二次創作小説(紙ほか)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Fate-Originalcollect−
- 日時: 2019/01/26 08:29
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
前の作品を変えた作品、色々一旦変えます。
【序章】誤転送から >>01-05
【第一章】オルレアンの聖女 >>06-15
第一章オリジナルサーヴァント簡単説明 >>16
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.15 )
- 日時: 2019/01/25 21:41
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
アトス「さてと…真の聖女ジャンヌ・ダルクが勝利する瞬間を俺は見たいんでな」
ヴラド「まさか勝てるとでも?」
ダルタニアン「時代が違ったのかね。皆は一人のために一人は皆のために、ってな」
赤い炎をアトスの剣が包み、ダルタニアンの剣は青い光を纏う。
アトス「我が信念に燃え尽きろ—炎に誓う剣」
ダルタニアン「銃士の誓い(エペイストギャージュ)」
アラミスは宝具を発動する二人を見て自身も発動させることにした。
アラミス「我が疾風の前にひれ伏せ—風に誓う剣」
ジークフリート「こっちもやるか。邪竜、滅ぶべし—幻想大剣・天魔失墜」
ノストラダムス「わ、私だって!完全なる予言者」
三人の宝具の攻撃、ダルタニアンたちの宝具が同時に発動し大地を揺らす。
オルタ「なっ!?竜が全滅だと!?」
ジャンヌ「我が心は我が内側で熱し、思い続けるほどに燃ゆる 我が終わりは此処に。
我が命数を此処に。我が命の儚さを此処に 我が生は無に等しく、影のように彷徨い歩く
我が弓は頼めず、我が剣もまた我を救えず 残された唯一の物を以て、彼の歩みを守らせ給え
主よ、この身を委ねます———」
オルタが小さく「しまった」と呟く。
アーサー「円卓の騎士たちの力を今、此処に———」
ジャンヌ「紅蓮の聖女!」
アーサー「約束された勝利の剣!」
二人の奥義がジャンヌ・オルタを呑み込んだ。
ジャンヌ「や、やった…んですか?」
ノストラダムス「やったよ!勝ったよ!!」
ノストラダムスはジャンヌ・ダルクに抱き着いた。
ジャンヌ「有難うございます、皆さん。皆さんがいなければ勝つことはできませんでした。
本当に感謝してもしきれません」
セイラ「うん、良かった良かった。私たちも事が終わったからそろそろ帰らないと」
ダルタニアン「困ったときは俺たちを呼んでくれマスター」
セイラは大きく頷いた。セイラとアーサー、パーシヴァルが光に包まれて消えていった。
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.16 )
- 日時: 2019/01/25 21:52
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
【オリジナルサーヴァント】
ダルタニアン
クラス:セイバー
三銃士たちと繋がりを持つダルタニャン物語の主人公。アトスやアラミスと共に
召喚されセイラたちに協力した。
宝具は「銃士の誓い(エペイストギャージュ)」青い光を剣に纏い一閃する。
アトス
クラス:セイバー
三銃士をまとめる年長者でダルタニアンからは尊敬の目で見られている。あまり自分から
声を掛けることは無いが声を掛けられれば応答はする。冷静な男。
宝具は「炎に誓う剣」炎を剣に纏い相手を切り裂く技。
アラミス
クラス:アーチャー
竜の魔女ジャンヌ・オルタ戦では遅れて登場した。
宝具は「風に誓う剣」
ノストラダムス
クラス:キャスター
ジークフリートの拘束を解き彼と共にセイラたちと一緒に戦うことになった少女。
妹キャラの預言者。宝具は「完全なる予言者」
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.17 )
- 日時: 2019/01/26 10:03
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ラーガルド「お前、分からないまま仕事してたのか?」
ラーガルドは顔こそ驚いていないが口調は驚いていた。何故、過去に行っているのかという
なんとなくの質問だ。
ラーガルド「あれだ、さっきもあったろ。歴史や物語を直すんだよ」
セイラ「なるほど」
****
そして新たに任務とやってきたのは古代ギリシャ。
セイラ「イッテテ…なんかこの転送、凄い雑な気がするんだけど」
セイラはゆっくり立ち上がり辺りを見回す。
ラーガルド「今度は古代ギリシャか…?アドニス」
仮面をつけたサーヴァント、アドニスは口元に笑みを浮かべていた。
アドニス「懐かしい場所だ」
ラーガルド「ってことはここはギリシャ神話か」
???「君はアドニス!?」
そこには一房だけ紫色をしている白髪の青年が立っていた。その青年を見てアドニスも
一歩二歩と彼に近寄る。
アドニス「ガニュメデス、お前も召喚されていたのか。久しぶりだな」
セイラ「アドニスもガニュメデスも美少年だったと言われてるんだっけ」
パーシヴァル「なるほど、あれが世で言う薔薇色の人たちですか」
ガニュメデスとアドニスの会話を聞いていたセイラたちの元にまた一人やってきて
声を掛けてきた。その男はセイラのほうを見て何やら驚いていた。
セイラ「あ、あのどうしました?」
???「あ!あぁ、すまない。可愛らしい娘を見つけて声を掛けたんだ、俺はゼウスだ」
ゼウスはセイラの顎に手を添える。困惑する彼女をラーガルドはゼウスから引き離した。
ラーガルド「オイ神様であるなら何でも許されると思うなよ。コイツが困惑してるのが
見えないのか、アンタには」
ゼウス「なるほど貴様が娘の…」
ガニュメデス「えっとラーガルドさん、もしかすると」
ゼウス「ハハハッ、そうかそうか!恋人かぁ!!」
ラーガルド「は、ハァ!?お前、何を言って…」
セイラ「無駄に弁解しない方が良いのでは?多分」
ラーガルドは長いため息を吐いた。
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.18 )
- 日時: 2019/01/26 10:34
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ガニュメデス「カルデアという場所から来たのですね。むぅ可笑しなことと言われても…」
ゼウス「可笑しなことかは分からないが我が弟ハデスの嫁ペルセポネが冥府から俺のところに
やってきて夫を見ていないかと泣きながらやってきたことがあったな…」
セイラ「泣きながらですか…で、探したんですか?」
ゼウス「すぐに帰って来たらしくてな。だが正直まだ不安はある」
ゼウスが横目に何かを捕らえた。アーサーやパーシヴァルたちも何かを感じ取った。
セイラ「ッ、ねぇあれって!!あれペルセポネじゃない!?」
花が飾られた白いドレスを着た少女が魔獣から逃げている。
ゼウス「馬鹿な!?何故オルトロスが…」
ラーガルド「神様が何ボーっとしてんだ!助けに行くぞ」
少女、ペルセポネの体力が尽き彼女が地面に膝を着く。彼女は目前に迫ったオルトロスたちを
見ているだけだ。そして彼女を喰らおうとしたオルトロスが呻き声を上げ真横に吹き飛ぶ。
ラーガルド「オイ大丈夫か?」
ペルセポネ「私は大丈夫です。それよりも早く左腕の手当てを、そんな腕では大変でしょう」
ラーガルド「いらない。痛みはないからな」
変な方向に曲がった左腕を自身の魔術でラーガルドは元に戻した。
ゼウス「少々荒業になる!衝撃に備えておけ!!」
ゼウスの手に雷の槍が握られる。パーシヴァルは全員の前に立ち盾を構えた。
ゼウス「神罰を受けろ!——最高神の雷霆!!」
大きな雷の槍が空を切り裂きオルトロスを貫いた。突き刺さった槍を中心に大きな
爆発が起こる。
オルトロスを倒しペルセポネはこれまでに起きた出来事を説明した。
ペルセポネ「私の夫ハデスの様子が可笑しいのです。今までとても寛容だったあの方は
とても怖くなってしまった。私が育てた花を見ても笑わなくなり花を消してしまい…」
泣き出したペルセポネの背中をセイラは優しく摩った。
アーサー「マスター、これはもしかすると…」
パーシヴァル「ジャンヌ・オルタと同じかも知れないな」
セイラ「…ゼウスさん、もう一度ハデスさんを探しましょう!妻が泣いているとなれば
きっと姿を現すはずです!」
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.19 )
- 日時: 2019/01/26 15:51
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ゼウス「そうだ、俺以外ならアイツは手伝ってくれるかも知れないぞ」
ラーガルド「アイツ?」
ゼウス「我が兄ポセイドンだ、この南にある海の近くの宮殿にいるだろう。俺は
ペルセポネと共にハデス本人を探す」
そう言ってゼウスとペルセポネは西へ走っていく。
一方、冥府では両目を黒い布で覆い隠した白髪の男が居座っていた。彼の前には
黒い狼のような耳と尾が生えた青年が片膝をついていた。
ハデス?「オルトロスたちは倒れたか」
ケルベロス「えぇ、でも大丈夫です。奴らなど敵ではない」
そしてセイラたちは南の海付近に来ていた。
セイラ「…南ってこっちだよね?宮殿って…何処?」
ガニュメデス「さぁ?僕はポセイドンさんの宮殿は分かりません」
頭を捻る一同に一人の男が声を掛けてきた。褐色肌に暗い藍色の髪をしている。
アドニス「まさか貴方が…ポセイドンさん?」
ポセイドン「あぁ、確かに俺はポセイドンだが何か御用か?」
セイラ「私はセイラって言うんですけど実はですね」
セイラは今起こっていることを彼に話した。ハデスの様子が可笑しいこと、そして力を
借りたいということ。それを話すとポセイドンは唸った。
ポセイドン「女癖の悪い弟にしてはちゃんとしたことを言っていたようだな。分かった
お前らに協力してやる」
ラーガルド「助かる」