二次創作小説(紙ほか)
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- 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます
- 日時: 2017/08/01 02:55
- 名前: 黒蝶 (ID: l.IjPRNe)
【国名】神ノ国
【人名】本田ヒカリ
【首都】天(他の地域は月、海)
【公用語】日本語
【国花】彼岸花
【国旗】真ん中には黄色の太陽でその周りは黒
神ノ国はヨーロッパ州にある北海道ぐらいの大きさの島国でイギリスに近く民を護る為に主に軍事に力を入れている。ヒカリの性格は温厚で大人しいが怒らせたら一番怖い。外見は黒髪黒目の姫カットで彼岸花柄の色の暗い着物を着ている。でも外交や戦の時は男装
注意書
盗作禁止
中傷コメント禁止
口調迷子で時差が激しいです
目次
>>1 プロローグ
>>2 捏造国家の神ノ国
>>4 特殊部隊結成
>>6 可愛い子には旅をさせろ
>>12 兄妹
>>14 我らが神水よ。荒々しく巻き起こらん
>>17 先に行く我が国は何処へ行く
>>18 初めての友達
>>20 保護
>>21 世界会議初出席
>>26 世界恐慌
>>28 世界最強国家
>>32 遺憾の意を表明
>>33 運命戦争
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.5 )
- 日時: 2017/07/02 01:06
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
私の家(神ノ国)は鉄が大量に取れるし彼岸花も沢山咲いて現代知識のおかげで農業も漁も他の国に劣らないと思う
主に軍事に力を入れているけれど最近は医療も力を入れている。…因みに鉄が取れても大きい軍艦ではなく小型化した軍艦が多いですね
そして医療も力を入れている私の家は病気は勿論、毒に関しても知識を備えているのだ
「これで良いんだべか?」
『はい!これで大丈夫です』
「また新たなもん作っちゃるから出来たら教えたるわ」
『分かりました』
職人さんには色々御世話になりますね
作って貰ったのは防具・武器・お面です。忍に必要な物を作らせましたが本当に某忍者の漫画を読んでいて正解でした…
そして忍隊を結成し"夢幻"と名付ける。夢幻という忍組織がまさに夢、幻のように存在し人には認知しずらいという意味で付けた
『"人事を尽くして天命を待つ"これを合言葉にして寅の印を結んで下さい』
任務中は四人一組で行動するのを必ず守ってもらい誰にも悟られず任務を遂行してもらう
忍の組織は下忍から上忍までの階級に更にその上には隊長がいる。ただ忍とはいえ人間、忍は感情を殺すのが理想ですが夢幻には"戦意の無い者は攻撃するな"と言った
因みに定期的に合言葉は変わります
『更に訓練を積めばきっと大丈夫です。魅娘都様!』
魅娘都様はホッとしたかのように息を吐いた
『しかし油断は出来ませんね。最近では近隣諸国が我々を開国させようと動いているみたいですし…』
「宗教についても…私達は今のところ神道だけですが、キリスト教を無理矢理ぬ押し付けられる可能性もあります」
『ドイツ騎士団や他の国も探ってみます』
「…私はあまり外には出ずいつも占いをしていますから貴女と女中しか会えません。なにかあった時は…頼みますね」
『全力を尽くします』
つい口元が緩んだのか魅娘都様は驚いていた
「初めて笑いましたね!」
『え、そうなんですか…』
私は初めてちゃんと笑ったのですか…。そう思っている私など知らず魅娘都様は「御赤飯を炊いて!」と女中に言っていて苦笑いをした
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.6 )
- 日時: 2017/07/02 17:04
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
【可愛い子には旅をさせろ】
「これで祖国は暫く安全でしょう。故に旅に出なさい」
急な事に私はつい魅娘都様を疑問視してしまう。無礼だと分かっていても仕方無いと思いますよ
事前連絡もなく突然に言われたら誰だってね…
『そんな悠長な…』
「これも大事です!ヒカリには試練として色々な国々を周り最終的には日本に行きなさい
恐らく貴女は日本の…いえ、これは日本の上司に言わせます。手紙を書いておくので準備出来次第、出発するように!」
『しかし…』
「それに可愛い子には旅をさせろと言いますし!」
返事も聞かないまま魅娘都様に御部屋から追い出された
困惑しながら屋敷に行き、準備を開始すると私のお世話役のお雪さんが部屋に入って来る
「祖国様。外つ国は大変危険で御座います故、男物を着用し武器をお持ち下さい」
『分かりました』
私の身長は伸びてはいるけれどあまり伸びてはないので服は沢山あるから着るのに困らない
お雪さんが選んだのは半尻という狩衣を子供用に調えた装束。そして髪型を下げみずらにした
『お雪さんの腕は真に天晴れですね』
「お褒めに預かり光栄です」
『さて、では港に私は行きます』
「行ってらっしゃいませ」
宛帯を少し強く絞めて其処に鉄扇を差すと旅に出る為に荷物を持ち港へ向かう
港に着くと色々な民が私に話し掛けて来た
「祖国様!頑張ってくだせぇ!」
「日本の人達に宜しく御伝え下さい」
等々
天気も晴天に恵まれているから楽しい旅になりそうですが、やはり不安も付きまといますね
ヘタリアキャラに会えるというのは喜んで良いのでしょうか分かりませんが…
すると夢幻の中忍が私の前に現れる。しかも中忍は民の服装、どうしてかなと思っていると中忍は口を開く
「護衛を勤めさせて頂きます。偽名ですが虎丸と申します」
『宜しくお願い致します』
「命があれば仰せのままに致します」
虎丸は見たところ十八になるかならないかの年齢かな。しかし十代で中忍になるという事は強い
そして私と虎丸は船に乗って最初はロシアを目指した
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.7 )
- 日時: 2017/07/02 05:03
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
ロシアはとても寒いと聞いていたけどあまり寒くはなかった。虎丸曰く私達は異常らしい
船はロシアの港に停めさせてもらっている。なんだか分からないけれど魅娘都様がロシアに手紙を送ったから停める許可を頂いたと聞いた
ロシアは雪が降っており辺りは銀世界で吐く息は白い
「祖国も雪国ですけど此方も凄い雪ですね」
『そうですね』
「俺は宿を探して来ますのであまり遠くには行かないで下さい」
『うん。分かっていますよ』
虎丸が宿を探している間に私はロシアの町を探索した。ロシアの民は私から見れば大きい人ばかりだ
身長がまだ小さいという理由もあれば一応、日本人だからロシア人と比べると小さいという理由もある
暫く無心で歩いていると気が付けば町を抜けてしまった
『虎丸の所に行かないと。…ん?』
悲鳴?叫び声?それが私の耳に聞こえる。というかこの声は…ロシア!
声の方向を見るとやはりロシアは数人の人達に追い掛けられていた
数人vs一人なんて卑怯極まりないじゃないですか!
『一人相手に数人で攻撃するとは卑怯ですよ!』
「誰だ?お前」
実は声を色々な高さで操れるのです。なので私は声を低めだけどショタみたいな声を出した
私の容姿は日本人なので相手から見れば幼い子供
「それの服は日本だべか?というか国?」
「幼い餓鬼は引っ込んでろよ!!」
ドイツ騎士団は煩いですね
『君は大丈夫ですか?』
「ありがとう。僕ロシア」
デンマークの質問とドイツ騎士団の言葉を無視して私はロシア様に話し掛けた
名前を言ってくれるなら様付けなんですがね。因みにスゥーデンは普通に此方を見てますよ
『私は…ヒカリで良いです』
「人名でしょう?僕に教えてくれないの?」
『すみません。まだ開国してないんですよ』
「ふふっ。じゃあ僕がヒカリ君の友達一号になっても良いかな?」
『別に構いませんが…』
そんな会話している私達にドイツ騎士団は苛々して何か叫ぶ
どうやら戦闘しているのに此方がほのぼのしている事に怒りを覚えたらしい
『子供ですか』
つい本音を言ってしまった
「なっ!?お前も国なら俺に従え!」
『従う?私の家を侵略する気ですか?』
私は鉄扇を出す
それを見たドイツ騎士団は鼻で笑う。どうやら武器が鉄扇で刀には勝てないと思ったらしい
けれど一応この鉄扇は日本と私の家の技術を組み込ませた代物。しかも日本刀は外国の物より質がよく良く斬れる
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.8 )
- 日時: 2017/07/02 05:00
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
私が一番嫌いなのは平和を乱す愚か者
人に迷惑掛ける人も、声が無駄に大きい人も苦手な分類に入るけれど、やっぱり平和を乱す愚か者が一番無理
だから私の家を侵略するのなら私は容赦しない
「一騎討ちだ!!」
『……』
「って…ハァァァァ!?」
「!?」
「わー凄い…!」
剣を振るうドイツ騎士団に私も鉄扇を振ったのだ
どちらが勝っただろうか?それは…
『__私の勝ちです。大うつけ様』
私の勝ち
鉄扇でドイツ騎士団の剣を半分ほど折らせて頂いたのです
…しかしまさか彼処まで威力があるとは驚きですがね
『私はまだ生まれたばかりなので手加減はあまり出来ませんでしたが…これはこれで良しとしますか』
「強いねー!凄いよ。流石僕の友達だね♪」
『もう行きましょうよ。ロシア様』
「うん♪」
驚いている他の人達を置いて私達は町へ入ると虎丸は丁度、宿を見付けたのか此方を見た
虎丸の表情はとても穏やか。表すならば妹がやっと友達が出来たという表情
少し失礼では?っと思ったけれど見た目的には虎丸の妹に見えるわね…
「また会える?」
『会えると思います明日は出発です。私達はこれでも日本に向けて旅をしているんですよ』
「そうなんだ…。ふふっ。じゃあ正式に今度手紙を送らせてね」
『お待ちしております』
「ヒカリ様。そろそろお休みになられて下さい」と、虎丸が私に言った
『ロシア様また会おうね。』
「うん!」
そう約束して私達は別れた
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.9 )
- 日時: 2017/07/02 16:23
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
次に行く国は、と私の護衛役の虎丸は呟きながら国名が書かれている紙を取る
どうやら行く国をくじ引きで決めていたらしい。だからロシア…私の家から近い国があるのにくじ引きで決めたからなのね
それで良いのか虎丸よ
「あ」
『何処に決まったのですか?』
「イギリスです」
イギリス…
私の家から近いじゃないですか。ロシアからイギリスなんて遠い
けれど私達の船は速い、それはとてつもなく速いです。2日さえあればという言葉は聞いていません
ツッコミを入れてもスルーされそうだから言いませんが…
『本当にこれで大丈夫ですかね…』
「神様のお導きなんですから仕方無いですよ」
『ははっ…』
イギリス領にはアメリカとカナダがいると思いますが…
でも何だか…
『嫌な予感がするんですがね』
「気のせいでは?」
『うーん…』
絶対に何かありそうな予感
まさかその予感が当たる事は二人は知らない
『その手を離して下さい!!』
それはイギリス領に着いて虎丸が少し離れて荷物を取りに行った時の事だった
一人で待っていると男性二人に手を掴まれ「此方へ来なさい」と言われたのだ
片方に子供一人が入れそうな袋、私は悟ったのです。売られる…
虎丸は耳が良いので先程の声で聞こえる筈なのだが何故か来ない。もしやこの人達の仲間に足止めされる?
「少し手荒にいくぞ」
「恨むなよお嬢ちゃん。俺達だって生活が苦しいんだ」
「多分この子供は何処かの貴族だぜ。高く売れる」
口を塞がれ袋に無理矢理入れられる。あまりに急な事だったし、売れるという恐怖に足がすくんでしまった
久しぶりに恐怖を感じた。元の世界で父に暴力を振るわれ、母は姉を連れてまだ六歳の私を置いて出て行ったのだ
でも私と姉はこっそり会って姉は私の傷を手当てしてくれたけどね
「ヒカリ様!?」
「行かせるか!」
「クソッ…!!」
やっぱり足止めされていたのか。流石に虎丸は馬の足には追い付けない為に距離が大きく開く
あまり虎丸の声も聞こえなくなってきて本当に私は売られてしまう…
声を出したいのに出せない。口が塞がれているという理由もあるが久々の恐怖という感情のせいで出せないという理由もある
「おい!お前らその袋に子供が入ってるだろう」
「何の事かねぇ」
「とぼけるのもいい加減にしろ!」
「人拐いはお兄さん感激しないよ」
そして凄い殴る音と悲鳴が聞こえた