二次創作小説(紙ほか)
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- オリジナル王様ゲーム
- 日時: 2020/07/03 22:14
- 名前: デルタ (ID: yLYdLExj)
はいどうも、いつもは二次創作総合板で逃走中等を執筆しているデルタです!
今回は王様ゲームという小説にハマっており俺自身の王様ゲームを書いてみたいと思いました!
グロ描写がありますので、苦手な方はブラウザバックを。
あと俺はこういう系の小説の執筆は初めてなので温かい目で見ていただけると幸いです。
ルール
1.これはあなたのクラス全員で行ってもらう王様ゲームです。
2.王様から届いたメールに24時間以内に絶対に従ってください。
3.命令に従わなかった場合は罰を受けてもらいます。
4.王様ゲームを途中でやめる事はできません。
第1章 >>1-
- Re: オリジナル王様ゲーム ( No.11 )
- 日時: 2020/05/27 14:14
- 名前: デルタ (ID: mvR3Twya)
かなり長い間放置してすいません!
>>洋輝さん
2年ほど前ですが、第1章スタートしました。
- Re: オリジナル王様ゲーム ( No.12 )
- 日時: 2020/05/27 14:42
- 名前: デルタ (ID: mvR3Twya)
5月24日午後6時10分
「はぁ・・・マジでどうすればいいんだ・・・」
サッカー部の練習を終え、着替えた俺はため息をついた。神田さんの性行為だと?冗談にしてもタチが悪過ぎる。
「仮に王様の命令に背いたら、俺と神田さんも明弘達のように死ぬのかな・・・」
気分が沈んだまま校門を出ると、そこには神田さんがいた。
「あっ、黒崎君・・・」
「神田さん、王様の命令見た?」
「見たけど・・・」
「俺達、どうすればいいんだ?」
「とりあえず、カプセルホテルに行こう?」
ん?ちょっと待て。カプセルホテルだと?まさかとは思いながら、俺は神田さんと共にカプセルホテルに行った。
そして、ホテルの部屋に入った。
「とりあえず、服を脱ごう?」
「あ、ああ・・・」
おいおい、思ったより大胆だな!
あまり気が進まないまま、俺が服を脱ぎ終わった時、スマホが鳴った。
ふと気になりスマホを見ると、メッセージが表示されていた。
【服従確認】
服従確認って事は、俺と神田さんは助かったって事か。
俺は安堵してすぐに服を着た。その時だった。
「待って、黒崎君に言いたい事があるの。」
「ん?」
「実は私、黒崎君の事が好きなの・・・」
はい!?俺の事が好き!?
俺は内心かなり動揺したが、彼女は続けて言う。
「初めて見た時、私はあなたに一目惚れしたの。見た目だけでなく、性格も、行動も・・・」
「神田さん・・・」
「だから黒崎君、私と付き合ってください!」
神田さんから言われたのは俺に対する告白だった。
正直、俺は神田さんを幸せにさせてやれるかはわからない。ただ、告白された以上、彼女の気持ちを仇で返す事なんてできない。
そう思った俺はこう答えた。
「俺でよければ。」
「ありがとう。改めてよろしくね、政志君。」
夢にも思っていなかった。俺がクラスで1番の美人である彼女と付き合う事ができるなんて。
そして、俺達2人はホテルを出て帰路についた。
- Re: オリジナル王様ゲーム ( No.13 )
- 日時: 2020/05/27 14:58
- 名前: デルタ (ID: mvR3Twya)
5月24日午後11時59分
あの時間は本当に現実なのだろうか。俺は未だに夢なのではないかと思いつつある。
「宿題も終わったし、そろそろ寝るか・・・」
その時、スマホから通知が来た。
「またか・・・」
そう呟いて俺はその通知を見た。
【これはあなたのクラス全員で行ってもらう王様ゲームです。24時間以内に従ってください。※途中棄権は認められません。命令5:出席番号22番濱田圭輔はクラスメイト3人に「死ね」と書いたメールを送信する。※メールが届いた者は自然死する。】
ちょっと待て、この命令は絶対に誰か死ぬって事だろ!?
圭輔が選んだ3人が死ぬのか、圭輔が罰を受けるのかの2択じゃないか!
とりあえず、できる事は圭輔が俺にメールを送らない事を祈るだけだ。
不安に包まれたまま、俺は眠りについた。
- Re: オリジナル王様ゲーム ( No.14 )
- 日時: 2020/05/27 15:20
- 名前: デルタ (ID: mvR3Twya)
5月25日午前7時
「ん・・・」
スマホのアラームが鳴ると同時に、起床する。アラームを止めた後、通知が来ていた。気になって通知を確認すると
【服従確認】
・・・は?服従確認?
つまり、圭輔は本当に『死ね』と書いたメールを3人に送ったって事か?
俺は生きているため、メールは送られていない。となると、和樹や凛にメールが送られていないか不安になる。
そして、俺は何ごともなく学校に到着する。
教室に行く途中、圭輔と目が合った。
「おはよう、圭輔・・・」
「ひっ・・・!」
挨拶の途中で圭輔が逃げた。やはりあのメールを送って罪悪感があるのだろう。
そう思い、俺は教室に入った。
「よう、政志。」
「和樹、お前はあのメールは送られてないのか?」
「生きている以上そうだろ。圭輔が誰に送ったかまではわからないけどな。」
そうこうしているうちに、朝のチャイムが鳴った。教室を見ると、明弘と千春に加え、3人の生徒が欠席になっていた。
すると担任が来てこう言った。
「今朝、小倉君、本田君、八木さんが亡くなったという連絡が来た。死亡原因はわからないそうだ。」
そう言って、担任は教室を後にした。
あの3人は圭輔によって殺されたのだろうか?俺は恐怖を感じた。
死者3人 残り27人
- Re: オリジナル王様ゲーム ( No.15 )
- 日時: 2020/05/29 18:23
- 名前: デルタ (ID: mvR3Twya)
5月25日午後0時30分
4時間目の授業が終わり、俺は昼飯の前にトイレに行こうとしていた時だった。
「圭輔、お前ふざけんなよ!」
教室の隅の方で怒鳴り声がした。
声がした方を振り返ると、海斗が圭輔の胸ぐらを掴んでいた。
「お前のせいで、3人は死んだんだぞ!」
「お、俺だって死にたくなかったんだよ!」
「でもお前は罰を受けるってだけで死ぬとは限らないだろ!」
「じゃあさ、海斗は俺と同じ立場だったら自ら罰を受けるって判断はできる?」
「!」
圭輔の言葉に海斗は少し怯んだ。
「面食らった、って事はできないって事だよね?」
「お、お前・・・」
「まあ、そうだよね。自分が死ぬかもしれないっていう恐怖に襲われるから仕方ないよね。」
「てめえ、調子乗りやがって!」
「やめろ!」
海斗が圭輔を殴ろうとした瞬間、クラス委員長である拓斗の声がした。
「今はそんな事で争っても仕方ないだろう!」
「で、でもよ・・・」
「いつまでも王様ゲームの話をしないで、喧嘩をやめるんだ。」
「わかったよ・・・」
拓斗の制止の声により、海斗はバツが悪そうな顔をして圭輔のところから去って行った。
その様子を見ていた俺は、何だかいたたまれない気持ちでトイレに行った。