二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ボンゴレ11代目、始動!
- 日時: 2019/01/14 13:17
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
沢田巴、彼女はボンゴレ11代目ボスに選ばれてしまった。ボスになることを拒む彼女だが
マフィア絡みの事件に関わるしかないらしい。
虹の代理戦争の数十年後の今、新たなボンゴレの物語が始まる。
- Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.10 )
- 日時: 2019/02/02 16:16
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
???「楽しそうなことしてんじゃねえかボンゴレ」
優真とヴェルテの間を堂々と歩いてくる一人の男は巴の前に立った。
頼光「今は戦闘中だ。部外者は立ち入り禁止で警備していたはずだが?」
???「警備ィ?あんな奴ら倒して来たに決まってんだろ」
男は視線を巴から彼女の隣に立つノワールへと向け不気味な笑みを浮かべた。
ノワール「セッティマーナファミリーボス、ユリウス…」
ユリウス「ボンゴレボスに負けた挙句、ソイツに同情されてここで生きてんのか?
無様だなノワール…俺ぁ悲しいぜ?本当は殺せたんだろ。この女を殺してこっちに来い」
巴の耳にノワールが荒く呼吸をしているのが聞こえた。
銀髪の男、イゾラがユリウスに斬りかかった。ユリウスはその剣を躱した。
イゾラ「オイオイ、勝手なことしてもらっちゃ困るぜ?」
ヴァリアーの雷の守護者レヴァール、霧の守護者ルジェ、雲の守護者ゼロ、嵐の守護者
カイラ、その他ボンゴレの守護者たちも男を囲う。
ユリウス「勝負を申し込む。予定は一ヶ月後、な…」
そう言ってユリウスはあっという間に逃げていく。
巴「あのノワール君、大丈夫?」
巴はノワールの背中を摩った。ノワールとユリウスたちセッティマーナファミリーとは
何か繋がりがありそうだ。
- Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.11 )
- 日時: 2019/02/02 18:44
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ノワール「俺は元々セッティマーナファミリー雷の守護者、ユリウスに拾われた身だった—」
その後の説明を言うとユリウスにボンゴレ次期ボス沢田巴を殺せと言われあの日
彼女を倒すためにここに来ていたが殺すのに失敗した。ノワールの中でも揺らいでいたらしく
巴に惹かれるモノを感じボンゴレ側についたという。
頼光「よし…」
頼光は彼らをある場所に案内した。そこは先代が作った日本ボンゴレ拠点だった。
彼は全員にそれぞれ匣を渡した。
頼光「これは匣兵器、それぞれ属性のモノしか開けることができないが大空の炎を持っている
巴は全属性の匣を開けることができる」
巴は受け取った匣を開匣する。巴の右腕に一匹の鷲が止まる。
頼光「天空鷲だな。んで—」
沢田巴…天空鷲命名エクレール
新木修司…嵐狼命名ゲイル
久坂竜星…雨鯨命名ムツキ
奥道怜音…晴チーター(ゲパルド・デル・セレーノ)
如月翡翠…雷猫命名カナウ
風上倫也…雲羊命名メリー
白銀彩斗…霧蝶命名クロ
ノワール…雷虎命名クルル
頼光…天空ライオン(レオネ・ディ・チェーリ)命名ノエル
- Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.12 )
- 日時: 2019/02/02 18:59
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ノワール「あの人たちはあのファミリーはもう一つ上の力を持つ人たちがいる。そいつらが
黒幕、奴らは過去10代目がいるところでファミリーを消すと思う。だから俺たちも
その過去へ行く」
頼光「随分と詳しいな。ここに来る前に知ったのか?」
ノワールは否定した。
ノワール「10代目ボンゴレボスは新たに一人、守護者を増やした。その守護者に聞いた」
???「その守護者ってのは俺の事か?」
後ろ髪が長い黒髪の美青年が姿を現す。頼光は喧嘩腰に接しようとする新木を制した。
頼光「今の俺たちじゃ勝てないな。限界が見えねえ」
???「ちょっと待ってくれよ。俺は仲間だぜ、神崎イザナ。光、つまりはお前ら全員のために
動く闇…それが俺の闇の守護者の使命だ」
イザナはスッと目を細め笑みを浮かべた。
イザナ「奴らは過去にいるファミリー、ミルフィオーレファミリーと繋がってるんだ。
ミルフィオーレが倒されてからまた復活し力を取り戻した。過去へ行く方法は
ちゃんと用意した。…行くか?」
頼光は頷いた。
頼光「丁度いい、過去の世界で過去のファミリーたちから特訓を受ける」
- Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.13 )
- 日時: 2019/02/02 22:34
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
10年バズーカを色々改造しまくって作られた時の扉、イザナが鍵を使い扉を開き
中に入った。
???「貴様は…」
イザナ「久し振りですラルさん。彼女はラル・ミルチ、同じボンゴレで俺たちのいた
世界の数十年前のボンゴレの一員だ」
イザナは彼女に経緯を説明するとラルは頷きながら全員を見た。
ラル「分かった。全員を招集する、でボスは誰だ?」
巴「私です。沢田巴です」
ラル「沢田?…まぁ良い、とにかく来い」
****
その時代のボンゴレファミリーたちの紹介と巴たちの紹介が終わり頼光が説明した。
頼光「俺たちはここから細かくは言えないが数十年後の世界から来たボンゴレだ。綱吉君、
獄寺君、山本君、ランボ君、ハルちゃん、京子ちゃん、笹川君、君たちが親になっている
時代だと考えてくれ。その証拠にこの子は綱吉君の娘だ」
頼光は巴の頭を抱いた。
ノワール「…結婚したら苗字が変わることもある。竜星は山本を父に持つ剣士」
頼光「ここではミルフィオーレがいると聞いた。数十年後に存在するセッティマーナファミリーは
ミルフィオーレと繋がりを持っている。推測だが君たちの戦いからボンゴレのことを
調べ上げ数十年後、ボンゴレを潰すために計画していたと考えられる。で、彼らはこの世界に
いると知ったので俺たちはここに来た」
笹川「むぅ、つまりは…どういうことなんだ?極限に分からん」
イザナ「未来に現れた敵が過去を拠点にしているから。一緒に協力させてくれってことだ」
頼政「あ、蛇足だけど俺の父親はアンタだよディーノさん」
頼政はディーノを指差す。
頼光「異母兄弟じゃなくて異父兄弟、母が最初に俺を生んで父親と離婚、すぐ後にディーノに
恋をして結構、頼政を生んだ」
- Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.14 )
- 日時: 2019/02/02 23:06
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
頼光「巴には多少X BURNERの使い方を覚えさせている」
ディーノ「頼光、だったか。てっきりお前がボスかと思ったぜ。巴、ずっと後ろのほうに
立ってたし」
頼光「少し人見知りでな。候補には入っていたが自分から彼女に譲った。綱吉君も
巴も何処か似ている気がしたんだ…」
イザナ「む、そろそろこっちのヴァリアーもこの時代のヴァリアーと会うことができたようだ」
液晶画面に数人の男が映る。
山本「スクアーロじゃねえか。イザナさんが言ってたのは周りの奴らか」
イザナ「あぁ」
イゾラ『イザナ、お前たちも無事にこの時代に来れてるみたいだな』
イザナ「あぁ、それと初めましてだな。スペルビ・スクアーロ」
スクアーロ「う"ぉぉい!なんで名前を知ってやがる」
イザナ「全員が知ってる、S・スクアーロ、ルッスーリア、ベルフェゴール、フラン、
レヴィ・ア・タン、ザンザス、ザンザスとダスクは別の場所で会話中か」
ゼロ『うん、会話中だよ。そっちのことは頼みますね』
巴「なんかさ、イゾラって…スクアーロと何か繋がりでもあるの?何か似てるんだけど」
イゾラ『一応は親父だ親父。似てないって言われることはよくあるが…流石』
ゼロ『まぁこっちは大丈夫だからね。巴ちゃん…頑張ろう』
巴「…ありがとうございます」
****
通信を終えてゼロは考え込んだ。
イゾラ「…ゼロ、不安か?」
ゼロ「まさか…こういうのには慣れてるんでな。不安は無い」
ルジェ「巴のことが不安に感じてるんでしょ。こんな戦場に子どもの女なんて置いておけば
危険な目に合う…ってね」
ルジェは深く椅子に腰かけ横目でゼロを見て笑った。