社会問題小説・評論板

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【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜
日時: 2011/11/16 18:04
名前: yuki (ID: 5kOzRZ6l)

登場人物

細木モコ

長谷川杏奈 


藤井ケン 


【ゲーム】
このゲームは…

何をすると思う? 凄く単純。

いきなり睡眠薬で眠らされ、起きたら真っ暗な知らない部屋。

そこにはテレビが1台。

映像には、自分と同じように、連れてこられた人達が映っている。

そして皆でババ抜き。

ババ抜きは、映像テレビの中で行われる。

ババ抜きで負けたものが………

Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.36 )
日時: 2011/11/28 19:53
名前: 音異羅 ◆XuYU1tsir. (ID: 4z3SNsbs)

マジですか!?
楽しみにしてますッ☆

Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.37 )
日時: 2011/11/28 20:13
名前: yuki (ID: lDEsvGbw)

銃がすべて私の方を向いている。
私… 撃たれるんだ。
こんな大量の銃に。
まぁ、その方が早く死ねるかもな…。
私は目を閉じた。
「お母さん… お父さん…」
せめてもう1度会って… お礼が言いたい。
無理な話だけど。
「ドンッ! ドンッ! ドンッ!」
なんか銃弾がゆっくり見える。
スローモーションみたいに。
あれ…? 銃弾が見えない?…
何で…
「ウッ………!!」
私はハッとした。
「ッ!! 嘘… ケンくん…?
う、撃たれてなんかないよね…
だ 大丈夫 だよね…。 」
「もう… いいんだ…
俺たち… 仲間だろ?…
ウッ  ハァハァ…
俺の分まで… 頑張ってくれよ!………」
「ねぇ… 嘘でしょ…
お願い… 嘘って言ってよ…!
お願いだから…!
イヤァァァァァァァァァ」
ケンくんは、動かない。 もう二度と…。
私のせいでケンくんが死んでしまった。
自分が人を殺した気分だ。
なぜ建くんは私をかばったんだろう…。
こんな私を…。
頭が真っ白。
杏奈ちゃんも固まっている。
そんな私たちに、相手は銃を向けている。
でも… よける気にもならなかった。

Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.38 )
日時: 2011/11/29 18:11
名前: yuki (ID: lDEsvGbw)

「今だ! 撃て!!」
身体が動かない。
動かせない。
何かが飛んでくる…
銃弾? 
すっごくゆっくり見える。
何十個の銃弾が。
私の目の前に…。
「モコッ!!!! 逃げてっ!!…」
わたしはハッとした。 今更だけど。
逃げなきゃっ
私はサッと深くしゃがんだ。
でもしゃがんだだけだ。
銃弾が当たってもおかしくはない。
しばらくしゃがんで、上を見上げた。
「ッ!!!!」
1センチ上に、銃弾が埋まっていた。
深くしゃがんでなかったら、完全にアウト。
もし… 杏奈が逃げてって言ってくれてなかったら
私… 死んでるんだよね。
「モコッ よかったぁ… 
残り時間がもう少ないよっ!」
銃弾が無くなったのだろう。
相手が銃弾を詰めている間に、私たちはダッシュで逃げた。
倒れそうになるくらい走った。
でも… 死ぬよりまし。
しばらく走っていると、目の前にドアがあった。
「杏奈ちゃん… 開ける?…」
「あ 開けたら銃弾が飛んできそうだよぉ…」
開けたくない。
でも… 開けるしかない扉。
「一緒に… 開けよう…。」
やるしかない。
「いっせーのーで!」

Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.39 )
日時: 2011/11/29 22:48
名前: 音異羅 ◆XuYU1tsir. (ID: 4z3SNsbs)

ケンくん!
死んじゃった・・;;

杏奈いい子!

あけた扉の向こうにあるのは?

Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.40 )
日時: 2011/12/01 19:22
名前: yuki (ID: lDEsvGbw)

「わァァァ…」
扉の向こうには… 真っ暗な世界。
何も見えない。 何もかも。
「モコ 懐中電灯がある…」
「懐中電灯しか… ないの?…」
懐中電灯だけじゃ… 何もできない。
人もしっかり見えないし。 よけれない。
「行こうか…。」
死を覚悟した。
私たちはゆっくり前へ進んだ。
敵は意外と少ないが、恐怖が襲いかかる。
「っ!」
お化け屋敷のみたいに、目に前に柔らかい感触がある。
こんにゃく? ちょっと違うような。
懐中電灯を当てた。
「キャァァァァァァァァァッ!!!!!」
目の前に吊るしてあるのは…
【ケンの死体】 
血で全身が染まったケンが、目の前にいた。
私のせいで死んでしまったケン。
なのにそのケンを怖がる私。
最低だな…私。
「モコッ 大丈夫? どうしたの?!」
杏奈には見えていないのだろう。
「キャッ!!!」
杏奈が叫んだ。
「ど  どうしたの杏奈ちゃん?!」
「モ モコ… うしろ…」
「へ?…」
私は顔が真っ青になった。
そりゃあ誰でもなるよね。
だって…頭に銃をあてられているのだから。
相手が撃ったら… 私は確実に死ぬ。
「バンッ!!!」
あれ?… 私… 撃たれた?…



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