二次創作小説(紙ほか)
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- 【東方二次創作】幻想復興録
- 日時: 2017/07/14 23:35
- 名前: 孤独人 (ID: YQou4sy7)
皆様初めまして。
孤独人と申す者でございます。
小説カキコの利用は初めてなので、ギクシャクとした始まりですが
これから、宜しくお願いします。
さて、これを観覧しているそこのあなた。
これから小説を投稿していきますが、私は初心者なのです。
こんな文章を書いてる時点でお察しでしょうがね(笑)
不憫な点も幾つかあると思いますが、改めてこれから宜しくお願いします。
第1話 >>02 第2話 >>04 第3話 >>05 第4話 >>06 第5話 >>07
第6話 >>08 第7話 >>09 第8話 >>011 第9話 >>012 第10話 >>013
第11話 >>018 第12話 >>022
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.11 )
- 日時: 2016/10/10 21:57
- 名前: 孤独人 (ID: .Vo2i2Gg)
文「あら・・・あなた達もこの人のようになりにきたんですか?」
そう言う文の声は冷たい。
文の足元には、すでに意識を失った霊夢が倒れていた。
文「少し待っててください。霊夢さんの息の根を止めてから、
あなた達の相手をしてあげますよ」
そう言った瞬間、魔理沙が短剣を弾幕で弾き飛ばした。
文「・・・対応が早いですね」
魔理沙「今のお前の速さだと、短剣を振り下ろす動作を
見てからじゃ遅いからな」
文「このスペルカードのことをご存知のようですね」
翔「ああ。ここに来る途中、河童が教えてくれたのさ」
文「余計なことを・・・」
魔理沙「それだけじゃない。これを見な!」
そう言って魔理沙と翔は懐からスペルカードを取り出した。
それは文が使っていたスペルカードの内一つ、強化詠唱だった。
文「何故それを・・・!」
翔「これも河童がくれたのさ。
「妖怪達には止められてるけど、人間は盟友だからさ!」 とか言ってたな」
文「まったく、相変わらずですね。河童は」
魔理沙「さて?どうする?いつものようにさっさと逃げ帰るか?」
文「いいえ?いくら強化詠唱持ちとは言え所詮は人間。
格の違いを見せてあげますよ!」
魔理沙「そうか・・・なら翔!いくぞ!」
翔「おう!」
とは言ったものの、スペルカードの使い方がわからない!
とりあえずは魔理沙の真似をしておくか・・・。
魔理沙「スペルカード発動!《強化詠唱〜リミッター解除〜》」
翔「スペルカード発動!《強化詠唱〜戦闘の天才〜》」
スペルカードを発動した瞬間、確かに何かが変わった。
隣に居る魔理沙は身体中スパークのような何かで覆われているし、
俺に至っては、体が軽く、視野が広く、能力の使い方も完全に把握した、
まさに戦闘の天才状態になっている。
河童が言うには制限時間はなく、本人の意思で解除できるようだ。
魔理沙「おおお!すごいぞこれは!魔力が満ち溢れてくる!」
翔「そうだな。こんなに清々しい気分は初めてだ」
文「河童ってば、なんてものをこの子達に渡してるのよ・・・!」
さすがの文でも、多少の焦りが出てきた。だが・・・
文「しかし、どれだけ強くなろうと私の速さについてこれるはずはない!
だったら動き出す前に仕留めてやるわ!」
そう言って文が消えた。
霊夢が倒された時と同じである。
魔理沙「み、見えない・・・」
翔「・・・」
文は一瞬で翔の後ろに回り込み・・・
文「まずは貴方からよ!」
魔理沙「!?翔!危ない!」
気づいた時にはもう遅く、文は短剣を振り下ろした・・・が。
その剣は、翔の頭上スレスレで止まっていた。
何故なら翔が文の手首を掴んでいたからだ。
翔「おー。これは結構なスピードで」
文「なぜ・・・この状態の私が・・・」
翔「姿が見えなくても、出現位置を予測すれば問題ないだろ?」
文「・・・!」
魔理沙「すごい・・・さっきまでの翔とは大違いだ・・・」
止められるはずの無い動きを止められたことで、驚きを隠せない文。
しかし翔は、そこで終わらなかった。
翔「よいしょっと」
翔の拳が文の溝を的確に捉えた。
さすがの妖怪もこれは効いたようで、文の動きが止まった。
文「ぐっ・・・」
翔「ほれ、もたもたしてると閉じ込められるぞ」
文「!?」
動きの止まった文の周りに、翔が結界を設置した。
文「こんな結界・・・!」
翔「やめとけ。お前の力で破れる結界じゃない」
文「くっ・・・」
翔「さてと・・・」
翔は魔理沙に声をかけた。
この結界ごと文を遠くに飛ばしてもらうためである。
翔「魔理沙」
魔理沙「ん?なんだ?」
翔「頼みがあるんだが。この結界ごと文を遠くに吹っ飛ばしてくれないか?」
魔理沙「別に構わないぜ。どれぐらい魔力が高まったのか知りたいしな」
文「!?」
文がビクビクしていた。かわい・・・げふんげふん。
翔「大丈夫だ。この結界は特別頑丈にしてあるし、遠くに飛んだことを
確認できたら、 結界も解いてやる。あ、その結界に閉じ込められた時点で
スペルカードの効果は切れてるから、戻ってこようとかするなよ」
文「ほっ・・・」
とりあえず安心という風に、胸を撫で下ろしていた。
やっぱりかわい(ry
翔「それじゃあ魔理沙、盛大にかっ飛ばしてやれ〜」
魔理沙「ああ!〈恋符〉《マスタースパーク》!!」
魔理沙は八卦路を取り出しそう叫んだ。
その瞬間、さっき俺がくらったレーザーの7、8倍の大きさのレーザーが
八卦路から発射された。なんだこれ・・・
結界は頑丈にしてあったので壊れることもなく、文と共に遠くに消えた。
とりあえず一安心・・・というわけにもいかなかった。
翔「魔理沙、急いで博麗神社に戻るぞ」
魔理沙「ああ、頑張れよ、霊夢」
俺達は霊夢を抱え、博麗神社に向けて飛んだ。
第7話 >>09
第9話 >>012
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.12 )
- 日時: 2016/10/15 00:44
- 名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: .Vo2i2Gg)
翔「・・・どうだ?」
あの後、俺達はすぐに博麗神社に戻り霊夢の手当てをした。
といっても手当てをしたのは魔理沙で、俺は
「女の裸を平気で見る変態じゃないなら、少しの間外にいてくれ」
と魔理沙に言われたので外でしばらく時間をつぶしていたのである。
たった今、魔理沙からの入室許可がでたので戻ってきたのだ。
魔理沙「おそらく文は霊夢の意識を奪うことを優先したんだろう。
傷は多いけど、どれも浅かったからな」
翔「今は?」
魔理沙「ぐっすり寝てるよ」
翔「そうか、ならよかったよ。だけど・・・」
密か胸を撫で下ろした。とはいえ、あれだけズタボロにされたのだ。
下手をすればトラウマになりかねないが・・・
魔理沙「トラウマにならないかって問題なら、それはない。
あいつは昔にもっと酷いことを経験してるからな」
翔「酷いこと?」
魔理沙「ああ。今回のように肉体的ダメージは無いにしろ、
あいつにとっては一番のトラウマ何じゃないか?」
翔「それは、一体・・・?」
魔理沙「それはな・・・」
魔理沙が話をしようとしたその瞬間・・・
霊夢「ん・・・ま・・りさ・・・?」
霊夢が目を覚ました。
魔理沙は霊夢の方に振り返り・・・
魔理沙「この話はまた今度な」
そう言って霊夢と話始めた。
なんだかお邪魔な気がするので、もう一度外にでた。
後ろからは嬉しそうな魔理沙の声と、
すっかり元気になった霊夢の声が聞こえてきた。
こっそり二人の話に耳を傾けてみる・・・
外に居る俺は、ぼんやりと空を見上げていた。
翔「俺も、仲のいい話相手が欲しいなぁ」
文「呼びましたか?」
翔「呼んでない。帰れ」
サラッと受け流したが、なんでここに居るんだよ・・・
文「つれないですねぇ。別に戦いにきた訳じゃありませんよ?」
翔「じゃあ何なんだよ」
意味がわからない。妖怪は皆こうなのか?
文「私はですね、貴方が気に入ったんですよ」
翔「ぶふっ。・・は?」
文「要するに一目惚れってやつですね」
こいつ、電波少女すぎるだろ。
昨日の敵は今日の友、って言うけど時間的にはまだ昨日の段階だし、
時間経過を無視しても、友達じゃなくて恋人だぞ!恋人!!
翔「バカかお前。俺達は敵同士だぞ。敵同士」
文「愛に敵味方の区別はないのです!」
翔「あるに決まってるじゃないですかやだ〜」
そんなやりとりをしてる内に異変を察知したのか、霊夢と魔理沙が外に来た。
魔理沙「どうしたんだ〜・・・って文!しょうこりも無く何しに来た!」
文「この翔さんを私の恋人にするために来たんですよ」
霊夢「そんなこと、あんたのとこのリーダーが許してくれる訳ないでしょ!」
文「この愛を成し遂げるためなら、死んでもかまいません!って言ったら
ため息付きながら許してくれました!」
霊夢「はぁ!?」
文「とりあえず翔さんは貰っていきます!」
魔理沙「あ!?」
翔「たーすーけーてー」
文は消え、後には翔の悲鳴がこだましていた・・・
・・・という夢を見たと霊夢が魔理沙に話していた。なんだそれ。
第8話 >>011
第10話 >>013
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.13 )
- 日時: 2016/10/27 23:37
- 名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: .Vo2i2Gg)
翔「それで、これからどうするんだ?」
一通り話終わったそうなので、とりあえず作戦会議をすることにした。
霊夢「そうねぇ・・・」
ふと、外を見ると綺麗な夕焼けが沈んでいくところだった。
こっちに来て、もう一日が過ぎようとしていた。
文との戦闘もあったので、俺と魔理沙はもうクタクタだ。
魔理沙「もう腹ペコだぜ〜・・・」
翔「俺もだ・・・」
霊夢「私も・・・」
皆のお腹がクキューと鳴っていた。
しょうがない、何か作るか・・・。
翔「何か食材はあるか?」
霊夢「ごめんなさい、もう蓄えがないの・・・」
翔「そうか・・・」
だったら・・・
翔「俺の能力で何とかする。台所借りるぞ」
霊夢「は〜い・・・」
文との戦闘の後、俺の中で変化したことがあった。
スペルカードの効果が切れた後、あの思考能力は失ったが、
能力の使い方は はっきりと覚えていたのだ。
帰って来る時に空を飛べたのもこのおかげである。
翔「何がいいかねぇ・・・」
あまり凝ったものを出しても変なので、無難に和食にしておこう。
翔「作らなくても、既に出来てる物を出せばいいか・・・」
というわけで今日の晩ご飯は、焼き魚、味噌汁、卵焼き、白ご飯である。
霊夢達の居る居間に持っていくと・・・
魔理沙「おお・・・ご飯だ〜・・・」
霊夢「ご・・・飯・・・」
何かやばいことになっていた。
さっさと準備を済まして、いただこう。
翔「いただきます」
霊夢「いただきます」
魔理沙「いただきます」
能力で出した物は意外と美味しかった。
その後はすぐ寝た。霊夢が一人「寝れない」って言ってたけど気にしない。
おやすみなさい・・・
第9話 >>012
第11話 >>018
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.18 )
- 日時: 2016/10/27 23:31
- 名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: .Vo2i2Gg)
翔「それで・・・これからどうする?」
作戦会議パート2である。
今は朝で、吹いてくる冷ややかな風が心地いい。
何故か霊夢だけはボーッとしていたが、まぁ大丈夫だろう。
魔理沙「う〜む・・・とにかく、情報が必要だな」
翔「情報・・・か。なるほどな」
確かに魔理沙の言う通りだ。
こっちに来てからまだ異変が起きたということぐらいしか・・・ん?
翔「魔理沙も何も知らないのか?」
異変が起きたのが最近だとしても、さすがに何か知っているはずだ。
魔理沙「ああ。お前を探すのに必死だったからな。なぁ霊夢?」
霊夢「ん〜」
魔理沙「だめだこりゃ。まぁそういうことだ」
翔「なるほど、そういうことか」
それなら仕方がない。問題はどこで情報を集めるのかだ。
翔「どうやって情報を集めるんだ?誰かに聞こうにも、人はいないんだろ?」
魔理沙「そうなんだよなぁ、人は皆死んだし・・・あ、そうか」
翔「どうした?」
魔理沙「冥界にいけばいいんじゃないか?」
翔「冥界?」
霊夢「この世界とはまた違う時空にある世界よ。普通、この世界の人間は
死んだら三途の川を渡り、閻魔によって白か黒かを裁かれるの
だけれど、数が多い場合一時的に冥界に送られることがあるのよ」
翔「お前起きてたのかよ・・・」
魔理沙「その冥界には死を操る大食い悪魔と霊と話せる白玉がいるんだぜ!」
翔「???」
霊夢「霊と話せるなら、死んだ人達から情報を集められるでしょ?」
翔「なるほど。で、別の次元にあるって言ったけど、どうやって行くんだ?」
魔理沙「ひたすら高く飛べば、どこかに入り口があるぜ!」
霊夢「そういうこと。さ、行きましょうか」
翔「わかった」
こうして俺達は博麗神社から飛び立った。
入り口探して飛行していると、
霊夢からどうやって空を飛んでいるのかと質問された。
翔「これはな、飛んでるんじゃなくて透明の板を造ってるんだ」
霊夢「透明の板?」
翔「そう。その上を走ってるってわけだ」
霊夢「疲れないの?」
翔「板の上に乗ると自動的に前に進むようにしてるからな」
霊夢「なるほどねぇ・・・」
翔「・・・あれか?」
しばらく空を飛んでいると、黒い穴の様なものが見えた。
魔理沙「お、見つかったみたいだな」
霊夢「突入するわよ!」
翔「ああ!」
俺達は、黒い穴の奥へ進んで行った・・・
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.19 )
- 日時: 2017/02/12 20:40
- 名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: eko4n.ZF)
皆さん、お久しぶりです!
これからまた、この小説を再開していきたいと思いますので、
よろしくお願いします!