二次創作小説(紙ほか)

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白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル−
日時: 2019/03/26 12:12
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

新たにリゲルと言う少女を仲間に加わった飛行島。
仲間はどんどん増えていく。

飛行島の花見 >>01-04
天使と悪魔 >>05-09
リゲルの前世を知る悪魔 >>10
アレス三兄弟 >>11-14
茶熊学園、第四期生 >>15-24

Re: 白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル− ( No.15 )
日時: 2019/03/25 14:37
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

春になりリゲルは茶熊学園に第四期生として入学。
カムイ「えー自己紹介も終わり学級委員もディランさんに決まったところで副担任の
先生を紹介しようと思います」
第四期生カラスミ組
・コヨミ ・ルウシェ ・ルカ ・ジュダ ・アイシャ ・ディラン ・リアム ・リゲル
計八名
リゲル「新任、かな?」
戸が開き長身の男が入って来た。
ルウシェ「わぁカッコイイ先生ですね」
カムイ「新任で副学長を担当してもらうマーシュ先生です」
マーシュ「今日からここに来ました。皆さんと同じで俺もここの事は分からないことだらけで
頼りにならないところ多いだろうがよろしく頼みます」
ディラン「お、頼りにさせてもらうぜマーシュ先生」
リゲル「怖い先生じゃなくてよかったぁ」
マーシュは生徒全員を見回す。
マーシュ「…コヨミさんにルウシェさん、ルカさん、ジュダ君、アイシャさん、ディラン君、
リアム君、リゲルさん」
コヨミ「マーシュ先生、自己紹介の時にいたんですか」
マーシュ「いやついさっき教室に到着したばかりだ。一通り名簿を確認させてもらっただけさ」
リアム「す、スゲェな一度しか名簿は見てないんだろ」
ルカ「これは益々頼りになる先生ですね!!」
全員の注目はマーシュに集まっている。
カムイ「基本は私が授業を進めていきますが…今日はもう授業が終わりました。明日からは本格的に
授業が始まるので今日は学校を見回ったり部活を見学しても構いません」
リゲル「あ、ディランさん一緒に部活とか見に行きません?」
リゲルは真っ先に彼に声を掛けた。
ディラン「いいぜじゃあ見に行くか」
コヨミ「リゲルねーねとディランにーに仲良しだね」
アイシャ「失礼ながら最初はてっきりリゲルは男かと思ったが…女だったのか」
ちゃんと女子用の制服、来てるんですけど…byリゲル

Re: 白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル− ( No.16 )
日時: 2019/03/25 19:34
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

翌日の朝。
ルウシェ「おはようございますディランさんリゲルさん」
ルカ「いやぁ今日も仲良しですね!二人とも」
マーシュ「ほら、イチャイチャしてねえでさっさと朝の支度をしろ」
ディラン「イチャイチャしてねえよ!」
茶化すように笑いマーシュは周りに目を向ける。
マーシュ「さてと…朝ぐらいは窓を開けとくか」
ルカ「あ、窓は私たちで開けておきます」
マーシュ「おう、悪—がっ!!」
落ちていたチョークに足を取られ後頭部を強打。背中を強打。全員が驚いた。
リアム「ぶふっ!!何してんだよ先公!!!」
アイシャ「大丈夫か、先生」
カムイ「どうしまs…ちょっとマーシュ先生!?どうしたんですか」
マーシュ「チョーク踏んで転んだ。学長ちょっと手伝ってくれません?」
カムイ「あ、そうでしたね。そうですね〜後数人、少し手伝ってください」
数人が加わりマーシュはどうにか立ち上がることが出来た。
コヨミ「マーシュ先生、体が悪いの?」
カムイ「いや〜隠せそうもないですね〜マーシュ先生はこの前ようやく体が動くように
なったんですよ」
ルカ「体が不自由ならちゃんと言ってくれればよかったのに…」
マーシュ「いやぁだって嫌じゃん?変な気づかいされるの嫌じゃん?それも生徒だぜ。
生徒は楽しく授業受けて部活して仲間と仲良くしてりゃあいいんだ。俺のことは最後だ。じゃあ
ほら魔術学の授業やるぞ教科書5ページ開け」
リアム「けっ!勉強なんてやってられるかよ、俺はサボるぜ」
マーシュ「堂々と先生の前でそういうことを宣言しなくていいんだけど!?」

Re: 白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル− ( No.17 )
日時: 2019/03/25 19:57
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

学長室。
スパルディ「今日から学長になったスパルディだ。よろしく頼むよ」
マーシュ「よろしくお願いします」
マーシュは息を呑む。学長であるカムイは脱税などの罪があるようで地下牢に閉じ込められた。
今、唯一動けるのは彼ぐらいだ。

別の日。
スパルディにより新しい五十の校則が作られた。
ジュダ「…話にならん」
男女の許可のない接触を禁止、授業中に物を落とす、窓の外を見る、頭を掻く、机を動かす
ノートを破る、座り直す…など。全員の不満は膨らむ一方だ。
休み時間、ルカはノートを取ることが出来なかった。そこに全員にプリントが配られた。
白い眼帯を付けたマーシュだった。
ルウシェ「せ、先生!どうしたんですか?!」
マーシュ「ん?何もしてねえぞ俺は…それより俺なりに今日の授業をまとめておいた。
俺も途中から見てたが速度が速いな。あれじゃ授業とは言えねえ。学校の授業は早く
終わらせればいいってもんじゃねえ。言葉で説明しても分からねえこともある、だろ?ルカ」
ルカ「え?」
マーシュ「ノート、しっかり取れてねえだろ。今日の授業で分からないことがあった奴は
全員放課後、図書室に来い。そこを貸し切りで教えてやる」
スパルディ「聞き捨てなりませんねマーシュ・オセアン、その片目のこと忘れましたか」
マーシュ「これは俺の自己満足さ。それにこれは補習だ。別にいいだろ」

Re: 白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル− ( No.18 )
日時: 2019/03/25 20:16
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

緊急の全校集会。生徒会長ティナは降参する発言をした。その言葉を聞いていたマーシュは
自身を責めた。
マーシュ「情けねぇな、俺は…」
マーシュは体育館に足を踏み入れた。
ティナ「え…先生…?」
マーシュ「…」
顔を見ただけでも分かる。彼らは渋々、もう無理だと諦めている。
マーシュ「最初に、副長として皆にこのことを謝罪する。だが…俺は生徒会長の解散宣言を
許可しねぇ!!」
マーシュが怒鳴った。
リアム「マーシュ先生…」
マーシュ「俺は先生として生徒であるこの場にいる全員を守る義務がある。お前らに
勉強を教える義務がある。中には学校が嫌いな人、勉強が嫌いな人、そもそも集団活動が
嫌という奴もいるだろう。俺はそれでも良いと思ってる。よく考えても見ろよ。
ただただ勉強だけに縛られそれ以外の自由も無い学校を、それはもう学校じゃねえよな?
お前らも嫌だろう?ならお前らにはそれを抗議することが出来る特権があるんだ!」
マーシュは眼帯を勢いよく取り外す。目には痛々しい傷がある。
マーシュ「この学校の校風は何だァ!!?ティナ、デケェ声で言ってみろ!!続けて全員言ってみろ!」
ティナ「じ、自由!!」
一同「自由」
全員が叫んだ。
マーシュ「そうだ、自由だ!あの熊は諦めちゃいねえ!全力で全員で抗議してもどんなことを
しても無理だったらそれはもう難しいかもしれねえ。だけどお前らはまだ新任の学園長に
真っ向から文句すら言ってねえだろ。生徒は先生には頭が上がらない?脅迫されたら
従うしかない?馬鹿を言うな。先生でも勝てねえ奴はいる…だが数で攻められちゃ勝てやしねえ。
自由を掴むためには奪われたらアイツを俺たちで学校全体が連携して立ち向かうだけだ!」
全員が呆然としている。

Re: 白猫プロジェクト−美徳の少女リゲル− ( No.19 )
日時: 2019/03/25 20:35
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

職員室にある机に置かれた生徒からの紙。それを見てマーシュは笑った。
マーシュ「動くのが早いじゃねえか…ディラン」

また別の日。門から出てスパルディは首を傾げる。
スパルディ「?何をしてるんだ」
ディラン「個人レッスンあんがとよスパルディ先生」
伊達眼鏡を外しディランは笑った。同時に校門を境に分厚い防御壁が張られた。
アイシャ「皆、昨日のマーシュ先生の言葉は覚えているな?我ら生徒一同、これから
スパルディ氏の島からの追放そしてカムイ氏の復職を唱える。シュプレヒコール!
スパルディは出ていけ!」
一同「スパルディは出ていけ!」
アイシャ「我らの学校を返せ!」
一同「我らの学校を返せ!!」
アイシャ「私がとっておきの行事を考えた。—体育祭だ。ただし敵は生徒ではない、
スパルディたちだ。そのためなら戦闘も許可する、防衛、監視、様々な種目もある。
競技場はキャンバス全体だ。茶熊闘争祭と名付けよう」
マーシュはアイシャから拡声器を借りた。
マーシュ「皆この数日よく耐えた。カムイ学園長に副長を俺は任されている。だからここに
第二の権利者として茶熊闘争祭の開会を宣言する!生徒一同の勝利条件は元の学校を取り戻すことだ。
それと…スパルディ、この学校を甘く見られては困る。ここに居る生徒は個性豊かな冒険家だ。
王国の騎士団長に軍人、悪魔、天使…そんな奴らをお前がまとめることはできねえ。
一昨日来やがれ!!」


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