二次創作小説(紙ほか)
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- A・B二人
- 日時: 2018/03/04 10:17
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「合格おめでとう」
二人は同じ時間帯にその報告を受けた。
これは僕のヒーローアカデミアの二次創作。
キャラ設定 >>03
序章 これがヒーロー科だ! >>01-02
第一章 燃える!雄英体育祭 >>04-10
- Re: A・B二人 ( No.9 )
- 日時: 2018/03/03 17:57
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第八話 辿り着いた決戦
ついに決勝戦に辿り着いた。
「勝つのは俺だ。お前は俺に勝てない」
千咲は「そうだね」と言おうとしたが首を振った。
「いやいやいやいや私だって言いたいことが山ほどあるんだよ!?」
二人は少し距離を置き向かい合った。
始めの合図が出され先に黒井が動いた。
「っ!!(やっぱり吸引力が上がってる!)」
地面に亀裂が走り石や砂が吸い込まれていく。
「どうした?そこから動けないのか?」
笑みを浮かべこちらに近づいてくる。
動けば吸い込まれる、動かなければ…。
「っ!?」
顎を蹴られ身体が宙に浮く。
だがそれは彼女にとって好機だった。
彼の首を掴み堪える。
「放せ!千咲!」
片手を放し後ろに引き力を籠める。
「少しは…反省してもらうよ!」
首を掴んでいた手を離し同時に拳を前に突き出した。
後ろに大きく吹き飛び黒井は地面に手をつく。
そこには。
「黒井くん場外!よって千咲さんの勝利、優勝は千咲さん!!」
ミッドナイトは千咲の右手を上にあげた。
- Re: A・B二人 ( No.10 )
- 日時: 2018/03/03 22:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第九話 休日
雄英高校の職員室には新しい教員が校長により紹介された。
淡い赤色の髪に緑色の瞳をした若手のヒーローだ。
「イルネスです。えっと皆さんに比べたらまだ経験は
浅いですが頑張ります」
「じゃあイルネスくんよろしく。あともう一人いるんだけど
来た時に紹介します」
■
絵都はその日、前の友人に会った。
疎明 奏、焦げ茶色の髪をしていて、顔もかなりの美形だ。
「…なんかさこの二年、開いちまったけど分かったことがあるんだけど」
「?」
千咲は奏の顔を覗き込む。
その青い瞳には何が写っているのか分からなかった。
「俺みたいな奴と友だちになってくれてありがとう、
絵都ちゃん」
「…?大げさだよ、そんなの。じゃあ明後日は学校だし
一緒に行こうね学校」
千咲は立ち上がった。
すぐ後に奏も立ち上がる。
「あぁよろしく」
■
『奏、どうだった?彼女』
千咲と別れ帰り道に一人の青年から電話がかかってきた。
青年とは言え彼よりも4つは上だ。
「あぁ絵都ちゃんなら元気そうだったよ。火煉」
夕日を見た。
火煉は目に見える範囲にはいないが同じように見ているのだろう。
■
「誘ってくれるなんて嬉しいよ。感謝する敵連合に入れてくれて」
一人の男と青年が握手を交わす。
- Re: A・B二人 ( No.11 )
- 日時: 2018/03/04 12:06
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
キャラ設定2.
イルネス
個性:強化
出身地:青森県
誕生日:7月10日
容姿
淡い赤髪、緑色の瞳で少し細身。
個性について
強化する、というシンプルな能力だが脚や腕などを強化すれば
あっという間に凶器になる。脚を最大まで強化すれば3、4階建ての
ビルを跳躍でき、並の人間なら骨がぽっきり折れるほど。
人物像
楽観的で笑顔を絶やすことがない。だが生徒第一を考えている。
弱音は吐かず辛い顔をすることはない。
本名は田京 界。
疎明 奏
個性:空間操作
出身地:静岡県
誕生日:5月28日
容姿
焦げ茶色の短髪、青い瞳。一人称「僕」
個性について
空間を削り瞬間移動をして見せたり、別の空間に移動したり
移動させたりできる。
人物像
時折人を見下したり口が悪かったりしからかったりする。
だが優しい一面もあり特に千咲 絵都には何やら複雑な感情を
抱いているらしい。
火煉 蘭獄
個性:???
- Re: A・B二人 ( No.12 )
- 日時: 2018/03/04 12:56
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第十話 休み明け
A組の教室には一つ席が増えそこには奏が座っていた。
そして今は教室がしーん…としていて全員が目の前にいる
二人の先生の方を見た。
一人はイルネスそしてもう一人、少し背の低い男、
名前は殻斗。
で、その話も終わり今度は違う話になった。
「うっわマジか…スゲェ量だな指名数」
千咲も茫然としていた。
千咲にも多くの指名が来ていた。
資料を見ながら最終的に選んだ二つがある。
■
千咲家の自宅。
「で、なんで俺を呼んだんだ?不老不死」
銀髪で赤い瞳をした男がその言葉を聞き苦笑いをした。
「せめて名前で呼んで欲しいんだが…まぁいいか」
千咲 絵都の父、千咲 滅の個性は不死身、今の彼の姿は
20歳ぐらいの時の姿であり本人はすでに三十代だ。
そして彼と向かい合って座っている絵都と同い年ぐらいの少年は
御影(みかげ)。
「お前も俺の一人娘のことは知ってるだろう?」
「ん、あぁ。あの女か?あんな頼りなさげな奴がヒーローに
なれるとは思わないけどな」
「そんなことないさ。俺の娘だぞ?だがそんな娘も個性を敵に
狙われてるんだ。だから影からでいい、彼女を護ってくれないか?
もちろん嫌というならそれまでだ」
御影は目を閉じる。
「…分かった。とりあえずは恩人だからな受けてやるよアンタの
娘、千咲 絵都の護衛」
「心強い、頼んだぞ?」
- Re: A・B二人 ( No.13 )
- 日時: 2018/03/04 14:37
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第十一話 仮・ヒーロー名
「…というわけでこのヒーロー名はしっかり考えるように」
全員が紙と向き合いヒーロー名を考え始めている。
あ、そういえば調べものしてる時にフランス語の辞典を
見つけたような?
■
一人一人が全員の前で考えたヒーロー名を発表する。
そして千咲の番が回ってきた。
「私が考えたのはフランス語で絆を意味するリアン、です」
少しして女子の数人が反応し同時に拍手される。
千咲は内心ほっとしていた。
「じゃあ全員、ヒーローコスチュームを忘れないように!」
休み時間になった。
ふぅ、と息をついた。
「千咲!千咲はどの事務所にしたの?」
千咲の資料を後ろから覗いてみた。
全員が目を丸くした。
「このヒーロー知ってる!」
「いいなぁ、千咲ちゃん…あのヒーロー結構人気だしね」
■
「うがああああああっ!!!?」
悲鳴が止み男が倒れた。
御影は男の死体を蹴り上げ壁に背中を付けもうすぐここを
通るであろう千咲を待っていた。
予想通り彼女はここを出た開けた道を歩いてきた。
雄英高校の制服を着たショートヘアの少女だ。
「甘っちょろく見えるな、ますます…」
心無しか彼は静かに微笑んでいた。