二次創作小説(紙ほか)
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- 夜明け前、愛してる
- 日時: 2017/10/14 23:27
- 名前: 空 (ID: Yv1mgiz3)
テニスの王子様の夢小説です。
全体的に生温かく見守ってくれると嬉しいです。
学校ごちゃまぜ。
- Re: 夜明け前、愛してる ( No.1 )
- 日時: 2017/10/14 23:31
- 名前: 空 (ID: Yv1mgiz3)
薄暗い部屋の中、9月だけどやっぱり俺らの体温は溶けるくらい暑い。
もうすぐ朝が来るかもしれない。
今、目の前にいるこいつの声が聞きたくて。
2人で初めての朝を迎えた。
- Re: 夜明け前、愛してる ( No.2 )
- 日時: 2017/10/14 23:42
- 名前: 空 (ID: Yv1mgiz3)
咲本逢。
人より短いスカート、垂れ下がったネクタイ。
長い髪は茶髪で毛先まで巻かれている。長いまつげと足。
「今日も派手だねえ」
「ヤバい奴じゃん」
「クソビッチ」
「ケバい」
「援交疑惑」
彼女に飛び交う噂と言葉。
その時、逢はいったい何を考える?
逢はいつもどこか憔悴しきった目をしている。
大きくて、ぱっちりした目に似合わない瞳。
- Re: 夜明け前、愛してる ( No.3 )
- 日時: 2017/10/17 08:47
- 名前: 空 (ID: 8topAA5d)
駅の改札口を抜けたら、入口で携帯をいじっててキャップのつばが後頭部にくるように被ってて身長は平均的だけどラケットバッグがお似合いのあいつがいた。
「亮ちゃん!」
「おう」
嶋崎来美は、今日は中々オシャレな格好をしている。気合いを入れてきたのだ、無意識に。
亮ちゃんと呼ばれた男子·宍戸さんは来美の気合いの入れように気が付かない。
「久しぶりだねー」
「飯行くか」
「食べるものばっかじゃん」
そうだね、わはは。みたいな、一見すればただの高校生のカップルというか、カップルだと望むのは来美。
二人は人混みを進んで行く。
イケメンってか、私は亮ちゃんにフィルターがかかっている。
なんだか知らないけど、声とか横顔、着てる服が全部唯一無二に見える。
なんだろう、中学のころから好き。ずっと好き。
「人混み嫌いなんだよなー」
「え! でも、良くない?距離…近いし」
「?」
「いやぁ〜なんでもない、なんでもない」
だめだ、亮ちゃん鈍感すぎる。