二次創作小説（紙ほか）
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- 東方妖雲記
- 日時： 2017/08/26 17:39
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
初めまして幻想 神官です。
辰凪 光雅 / たつなぎ こうが
ある日、幻想郷にやってきた外来人。
中々辛い過去を持つ。
立花 寿実 / たちばな ことみ
光雅より前から幻想郷にいる。
能力を多々持ち、優しい性格をしている。
１． 幻想入りして紅魔館に
光雅「・・・そ、そうか。よろしく。」
たった今、幻想郷の事、紅魔館の事、そして自己紹介を終えたところ。
そしてレミリアは光雅をここの執事に任命したのだ。
その場には寿実も立ち会わせていたのだ。
寿実「・・・？」
咲夜「どうしたの？寿実。」
寿実「あーえっとさ、過去が見えたんだよ。」
レミリア「過去？光雅の、かしら？」
寿実「う、うん。すごく辛い過去・・・。」
その後、見たことを話そうと思ったが触れないでくれと言われた。
寿実は母が幻想郷へ送ったのだが、彼にはその母すらいない。
レミリア「寿実は多々なる能力を持っているのよね。」
光雅「そうなのか？」
寿実「うん、ほらアリアさんも私の能力で作った人だよ。」
セピア色のウェービーロングヘアに胸元に白い薔薇のコサージュを
つけたアリアが話に気づいたようでこちらに寄ってきた。
アリア「なんとなく察しはできます。私は寿実さんの力で
作られた存在なんですよ。」
間近で見ると更に綺麗に見える。
まるで人形のような・・・。
- Re: 東方妖雲記 ( No.34 )
- 日時： 2017/09/09 12:09
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３５．切り替えて
霊夢「ねぇ寿実、やっぱりあのスペルは即席？」
寿実「うん、でも能力は少し前に作ったんだよね。スペルを使わなくても
召喚できるんだよ。」
アリア「そういえば妖怪の山の方々も天魔さんや洩矢神社の方を中心に固まって
警戒してるとか・・・。」
オリビア「新入りさんも集められてるらしいですね。なんだか心強いです。」
早苗「みなさーん！」
早苗はアリアの隣に着地した。
文ともう一人を連れて。
魔理沙「早苗と文と・・・えっとそいつは？」
魔理沙の目線には赤い和服に黒髪、金色の瞳をした烏天狗の少年がいた。
グレース「新入りっていうのは・・・。」
文「えぇ、道奈美 白都（みちなみ はくと）君ですよ。」
文がそう言い終わると白都が頭を下げる。
寿実「はぁ、さすがに運動できない私には辛い・・・。」
蒼空「辛そうには見えないな。」
寿実「いえいえ、辛いですよ。」
早苗「あ、そういえば。文さんと私、白都さんは皆さんに加勢することになったんですよ。」
寿実「おー、心強い！」
早苗「はい、白都さんもかなり強いんですよ？」
白都「い、いややめてくれ早苗さん・・・。」
- Re: 東方妖雲記 ( No.35 )
- 日時： 2017/09/09 14:09
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３６．現れる協力者たち
魔理沙「・・・はぁっ！？私の兄ちゃんだって！！！？」
純恋に言われて博登は魔理沙の家へとやってきて事情を説明した。
博登「まぁ別の世界だけどな。一応、お前の兄貴だぜ。」
魔理沙「マジかよ・・・でもなんか家族ができたみたいで嬉しいぜ。
よろしくな！」
博登「おう、魔理沙！」
霊夢「・・・ふーん、アンタが別世界の私の兄ねぇ〜。」
黎明（れいめい）もそして烈弥も鈴斗もそれぞれ別れて行動していた。
黎明「あぁ、別世界じゃ兄だ。」
グエン「・・・珍しいな、猫の妖怪がここにいるなんて、見た感じ猫又か？」
ジュリアの膝の上には黒い毛並みの二本の尻尾を持ち左足に包帯を巻いた猫がいた。
ジュリア「え、えぇ滅多にないことです。猫又も色んな性格の子がいますし・・・。
地底のさとりさんの能力があれば・・・。」
さとり「お邪魔します。」
タイミングよくさとりたちが店へやってきた。
さとりに事を説明すると快く引き受けてくれて、さっそく始めた。
さとり「・・・なるほど、この子はどうやら寿実さんを探しているようです。
貴方の口から詳しいことは聞きたいのですが・・・。」
猫又はジュリアの膝から飛び降り、着地と同時に人間の青年の姿へ変わった。
さとり「魔寿（まこと）って名前ですよね。」
魔寿「あぁ、猫又になる前にケガをしてるとこを立花のヤツに助けられて飼われ始めたんだ。
助けてくれたのが寿実だったんだ。だから恩返しをしたいんだよ。」
ジュリア「ふむ、彼女がよくいる場所と言えば博麗神社ですけど最近は異変のことで
バタバタしていますし、彼女に恩返しをするなら彼女を手助けしてあげては？
異変解決に協力するんですよ。」
- Re: 東方妖雲記 ( No.36 )
- 日時： 2017/09/09 16:52
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３７．訪れる異変
とある森。
紫はある妖怪たちに話をしていた。
九人の狐の妖怪たちで紫の目の前にいる狐の少年は
水色の髪に青と白の和服、狐のお面に白い狐の耳と尻尾がある。
紫「ごめんなさいね空狐、もうあんな思いはしたくなかったでしょうに。」
空狐「まあな、でも今回は仕方ねえ。」
？？？「空狐、本気なの！？またあの時みたいになったら・・・！！」
茶色の髪に赤い目をした狐の少年が空狐に反論する。
隣にいる黒い狐のお面と紫の和服を身に着けた九尾の少年も頷く。
空狐「・・・落ち着け、九尾、天狐。確かにこいつに戦わされて仙狐さんは死んだ。
だがさっきの話は聞いてたろ？
ここがなくなったら元も子もねえんだ。分かんだろう？ならやるっきゃねえよ。」
紫「分かってくれて感謝するわ。貴方達の仲間の白狐からも彼女のことは聞いてるはずよ。」
天狐「・・・分かった手伝う。」
紫「ごめんなさいね無理強いしてしまって。でも助かるわ、これで揃ったしね。」
慧音「どうしたんだ、ノエル？」
ノエル「急いで里のみんなを避難させて！場所はもちろん博麗神社よ、急いで！」
ノエルの能力『察知する程度の能力』は何がどこに来るかわかるのだ。
慧音「分かった、ノエルも手伝ってくれ。」
ノエルは頷いた。
- Re: 東方妖雲記 ( No.37 )
- 日時： 2017/09/15 17:44
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３８．人里の戦い
数万もの部下を引き連れ一人の死神が降りてくる。
片目だけ紅く、そして青緑色の髪をした中性的な青年だ。
？？？「・・・さて、とまさかそれで隠れてるとは言わないよな？」
鎌を振り下すと黒い雷が降り注いだ。
ほぼ同時に二人の部下が倒れる。
清蓮「人里で暴れんなよ、死神。」
梨晴「まったく彼がいないときに限って襲撃してくるなんてね。
あ、ちなみに言っておくけどその二人を倒したのは僕達じゃないから。」
また発砲音が聞こえ今度は１０人が倒れた。
上空で銃を構えるオリビアがいた。
『マヒトさま、お下がりください！』
マヒト「・・・あぁ、だが気を付けろよ。」
マヒトは紅い片目を閉じた。
オリビア「数万いますね。」
梨晴「オリビア、君の能力でどうにかなるでしょ？」
オリビア「え、えぇ。共用する程度の能力なら・・・。」
清蓮「ならお願いするぜ。この人数じゃ、オリビアの能力が必要不可欠だからな！」
オリビアは頷き、銃を構えた。
パァァンっと１発放たれ、１人の部下に当たる。
清蓮「こんな人数、オリビアがいればちょちょいのちょいだぜ！！」
『がはっ！！？』
弾がヒットした死神の腹に神力の水を帯びた清蓮の拳がめり込む。
するとマヒト以外全員がその場に倒れ、消えていった。
マヒトは目を細め、オリビアを見据える。
マヒト（あの女がオリビア、か・・・。ふっ、つらいもんだな。）
- Re: 東方妖雲記 ( No.38 )
- 日時： 2017/09/15 18:43
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３９．修道女と死神
アリア「あ、貴方は・・・！！」
セピア色の髪を揺らし後ずさるアリアの目の前には
左目だけが見える仮面をつけた死神『グラージ』だった。
左目には光を宿していない。
アリア「わ、私に何の用なんです？」
グラージ「殺そうなどは考えちゃないさ。ただこちらに来てもらう。
逃げれば俺はお前を傷つけてしまう、素直に来てほしい。」
アリアは逃げてはいけない気がした。
そして皆なら・・・。
アリア「・・・私としてはお断りしたいのですが貴方についていきましょう。」
グラージ「それで構わない、なら行くぞ。」
グラージはアリアの手を引き、移動した。
黎明（人里に襲撃、確実に死神どもだろうな。）
霊夢「アリアが連れ去られるなんて一体どうなってるのかしら？」
ノエル「人里には梨晴たちが向かってくれたはずよ。心配無用。
それにアリアなら無事でしょう。それに黒幕を倒して救えばいいじゃない。」
霊夢「そうねアリアも救えて異変も解決、一石二鳥ね。」