二次創作小説(紙ほか)

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ボンゴレ11代目、始動!
日時: 2019/01/14 13:17
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

沢田巴、彼女はボンゴレ11代目ボスに選ばれてしまった。ボスになることを拒む彼女だが
マフィア絡みの事件に関わるしかないらしい。
虹の代理戦争の数十年後の今、新たなボンゴレの物語が始まる。

Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.5 )
日時: 2019/01/15 19:08
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

すでに彼女は両手で四角形を作り、ある技を放とうとしていた。
???「(あれは…不味い!)」
逃れようとするが頼光がそれを許してはいない。
頼光「逃げんなよ、俺と一緒に大人しく氷漬けされてろ!」
巴「死ぬ気の零地点突破!」

数分して氷が解け傷だらけの少年ノワールはムクリと起き上がりフラフラと歩いていく。
巴「あのノワールくん…」
ノワール「…」
巴「で、でもさ!」
巴を頼光が止めた。
頼光「お前は優しすぎる、お前がやれないことは俺がやってやる」
巴は首を傾げた。何をする気なのか分からない。巴は何かを思い出したように胸ポケットから
一つのリングを取り出す。頼光と同じ精製度Bの雷のボンゴレリングだ。
巴「ならせめてこれを受け取ってよ…ノワールくんは悪い人じゃないでしょ?」
巴とノワールの視線がぶつかる。ノワールは黙ってリングを手に取る。
ノワール「…まぁ門外顧問ぐらい、なら…」
頼光「門外顧問ならいいんだな?歓迎する俺は一応、門外顧問の隊長だからな」

Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.6 )
日時: 2019/01/16 18:07
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

頼光「ヴァリアー、日本到着か?」
頼光は夜の並盛中学校の屋上にいた。彼と同じように屋上に立つ男がいた。片目の黒い
眼帯が特徴的な男だ。ヴァリアー隊長ダスク・セラータ。
ダスク「あぁ、11代目に挨拶ぐらいしておこうと思ってな」
頼光「ネオ・プリーモとも呼ばれた先代を継ぐ女だ。器はデカいぜ?」
ダスク「候補者最強と言われてるお前がそこまでいうなんてな。相当愛してるんだな」
ダスクは腕組を解き彼との距離を詰める。
頼光「…挨拶、といっても彼女は学生だ。そのぐらいなら土日に頼む」
ダスク「了解」
「あぁそれと提案なんだが」と頼光はダスクの耳元で囁く。飴と鞭、か?そう思いつつ
ダスクはその提案を承諾し姿を消した。

****
頼光「ってなわけで…10代目がやった争奪戦的な模擬戦をすることにした」
巴「何がどうなればそう言う提案になるのか…私には分からないんですけどぉ」
巴は不本意だった。それをする意味が分からない。
怜音「模擬戦闘か…これは全力でやるしかないな!」
新木「でもよぉ大丈夫かよ、まさか夜中にやるのか?眠くて力が入りそうもないぜ」
そして彼らは学生、まだまだ成人ではない。夜更かし、ダメ絶対ということだ。
だがその辺りは頼光もちゃんと考えている。
頼光「土日を使ってやるさ。それに多少遅い時間にはなるが夜中まではいさせねえよ」

Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.7 )
日時: 2019/01/16 18:45
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

頼光から巴は橙色のビーズを使ったブレスレットを受け取った。
巴「えっと…ブレスレット?」
頼光「一応、受け取っておけ。それである炎が使えるはずだ」
巴の額に炎が現れると同時にブレスレットには赤みがかった橙色の死ぬ気の炎が現れる。
純度の高い剛の炎。
頼光「その炎を使ってお前にはこれからX BURNERを覚えてもらう、その直感をフル活用してな」

その頃、新木修司もある人物から特訓を受けていた。
頼政「さっきから一発も当たってないぜ、新木」
頼光の弟、頼政は挑発気味にそう言った。
新木「クソッ、何が足りねえんだ…!!」
頼政「…銃に細工でもしてみる、か?お前の銃撃は数撃っちゃ当たる戦法だろ」
新木は深く考え込む。何をすればより確実に相手を撃ち抜くことができるのか。

同時刻、久坂竜星も木刀を振るっていた。時雨蒼燕流の兄弟流儀、時雨虚空流には
短刀、大太刀などの刀の技もある。
久坂「お!確かノワールだっけ?来てたのか、どうしたんだ?巴の家はこの辺りじゃ
ないぜ?」
ノワールは首を横に振り巴を探して居るわけではないという。
ノワール「一応、チェデフの一員だ。あの人からお前のことを頼まれた」
久坂「ってことはあれか、俺の家庭教師的な。よろしくな!」
久坂は笑顔でそう言う。最近まで敵対、それも仲間を殺しかけた相手をすぐ信用する彼に
ノワールは困惑した。

Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.8 )
日時: 2019/01/25 16:17
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

???「11代目、貴方ですか?」
巴「え?」
巴は新木と共に下校している途中だった。真っ黒なセーラー服を着た少女?
???「あ、やっぱり!会ってみたかったんですよ、沢田巴さん!」
新木「テメェ先に名乗れよ!」
巴「あ、新木。それ人のこと言えない」
巴にそう言われ一瞬口を閉じると名前を名乗ってからまた言い直す。
???「僕は明寺ツバキ、よろしくね。11代目、まだ守護者の本決定はされていないでしょう?
どうか僕を幹部にさせてはいただけないでしょうか?」
巴の隣で新木が拳を握りプルプルと震える。
新木「っざけんなよ!!11代目を知らない奴が幹部になるだぁ!?無理に決まって——ッ!!」
彼の首筋にナイフが当てられる。そのナイフの持ち主はツバキだった。
ツバキ「それでも実力が上ならば彼女も納得してくれるでしょう?」
ツバキの視線は巴に向けられていた。新木も巴を見ている。悩んだ末、巴は頭を下げた。
巴「ごめんなさい私は貴女を守護者に選びません。確かに腕は彼よりも上だけどすぐに
それを出さないで欲しかった。それに新木君は貴方が思っている以上に優しくて
強い人です。あ、でも勘違いしないでください!嫌いなワケじゃないんで…」
ナイフを手放しツバキは踵を返した。
ツバキ「貴方は先代のボスのようです。他人を傷つけ殺すことを嫌うマフィアのボスには
不向きの性格…そんな貴方だからあの人は貴方にボスの座を譲ったのでしょう」
新木「あの人?」
ツバキ「頼光さんです、あ、それと蛇足ですが勘違いされると困るので僕の服装は
厄除けの女装ですから」

Re: ボンゴレ11代目、始動! ( No.9 )
日時: 2019/02/02 14:54
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

夜の学校。運動場の真ん中にボンゴレ晴れの守護者、奥道優真とヴァリアーの晴れの守護者
ヴェルテ・イノサンスという男が向かい合って立っていた。
学校のチャイムと同時に試合が始まる。巴は時計を見た後1分後にチャイムが鳴る。
そしてチャイムが鳴り最初に動いたのは優真だった。
頼光「八卦掌、か?あの手の形」
久坂「八卦掌?なんだそりゃ」
ノワール「中国拳法の一つ、拳の攻撃に加え掌での攻撃も主体にする。柔らかい動きだが
威力は高い。相手の拳を止めることもできるし」
確かに優真は拳だけでなく掌を前に突き出す攻撃も放っている。一方、ヴェルテの
手は横に垂れたまま構えもせず攻撃を躱している。
ヴェルテ「中国拳法って奴か?割と扱う奴は初めて見たな」
優真「そう言うお前はどんな武術を扱うんだ?晴れの守護者なんだろ?」
ヴェルテ「まぁな。俺の使う武術はこれだ」
ヴェルテがついに構えた。そして右脚を素早く突き出し優真の腹部にめり込ませる。
優真が咳き込み彼の攻撃が止まるとヴェルテが次々に蹴りを放つ。
ノワール「テコンドーだな。脚が長い方があれは有利になる。どう見てもあのヴェルテって
奴のほうが背は高い。流石に追い込まれてくるぞ」
巴「そんな…優真さん」
ヴェルテの回し蹴りが優真の鳩尾に突き刺さる。地面を転がり倒れた優真はゆっくりと
立ち上がる。
ヴェルテ「随分とタフだねぇ…嫌いじゃないぜ、そのタフさ」
優真「そりゃどうも!」
掌をヴェルテに突き出す。その時、衝撃波が放たれヴェルテの体が吹き飛んだ。
巴たちが目を見開く。優真のリングには黄色の炎が灯っていた。
優真「太陽掌ってな」
ヴェルテ「ケフッ…もう決めに来るか」
ヴェルテは口元を手の甲で拭い優真を見据える。


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