上がろうとするオレに容赦ないニードロップを敢行した。背中に激痛が走り、口からは今まで吐いたことがない血が噴き出す。
「女みたいに髪を伸ばしおって〜、このド下等がぁ!!」
髪を物凄い力で引っ張られ、強引に立ちあがらせられる。
ガンマンはそのひとつ目にヘラジカのような角のついた顔をぐっと近づけ、大声を張り上げる。
「私はお前達のような『イケメン』を数億年に渡り危険視してきた。なぜだかわかるか?
それはなぁ、お前達が『イレギュラー』だからだーッ!!」
「イレギュラー?」
「そうだ。人間界に稀に現れるのだ……ド下等の癖にその力を大きく超えた奴が!
それを私はイレギュラーと呼んでいる! 容姿に恵まれ、才能に恵まれた奴らはその力を過信し身勝手に振る舞いこの世の理を乱し、ときとして嫉妬や憎悪の原因にさえなるのだーっ!!」
彼の言っている事は正直あまりよくわからなかったため、思わずこんな言葉を返した。
「ハハッ……冗談だろ?」
「私はなぁ、お前と同じで嘘が大嫌いなのだーっ」
強力な頭突きを受けたたため、額から流血する。
彼はそのままそのグローブみたいな大きな右手でオレの顔面を掴み、そのままリフトアップしていく。
「お前のその自慢の顔をトマトのようにグシャグシャに握り潰してやるわーッ!! 」
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.47 )
- 日時: 2015/04/02 10:06
- 名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)
ソウスケ・・・・ヤバイぞ。
続き気になる〜〜(^O^)
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.48 )
- 日時: 2015/04/03 05:35
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ケノが負けたことで、残りの男子達が劣勢になってきた。
特に、1番ピンチなのが、ソウスケだ。
彼は対戦相手であるガンマンに手も足も出ず、一方的にサンドバックになっている。
顔は殴られ続けて腫れ上がり、キャンバスは血が大量に流れ落ち、真っ赤に染まっている。
「シャバババババババ! ソウスケよーっ、お前は所詮ただのイレギュラーに過ぎんのだぁーッ!!」
ガンマンは、その丸太のような極太の腕でソウスケの細い首にラリアートを見舞ってロープに飛ばすと、跳ね返ってきたところに蹄のついた足から繰り出される強烈なキックで追い打ちをかけている。酷い……もう、ソウスケは抵抗する力も残っていないはずだのに、ここまで痛めつけるだなんて……
「それが、完璧漆式ガンマンという男だ」
画面を見つめながら、ミラージュマンが言った。
「ガンマンは、我ら完璧始祖の中でも容赦の無さでは1位、2位を争うほどの男でな、例え相手が人間であろうと超人であろうと、リングに上がった者は完膚なきまでに叩き潰し、己の圧倒的力を観客に見せつけようとするのだ」
するとジャスティスマンも口を開いた。
「奴は始祖の中でも特に過激かつうるさい男だからな。あのソウスケという対戦相手も哀れなものよ……」
信じられなかった。今まで何の感情も見せなかったはずのジャスティスマンが、ソウスケに同情していることが。それはつまり、それほどガンマンが危険で勝ち目の少ない相手だということを意味している。
「ペインマン、シングマン、アビスマンの3人は優しい男で、現にお前達を失神程度で試合を終わらせ、命を奪うような真似はしていない。アビスマンでさえ、グレイブヤードタックルの威力をギリギリまで軽減していたのだ。だが、あのガンマンは全力で敵を葬りさろうとしている!」
「じゃあ、このまま行くと、ソウスケは死んじゃうってこと!?」
「ウム。それもただ死ぬのではない。文字通りバラバラにされて殺されるだろう」
ソウスケが、このまま行くとガンマンに殺されちゃう!
そのとき、何者かがガンマンとソウスケのいるリングに飛び込んできた。それは、黄緑色のざっくりカットに同じ色の瞳に黄緑色の中国服に身を包んだ美少年だった。
頭頂部には黄色い角が生えているけど、アレはアクセサリーなのかな?
彼はふたりの間に割って入ると、不審そうに見つめているガンマンを尻目に、満身創痍のソウスケをリングに降ろし、カンフーのような構えを取った。
「シャバババババ……貴様がこの私に粛清されるべき、粛清対象第2号かーッ!!」
「オレは武道家キャメキャメ! 彼の代わりに、お前の相手になってやるよ」
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.49 )
- 日時: 2015/04/03 07:57
- 名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)
お?新キャラ?
誰だキャメキャメ————!
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.50 )
- 日時: 2015/04/03 08:17
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
漫画『ぷにゅぷにゅ勇者ニャメニャメ』の登場人物のひとりです。
気に入ったので急きょ助っ人として参戦させました。
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