二次創作小説(紙ほか)

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オリジナル王様ゲーム
日時: 2020/07/03 22:14
名前: デルタ (ID: yLYdLExj)

はいどうも、いつもは二次創作総合板で逃走中等を執筆しているデルタです!
今回は王様ゲームという小説にハマっており俺自身の王様ゲームを書いてみたいと思いました!
グロ描写がありますので、苦手な方はブラウザバックを。
あと俺はこういう系の小説の執筆は初めてなので温かい目で見ていただけると幸いです。

ルール
1.これはあなたのクラス全員で行ってもらう王様ゲームです。
2.王様から届いたメールに24時間以内に絶対に従ってください。
3.命令に従わなかった場合は罰を受けてもらいます。
4.王様ゲームを途中でやめる事はできません。

第1章 >>1-

Re: オリジナル王様ゲーム ( No.21 )
日時: 2020/07/13 21:53
名前: デルタ (ID: yLYdLExj)

5月27日午前11時

俺は家に帰っている途中だ。あの衝撃的な瞬間は嫌でも頭から離れないだろう。目の前で3人が死ぬ様子を見てしまったのだから。

「政志君。」

後ろから声がした。振り返るとそこには由希斗がいた。

「由希斗、どうしたんだ?」
「実は、政志君に言いたい事があるんだ。」

俺は疑問に思いながらも由希斗は続けた。

「昨日の命令で3人の人気投票をしろって命令が出たよね?」
「そうだが、それがどうしたんだ?」
「それで佐伯さんが死んだの、僕のせいなんだ。」

政志は由希斗が言った意味がわからなかった。由希斗のせいで佐伯さんが死んだ?

「どういう事だ?」
「君の提案で1人8人ずつ投票する事になってたよね?」
「ああ・・・」
「僕、本当は佐伯さんに投票する予定だったんだけど、妹尾さんに投票したんだ。」
「!?」

予想外だった。由希斗がそのような行為をするとは。

「な、なぜそうしたんだ!?」
「命令1で僕は妹尾さんとキスをした。その際に妹尾さんに申し訳ない事をしたと思ったんだ。」
「・・・」
「でも、今度は佐伯さんに迷惑をかけてしまった。つまり、僕は2人に迷惑をかけたんだ。」
「由希斗。」
「・・・何かな。」
「できる限りだが、俺でよかったら力になるよ。」
「・・・ありがとう。」

由希斗はそう言って帰って行った。
これ以上の犠牲者を出す訳にはいかない。俺はそう強く思った。

Re: オリジナル王様ゲーム ( No.22 )
日時: 2021/02/10 20:16
名前: デルタ (ID: 5CfDMEwX)

5月27日午後11時57分

今日は精神的にも肉体的にも疲れた。
午前10時に校庭に集まれと命令され集まったらサイコロを使ってゲームを行い、3人が自分達の目の前で死亡した。
先ほど、グループチャットで拓斗から自分達のクラスは1週間の臨時休校になったと伝えられた。
よく考えたら、今日で王様ゲームの命令が届いて1週間が経ち、9人の死亡者が出た。
すると、携帯が鳴った。

【これはあなたのクラス全員で行ってもらう王様ゲームです。24時間以内に従ってください。※途中棄権は認められません。命令8:出席番号が16番から20番の者はクラスメイトを1人以上殺せ。】

俺の出席番号は10番。つまり、俺はこの命令の対象ではない。
しかし、ここで安心してはいけない。
出席番号が16番から20番のクラスメイトは、大輝、藤堂さん、祐司、永原さん、そして和樹だ。
俺は和樹の事が不安になり、和樹に電話した。

『和樹!』
『政志、また俺選ばれちゃったよ・・・』
『また俺が策を考えるから!』
『いや、今回はもうある程度作戦は固まってる。』
『どんな作戦だ?』
『俺と同じ命令の対象の4人の誰かを殺す事だよ。』
『それはリスクが高くないか?』
『対象外の奴が死ぬよりマシだよ。それに政志やお前の恋人の神田さんを殺す奴もいるかもしれないだろ?』
『和樹・・・』
『だから・・・今回はこの作戦でいかせてもらう。』
『わかった・・・気をつけろよ。』
『ああ・・・』

そう言って、電話を切った。
本当に和樹は大丈夫だろうか。
俺は不安で仕方がなかった。

Re: オリジナル王様ゲーム ( No.23 )
日時: 2020/07/29 14:02
名前: デルタ (ID: yLYdLExj)

5月28日午後1時15分

俺は自分の部屋で過ごしていた。今のところ、王様からの通知はない。両親は2人とも仕事に行っている。昼食を買ってこようと思い、俺は鍵と財布と携帯を持った。もちろん、今日届いた王様からの命令に対して細心の注意を払うつもりだ。
家を出ると、家の前には数日前に俺と恋人になった凛がいた。凛は息を切らしていた。

「凛、どうした!?」
「政志君・・・」
「一体何があったんだ!?」
「実は、さっきまで津田君に追われていたの・・・」
「大輝に!?」
「うん、血走った目で金属バットを持って追いかけてきたの・・・」

和樹が言っていた事は本当だった。まさか大輝が凛を殺そうとしていたとは・・・

「とりあえず、俺は昼飯を買うところだけど・・・」
「あ、そうなんだ。邪魔しちゃってごめんね・・・」
「俺は大丈夫だ。それより凛はご飯食べたのか?」
「ううん、まだだよ。」
「じゃあ、俺と一緒にコンビニに行こう!」
「うん!」

そう言うと、凛は笑顔になった。
凛を殺そうとする奴は俺が許さない、そう心の中で誓った。

Re: オリジナル王様ゲーム ( No.24 )
日時: 2021/01/13 23:49
名前: デルタ (ID: V9m6V/ed)

5月28日午後2時40分

その頃、政志の親友である和樹は包丁を隠し持って外を歩いていた。

「本当は殺したくないけど、仕方ないよな・・・」

和樹は今回の命令の対象である自分以外の4人の誰かを殺す事を決めていた。
この命令に無関係な人を巻き込みたくないと考える和樹にとって、それが最善の策と言えるだろう。
しばらく歩いていると、どこからか鈍い音がした。

「何だ・・・?」

和樹は鈍い音がする方へ向かう。
すると、衝撃的な物をとらえた。

「!?」

和樹が見たのは、和樹と同じ今回の命令の対象である大輝が誰かを金属バットで何回も叩きつけていた。
叩きつけられている人物に目を移すと、それは圭輔だった。
金属バットで何回も叩きつけられている圭輔は既に事切れていた。
その場を立ち去ろうとする和樹だったが、大輝が和樹に気づいた。

「おう、和樹か・・・」

大輝の目は狂気に満ちていた。

「お前、何やってんだよ・・・」
「何って、王様の命令に従ったまでだぜ?」
「それはわかるが、なんで殺した相手が圭輔なんだ?」
「簡単さ。圭輔が最初に人殺しをやったからだ。」
「命令5の事か?」
「そうだ。あいつは間接的だがクラスメイトを殺した。それも3人だ。」
「だからって、お前・・・」
「それより、お前は俺の殺人現場を見た以上、口封じのためお前も殺すぞ。2人以上殺しても問題ないからな。」

和樹は大輝が自分も殺す気だと察した。
次の瞬間、大輝が和樹を狙って金属バットを振った。和樹は間一髪避けて逃げた。

「待て!」

当然ながら大輝は和樹を追いかける。
和樹は懸命に逃げるが徐々に追いつかれる。その時、和樹は立ち止まり包丁を用意する。

「死ねぇ!」

大輝が再び金属バットを和樹にめがけて振る前に和樹は大輝に突進し大輝の喉に包丁を刺した。

「ぐ、ぐわぁ・・・」

大輝の喉から大量の血が流れ、悶え苦しんだ後大輝は絶命した。

「うっ・・・」

和樹は吐き気を覚えながらもその場を速やかに去った。

Re: オリジナル王様ゲーム ( No.25 )
日時: 2021/01/22 17:12
名前: デルタ (ID: T0iqmCpC)

5月28日午後5時45分

俺は現在、凛と一緒に俺の家にいる。
コンビニで昼飯を買って帰って来てから4時間以上経つ。
ちなみに、俺の両親は仕事のため夜まで帰って来ない。

「ねえ政志君、私の事はもう大丈夫だよ。」
「大丈夫ってどういう事だ?」
「いつまでも政志君の家にいるのもアレかなって思って・・・」
「そんな事はない!俺の親にも帰って来たら説明するから!」
「それは嬉しいけど、私の両親が心配するから・・・」
「わかった。でも凛の家までついて行くよ。」

俺はそう言って、凛と家を出た。
日が暮れて辺りは暗くなり始めていた。
そうなると、危険はさらに増す。

「ここから家までの道わかるのか?」
「うん、何となくだけど・・・」

俺は凛の案内について行った。
そして森林公園に入った時、事件は起こった。

「あれ?誰かいるな・・・」
「ねえ、あれって永原さんじゃない?」
「本当だ。でもなんか様子が変だぞ?」

森林公園には永原さんがいた。しかし、彼女の様子は明らかにおかしかった。

「あ、はは・・・殺しちゃった・・・」

その言葉を聞いた俺と凛は確信した。彼女は王様からの命令を実行していたのだ。
よく見たら永原さんの足元には天野さんが横たわっている。永原さんに殺されたのだろう。
俺達は気づかれないように森林公園を抜け出した。しかし・・・

「・・・見たね?」

周囲を見回した永原さんに気づかれたのだ。

「な、永原さん、誰にも言うつもりは安心してくれ・・・」
「そ、そうよ。別に永原さんを責めるつもりはないわ。」
「そんな言葉信用できないよ。だから私は2人も殺す!」

ダメだ。完全に我を忘れている。
そう思った俺は凛の手を引いて逃げた。

「逃さない!」

永原さんも負けじと俺達を追う。
まさかこんな形で王様の命令に巻き込まれてしまうとは。
逃げ続けて数分後、足音がしなくなった。

「撒いたの、かな・・・?」
「ああ、多分・・・」

俺と凛は永原さんを撒いたのかと思った。すると、次の瞬間。

「もう逃さない・・・!」

前方の曲がり角から永原さんが出て来たのだ。彼女の目は血走っており、鼻息も荒い。それに返り血がついている。
急いで逃げようにも至近距離のため撒くのは難しい。
俺も凛もかなり焦っていた。
永原さんは手にカッターを持ち俺達を殺そうとしている。
その時、突然永原さんの首から大量の血が出た。誰かが永原さんを刺したのだ。

「ぐ、ぐが・・・」

刺された永原さんはうつ伏せになって倒れた。即死だった。

「大丈夫か?」

そう声をかけたのは永原さんと同じく今回の命令の対象になっている祐司だった。

「祐司か?永原さんを殺したのは?」
「ああ。歩いていたらたまたまお前達を見かけたからな。」
「ちなみに祐司は他に誰か殺したのか?」
「いや、永原だけだ。」
「そうか。ありがとな。」

俺は祐司にお礼を言った。凛も彼にありがとうと言った。


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