二次創作小説(紙ほか)
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- 東方創造郷
- 日時: 2017/11/14 21:05
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「叶恵(かなえ)、紅魔館に行くつもりなんだけどどう?アンタも行くんだったら
ついてきていいわよ?」
赤いリボンを頭につけた霊夢は私にそう聞いた。
何の用事で行くんだろう?不思議に思ったので少し聞いてみることに。
「何の用事で紅魔館に行くの?」
「あーそれは後で話すわ。それよりアンタにも関係することなんだからついてきてもらう
わよ。拒否権はないからね!」
「はい。」
一体私が関係する用事って?余計に気になる。
紅魔館に無事到着。
館内に入り咲夜さんの案内で広い場所にやって来た。
相変わらず中は広く一人で出歩けば迷子になりそうだ。
「霊夢、叶恵、結構早かったわね。」
「そうかしら?で、レミリア私たちが関係することって何かしら?
まぁ、私が呼ばれた時点で異変のことなんでしょうけど・・・。」
レミリアは両手をひらひらさせた。
「勝手にここで話すことになっただけなのよ。私はただ言われた通りにしただけ。
で、ちゃんと話してくれのよね?風月(ふうげつ)?」
いつの間にか壁に背中を持たれて立つ男がいた。
口元を隠し顔の上部につけられた包帯は金色の左目だけを残していた。
初対面の私からしてみれば少し威圧感のようなものを感じさせる。
緊張気味な私を気遣ってか霊夢は「大丈夫よ」と微笑んでまた彼の方を向いた。
- Re: 東方創造郷 ( No.1 )
- 日時: 2017/11/15 14:47
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「風月だ、よろしく。丹代 叶恵(たしろ かなえ)。」
どうして私のことを知ってるんだろうと思いつつ私も挨拶はした。
「・・・霊夢、お前確か襲撃されただろ?」
「えぇ、つい最近ね。ま、アイツらも本気じゃないみたいだし私もひどいケガは
してないしいいんだけど。」
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数日前の夜、博麗神社
掃除も昼と夜と終え、寝る支度をしようとした時間帯だった。
妖力とはまた違ったものを感じ辺りを警戒した。
案の定、目の前に斬りかかってきた人物がいてうまく霊夢は躱す。
「誰かしら?私はそろそろ寝たいから用件なら明日にしてくれる?
どこのどいつだか知らないけど。」
相手は四人と思われる。
「どうやら勘が鋭いっつーのは本当のようだな。」
大鎌を肩に担いだ男が言う。
暗く顔はあまり見えないが黄色の目だけが鋭く光っていた。
「あいさつ程度とは言われましたが傷の一つはつけて帰らなければ。」
水色の髪を揺らす右隣の少女が言う。
手には草刈りなどにも使えそうな鎌が握られている。
「ま、そう思うのが普通だよね。あの人がそれを言ってなければ僕は彼女の
綺麗な魂を刈り取っていたんですけど仕方ないです。」
彼の手には鎌が握られていなかった、その代わりに鎖が握られていた。
「仕事は早く終わらせたいですし、早く帰りたいんすけど?」
その男も黄色い目をした男と同じぐらい大きい鎌を持っていた。
このとき霊夢は異変だと確信した。
- Re: 東方創造郷 ( No.2 )
- 日時: 2017/11/15 18:37
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ちょっと自分たちから喧嘩売っといて逃げるわけ?どうせ異変に加担してんでしょ?
アンタたち。」
後ろを向き戻ろうとした四人は足を止める。
「仕方ないな、そこまで分かるなんて恐れ入るぜ博麗霊夢。」
黄色い目をした男は大きな鎌を振り下し斬撃を放つ。
「危ないわね。“神技「八方鬼縛陣」”」
駆けてきた四人が目前まで来るのを待ちタイミングよくスペルを発動した。
うまくはめることもでき結構なダメージを与えることができた。
「チッ!引き上げるか・・・!」
四人が引き上げたことを確認して一息つく。
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現在、紅魔館内。
「やっぱり霊夢すごいよ!四人を相手にしてもほとんど無傷どころか攻撃を
与えたんだから!」
「当ったり前でしょ。私は博麗の巫女よ?」
胸を張り自慢げにそう言った。
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魔理沙とアリスそしてもう一人の少年。
「か、叶恵?名前からして女だよな?」
彼は影無 一星(かげなし いっせい)、叶恵の少しあとに幻想入りした外来人だった。
「そうだぜ、私のマスパもアリスのスペルももちろん霊夢のとかも使えるし、
まぁ近距離は知らないが結構強いんだぜ。」
- Re: 東方創造郷 ( No.3 )
- 日時: 2017/11/15 19:37
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
博麗神社。
「霊夢、遊びに来たぜ!アリスと一星と一緒にな!」
アリス、魔理沙それと一星と呼ばれる人がいた。
「良かった叶恵にも紹介したくてな。」
「あーなるほど!初めまして丹代 叶恵ですよろしく!」
「影無 一星だよろしくな叶恵。」
その様子を見ながら霊夢が言う。
「今日、彼のことも話そうと思ったけど手間が省けてよかったわ。」
「そういえばよ、襲撃されたとか言ってたけど良いのかよ?」
「ま、いいわよ別に、というかなぜかあんな感じの二人を見ると兄妹に見えるわね。」
聞こえてる、ばっちり聞こえてるからな一星は感じてないみたいだけど・・・。
二人で出かけて互いのことを色々知ったら?
ということで出かけることに。
「あ、そういえば一星さんって能力持ってるんですよね?」
「あぁ、纏ったり操ったりする程度の能力だ。
雷を纏ったり雷を操る、水を纏ったり水を操るみたいな感じだな。」
すごいなーと思いつつ顔には出さない。
「「危なっ!?」」
二人してその場に伏せた。
周りは得体のしれないバケモノに囲まれた。
こんぐらいならいけるはず。
「任せてください!舞え!円舞「桜吹雪の舞妓」」
桜の吹雪がバケモノを一掃した。
「なんだ四十もいたのに一撃で一掃するなんて・・・」