二次創作小説(紙ほか)

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【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい
日時: 2017/12/29 23:36
名前: わよーん (ID: 35Ra9Fox)

[主人公設定]

クリスタル

和名:水晶
硬度:七
靱性:七
へき開:無し
石言葉:調和・純粋・完璧・浄化・能力

クオーツ(石英)のなかでも無色透明で、美しいものをクリスタル(水晶)という。他の宝石と違い、色味が無い為、地味なことを若干気にしている。硬度と靱性はそこそこだが、へき開が無い為割れにくい性質を持つ。また、圧力をかけられると電気を発生させる。仲間に、紫水晶(アメジスト)、紅水晶(ローズクォーツ)、黄水晶(シトリン)、黒水晶がいる。フォスフォフィライトの後輩で、一番若い。

[目次]

プロローグ >>1
第1話 >>2
第2話 >>4
第3話 >>6
第4話 >>9
第5話 >>12

Re: 【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい ( No.11 )
日時: 2017/12/27 23:07
名前: わよーん (ID: jJL3NZcM)

花音さん、感想ありがとうございます!
フォスフォフィライトが自分を優秀っていってるのは、先輩として良いとこ見せようと思ったんでしょうね。
......まあ、すぐに嘘だとばれる予定です(笑)
オリキャラは、もっとマイナーな宝石にしようと思っていたのですが、私では設定が考えられないと思ったのでやめました。
でも、主人公は水晶なので、同じ水晶の双晶アメシストや、ゴーストクオーツとも仲良くなれるかと。更新頑張ります。

Re: 【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい ( No.12 )
日時: 2017/12/29 23:34
名前: わよーん (ID: 35Ra9Fox)

今回は短め。いつも短め。





第5話

ボクは、先生からだいたいのことは教えてもらった。字の書き方や、どんな仕事があるか、硬度について、ボクら宝石は不老不死であること....などなど。
そして、今日からはボクがどんな仕事をするのに向いているかを調べ、決めるらしい。

「では、頼んだぞゴースト。」

「はい、先生。」


これからボクは、このゴーストクオーツという先輩に学校を案内してもらえるらしい。

「君が新入りなんだね。僕はゴーストクオーツ。同じ水晶同士仲良くしよう。」

「はい....よろしくおねがいします。」

「じゃあ、まずは僕が担当してる図書室から....」


……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

「う....疲れた。」

予想以上に仕事って多いんだなー。

「お疲れ様。」

後ろから聞いたことのある声が。

「えーっと、あなたは...」

振り向くと、黄色に輝く髪を揺らし、こちらに歩いてくる宝石が居た。

「たしか、ダイヤモンド属の」

全て言い切る前に、向こうから教えてくれた。

「イエローダイヤモンドだよ。皆はお兄様ってよんでくれてる...俺が最年長だからかな。」

「最年長....」

ボクは最年少だし、失礼のないようにしないと....!

「クリスタルです。よろしくおねがいします。」

ボクがそう挨拶を返すと、イエローダイヤモンドは突然笑い出した。

「礼儀正しいなあ。ジルコンみたいだ。」

「ジルコン?」

「ああ、俺が組んでる奴だよ。後輩のフォスにまで敬語を使う奴なんだ。」

うーん、名前と顔が一致しない.....

ボクが困ったような顔をしていたからか、イエローダイヤモンドは

「まあ、お前も明日皆に紹介されると思うから、その時に分かるさ。」

と教えてくれた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まだ主人公クリスタルの性格が定まってないので、変なところもあると思います。
イエローお兄様は好きです。お兄様感が凄いので、自分もあんな先輩欲しいですね。
パパラチア兄貴も好きです。というか皆好き。(笑)

感想が欲しいです。(切実)

Re: 【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい ( No.13 )
日時: 2017/12/30 00:17
名前: 花音 (ID: pThiwAMs)

来ちゃいましたよ〜。
毎度失礼します〜

オリキャラの設定というのは、小説を書いていくうちに定まってくるものだから、
大丈夫ですよ〜

私は好きなキャラだったら「ゴーシェ」とか「ボルツ」が好きですね〜
もちろん、皆好きですけど〜

更新、頑張ってください〜




そう言えば、わよーんさんって、オリキャラ募集とかしないんですかー?

Re: 【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい ( No.14 )
日時: 2017/12/30 22:43
名前: わよーん (ID: 35Ra9Fox)

花音さん、感想ありがとうございます!
ボルツ、私も好きです。10話で、ボルツがダイヤを「兄ちゃん!」と呼ぶところとか本当好きです。
ゴーシェも困り眉可愛いですよね。
オリキャラ募集って、この作品のですかね?(違ったらすみません)
今のところはオリキャラはクリスタルだけにしようと思っています。
更新頑張ります。

Re: 【宝石の国】地味に強くて脆くて美しい ( No.15 )
日時: 2017/12/31 16:56
名前: わよーん (ID: 35Ra9Fox)

ゴーストクオーツは二重構造。外側はクオーツ。内側はカンゴーム。




第6話

クリスタルが見つかった日。


「.....先生」

月明かりしかない部屋で、赤い髪がキラキラと輝く。

「シンシャ、どうした。見回り中に何かー」

先生と呼ばれた人物が質問をする前に、シンシャは自分が今まで持っていた塊を地面に降ろした。

「緒の浜で見つけました。」

ゴトリという音をたてて横になったそれには、四肢があり、頭部や、人間でいう髪の毛にあたるようなものもあった。

「この子は。」

それは、成りそこないではなく、動いていた。生きていた。

「....じゃあ、俺は仕事に戻ります。」

「ああ、ありがとう。お前が見つけてくれなかったら、この子は月人に拐われていたかもしれん。」

彼を夜に閉じ込めている張本人は、彼の仕事に意味を見いだそうとした。

「別に.....」

夜に月人は来ない。そう言おうとして、彼は止めた。

「それでも、」

金剛は、シンシャの言おうとしたことがわかったようで、彼を慰める言葉を口にした。

「お前のことを、私は愛しているよ。」

これは、本心だったのだ。


シンシャが去った部屋には、金剛と、キラキラと輝く美しい宝石しかいなかった。
その姿は、遠い昔、月から落とされたというかぐや姫のように、光を放っていた。


「なぜだ。」

「同じ宝石が生まれることなど。」

「アメシストのように、同時ではなかった。」

「ゴーストは、」

「水晶ではないか。」

「それとも、違うというのか。」

「この子もまた__.....」

透明な宝石の体に混じって、赤や黄色が、部屋を照らしていた。


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