二次創作小説(紙ほか)

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ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」
日時: 2021/01/11 01:03
名前: 炎のストライカー (ID: mahJIOAd)

こんばんわ、炎のストライカーです。
久々になりますと同時に今年に入ってから最初の投稿になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。さて、以前にもお話した通りに何作品かを書いて投稿するということをお伝えしましたが、一応、本日から一つの作品を投稿させていただきます。タイトルは「2体の挑戦者VSメガシンカ」ということで現在でも人気があり、猛威を振るっているエースバーンと同様に人気の高いルカリオの2体がメインになっています。内容はエースバーンとルカリオが突如、謎の組織に襲われ、連れ去られるところから始まります。連れ去られた2体は組織を率いるとある人物から解放を条件にある提案を出されました。それは、「用意した全てのメガシンカポケモンを倒すこと」。それがとある人物から出された条件でした。とある人物からの提案に最初は戸惑う2体でしたが、脱出するためにその提案を受けることにしました。2体は生き残るために最強と言われるメガシンカポケモンに戦いを挑む―。というの本作の流れになっています。ただ、全てのメガシンカポケモンということになっていますが、伝説と幻のポケモンの方に関しては無しにさせていただきます。準伝説であるラティオスとラティアスに関しては書きながら決めさせていただきたいと思います。
さて、また前置きが長くなりましたが本作品の方の執筆を始めさせていただきたいと思いますので何卒ご愛読をよろしくお願いいたします。

―ガラル地方 シュートシティ―

ここはガラルの最北端に位置している大都会であるシュートシティ。毎年ここではガラルリーグが行われ、各地のジムリーダーや挑戦者たちが集まり、最強の存在であるチャンピオンとの挑戦権を賭けて熱い戦いを繰り広げていた。そして、現在はかつての最強のチャンピオンであるリザードンに代わり、新たなチャンピオンとなったエースバーンがその座に就いていた。

第1話「連れ去られたチャンピオン!?」

エースバーン「スー・・・・スー・・・・」
エースバーン「スー・・・・スー・・・・」
エースバーン「ん・・・・・?」
エースバーン「・・・・・・・」ムク
エースバーン「ふわぁ―・・・・・・」
エースバーン「もう、朝か・・・・・・」ゴシゴシ
エースバーン「・・・・・・・」
エースバーン「仕方がない・・・・起きるか」

スト

スタ スタ

エースバーン「ふわぁ―・・・・・・」
エースバーン「さて、ご飯でも食べるか・・・・・」

トントン

エースバーン「!」

スタ スタ

エースバーン「誰だ? こんな朝早くから・・・・・」
エースバーン「は―い・・・・・」

ガチャ

ルカリオ「・・・・・・・」

エースバーン「!」

ルカリオ「やあ、エースバーン!」

エースバーン「何だ・・・・・ルカリオか・・・・」

ルカリオ「何だってことはないだろう?」

エースバーン「どうしたんだ、こんな朝早くに?」

ルカリオ「ああ、そうだった」
ルカリオ「これを買って来たんだが、お前食べるか?」スッ

エースバーン「? 何だ、これ?」

ルカリオ「ガラル地方名物のスコーンだよ!」
ルカリオ「特訓の帰りに買って来たんだ」

エースバーン「これを俺にくれるのか?」

ルカリオ「ああ! その様子だと、まだ朝ご飯を食べていないだろ?」

エースバーン「う、うん・・・・・・・」

ルカリオ「ははは、やっぱりな!」

エースバーン「あ、色々とありがとな」

ルカリオ「お礼ならいいよ。それじゃあ・・・・・・」

エースバーン「あっ!」

ルカリオ「?」

エースバーン「ルカリオは朝ご飯は食べたのか?」

ルカリオ「いや、俺はまだだけど・・・・・」

エースバーン「よかったら、俺の家で食べていかないか?」

ルカリオ「え、良いのか?」

エースバーン「もちろん!」

ルカリオ「それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ!」

スタ スタ

ガチャ

エースバーン「今、飲み物を用意するな」

ルカリオ「ああ、ありがとう」
ルカリオ「久々にお前の家に入ったな」

エースバーン「ああ、そういえばそうだったな」
エースバーン「ルカリオ、ずっと忙しかったもんな!」

ルカリオ「それはお前も同じだろ?」

エースバーン「あ、そういえばそうだったな・・・・・」

ルカリオ「ははは」
ルカリオ「でも、今思い返せば・・・・・まさかお前がチャンピオンになるとはな」

エースバーン「ああ・・・・・俺も最初は信じられないと思ったよ」
エースバーン「あのリザードンさんに勝てるなんてな・・・・」

ルカリオ「確かに、あの無敗記録を更新し続けてきたリザードンさんが負けるなんて・・・・・誰も思わなかっただろうな」
ルカリオ「しかし、リザードンさんをお前が倒したのは紛れもなく事実だ」
ルカリオ「そして、お前が新しいチャンピオンになった」

エースバーン「・・・・・・」
エースバーン「正直、チャンピオンになれた時は嬉しかった・・・・・・けど、同時に不安も感じたよ」

ルカリオ「・・・・・」

エースバーン「俺がチャンピオンになっても・・・・リザードンさんみたいに良いチャンピオンになれるかなって・・・・」
エースバーン「俺がチャンピオンになっても良かったのかなって?」
エースバーン「・・・・・・・・」

ルカリオ「良いも悪いもないんじゃないか?」

エースバーン「!」

ルカリオ「確かに、チャンピオンになった時はこの地方にいる皆を引っ張っていかなければいけなくなっていく」
ルカリオ「リザードンさんも長年その責務をこなしてきたからね」
ルカリオ「でも、今はリザードンさんじゃなくて・・・・・お前がチャンピオンだよ、エースバーン」

エースバーン「・・・・・・・」

ルカリオ「チャンピオンになった時の荷は確かに重い。一歩間違えれば、その荷は押しかかってくると同時に強い不安も感じるようになる」
ルカリオ「でも、それがチャンピオンというものだよ」
ルカリオ「エースバーン、お前はどういうチャンピオンになりたい?」

エースバーン「!」
エースバーン「え、どういうチャンピオンに?」

ルカリオ「・・・・・・」

エースバーン「俺は・・・・・・リザードンさんみたいに強いチャンピオンになりたい!そして・・・・」
エースバーン「ガラルの皆を引っ張っていきながら、一緒に強くなりたい!!」

ルカリオ「・・・・・・」
ルカリオ「ふ、はははは!!」

エースバーン「!」

ルカリオ「悪い悪い!」
ルカリオ「やっぱり、お前もリザードンさんと同じことを言うな」
ルカリオ「俺たちがリザードンさんに初めて会ったときにもその言葉を言っていた」

エースバーン「!」

ルカリオ「そうか、それがお前の答えなんだな・・・・エースバーン!」

エースバーン「・・・・・・」
エースバーン「も、もちろんだ!!」グッ!

ルカリオ「・・・・・」

グ――――!

エースバーン「!」

ルカリオ「!」

エースバーン「あっ・・・・・」

ルカリオ「ふ、はははは!」

エースバーン「な、何だよ!」

ルカリオ「悪い悪い!」
ルカリオ「さぁ、食事にしよう!」

エースバーン「あ、そうだ!」
エースバーン「ほい!」スッ

ルカリオ「おっ!」

エースバーン「甘いミルクティーだけど・・・・・」

ルカリオ「ありがとう、いただくよ!」

エースバーン「お、おう!」

ルカリオ「それじゃあ・・・・・」

エースバーン、ルカリオ「いただきます!!」

ジ――――!

???「・・・・・・・」
???「ターゲット2名を確認」
???「応答を頼む」

続く

Re: ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」 ( No.16 )
日時: 2021/06/27 23:21
名前: 炎のストライカー (ID: oompVg8u)

こんばんわ、炎のストライカーです。
読者の皆さんにお知らせがあります。
現在休載中である「2体の挑戦者VSメガシンカ」ですが、本日より、再開することが決まりました。
1カ月以上もお休みをしてしまい、本当にすみませんでした。
新たにノートパソコンを購入し、テストという形で今回から執筆していくということになりますが何卒応援をよろしくお願いします。さて、再開前に今後の流れについてと登場人物たちについて少しだけご説明をさせていだたきたいと思いますのでお付き合いをお願いします。

―今後の流れについて―

まず、本日から再開となると同時に今回で第4話が終わり、次回からは第5話に入ります。
ルカリオとエースバーンの前に次なる強敵たちが登場し、息つく暇もないまま激しい戦いを繰り広げていくことになります。そこで、今回はこの先に登場する人物たちについて紹介したいと思います。

・フーディン

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、強力な念力を操る能力を持つ。第5話でエースバーンと戦うことになる。

・ゲンガー

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、フーディン同様強力な念力を操る他、ゴーストタイプ特有の能力を持つ。第5話でルカリオと戦うことになる。

・ヘラクロス

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、高い攻撃力と防御力を持つ。

・カイロス

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、高いスピードに加えて、高い攻撃力を持つ。

・ハッサム

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、高い攻撃力と防御力を持ち、相手を攪乱させるほどのスピードも持っている。

・ハガネール

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、非常に高い防御力を持つ。

・デンリュウ

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、強力な電気技とドラゴン技を操る。

・チルタリス

フレア団のボス ギャラドスの招集によって呼ばれたメガシンカの使い手であり、多彩の技を持っている。


―主要人物―

・エースバーン

本作の主人公。かつて、ルカリオと共に当時のチャンピオンであるリザードンからの推薦を受け、ガラル地方の各地を回りながら、ジムチャレンジに参加し、チャンピオンカップ決勝トーナメントの進出を賭けてルカリオと激戦を繰り広げ、勝利し、そのまま決勝戦まで勝ち進んだことで念願の相手であるチャンピオン リザードンとバトルをする。激戦の末、リザードンに勝利したことでガラル地方の新たなチャンピオンになる。明るい性格だが、バトルになるとより一層に闘志が高まり、熱くなりやすい熱血漢でもある。実は、性別はメスで友人のルカリオに好意を抱いている。

・ルカリオ

本作のもう一人の主人公。かつて、エースバーンと共に当時のチャンピオンであるリザードンからの推薦を受け、ガラル地方の各地を回りながら、ジムチャレンジに参加し、チャンピオンカップ決勝トーナメントの進出を賭けてエースバーンと激戦を繰り広げるもあと一歩のところで敗北する。エースバーンがガラル地方のチャンピオンになった後、多くの格闘タイプの使い手たちと戦いながら、修行をし、格闘マスターの称号を得た後に自分の道場を開き、若手の門下生たちの指導に当たっている。
冷静沈着な性格で博識。性別はオスで友人のエースバーンから好意を持たれている。

・ギャラドス

本作のキーパーソンであり、黒幕。カロス地方では有名人であり、その名を知らない者はいないと言われている。相手の才能を見抜く眼を持ち、彼の元に多くの協力者が集まるなど高いカリスマ性も持っている。しかし、その正体はカロス地方で暗躍する秘密結社フレア団のボスであり、メガシンカエネルギーを集め、カロス地方を始めとする世界をより豊かにしようと企む。また、あるポケモンを復活させようとしているがその目的は不明。

・ヘルガー

フレア団のボス ギャラドスの側近であり、組織のナンバー2。カロスリーグの四天王の一人で炎タイプの使い手であり、数多くの挑戦者を倒してきた実力者でもある。エースバーンとルカリオの2人に興味を抱いている彼女だが、その実態はまだ謎に包まれている。

Re: ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」 ( No.17 )
日時: 2021/07/04 23:51
名前: 炎のストライカー (ID: oompVg8u)

こんばんわ、炎のストライカーです。
まずは、本作品の再開の件について前回お知らせさせていただきましたが、本日より、1週間遅れての再開になりましたことを宣言しますと同時にお詫びします。
この先、遅れた分を取り戻せるようにしますので何卒ご理解をよろしくお願いします。
今回で第4話が終わり、次回から第5話に入りますのでそちらの方もお願いします。

―フレア団本拠地 第2バトルフィールド―

ルカリオ「・・・・・・・」

メガリザードンY「俺のだいもんじを・・・・・波導の力で耐え切っただと?」
メガリザードンY「バカな・・・・・・あり得ない!!」
メガリザードンY「ひでりの効果を受けたことで威力の上がっているだいもんじを耐え切ることは不可能だ!」

ルカリオ「・・・・・・・確かに」
ルカリオ「あれほどの威力を持った技を受け切ることは本来ならできないだろう」
ルカリオ「伝説のポケモン並みの耐久力がない限りな・・・・・」
ルカリオ「しかし、私は波導の力を使ったことでこうして立っている」
ルカリオ「それがその証拠だ」

メガリザードンY「ぐっ・・・・・・」

ルカリオ「確かにお前は強い・・・・・これまで私が戦ってきた誰よりも・・・・・」
ルカリオ「だからこそ、私は負けるわけにはいかない!」
ルカリオ「(あいつと・・・・・また戦うまでは)」
ルカリオ「波導を極めし者だけが成せる業だ・・・・・・波導の力を甘く見ないでもらおう」

メガリザードンY「・・・・・・・」
メガリザードンY「くっ・・・・・くくく」

ルカリオ「!」

メガリザードンY「なるほどな、その波導とやらが使える限り・・・・お前は倒れないということか?」
メガリザードンY「・・・・・・仕方がない、あれを使うか」
メガリザードンY「本当は使いたくなかったが・・・・ひでりの効果も切れるころだ」
メガリザードンY「これで終わりにしてやる!!」

ルカリオ「(何か仕掛けてくるか・・・・・!?)」
ルカリオ「(さっきので波導の力を使い過ぎてしまった・・・・・もう私も余裕がない!)」
ルカリオ「(次で決めるしか・・・・・奴に勝つ方法はない!!)」

メガリザードンY「うぉおおおおおおお!!」

キィ―――――ン!!

ルカリオ「かげぶんしん!!」

シュシュシュシュシュ

メガリザードンY「何をする気かは知らないが・・・・・無駄だ!!」
メガリザードンY「食らえ、れんごく!!」スッ

ゴォオオオオオオ!!!

ルカリオ「はぁああああ!!」スッ

ゴォオオオオオオ!!!

ルカリオ「はどうだん!!」スッ

ビュウ―――ン!!

ドカッ!

バリバリバリバリバリ!!

メガリザードンY「うぉおおおおおおお!!」

ルカリオ「はぁああああ!!」

バリバリバリバリバリ!!

キィ―――――ン!!

ドカ―――ン!!!

メガリザードンY「・・・・・・・」

ルカリオ「・・・・・・・・」

パラパラパラ

メガリザードンY「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

パラパラパラ

メガリザードンY「はぁ・・・・・終わった・・・・・・」

パラパラパラ

メガリザードンY「!」
メガリザードンY「(奴がいない!?)」
メガリザードンY「(一体どこに・・・・・・!?)」

ザッ!

ルカリオ「・・・・・・・・」

メガリザードンY「! 何!?」

ルカリオ「行くぞ!」
ルカリオ「かみなりパンチ!!」スッ

ドカッ!

メガリザードンY「ぐはっ!」
メガリザードンY「(電気タイプの技だと!?)」

ルカリオ「はぁああああ!!」

ドカカカカカカカカカカカカッ!!

メガリザードンY「ぐぁあああああ!!」
メガリザードンY「(バ・・・・・・バカな!!)」
メガリザードンY「(圧倒的に有利だったはずの俺が・・・・逆に圧倒されているだと!?)」

ルカリオ「これで終わりだ!!」スッ

ドン!!

メガリザードンY「・・・・・・・・」
メガリザードンY「(畜生・・・・・俺が・・・・・・この俺が・・・・・)」
メガリザードンY「(こんな・・・・・・こんな奴に・・・・・・負けてしまうとは・・・・!!)」

ビュウ―――ン!!

ドカ―――ン!!

ザッ

ルカリオ「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

パラパラパラ

メガリザードンY「・・・・・・・・・・」

キィ―――――ン

リザードン「・・・・・・・・」

ルカリオ「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

カラマネロ「・・・・・・・・」
カラマネロ「リザードン、戦闘不能! よって勝者・・・・・・ルカリオ!!」

ルカリオ「・・・・・・・・」
ルカリオ「正直、危なかったな・・・・・・」
ルカリオ「(最初の相手が予想以上に手強かった・・・・・)」
ルカリオ「(この先・・・・・この先、奴のようなのがまだ・・・・・多くいる!?)」
ルカリオ「・・・・・・・」スッ
ルカリオ「今は使わなかったが・・・・・この先はこれを使わざる得なくなるな」

―フレア団本拠地 モニター室―

ヘルガー「ふふふ、やるわね・・・・彼」
ヘルガー「メガシンカもせずにあのリザードンに勝つとはね・・・」

ギャラドス「今回は使わなかったが・・・・・次はそうはいかないだろう」
ギャラドス「ここからが本番だ!」
ギャラドス「(そう、ここからが本番だ!)」
ギャラドス「(見せてもらおう、ルカリオ)」
ギャラドス「(君の本当の力を・・・・・!!)」

第5話「エースバーンVSメガフーディン、ルカリオVSメガゲンガー」に続く

Re: ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」 ( No.18 )
日時: 2021/08/11 02:16
名前: 炎のストライカー (ID: oompVg8u)

こんばんわ、炎のストライカーです。
しばらく投稿することが出来ませんでしたが今日からまた再開しますのでよろしくお願いします。
前回第4話が終わり、今回から第5話に入りますのでそちらの方もお願いします。
送信をし忘れたのですみませんがお願いします。

第5話「エースバーンVSメガフーディン、ルカリオVSメガゲンガー!!」

―前回までのあらすじ―

ガラル地方のチャンピオン エースバーンと格闘マスターのルカリオの2体はある日、カロス地方で活動するフレア団の幹部であるカラマネロ率いる集団に襲われてしまう。圧倒的な力でフレア団のメンバーを全滅させるが幹部であるカラマネロの念動力によってエースバーンたちの動きが封じられてしまい、そのまま2体はカロス地方へと連れ去られてしまう。カロス地方のフレア団本拠地に連れて来られた2体はフレア団のボスであるギャラドスと対面し、彼から自身の目的達成のために協力してほしいと言われるも2体はそれを拒否し、代わりに自身らの解放を求める。しかし、ギャラドスから解放を条件に40体のメガシンカポケモンたちとバトルしてもらうという要求を出され、2体は渋々とそれを了承し、翌日にメガシンカポケモンたちとの20番勝負が始まった。初戦の相手であるフシギバナとリザードンがメガシンカしたことでエースバーンとルカリオは大苦戦を強いられるもなんとか逆転に成功し、その場を乗り切るが次なる強敵が2体の前に立ちはだかるのだった―。

―フレア団本拠地 第2バトルフィールド―

ルカリオ「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
ルカリオ「ぐっ・・・・・・」

ザッ

ルカリオ「ま・・・・・・まだだ」
ルカリオ「まだ・・・・・倒れるわけには・・・・・いかない!」

タタタタ

???「ルカリオ様!」

ルカリオ「!」

???「大丈夫ですか!?」

ルカリオ「き・・・・・君は?」

???「あ、すみません!」
タブンネ「私はタブンネ、ギャラドス様からあなた様の手当てをするようにとご命令を頂いたのです!」

ルカリオ「ギャラドスから?」

タブンネ「それよりもひどい傷・・・・・すぐに手当てをしますね!」

タブンネ「・・・・・・・」ゴソゴソ
タブンネ「かいふくのくすりです、少し染みますが我慢してくださいね?」

ルカリオ「・・・・・・・」

シュッ!

ルカリオ「ッ・・・・・・・・」

タブンネ「・・・・・・・・」
タブンネ「はい、もう大丈夫ですよ!」

ルカリオ「ありがとうございます」

タブンネ「いいえ」

ルカリオ「・・・・・・」

タブンネ「あ、あの・・・・・」

ルカリオ「はい?」

タブンネ「もしかして、エースバーン様のことでご心配なさられているのですか?」

ルカリオ「! エースバーンのことを知っているのですか!?」

タブンネ「えっ・・・・・はい」
タブンネ「私の同僚でプクリンという者がその方の治療に行っているという話を聞いています」

ルカリオ「プクリンさんが?」

タブンネ「エースバーン様もひどい傷を負っているようですが命に別状はないようです」

ルカリオ「・・・・・・そうか」
ルカリオ「良かった・・・・・」

タブンネ「・・・・・・・大切な方なのですね?」

ルカリオ「! えっ?」

タブンネ「あっ・・・・・・すみません!」

ルカリオ「いや・・・・・・・大丈夫です」
ルカリオ「あいつとは昔からの付き合いで共に旅をした仲なのです」
ルカリオ「今は離れていますが・・・・必ず、この戦いを勝ち抜いてまた会います」
ルカリオ「いや、会えるようにします!!」

タブンネ「・・・・・・・」
タブンネ「はい、私も全力であなた様をサポートします!」
タブンネ「頑張ってください!!」

ルカリオ「・・・・・・・・」
ルカリオ「お気遣い感謝します!」

タブンネ「では、私はこれで・・・・・・」

???「サイコキネシス!」

タブンネ「!」

ルカリオ「!」

ス――――

タブンネ「か、体が・・・・・・!」

ルカリオ「こ、これは一体!?」

???「こっちに来い!」

グ――――ン!

タブンネ「きゃっ!」

ルカリオ「タブンネさん!」

???「ケッケッケッ!!」

ルカリオ「! 何者だ!?」

ゲンガー「俺様の名は・・・・・ゲンガー!」
ゲンガー「ここのボスに招かれたメガシンカポケモンの1体さ!!」

ルカリオ「! こいつが・・・・・」

タブンネ「くっ・・・・・」

ルカリオ「今すぐ彼女を解放しろ!!」

ゲンガー「ケッケッケッ」
ゲンガー「こんな可愛い子をお前のような奴に渡すのはもったいない!」
ゲンガー「本当ならこのまま連れ去ってやりたいが・・・・・・その前に」
ゲンガー「お前を倒すのが先だ!!」

ルカリオ「・・・・・・・・」
ルカリオ「いいだろう・・・・・だが、条件がある」
ルカリオ「この勝負で私が勝ったら・・・・・・彼女を解放してもらう!!」

タブンネ「ル、ルカリオ様・・・・・!」

ゲンガー「ほぅ・・・・・・」
ゲンガー「で、お前が負けたらどうする?」

ルカリオ「私が負けたら・・・・・・お前の好きにしてもらって構わない」

ゲンガー「ケッケッケッ」
ゲンガー「こいつは面白くなりそうだ!」
ゲンガー「いいだろう・・・・・この可愛子(かわいこ)ちゃんを巡って俺様と・・・・・・」
ゲンガー「勝負だ!!」

タブンネ「ルカリオ様・・・・・・」

ルカリオ「必ず、私がお助けします」
ルカリオ「それまで・・・・・ご辛抱ください!」

タブンネ「・・・・・・・・はい!」

ザッ!

ルカリオ「・・・・・・・」

ゲンガー「準備は出来ているようだな!」
ゲンガー「だが、その前に・・・・・」スッ

ズズズズ
ブシャー!!

ガシッ!
ガシッ!

タブンネ「!」

ルカリオ「!」

ゲンガー「ケッケッケッ!」
ゲンガー「俺様が戦っている間に逃げられては困るからな」
ゲンガー「終わるまでそこで大人しくしてもらおうか!」
ゲンガー「後でたっぷり可愛がってやるからな・・・・・・ケッケッケッ!」

タブンネ「!」ビク!

ルカリオ「・・・・・・」スッ

ゲンガー「それじゃあ、始めるか!」
ゲンガー「来い!!」

ルカリオ「行くぞ!!」

ザッ!

タタタタ

ゲンガー「これでも食らえ!!」スッ
ゲンガー「シャドーボール!!」

ドドドドドン!!

ヒュウ―――ン!!

ルカリオ「・・・・・・・・」スッ
ルカリオ「ボーンラッシュ!!」

ブン!

ドカッ!

ルカリオ「はぁっ!」

ブン! ブン! ブン!

ドカカカッ!!

ドカ―――ン!!

ルカリオ「・・・・・・・・」

タブンネ「! 凄い・・・・・・」

ゲンガー「ほぅ・・・・・・・やるじゃねえか」
ゲンガー「なら、これはどうかな・・・・・」ニヤ

続く

Re: ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」 ( No.19 )
日時: 2021/08/16 00:27
名前: 炎のストライカー (ID: oompVg8u)

こんばんわ、炎のストライカーです。
まずは、しばらく間が空いてしまったことをお詫びします。
本日からまた再開しますのでよろしくお願いします。

―フレア団本拠地 第1バトルフィールド―

エースバーン「! ルカリオが!?」

プクリン「はい・・・・・」

エースバーン「・・・・・・・」
エースバーン「そっか・・・・・」
エースバーン「だけど、ルカリオは無事なんだな?」

プクリン「はい! 私の同僚でタブンネという者がルカリオ様のところに向かわれたと聞いております」
プクリン「しかし、ルカリオ様もひどいケガをされていると・・・・・・」

エースバーン「・・・・・・・」
エースバーン「ははは、心配しなくても大丈夫だぜ!」
エースバーン「ルカリオだって、これまでにもたくさんケガをしているんだぜ!」
エースバーン「俺もかなりケガをしていたけど、プクリンが持ってきてくれた薬で助かった!」
エースバーン「ありがとな!!」

プクリン「い、いいえ・・・・・当然のことをしたまでです」
プクリン「それよりも・・・・この先もまだ続けるのですか?」

エースバーン「ああ、もちろんだ!」
エースバーン「あいつが用意したメガシンカポケモンを全員倒さなければ、ここから脱出することはできないからな!」
エースバーン「それに、俺が脱出しなきゃ・・・・・ルカリオにも会えないからな」
エースバーン「だから、この先何があろうと俺は進んでいくぜ!!」

プクリン「・・・・・・・・」
プクリン「わかりました・・・・・・あなた様がそう仰るならば・・・・・」
プクリン「私も・・・・・あなた様を全力でサポートします!」
プクリン「そして、会ってください・・・・・ルカリオ様に!!」

エースバーン「・・・・・・・」
エースバーン「ああ、よろしく頼むぜ!!」

???「サイコキネシス!」スッ

プクリン「!」

ス――――

エースバーン「! 何だ!?」

プクリン「か、体が・・・・・・」
プクリン「これは一体・・・・・」

???「・・・・・・・・」
???「ふんっ!」スッ

プクリン「きゃっ!」

グン!

ヒュウ―――ン!

ドン!

プクリン「ぐっ」

エースバーン「プクリン!!」

???「サイコカッター!」

ヒュヒュン!

ガガッ!

エースバーン「!」

プクリン「!」
プクリン「ぐっ・・・・・・動けない」

???「しばらくの間、そこで大人しくしていてもらうよ」

エースバーン「! 誰だ!?」

スタ スタ

???「お主がガラル地方のチャンピオン・・・・・エースバーンだな?」

エースバーン「! どうして俺の名を!?」

???「ふっふっふ」

スタ スタ

???「自己紹介がまだだったな・・・・・」
フーディン「私の名はフーディン」
フーディン「ここのボスから招かれたメガシンカポケモンの1体だ!!」

エースバーン「! こいつが!?」

プクリン「ぐっ・・・・・・」

フーディン「手荒な真似をしたことは悪いと思っているよ」
フーディン「だが、しかし・・・・・これから大事な勝負があるのでね」
フーディン「バトルに関係ない者は控えてもらうよ」

エースバーン「だからと言って、あんなやり方はないだろ!!」
エースバーン「プクリンを早く解放しろ!!」

フーディン「・・・・・・・・」
フーディン「いいだろう、しかし・・・・・」
フーディン「お主が私に勝ったならばな・・・・・」

エースバーン「何!?」

フーディン「お主が私に勝ったならば・・・・彼女を解放しよう」
フーディン「しかし、もし・・・・・お主が私に負ければ・・・・・」
フーディン「お主をボスのところまで連れて行く・・・・それならばどうだ?」

エースバーン「・・・・・・・・」

プクリン「エ、エースバーン様・・・・・」

エースバーン「・・・・・・・・」
エースバーン「わかった、いいだろう」
エースバーン「その勝負、受けてやる!!」

フーディン「ふっ・・・・・・」
フーディン「それでは、始めよう」
フーディン「だが、その前に・・・・・・」

スタ スタ

エースバーン「!」

スタ スタ

プクリン「!」

フーディン「・・・・・・・・」
フーディン「勝負の最中に暴れられた困るのでね、しばらくの間眠ってもらうよ」スッ
フーディン「さいみんじゅつ!」ギラン

プクリン「!」
プクリン「な、何だか・・・・・眠気・・・・・・が」
プクリン「Zzzzz」ガクン

エースバーン「! プクリン!!」
エースバーン「一体何をした!?」

フーディン「安心したまえ・・・・ただ眠ってもらっただけだ」
フーディン「それより、早速始めようか」

エースバーン「ぐっ・・・・・・」
エースバーン「待っていろ、プクリン!」
エースバーン「行くぞ!」
エースバーン「これでも食らえ!」スッ
エースバーン「かえんボール!!」ドカ

ゴォオオオオオオ!

ヒュウ―――ン!

フーディン「サイコキネシス!」スッ

ゴォオオオオオオ!

ピタ!

エースバーン「! 何!?」
エースバーン「(カラマネロの時と同じだ・・・・・・!!)」

フーディン「ふんっ!」ブン

ゴォオオオオオオ!!

エースバーン「!」

ザッ!

ドカ―――ン!!

フーディン「ふっふっふ」
フーディン「どうした、もう終わりか?」

エースバーン「ぐっ・・・・・・」

―第2バトルフィールド―

ルカリオ「・・・・・・」

ゲンガー「ほう、やるじゃねえか・・・・・」
ゲンガー「ならば、これならどうだ?」
ゲンガー「シャドーボール!!」スッ

ドドドドン!!

ヒュウ―――ン!!

ルカリオ「はあっ!」ブン!

ドカカカッ!

ゲンガー「・・・・・・」ニヤ
ゲンガー「サイコキネシス!」ギラン

ス――――

ルカリオ「!」

ゲンガー「食らえ!!」スッ

ヒュウ―――ン!!

ルカリオ「速い!?」
ルカリオ「ぐっ」ブン!

ドカカカッ!

ゲンガー「ケッケッケッ!」スッ

ヒュウ―――ン!

ルカリオ「!」
ルカリオ「はぁっ!」ブン!

ドカッ!

ドカ―――ン!

パラパラ

ルカリオ「! 奴はどこに・・・・・・!?」

ズズズズ

ゲンガー「・・・・・・」ニヤ
ゲンガー「・・・・・・」スッ

ルカリオ「!」

ゲンガー「シャドークロウ!!」キラン

ドカッ

ルカリオ「ぐっ!」

ゲンガー「ケッケッケッ!」

続く

Re: ポケモン 特別編「2体の挑戦者VSメガシンカ」 ( No.20 )
日時: 2021/09/19 00:56
名前: 炎のストライカー (ID: oompVg8u)

こんばんわ、炎のストライカーです。
しばらくの間、お休みしてしまってすみませんでした。
予定よりも話の進み具合が悪くなっていることは私自身としても自覚しており、読者の方々を不快にさせてしまってもいます。なるべくスムーズに話を進められるように努力しますので応援をよろしくお願いします。本日より、本作品を再開しますので引き続きよろしくお願いします。

―フレア団本拠地 第2バトルフィールド―

ズズズズ

ゲンガー「ケッケッケ、これでも食らえ!!」キラン

ルカリオ「!」

タブンネ「ルカリオ様!!」

ゲンガー「シャドークロー!!」ブン!

ルカリオ「しんそく!!」

ザッ!

ゲンガー「何!?」

ルカリオ「・・・・・・・・」

ゲンガー「ほぅ・・・・・今の俺様の攻撃を躱すとはな」
ゲンガー「中々やるじゃねえか!」

ルカリオ「・・・・・・・・」
ルカリオ「(奴の能力・・・・・大してパワーはないもののスピードは私と同じかそれ以上に高い・・・・・!!)」
ルカリオ「(だが、一番問題なのは奴の操る影の能力だ!!)」
ルカリオ「(奴はゴーストタイプ特有の能力で自由に地面や壁などを透き通ることでき、相手の背後に回ることで奇襲することもできる!)」
ルカリオ「(波導の力なら奴が姿を消しても感知することはできるが・・・・正直、あまり長期戦にまでは持ち込ませるわけにもいかない!!)」
ルカリオ「(奴はまだ・・・・・メガシンカさせもしていない!!)」
ルカリオ「・・・・・・・・」スッ
ルカリオ「ボーンラッシュ!!」ガシ!

タタタタ

ゲンガー「ケッケッケ」
ゲンガー「サイコキネシス!!」ギラン

ルカリオ「!」ガクン
ルカリオ「ぐっ・・・・・」

ゲンガー「ケッケッケ!」
ゲンガー「もう、逃げられないぜ!」
ゲンガー「このまま引きずり込んでやる!!」スッ

ズッズズズ

ルカリオ「ぐっ・・・・・・・・」

ゲンガー「ケッケッケ!!」

タブンネ「ルカリオ様!!」

ルカリオ「ぐっ・・・・・・・」
ルカリオ「・・・・・・・」ギリ
ルカリオ「はぁっ!」

グサッ!

ズッ

ゲンガー「何!?」

タブンネ「!」

ルカリオ「・・・・・・・・」

ゲンガー「ぐっ・・・・・・・」スッ

ルカリオ「!」

ズッズズズ

ルカリオ「ぐっ・・・・・・・」

ゲンガー「そんなもので止められるとでも思っていたのか?」

ズズズ

ルカリオ「・・・・・・・・」

ゲンガー「ケッケッケ」

ルカリオ「(こうなったら・・・・・・)」

バキッ!

ゲンガー「!」

ルカリオ「はぁああああ・・・・・・・」

グッグググ

ゲンガー「! バカな!?」
ゲンガー「俺様のサイコキネシスを食らってるのに・・・・・何で・・・・・」
ゲンガー「何で動けるんだ!?」

ルカリオ「はぁああああ・・・・・・・」

グッグググ

ゲンガー「ぐっ・・・・・・何をする気は知らねえが・・・・・」
ゲンガー「させるかよ!!」スッ

ズズズズ

ルカリオ「ぐっ・・・・・・・・」
ルカリオ「はぁああああ・・・・・・・」

グッグググ

タブンネ「ルカリオ様・・・・・・」
タブンネ「頑張ってください、ルカリオ様!!」

ルカリオ「はぁああああ・・・・・・・」

グッグググ

ゲンガー「ぐっ・・・・・・なんて力だ!!」
ゲンガー「このままじゃ・・・・・・」

ルカリオ「(今がチャンスだ!!)
ルカリオ「はぁああああ・・・・・・・」

グッググググ

ルカリオ「受けるがいい!!」スッ
ルカリオ「ボーンラッシュ!!」ブン

ヒュウ―――ン!

ゲンガー「!」

ドカッ!

ゲンガー「ぐはっ・・・・・」

ドサッ

ルカリオ「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・」

タブンネ「やった!」

ゲンガー「・・・・・・・・」

続く


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