二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

エクソシスト深海美羽
日時: 2018/11/03 12:03
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

日本人の少女、深海美羽ふかみみはねがエクソシストになり

頑張っていく物語。D.Gray‐man二次創作。

Re: エクソシスト深海美羽 ( No.8 )
日時: 2018/11/03 22:57
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

朝早く起き、外へ出るとすでに全員が揃っていた。

アレン「じゃあ出発しましょう!」
リナリーたちとも合流、全員が船に乗り込む。船が動き出し
風が吹いている。

レフ「ん、な、なぁ…あれって」
ロア「あれ?…んなっ!?」

二人が事に気が付いた。前方からAKUMAの集団が迫ってきている。
数えきれないほどだ。

リナリー「アニタさんたちはそのまま船を!AKUMAたちは私たちが
やりますから!」
アニタ「分かったわ。船は私たちに任せて」

アニタは早速舵を握る。リナリーたちもAKUMAたちを相手取る。

美羽「変幻ノ勾玉・薔薇式情熱の鞭!」

美羽の両手に鞭(というより縄?)が握られる。それを遠くに飛ばすように
振るうと赤い風が吹きAKUMAたちの体に棘の鞭が絡まる。

美羽「黒薔薇式!束縛の茨!」

棘のある蔓がAKUMAを拘束し船のほうに引き寄せる黒い蕾が花を
咲かせる。

レフ「任せろ!」
赤い火炎放射、AKUMAと花が同時に消える。

ラビ「天地盤回 木判!」
ラビたちにとっての追い風、AKUMAたちからは向かい風が吹く。
そこにロアの放つ冷気が混じりAKUMAを吹き飛ばしながら凍らせていく。
段々とAKUMAたちの数が少なくなっていく。
そこで船が傾く。

リナリー「何事!?アニタさん!」

アニタとマホジャは舵を握っている。とても話しかけられそうに
ない。

ミランダ「海の中で動けるAKUMA、かもしれないわね…」

Re: エクソシスト深海美羽 ( No.9 )
日時: 2018/11/04 10:28
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

美羽「み、みんな頑張れ!変幻ノ勾玉・桜式一期一会!」

勾玉が拳銃に変わり発砲する。桜色の光をまき散らしながら
弾がAKUMAを貫通していく。

リナリー「ってロア!?目と鼻と口が!?」

リナリーはロアの姿を見て驚いた。黒地の団服を脱ぎ薄着になった
ロアの両目と口、鼻は氷で覆われていた。

ロア「何がいるのか調べてくる」
ミランダ「ろ、ロアくん!」

ロアが海の中に飛び込む。ロアの眼に一体のAKUMAの姿が見えた。渦潮の
中、船を海上に持ち上げようとしている。

ロア「オイ!そこのAKUMA!」
『人間じゃ動かせないっちょ!海上に出るっちょ!』

ロアは仕方なく頷き船に戻った。

ミランダ「よ、よかったロア君、少し手を貸してくれる?
リナリーちゃんと美羽ちゃんが今、渦潮の原因になっているAKUMAを
倒そうとしている。美羽ちゃんの姿見てわかると思うのだけど」

ロアは美羽のほうに目を向ける。傾いている船の上で美羽は弓を
構えている。

ロア「美羽の邪魔をするAKUMAを追い払えってことか」
美羽「変幻ノ勾玉・撫子式」

美羽の右目にスコープが現れる。傷付いたリナリーと罵倒する
AKUMA、AKUMAを狙い撃つ。

美羽「貞節弓道」

薄紫の弓矢が光よりも早く空を切る。数分して花に乗ったリナリーが
船に帰って来た。

リナリー「これって…美羽の?ありがとう」
美羽「ううん気にしないで。渦潮も収まったみたいだし」

だが船は酷い状態だ。イノセンスを使い頑張っていたミランダにも
少し疲れが見える。翌日、小型の船にエクソシストらが乗り込んだ。
そして船を支えていたAKUMA通称「ちょめ助」と共に江戸へ向かうことに
なった。

リナリー「アニタさんマホジャさん、ここまで助かりました。
ありがとうございました」
アニタ「気にしないで。これからも頑張ってね」

ミランダの力が消え小舟はアニタたちから遠ざかる。

Re: エクソシスト深海美羽 ( No.10 )
日時: 2018/11/04 15:09
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

日本に辿り着き階段を上がり江戸へ向かう。

美羽「なんかLv3がついてきてるんですけど!?」
レフ「とにかく走るぞ!美羽テメェ日本人だろ!こんな景色、何度も
見てんだろーが!」

江戸、到着。

オリヴァ「あの時の女の子じゃねえか!美羽だったよな」
ラビ「ノアの一族!?」

美羽以外からイノセンスを向けられオリヴァが驚く。

オリヴァ「や、やだなー俺はソイツに会いに来ただけだって」
美羽「お、オリヴァ…」

オリヴァは美羽の手を取る。

オリヴァ「俺は恤、力を吸い取ることができるんだ。その力を
相手に合うものに変換し譲渡することもできる。ある意味、俺は
中間的存在なんだよ。力をイノセンスに変え人間に与えることも
できるしな」

「それに」とオリヴァが話を続ける。

オリヴァ「美羽以外のイノセンスの攻撃なら耐えきれる自信が
あるぜ?」

オリヴァの両肩にヘヴンコンパスが突き刺さりラビの天判で針を
通して電気が流れ込む。

ブックマン「…倒れんか」
オリヴァ「電気には強いんだよな俺。でもさ俺ばっかり集中
してていいのか?ここには千年伯爵もいるんだぜ?」
美羽「変幻ノ勾玉・柊式、先見の明華!」

美羽が片手をスッと上に挙げると大きな花が咲き辺りを蔓の檻が
囲む。近くに紫のレーザーが落ちてくる。

チャオジー「エクソシスト様」
美羽「大丈夫!あんなレーザーじゃこの花は消えないよ。今のうちに
安全な場所へ!」
レフ「あ、オイ!美羽はどうすんだ」

美羽は「大丈夫」と伝えレフの背中を押した。
ロア「レフ、前!」
レフ「わぁってる!!」

レフが地面に両手を付けるとまっすぐ炎のトンネルが現れる。
外からはAKUMAたちの悲鳴が聞こえた。

ミランダ「あれ?熱く、ない…」
レフ「兄貴がいるからってのもある。もう一つ、この炎はAKUMAが
触れれば熱く感じるんだよ」

Re: エクソシスト深海美羽 ( No.11 )
日時: 2018/11/04 16:38
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

???「また厄介な物をソイツに渡したな。オリヴァ」
オリヴァ「やっぱり来たなユリウス」

ユリウスとオリヴァの間に美羽は立っていた。ユリウスは美羽に
目を映し首の骨を鳴らす。ノアの一族の中で一、二を争うほど
忠誠心がないユリウス、真面目なことを嫌い現場にいることを
好む戦闘狂だ。その彼が首の骨を鳴らすのは相手を見つけたという
ことだ。

オリヴァ「美羽〜気を付けろよ俺以上にタフだからなソイツ」
美羽「こ、困るんだけど…」
ユリウス「言っとくが拒否権はないぜ?すぐにくたばんなよ!」

地面を蹴りユリウスの眼は美羽を捉えていた。

美羽「変幻ノ勾玉・ホオズキ式!」

美羽の手に銃が握られる。右手には短刀が握られていた。
素早く銃を発砲する。

ユリウス「どこ、狙ってんだぁぁぁ!!?」
美羽「どこって勿論…」

ユリウスの右腕を二つの弾丸が貫く。

美羽「貴方、ですよ!」
オリヴァ「性質変化ってところか」
ユリウス「随分と使い勝手が良いじゃねえか」

オリヴァとユリウスが何かに気付きユリウスが舌打ちする。
ユリウスは無言で立ち去りオリヴァは美羽の右肩に手を置く。

オリヴァ「その御守りをイノセンスにした」

それだけ言い残し彼も立ち去る。同時に恐ろしい強風が
吹き荒れる。

レフ「美羽———っ!!手!!」

レフの伸ばされた左手を握る。その手が凍り付いた。レフと
ロアの結んでいる手も凍り付いている。ロアの足元も。

美羽「(痛く、ない?)」
ロア「レフに触れていれば氷で凍傷を負わない。しっかり耐えろよ」

Re: エクソシスト深海美羽 ( No.12 )
日時: 2018/11/04 18:23
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「…ね…はね…美羽!」

すっからかんになった江戸で美羽は寝転がっていた。
体の節々が痛い、悲鳴を上げている。

ロア「とりあえず無事みたいだな美羽」
レフ「いやぁ焦ったぜ。中々目が覚めねえから。それとアレンが
復活したみたいだぜ」

上空に現れた四角い箱…。

****

眠っていたリナリーも目を覚まし、アレン、ラビ、リナリー、
クロウリー、ロア、レフ、美羽が揃う。

何かに全員が吸い込まれる。

 ・
 ・
 ・

白いレンガ造りの街。ロアの手にはカボチャのそれもしゃべる
レロというのがいた。

レロ「な、何レロこのエクソシスト…こ、凍るレロ!!」
ロア「安心しろ凍らせるつもりはない。凍らせたら道案内役が
いないだろうが」

手に入れた鍵である建物の扉を開ける。


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。