二次創作小説(紙ほか)
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- 東方創造郷
- 日時: 2017/11/14 21:05
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「叶恵(かなえ)、紅魔館に行くつもりなんだけどどう?アンタも行くんだったら
ついてきていいわよ?」
赤いリボンを頭につけた霊夢は私にそう聞いた。
何の用事で行くんだろう?不思議に思ったので少し聞いてみることに。
「何の用事で紅魔館に行くの?」
「あーそれは後で話すわ。それよりアンタにも関係することなんだからついてきてもらう
わよ。拒否権はないからね!」
「はい。」
一体私が関係する用事って?余計に気になる。
紅魔館に無事到着。
館内に入り咲夜さんの案内で広い場所にやって来た。
相変わらず中は広く一人で出歩けば迷子になりそうだ。
「霊夢、叶恵、結構早かったわね。」
「そうかしら?で、レミリア私たちが関係することって何かしら?
まぁ、私が呼ばれた時点で異変のことなんでしょうけど・・・。」
レミリアは両手をひらひらさせた。
「勝手にここで話すことになっただけなのよ。私はただ言われた通りにしただけ。
で、ちゃんと話してくれのよね?風月(ふうげつ)?」
いつの間にか壁に背中を持たれて立つ男がいた。
口元を隠し顔の上部につけられた包帯は金色の左目だけを残していた。
初対面の私からしてみれば少し威圧感のようなものを感じさせる。
緊張気味な私を気遣ってか霊夢は「大丈夫よ」と微笑んでまた彼の方を向いた。
- Re: 東方創造郷 ( No.9 )
- 日時: 2017/11/19 09:58
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
人里・上空
「そんなー一人で戦える自信はないんだけどな〜・・・これは仕方ないか。」
楽しそうな子どもの笑い声、みんなの話し声。
「・・・どうした叶恵。」
風月は叶恵から一通りの話を聞いた。
「なるほどな。俺も彼のことは知っている。だがもう来ているようだぞ、
厄介な相手が。」
「奴ならここを見張ると思ったが誤算が生じたか。だがいいだろう・・・。」
下は人里、ここで派手にやれば被害が人里に。
「おい一旦、人里から離れるぞ。」
そう言われて人里から離れた。
博麗神社
「神技「八方鬼縛陣」!」
戦闘開始からすでにニ十分は経っているだろう。
霊夢は攻めに出ているが疲れているのは霊夢の方だった。
「疲れてるんだったら降参するか?俺はどちらでも構わないが・・・。」
「アンタ馬鹿なの?この私が降参なんてありえないわ!」
「博麗の巫女は面倒くさがりだと聞いていたんだが?」
「まあね間違っちゃいないわよ。でも私の時間を潰した奴は許さないわ!
それにこの戦い私が勝つ。」
「根拠はあるのか?」
「根拠は—巫女の勘よ!」
魔法の森
「どうするアリス!後ろに回ってもすぐ気づかれちまうし・・・」
「落ち着きなさい魔理沙。とはいっても面倒ね近づけば雷が落ちるし死角はないのかしら?」
二人は夜桜という男を睨む。
「七色の人形使い、そして黒白の魔法使い、確かに実力は確かなものだが残念だったな。
俺に死角はない、あきらめろ。」
- Re: 東方創造郷 ( No.10 )
- 日時: 2017/11/19 11:11
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
霊夢が苦戦している中、想真は八月 冬真と会っていた。
その場所は異空間、どこからの干渉も受けない場所。
「本当に勝てると思ってるのか?この俺に・・・能力も力もお前は知ってるはずだ。」
「当たり前だろう。だがどっちにしても俺がアンタを正す、想真としてでもあり
スサノオとしてでもな!」
人里から少し離れた場所
「杯 レイ、いや八岐大蛇か。ここを荒そうとする奴は罰するのみだ!」
「ッ!?」
強大な神力を感じ、ある人間と昔に自分を倒した神を思い出した。
「なるほどな・・・」
「神剣一閃」
神力を刀に纏い一閃した。
魔理沙とアリスの助けに入ったのは伊能 壮史(いのう そうし)だった。
「大丈夫かアリス、魔理沙。」
「ありがとう助かったわ。それにさっきの攻撃で弱点が分かったのよ。
三人がかりならいけるわ!」
作戦を聞いて全員が頷く。
「呪符「ストロードールカミカゼ」!」
大量の弾幕が夜桜の視界内を埋め尽くした。
そして——。
「魔砲「ファイナルスパーク」!」
「疾走する剣≪スレイヤーソード≫」
「ごはぁっ!?」
胴体に二つの深い傷ができる。
「閃!」
空風 閃は剣を握り構えたまま霊夢の方を向く。
「よぉ、霊夢。助けに来たぜ!」
「・・・あー話してる途中で悪いが俺たちの負けだ。引かせてもらうぞ。」
伊邪那岐は無事に伊邪那美を取り戻し無事にこの物語は幕を閉じることができた。
そして次は想真とは違った者と私が活躍することになるのだった。
その物語が私たちにどんな困難を突き付けてくるのだろうか、無事に終われるかは
私たち次第。
- Re: 東方創造郷 ( No.11 )
- 日時: 2017/11/19 11:41
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
幻想郷を新たな冥界にするべく数多くの死神たちがこの楽園に押し寄せてきた。
その異変は後に冥神異変と言われた。
紅魔館はその死神の一人に襲われたがどうにか勝つことができた。
その後の話からである
紅魔館の屋上には義兄弟の契りをした閃が立っていた。
「閃兄さん、どうしたんだ?」
「壮史、いやただ単にここにいるだけさ。なぁ、お前は叶恵をどう思ってるんだ?」
「か、叶恵を・・・?」
「あぁ、もちろん恋愛感情じゃなくて実力とかの方だ。
俺はあいつが何か協力してほしいって言ってきたら迷わず協力するぜ。
もしかするといや、お前と同じぐらいの可能性を感じるんだ。」
「俺と?」
「あぁ、お前も昔は考えが単純で恵まれた力も扱えていなかったが今は違う。
あいつは恵まれていた力は使えているし能力もうまく扱えているだが
策が足りない。」
「策が足りない、確かにアイツは考えは良いがそれをうまくいかせていない気がする。」
「だろ?でも今じゃアイツはその部分も克服できてるんだぜ?
本人なりに考え他人に助けを求む、全力で頑張ってるから全員が思いに答えて協力する。」
一息ついて壮史の方を向く。
「じゃあ無駄話してすまない。俺は帰る。」
- Re: 東方創造郷 ( No.12 )
- 日時: 2017/11/19 14:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「・・・なんで、私が・・・」
人里でとある事件が起こっているらしい。
十代の少女が深い切り傷を負い他界した、切り裂き事件と人里で
呼ばれ、私と和合 大騎(わごう だいき)という人と人里を歩いていた。
「そういえばお前大丈夫なのか?お前ぐらいの体型してると狙われやすいんじゃあ?」
「た、確かに・・・まぁどうにかするよ、でももしもの時はお願いします。」
「お、おう任せろ。ってそろそろ暗くなってきたな・・・少し人里の出口付近に行くか。」
出口付近に来た時はもう真っ暗になっていた。
夜に歩き回るということはあまりないのでちょっと不安を感じている。
「カワイイヤツみーつけた・・・」
「叶恵!横に避けろぉ!」
言われた通り横に大きく移動するとさっきいた場所に何者かが着地する。
「今からお前をズタズタにできるのを想像するとゾクゾクするなぁ♪
さっき来た子はすごく綺麗な悲鳴だったな〜。」
なるほど爪は凶器ってこのことなんだ。
「オイオイこいつ一番近づいちゃいけねえ奴じゃねえか。」
「そう、ですね・・・早急に事を片付けましょう!“星符「生まれたてノヴァ」”」
小さな星弾が次々に合わさり爆発する。
煙を切り裂き私を切り裂こうと鋭く長い爪を振り下そうとする。
だが———。
「ガハッ!?」
「“響符「集中振動」”冥土の土産に教えてやる俺の能力は振動させる程度の能力。
空気を振動すれば強大な力も無効化できる、能力を使い相手を殴りつければ振動を直接
送り致命傷を負わせることもできる、刀とかナイフに使えば切れ味を上げることができるんだ。
あの世で罪を償え!」
「・・・ありがとうございます。じゃあ帰りますかー。」
- Re: 東方創造郷 ( No.13 )
- 日時: 2017/11/19 19:05
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
近くの森、私は足が遅いので光で作った箒にまたがり風を切って
飛ぶ。
前には速度Ⅲで駆け抜ける壮史だった。
「・・・閃、兄さん・・・?嘘、だろそんな・・・!」
箒を手放し私も駆け寄る。
大量の血が流れている、倒れた閃は目を閉じていた。
「イト様の考え通り丹代 叶恵も来ましたね。」
「やっと会えたか・・・二人とも。会いたかったぜ?」
少女とその男以外にも後二人いた。
「壮史くん、もしかすると閃さんをこうしたのはこの四人かも・・・」
すっと壮史は立ち上がった。
その眼は四人を殺そうとしている。
「安心して私は閃さんを守っとくからさ。」
「・・・すまない恩に切る。」
早速結界を張り、その場に座る。
「速度Ⅲ」
「消えた!?」
「おいお前ら気を付けろ!」
「——かはっ!?」
霊力を纏った左脚で膝蹴りを唯一の少女ヒナの脇腹に入る。
起こった風圧で結界にひびが入った。
それを見ていたイトは三人の前に立つ。
「お前らはアイツに、サイファに叱られる前に帰んな後、ヒュウガすまないが
あいつに少し遅れるって伝えといてくれ。」
「分かったよ。僕が伝えておこう早く帰ってきてくれよ?」
三人が帰った後、一人残り私と壮史の方に向きかえった。
「そろそろ戦闘態勢を解いてくれないか?用件が言えないからな。」
「そうですね壮史くん一旦、聞いてみようよ。ね?」
「分かった用件はなんだ?」