二次創作小説(紙ほか)

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東京喰種−夢月−
日時: 2019/01/29 21:10
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

人間の女作家、月待美音は一人の喰種と出会う。
その日から彼女は多くの喰種や事件に巻き込まれる。

【第一章】出会いから >>01-08
【第二章】動く >>09-14

Re: 東京喰種−夢月− ( No.1 )
日時: 2019/01/26 12:13
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

美音は書いた原稿用紙を出版社に渡して家へ向かった。
作家だが心理カウンセラーをしていたこともあり、CCGでも彼女は働いている。
美音「そういえば夜はなるべく早く家に帰るようにって言われてたっけ?でもどうしよう、
買い物もしておきたいんだよな…はわっ!?」
左腕を引っ張られ強制的に路地裏に連れてこられてしまった。
美音が前のめりに倒れ彼女が顔を上げるとそこには話に聞いていた喰種が数人、囲っていた。
美音「な、なななっ!?ち、ちょっと待って、私にはまだ書かなきゃいけない作品が!!」
喰種「いただきぃぃぃぃぃ!!」
大きな赫子が美音に向けて振り下ろされた。鞄を顔の前に突き出し目を閉じた。
何か鈍い音と呻き声が聞こえそっと鞄を下に下げ目を開く。目元を黒い狐の仮面で隠した
もう一人の喰種だ。その男の首から下げられているネックレス、それは美音の持っている
物と違い青い光を放っている。そのネックレスの持ち主は美音より年上でいつの間にか
居なくなってしまった人物かも知れない。
喰種「ひ、ひぃ!?黒狐だ、黒狐が出た!!に、逃げろ」
黒狐「…死んで行け、それで許してやる」
あっという間に喰種たちが倒れ、黒狐はその喰種を喰らい始めた。
黒狐「…逃げないんだな。次に殺されるのはお前かも知れないのに」
美音「逃げない理由は貴女が一番知ってるんじゃないの?助けてくれてありがとう、咲斗さん」
黒狐と呼ばれた男が仮面を取るとその顔は美音が知っている水城咲斗そのものだった。
咲斗「久し振りだな…まさかこうやって正体を晒すことになるとは…」
美音「Sレート黒狐、たまにCCGでカウンセリングの仕事をしているときに調べたの。
本来はAレートで留まるはずだったけど喰種と人間の大量捕食によりSレートに引き上げたって」
咲斗が少し目線を下げた。
美音「喰種は人間の食べ物を食べられない。人間を食べないと生きていけないんでしょ?
私はまぁ仕方ないと思ってるよ。悪い人じゃないもの咲斗さんは」
咲斗「…他の喰種が来る前にさっさと帰れ」
美音は立ち上がり鞄を手に持って駆け足で路地裏を出た。彼女の背中を見送ってから彼も
路地裏を出た。


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